2018年10月10日公開
2024年08月10日更新
うには栄養が豊富!栄養成分や効果・効能などを詳しく解説!
うには高級食材として日本から世界まで、さまざまな国で愛されている食材です。そんなうにですが、栄養成分にはどのようなものが入っているのか知っていますか?なかなか、うにの栄養成分を知る機会は少ないのではないでしょうか?今回は、そんな高級食材のうにについてや栄養成分について詳しく紹介していきたいと思います。うにには、人間に欠かせない栄養素が入っているので、その効果効能に驚くことでしょう。
うにの栄養成分や効果や効能を詳しく知りたい
高級食材として好まれている食材のひとつでもあるうにが海鮮の中で一番好き、という方も中には多いのではないでしょうか?お刺身の盛り合わせや、お寿司、そのほかにもさまざまな使い道のあるうには、日本人の食事の中で高級と言われるまでに成長しているのです。うにを口の中に入れたときの、とろけるうにと磯の香りが広がる瞬間は、まさに絶品と言えるでしょう。その瞬間を求めてうにを食べる方も多いのではないでしょうか?
そんな高級で大人気のうにですが、うににはどのような栄養成分が含まれていてその栄養価の効果効能はどのようなものがあるのでしょうか?海鮮ものには、栄養成分が多く含まれていますが、うににもそのような栄養成分が含まれているのでしょうか?今回は、うにの栄養価や効果効能について詳しく紹介していきたいと思います。ぜひうにを食べるときには、うにの栄養価や効果効能を思い出してみましょう。
うにについてカロリーや栄養について知っておこう
うにの可食部分は生殖巣
普段食べているうにですが、その食べている色鮮やかなオレンジや黄色のうにはうにの中のどの部分なのか知っていますか?実は、なかなか知らない人も多いようですが、うにの常に食べている部分は生殖巣といって精巣と卵巣にあたるのです。このうにの事実を知らない方も多いようですので、知っておくと豆知識になることでしょう。うにを割ったときに、5層に分かれている部分が生殖巣となっていますが、ここが食用となります。
うにの色合いを見てみると、オレンジ色であったり黄色の色味の違いがほんのりあることが分かります。これは、精巣か卵巣かで色味が変わると言われているのです。オレンジ色がかったうには精巣、黄色みを帯びているのは卵巣と言われていますが、実際にはあまり違いが分からないので専門の知識を持った方以外はほぼ同じに見えるといいます。うに丼のようにうにをたくさん使用する料理では少し色味の違いが分かるかもしれません。
では、うにの精巣と卵巣では味の違いはあるのでしょうか?ほぼ味には変化は感じられないといいますが、生殖巣になりますので、産卵の1~2ヵ月前が一番栄養成分を含んでいると言われています。これは、精巣も卵巣も同様になてきますが、味の変化については、精巣の方が味が少し濃い印象を受けるようです。精巣と卵巣の区別はなかなか難しいですが、味の濃い精巣のうにだけを集めたものが高級食材として販売もされています。
食用となる主な種類
うには、世界中で見てもとても種類が多いと言われています。その種類の総数はなんと世界では約900種類、日本だけでも140種類と言われています。そんな種類も多く水揚げも多く感じるうにですが、実は食用として食べられるのは、そのうちの数種類なのです。ですが、日本は全国で見てもうにの消費量が一番多い国と言われています。まずは、日本で水揚げのされる食用のうにの種類を見ていきましょう。
日本で獲れる主なうにの種類は、ムラサキウニ、エゾバフンウニ、キタムラサキウニ、エゾバフンウニ、アカウニが主力として名前が挙がってきます。それ以外も名前は挙がってきますが、この5種類のうにが日本の戦力となっているうにです。では、1種類づつ紹介していきましょう。
