ミネラルとは何か簡単にわかりやすく解説！含まれている食べ物も紹介！

ミネラルとは何か簡単に言うと、岩や土に含まれている無機質成分で、体の維持や調節に欠くことが出来ない、ビタミン同様大切な栄養素です。ミネラルの中でもカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなどは人体に必要な物とされており、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミンと並ぶ五大栄養素の1つです。しかしとても大切な栄養素ですが、ミネラルは摂り過ぎにより弊害がみられる場合もあります。

ミネラルという言葉はよく聞くと思いますが、ミネラルとは何かと聞かれると、我々には大切な物だということは誰もがわかっているとは思います。ですがそもそも、ミネラルとは何かお分かりでしょうか？そのミネラルとは何かについてわかりやすく簡単に紹介します。

ミネラルとは何かと言うと、炭素、水素、窒素、酸素の4元素以外の必須元素で、無機質とも言われます。ミネラルは微量でも、栄養素としてとても大切な働きをしています。そのため、ミネラルが不足すると体の動きが鈍く、調子が出ない感覚になってしまいます。

またわかりやすく例でお話すると、ミネラルの中のカルシウムが不足すると骨粗鬆症の原因にもなりかねませんし、鉄が不足すると貧血を起こす原因にもなります。またカリウムが不足するとむくみの症状が出てしまいます。ミネラルの必要量はごくわずかな量なのですが、それでもとても我々にとってミネラルとは重要な栄養素なのです。

ミネラルとは何かと言うと、たくさんの種類がミネラルにはあります。その中でも我々人の体に必要とされている種類のミネラルとは、16種類と言われています。その人の体に必要なミネラル16種類、それを必須ミネラルと言います。

16種類の必須ミネラルとは人の体に含まれる量により、主要ミネラルと微量ミネラルに分けられます。主要ミネラルとは7種類で、それらは何かと言うとカルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウムです。そして微量ミネラルとは9種類で、それらは何かと言うと鉄、亜鉛、銅、マンガン、クロム、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルトです。

ビタミン不足を補うため、果物などを食べてビタミン補給を気にしている方は多いのですが、ミネラル不足を気にしている方は少ないと思います。ミネラルとは、どのように補給すればいいのでしょうか。残念なことにミネラルとは、食べ物からしか摂ることが出来ません。しかし簡単に言うと、食生活が偏りがちな今の現代人は、ミネラルが不足しているのです！

ここ最近、ミネラル不足がよく言われるようになった理由の1つに、現代人の食生活の乱れがあります。現代人は忙しいのです！朝食は抜く人も多く、昼食は近くのコンビニでお弁当もしくは総菜パンを買って食べる人が増えてきました。もちろんコンビニのお弁当が悪いわけではありませんが、毎日コンビニのお弁当で済ませてしまうと、どうしても野菜不足になりがちになってしまったり、乳製品や小魚を摂る機会が減ってしまうのです。

しかも、例えばほうれん草はミネラルの中の鉄が含まれているとされていますが、1950年当初に比べると、今では1/6にまで鉄の含有量が減少していると言われています。簡単にわかりやすく言うと、そもそも野菜不足になりがちな現代人ですが、摂取したその野菜に含まれるミネラル量も減っているため、ますますミネラル不足に陥りやすいのです。

ビタミンやミネラル、食物繊維が不足すると、どういう症状が出てしまうのか簡単に言うと、貧血や骨粗鬆症や、そしてガンのリスクが増えると言われています。もちろんそれだけが原因ではありませんが、それらのリスクが増えてしまうほど、ミネラルとは大切な栄養素なのです。

これだけ大切なミネラルですが、体に有害なミネラルがある事もご存じでしょうか。その有害なミネラルとは何でしょう。ヒ素や水銀、鉛、カドミウム、アルミニウムなど、これらは有害金属、つまりわかりやすく言うと有害なミネラルなのです。魚や肉、野菜などに含まれており、それらから少しづつ我々の体の中に入ってきてしまうのです。わかりやすく言うと、魚介類には、水銀が多く含まれている場合があるのです。

しかし我々の体には解毒機能もありますので、尿や便となって体外へ排出されます。必要な栄養素の摂取し、きちんと有害なミネラルは体外に排出する、それが一番大切な事なのです。魚介類には水銀が多く含まれている可能性があるからと言って、魚介類の摂取を避けるのは逆によくありません。魚介類にはEPAやDHAなどの栄養素が含まれているからです。

