味噌の糖質はどれくらい?糖質制限ダイエットに使えるかと代用品を調査!

味噌は、わたしたち日本人に欠かせない食材です。もはや味噌なしの生活は考えられないほどです。健康や美容に気遣う場合、糖質は特に気になる項目です。味噌が、実は糖質制限に向いている食材だと知っていますか?味噌はどのくらいの糖質量なのか、味噌の種類別に紹介します。また、味噌のダイエット効果を、味噌の成分別に紹介します。糖質制限やダイエットに効果的な味噌をうまく活用して、低糖質な食生活を目指しませんか?

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目次

  1. 1味噌は糖質制限にも使える?
  2. 2味噌の糖質量のカロリー
  3. 3味噌に含まれるダイエット効果
  4. 4味噌の糖質制限中の効果的な食べ方
  5. 5味噌は糖質が低いもので代用できる?
  6. 6味噌は糖質制限の強い味方!

味噌は糖質制限にも使える?

わたしたち日本人にとって、味噌は食卓に欠かせないアイテムです。味噌汁、西京焼など、味噌の味わいは、わたしたち日本人にとっていつでもほっとできる、故郷の味です。また、栄養豊富な調味料としても世界的に知られています。

味噌は日本で古くから愛されている調味料であり、スーパーフードです。例えば海外のセレブが、健康や糖質制限やダイエットのために、日本に馴染みのある食物を取り入れ、話題になっている光景は、もはや定番といえます。

健康や糖質制限やダイエットにもぴったりのアイテムである味噌は、どのような歴史があり、どのように作られているのでしょうか?味噌の秘密を紐解いてみようと思います。また、味噌の気になる糖質量についても詳しく紹介していきます。

糖質制限に使える?味噌の歴史

低い糖質量と低いカロリーで、ダイエットに向いている食材である味噌は、そもそもどこからきたのでしょうか?味噌は、日本で生まれ、日本特有の食品である説と、中国から日本に伝わり独自の進化を遂げたという説、2つの説が存在するようです。

日本の書物では、奈良時代には現在の味噌の元となる食物が存在したとされています。味噌ははるか昔から日本で活用され、食べられていたなんて、驚きです。

日本三大随筆である徒然草にも、お酒のおつまみとして味噌が登場しています。徒然草は鎌倉時代に書かれた書物といわれています。この時点で味噌が日本人にとって割とポピュラーな食物になっていることが分かります。

室町時代には、戦争の場で兵士の食料として用いられます。味噌は保存がききますし、スーパーフードなので、戦いの場でも兵士に元気を与え癒していたのです。

時は流れ、明治時代になると、白味噌、赤味噌などいろいろな種類の味噌が登場します。当時まで、醸造の期間に長時間要していた味噌ですが、味噌速醸法という方法が登場し、味噌はこれまで以上に普及することになります。味噌速醸法は、文字の通り、醸造時間を速くして製造する方法です。

昭和時代では、高度経済成長期と共に、自家製味噌が徐々に減っていったとされています。味噌の製造方法も種類も進化しており、自家製で作るより購入する家庭が増えたためです。

味噌は国家資格であるみそ製造技能士、現在はみそソムリエなどさまざまな資格があります。味噌は、世界に誇れるスーパーフードとして、日本のみならず世界中で愛されているのです。

かつて栄養価の高い食品として重宝され、現在は世界中で愛されている味噌ですが、具体的にはどのようにして作られているのでしょうか?現在の味噌の製造方法を、次項で紹介していきます。

糖質制限に使える?味噌の製造方法

味噌は、日本全国に製造業者がいるとされています。味噌の原料は、豆、塩、麹になります。シンプルな材料という印象ですが、豆に塩と麹を加え、発酵させることにより、栄養が豊富で味わい深い味噌が出来上がります。

麹もいろいろな種類が存在しますが、味噌は、豆、麦、米などの麹が使われています。全国でいろいろな種類の味噌が製造されています。主原料や麹の種類によって色や味が異なります。味噌の種類は、白味噌、赤味噌、米味噌、豆味噌、麦味噌などがあり、その他にも全国でさまざまな種類の味噌が存在します。

日本で愛されている味噌

日本全国、それぞれの土地で、いろいろな種類の味噌が作られています。味噌を大きく分類すると、次のような種類に分けられます。米味噌、豆味噌、麦味噌、調合味噌となります。

全国的に一般的な味噌といえば、米味噌になります。米味噌は、大豆と米を麹で発酵・熟成させて作った味噌になります。全国でいろいろな名前で作られており、それぞれの土地で味わいも異なります。

味噌と糖質制限の関係性

全国的にいろいろな種類の味噌が作られ、味噌は日本のみならず世界で愛されています。味噌が、糖質制限やダイエットに活用できる理由はなんなのでしょうか?