うにの定番的な見た目をしているのがムラサキウニです。黒いとげの長い見た目は、誰しもがうにを思い浮かべる際の見た目なのではないでしょうか?本州から九州にかけて広く生息しているため、日本のうにの中で一番浸透性の高いうにといえるでしょう。とげが長いのが特徴で、黒に見える見た目は実は濃い紫色をしています。身は黄色になっており、どこでも見かけることのできる日本を代表するうにとなっています。
濃厚な旨みと甘みが特徴的なエゾバフンウニは、高級食材としても有名です。エゾバフンウニは見た目のとげが短いのが特徴です。バフンウニも日本で獲れるうにですが、日本内でバフンウニと言われているものでもこのエゾバフンウニが提供されていることが多いと言います。身は濃いオレンジ色をしているのが特徴です。鮮やかなオレンジのエゾバフンウニは身も大きく食べ応えもあり、また口の中に広がる濃厚な味が特徴的です。
その他のキタムラサキウニは、日本の中でも北日本に多く生息しています。ムラサキウニよりもキタムラサキウニの方が、少し大振りになっています。それに伴って身も大きくなっているのが特徴です。バフンウニは、日本海に生息しているうにです。エゾバフンウニよりも少し小ぶりになっています。形は同じなので間違えやすいです。アカウニは市場には出回ることのないうにです。一部にはファンが多く淡泊な味わいがクセになります。
うにの主な産地と旬
うにの主な産地として名前が挙がるのはやはり北海道でしょう。北海道では、うにの産地となる地域が存在しています。北海道で主に獲ることのできるうには、エゾバフンウニ、キタムラサキウニです。そのどちらも大きさに自信のあるうにとなっており、基本的には北海道全域でエゾバフンウニ、キタムラサキウニの漁獲が可能です。どちらのうにも、北海道を代表するうにとなっており、さすが北海道の魚介といえるでしょう。
また、日本で食べられているうにの9割が海外からの輸入ものと言われています。1割の中の漁獲量のトップはやはり北海道となるようで、50%近くの漁獲量を誇っています。そのため、北海道には獲れたての日本で獲れたうにを使用した新鮮なうに丼が楽しめるお店も多くなっているのです。美味しいうにを食べたいのであれば、漁獲量トップの北海道で食べるのをおすすめします。
では、うにの旬はいつなのでしょうか?うには、基本的には1年を通して市場に出回っています。うには1年中さまざまな場所で水揚げが行われているため、通年食べられる食材でもあります。ですが、その1年の中でももっとも美味しいうにを食べられる時期は夏の時期だといいます。産卵期を控えているうにが、一番栄養成分も多く、甘みも強いとされているため、産卵期前の夏頃がうにの旬のピークを迎えるそうです。
うには栄養価が高い食品
日本人の食の文化を支えているうにですが、実は栄養価の高いうにということを知っていますか?ウニのオレンジや黄色の色にはエキノネンという色素の栄養素が含まれているためそのような色合いになっていると言われています。このエキノネンには、ビタミンAと同じ働きを持つ栄養価が含まれています。このビタミンAと比率するエキノネンは人間の取り入れたい栄養成分のビタミンAと同様の効果効能が期待できるので嬉しいです。
このエキノネン以外にも、さまざまな栄養成分が含まれているうには、ビタミンB1も多く含まれています。疲労を感じているときに摂取するといいと言われているビタミンB1は、我々人間にとって欠かすことのできない栄養価ともいわれています。また、魚介ならではのEPAも含まれています。EPAも人間には欠かすことのできない栄養成分です。EPAの栄養価はとても高いと言われていますのでぜひ摂取を心がけたい栄養成分といえます。
その他にも、人間に欠かせない栄養価として名前の挙がる鉄分やカルシウムも含まれているといいます。やはり海の生物なので、栄養価の高さが評価されているといえるでしょう。どの栄養価も、人間に欠かせない、また摂取することで効果効能の期待のできる栄養価ばかりです。それぞれの栄養価の効果効能については後程紹介をしていきたいと思います。うにの栄養価が高いことが分かっていただけたでしょうか?
濃厚な味わいが魅力のうにのカロリーは?