また残念なことに、我々は食べ物からだけではなく、有害なミネラルに触れてしまっている事があります。それらの有害なミネラルとは、自動車の排気ガス、それに最近よく聞く大気汚染のPM2.5など、それらにも含まれています。

また尿や便となって体外へ排出される前、体内に蓄積されてしまった有害なミネラルとは、活性酸素を増やしたり、臓器に障害を起こす原因となってしまうのです。その有害なミネラルを体外へ排出させるには、さまざまなミネラルの集合体と言われているフルボ酸が注目されています。つまりわかりやすく言うと、ミネラルを食べ物から摂取することにより、必要なミネラルは吸収し、不要な有害ミネラルは排出させるのです。

ストレスは、100%悪いものではありません。パワーの源になるような、良いストレスもあります。しかし逆の悪いストレスが続くと、体に悪影響をもたらしてしまう場合もあります。またミネラルやビタミンが不足すると、脳の働きが悪くなります。そしてストレスを感じやすくなってしまい、うつ病に似た症状が出る場合もあります。ミネラルとは、このような場面にも必要な栄養素なのです。

わかりやすく言うと、外食が多くなるとどうしても栄養バランスが偏りがちです。また、長時間同じ姿勢での仕事作業は、ストレスを感じることも多くなります。栄養バランスを考えた食生活を送りながら、適度なストレッチをして気分転換をするなど、ストレスをためない生活習慣を考えることも大切な事です。

ミネラルが不足するのは、簡単に言うとミネラルは吸収しづらい事も原因です。栄養バランスの良い食事を摂ることも大切ですが、インスタントやレトルトなど手軽な食品も多い今、それら加工食品には添加物としてリン酸塩も含まれているのです。リンもミネラルの一種ですが、これら加工食品を多く摂ることにより、リンの過剰摂取も理由となっております。そしてその過剰摂取したリンは、カルシウムの吸収を妨げてしまうのです。

ミネラルウォーターにはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含んでいます。しかし今、全てにミネラルが含んでいるわけではありません。品名にナチュラルミネラルウォーターやミネラルウォーターを記載されているのか、それを確かめて下さい。

また少し前から話題となっている海洋深層水とは何か、それは光が届かない深海を循環している水のことで、ミネラルが多く含まれています。その海洋深層水に含まれているミネラルとは、マグネシウムやカルシウム、ナトリウムなどが豊富です。

ミネラルがとても重要な栄養素だという事はおわかりいただけたと思います。ですが残念ながら、我々の体で作ることの出来ないミネラルは、食べ物から摂取するしかないのです。では、どのような食べ物からミネラルは摂取出来るのでしょう？その事についてわかりやすく簡単に紹介します。

まずカルシウムは、骨や歯を作るために必要な栄養素です。不足すると骨粗鬆症の原因にもなります。そのカルシウムが多く含まれている食べ物は、干しえびやかたくちイワシ、さくらえびなど魚類が多いです。またバジルやセージにもカルシウムは含まれていますが、1日に摂取必要なカルシウム量を摂るとなると、かなりの量が必要となりますので、干しえびやかたくちイワシまたチーズや小松菜などで摂取する事をおすすめします。

次にリンですが、カルシウムやマグネシウムと共に、骨や歯を作るために必要な栄養素です。リンは食品に多く含まれていますので、通常は不足する可能性は低いのですが、ただ逆に多く摂取してしまうと、カルシウムの吸収を阻害してしまう事があります。わかりやすく言うと、過剰摂取しないよう気を付けることも大切です。リンが多く含まれている食べ物は、かたくちイワシやさくらえび、きびなご、いかなごなどです。

次にマグネシウムですが、細胞がエネルギーを蓄積したり消費する際に必要となる栄養素です。不足すると不整脈や高血圧、筋肉の痙攣を起こす可能性があります。そのマグネシウムが多く含まれている食べ物は、あおさや青のり、乾燥蕎麦、あさり、てんぐさなどです。

次にカリウムですが、カリウムは浸透圧の調整などの行う働きの栄養素です。わかりやすく言うと、塩分の摂りすぎを排出などで調整するために重要な栄養素です。不足すると食欲不振や脱力感、不整脈などの症状が現れることもあります。そのカリウムが多く含まれている食べ物は、ずいきや昆布、わかめ、ひじきなどです。