うにのカロリーは高すぎないため、美容効果の期待できる食材として有名です。うには、濃厚な味わい、また潮の味わいがすることから、カロリーの高い食材と思われがちですが、実際にはうにのカロリーは低いものになっていますので、安心して食べることができることでしょう。うにはカロリーが低いのに加えて脂質も低い食材としても有名です。そのため、食べ過ぎなければ食生活で活躍することのできる食材と言えます。
では、うにのカロリーを見ていきましょう。うにのカロリーは、100gあたり120キロカロリーといわれています。脂質は4.8gとなります。うには、そこまで大量に摂取することはないので、比較的摂取量も抑えられるために、カロリーが低いのは嬉しいポイントなのではないでしょうか?お寿司に乗っているうにの量から考えると、お寿司に乗っているうにのカロリーは約10キロカロリーほどであるといわれています。
うにの効果効能を解説
カロリーも脂質も低いとされているうにですが、ここからは、うにの栄養価から見る効果効能について見ていきましょう。うにの効果効能にはどのようなものが人間のメリットになるのでしょうか?うにの知られざる栄養価の効果効能を知っていきましょう。
うにの効果効能:貧血予防や神経機能の正常化
うにに含まれているビタミンB12は、貧血の予防や神経機能を正常化にしてくれる効果を持っています。ビタミンB12は、赤血球を作る働きを持っていることから貧血の予防に役立つと言われています。また、妊娠を望んでいる女性、妊娠をしている女性にもぜひ摂取してほしい栄養素のひとつになっています。ビタミンB12は葉酸と同様に胎児に先天性の異常の予防にも繋がるといわれています。うつ病にも効果的な栄養素です。
うにの効果効能:止血作用・歯や骨の形成に役立つ
うにに入っている栄養素のひとつにビタミンKという栄養素を知っていますか?ビタミンKは、止血作用があると言われている現在注目されている栄養素のひとつともいわれています。女性の月経や出産などの際に必要な栄養素のひとつとなります。また、骨や歯の形成にも役立つことから子供の内からビタミンKを摂取することをおすすめします。
うにの効果効能:血行改善と美肌作りに役立つ
うにの栄養素は、血行の改善にも役立ちます。血行の改善が見込めることからアンチエイジングにもつながってくるのです。うにに含まれる栄養素の相乗効果で、さまざまな効果効能を実感していきましょう。
うには栄養成分が豊富だが食べ過ぎには注意!
うには、低カロリーであり脂質も低いと紹介をしてきましたが、食べ過ぎには要注意です。うににはプリン体が多く含まれているといいます。その量は、プリン体が多いと言われているイクラの10倍にもなるといいます。そのため、プリン体の過剰摂取による痛風の症状が出てしまう可能性があるのです。うにの食べ過ぎには注意するようにしましょう。
うにのおすすめの食べ方を紹介
磯の香がクセになる「うにの炊き込みご飯」
うにを炊き込みご飯にして食べるのがクセになるという方が多くいます。磯の香りのするうには、炊き込みご飯として炊きこむことで香りが増すので、絶品で贅沢な炊き込みご飯が楽しめることでしょう。うにの炊き込みご飯の材料は、米3合、うに好みの量、ダシ昆布5cmほど、しょうゆ大さじ2、酒大さじ1、みりん小さじ1です。昆布の出汁を取るために、水につけておきましょう。
お米は、通常通りに研ぎ、調味料を全て炊飯ジャーの中に入れましょう。お水の代わりに、出汁を入れます。その上に昆布とうにを乗せて通常通りに炊飯しましょう。炊きあがったら、昆布を取り出し、うにがつぶれないよう優しく混ぜ合わせます。このとき、普段通りにお米を混ぜてしまうとうにがつぶれてうにを楽しむことができなくなってしまうので注意します。お茶碗に盛り付けたら完成です。
濃厚な味わいがやみつきに「うにのクリームパスタ」
うにの濃厚な味わいをパスタで楽しむ方も多いのではないでしょうか?クリームパスタにすることで、うにの甘みを存分に引き立てることができるうにのクリームパスタは、誰もが食べたいと言う一品です。まず、材料から説明していきましょう。材料は、パスタ2束、うに大さじ4、玉ねぎ8分の1、にんにく1片、バター15g、小麦粉大さじ2、牛乳160cc、コンソメ適量、塩コショウ少々を用意しましょう。
玉ねぎとにんにくはみじん切りにして下準備を行いましょう。パスタを茹で初めたら、フライパンでバターとにんにくと玉ねぎを炒めます。その後、小麦粉を少しづつ入れて馴染ませます。このときに、小麦粉が焦げ付かないよう注意して馴染ませましょう。馴染んできたら牛乳とコンソメを入れて少し煮込みます。煮込んでいると、とろみが出てきますのでそこへうにを入れましょう。パスタを入れて塩コショウで味を整えたら完成です。
うにの栄養やカロリーを知って美味しく料理しよう!
今回は、うにの栄養について紹介をしてきましたがいかがでしたか?高級食材とも言われている、うには栄養成分がたくさん入っており、人体へ与える効果や効能も素晴らしいものが多いことが分かったことでしょう。美味しいうにをぜひ堪能してみましょう。