次に亜鉛ですが、亜鉛は多くの酵素構成成分となる栄養素です。わかりやすく言うと、特に血糖調整ホルモンであるインスリン、そのインスリンの構成成分等として重要な役割となる栄養素です。不足すると皮膚や粘膜などの再生に不良が生じたり、味覚や嗅覚に障害が起きる可能性があります。その亜鉛が多く含まれている食べ物は、牡蛎や豚レバー、塩辛、油揚げなどです。

次に鉄ですが、鉄は酸素と二酸化炭素を運搬するためのヘモグロビン構成成分として、赤血球に多く含まれている栄養素です。不足すると鉄欠乏症貧血になったり、頭痛や食欲不振の症状が出る場合もあります。その鉄が多く含まれている食べ物は、青のりやひじき、切り干し大根、小松菜、レバー、岩のりなどです。

次に銅ですが、エネルギーの生成や鉄の代謝、またアドレナリン等のカテコールアミン代謝酵素の構成要素など、機能に関係する栄養素です。その銅が多く含まれている食べ物は、牡蛎や牛レバー、くるみ、ピスタチオ、からすみ、ビーフジャーキーなどです。

次にヨウ素ですが、ヨウ素は甲状腺ホルモンを作るために必要な栄養素です。わかりやすく言うと、甲状腺ホルモンは生殖・成長・発達などのプロセスを制御しており、その甲状腺ホルモンを作るために必要な物です。不足すると甲状腺機能は低下してしまいます。そのヨウ素が多く含まれている食べ物は、昆布やひじき、わかめ、青のり、あおさなどです。

次にナトリウムですが、ナトリウムは糖の吸収や神経・筋肉の細胞活動に必要な栄養素です。そして、骨格維持にも必要です。不足すると疲労感や低血圧が起こってしまいますが、逆に過剰摂取してしまうとむくみや高血圧の症状が出てしまう場合があります。そのナトリウムが多く含まれている食べ物は、食塩はもちろんの事、昆布茶にも多く含まれています。

次にマンガンですが、マンガンは多くの酵素に必要な栄養素で、簡単に言うと骨の形成にも関与しています。そのマンガンに多く含まれている食べ物は、玉露や煎茶、シナモン、ナッツ、生姜などです。

次にクロムですが、クロムは糖代謝やコレストロール代謝、タンパク質代謝に必要な栄養素です。そしてこのクロムは、吸収率が極めて低い、吸収しづらい栄養素なのです。そのクロムが多く含まれている食べ物は、あおさや青のり、てんぐさなどです。

次にセレンですが、セレン濃度が土壌の中に極めて少ない地域では、セレン欠乏と考えられる症状がみられ、心筋障害が起きるとも言われています。そのくらいセレンは、重要な位置を占める必要な栄養素なのです。そのセレンが多く含まれている食べ物は、鰹節やたらこ、ウナギ、粉からしなどです。

次にモリブデンですが、あまり聞きなれないモリブデンとは何かを説明すると、モリブデン複素環式化合物や亜硫酸を酸化や無毒化にするために必要な栄養素です。そのモリブデンが多く含まれている食べ物は、きな粉など青大豆や黄大豆などです。
 

次に硫黄ですが、硫黄と聞くと温泉をイメージする方が多いと思います。そのイメージされた温泉、その温泉でよく聞く硫黄です。硫黄はミネラルの中でも特徴が例外的で、アミノ酸の一種であるシスチンの中に含まれています。不足すると爪がもろくなったり、髪が抜けたり、シミが出来たりします。その硫黄が多く含まれている食べ物は、卵や牛乳などのタンパク質が豊富な食品です。

次に塩素ですが、簡単に言うとプールなどでツーンと臭う、あの殺菌や消毒で使われる塩素のことです。その塩素もミネラルの一種で、胃のpH値を整えたり、膵液の分泌を促したりします。そのため不足すると、消化不良になったり食欲不振になったりします。その塩素が多く含まれている食べ物は食塩です。

最後にコバルトですが、コバルトとは何かを説明すると、コバルトはビタミン12の構成成分です。赤血球やヘモグロビンが作られる際、鉄の急吸収を促進する働きを持っていると言われています。コバルトは動物性食品やビタミン12が含まれている食べ物に入っています。健康な人が通常の食生活を送っていれば、コバルトの欠乏や過剰はほとんど起こらないとも言われています。

旬の食材には栄養がいっぱい、そんな言葉をよく聞きますが、実は旬の食材にはミネラルも豊富なのです。野菜や魚介類、それに果物とどれをとっても旬の食材は美味しく、そして栄養も高くなっています。旬の食べ物を美味しくいただき、なおかつミネラルもしっかり摂るといいです。

野菜にはビタミンや食物繊維、ミネラルが含まれています。そして野菜は、1日350g食べることが推奨されているのですが、なかなか野菜を1日350g食べることは難しいです。そこでおすすめな料理法がスープや煮物なのです。

野菜は火を加えることにより、量が少なくなり食べやすくなります。しかも水溶性で流れ出やすいミネラルも、スープや煮物にすることにより、煮汁を一緒に食べると流れ出てしまったミネラルもしっかり摂ることが出来ます。野菜不足も解消され、しかもしっかりミネラルも摂ることが出来ますので、スープや煮物はおすすめです。

発酵食品と言うと、体にいい菌を取り入れるというイメージだと思いますが、実は発酵食品にはミネラルも豊富に含まれているのです。ミネラルが豊富な発酵食品は何かと言うと、納豆やヨーグルト、チーズ、ぬか漬けがおすすめです。

現代の日本人は、とにかく忙しいです。ついつい健康管理は後回しになりつつありますが、病気になり気付いた時には遅すぎたという事にならないよう、日頃から健康維持に必要な事に気を付けておく方がいいです。

体内全般の環境を整えるためには、水分補給を怠らないことも大切です。1日の水分摂取量は、体重の1/30と言われています。そしてお茶やコーヒーは利尿作用があるため、わかりやすくおすすめすると、水や白湯をこまめに飲んで水分補給するのがいいです。

ケガをして手術などをした時、ギブスで固定される事があります。その場合、完治した時に筋肉が思うように動かなかった経験をした方もおられるのではないでしょうか。簡単に言うと筋肉は使わなければ動きづらくなります。それは若い方でも同じです。そのまま動かさないでいると、更に筋肉の動きが悪くなり、歩き慣れた自宅でもつまづいて転倒する危険が出てきます。健康維持のためには、日ごろから適度な運動が大切です。

発汗には解毒機能があります。そのため入浴をし、簡単に言うと汗をかいて有毒ミネラルを体外へ排出するといいです。時間があればゆっくりと、半身浴をするのもおすすめです。たくさんの汗をかきますし、また血液やリンパの流れも良くなります。

健康維持のためには、食事にも気を付けなければなりません。日ごろから栄養のバランスを気を付けることも大切です。細胞を老化させる原因の活性酸素を除去する役割、その役割のためにミネラルやビタミンは必要ですし、食物繊維が不足すると便秘や肌荒れの原因にもなりかねません。どの栄養素も我々の体には必要な物です。簡単に言うとバランスよく食事から摂ることが、健康維持のためにも大切です。

睡眠中、成長ホルモンが分泌します。成長ホルモンとは何か、それは細胞の新陳代謝をするために、とても大切な成分です。その成長ホルモンは、熟睡しなければほとんど分泌されません。そのため、寝る直前までパソコンやスマホを触っていて、交感神経が優位のままであれば、睡眠が浅くなってしまうため質のよい睡眠がとれない状態になってしまいます。すると成長ホルモンの分泌がされなくなる可能性があるのです。

虫歯になったり歯周病になったりすると口内環境が悪くなり、菌が繁殖して体の免疫力が低下する場合もあります。すると噛む力が低下し、わかりやすく言うと脳も低下してしまい認知症のリスクも高くなってしまう事があるのです。きちんと歯磨きをして、定期的に歯の検診も受けておく事をおすすめします。

ナチュラルキラー細胞とは何か、それは我々の体をウィルスやガン細胞から守ってくれる細胞です。このナチュラルキラー細胞は、簡単に言うと笑うことによって活性化するのです。そして笑うことで腹筋や横隔膜が動きますので、腸が刺激されて腸がぜん動運動をします。それにより、便秘解消にもつながります。笑う門には福来るとも言います。楽しく笑うことも、健康維持のためにも必要な事なのです。

簡単にミネラルと言っても、ミネラルが必要だという事はわかってはいるのですが、なかなかミネラルとは何かを深く考える機会は少ないのではないかと思います。しかしミネラルとは、我々にとって必要不可欠な栄養素であることがお分かりいただけたかと思います。ミネラルとはどんな種類があるのかも含め、栄養バランスを考えながら日々健康で元気に生活していただきたいと思います。