味噌が糖質制限やダイエットに活用される理由は、その成分や味噌そのものの糖質量にあります。味噌はヘルシーフードでありスーパーフードなのです。そのカロリーや糖質量について、次項で詳しく紹介します。

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味噌の糖質量のカロリー

味噌は糖質制限やダイエットに活用できる食材なのですが、それは味噌自体の糖質量やカロリーが低いからといえます。糖質制限やダイエットをする場合、糖質量は気になりますし、きちんと管理したい項目です。

前項で紹介した通り、日本ではたくさんの種類の味噌があります。味噌の種類別に、気になる糖質量とカロリーなどを紹介します。

米味噌

米味噌のカロリーと糖質を紹介しますが、米味噌にも種類があります。味噌は種類によってカロリーが異なります。米味噌のカロリーと糖質量については、白味噌、赤味噌に分けて紹介します。

白味噌のカロリーは、大さじ1あたり約35キロカロリー、糖質量は大さじ1あたり約5.7グラムとなります。赤味噌のカロリーは、大さじ1あたり約33キロカロリー、糖質量は大さじ1あたり約3.1グラムとなります。

味噌は、全ての食品の中では標準的なカロリー、標準的な糖質になりますが、調味料としてはカロリーも糖質量も低いほうです。一般的に味噌汁1杯につき、大さじ1くらいの味噌を使用することから、大さじ1でのカロリー、糖質量を紹介しています。

麦味噌

麦味噌のカロリーは、大さじ1あたり約36キロカロリー、糖質量は約4.2グラムとなります。カロリーや糖質量を比較すると、米味噌の方が若干低いと言えます。

麦味噌は、麦麹を使って作られています。九州や山口県、愛媛県で主に食されている味噌になり、消費量も全国的には低いほうです。麦が使われていることから、他の味噌に比べると食物繊維が豊富な味噌といえます。

豆味噌

豆味噌のカロリーは、大さじ1あたり約39キロカロリー、糖質量は大さじ1あたり約1.5グラムとなります。糖質量は味噌の中でもダントツに低い数値となっています。

麦味噌が麦麹を使用しているように、豆味噌は豆麹を使用して作られています。有名な豆味噌に、愛知の八丁味噌があります。味噌カツなどに用いられている味噌になります。

味噌は煮立たせると風味が落ちたりして美味しくなくなると言われています。ところが豆味噌は、煮込むことで味噌の風味が増したり、素材の味を引き立たせる役割があるのが特徴です。

カロリーや糖質量は低いですが、塩分が多めの味噌になります。使用する場合は、塩分に気を付けて使用したい種類の味噌でもあります。

調合味噌

調合味噌は、2種類もしくは3種類の味噌を調合した味噌、もしくは麹を2種類もしくは3種類混ぜて作った味噌のことを指します。つまり、一言で調合味噌と言ってもさまざまなブレンドされた味噌が存在するということです。

味噌は米や豆を使用して作られた食品になります。カロリーも糖質用もそれぞれ異なってくるため、調合味噌に関しては数値は一概には言えないということになります。

糖質制限ダイエット中は辛味噌(赤味噌)がおすすめ

糖質制限ダイエットをしている場合、おすすめなのが赤味噌です。赤味噌は大豆を使用した味噌です。そもそも豆は糖質が低いので、糖質制限やダイエットに向いていると言えます。

赤味噌は白味噌に比べて熟成期間が長いです。赤味噌の赤い色は、豆に含まれている糖分とアミノ酸が反応してできる色で、熟成期間が長い証拠なのです。赤味噌は高酸化作用も期待できる味噌です。そのため、ダイエットや糖質制限に向いていると言えるのです。

味噌と糖質制限とダイエットについての関係を紹介してきましたが、味噌にはダイエットにどのような嬉しい効果があるのでしょうか?味噌を食べることで期待できる効果について、次項で詳しく紹介していきます。

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味噌に含まれるダイエット効果

味噌の種類や、それぞれのカロリーや糖質に関して紹介しました。ダイエットや糖質制限している場合、食べ物のカロリーが低いか、糖質が低いかは重要です。味噌を取り入れることによって、どのような効果が期待できるのでしょうか?ここでは、味噌のもつ成分と、その嬉しい効果について、詳しく紹介します。

大豆サポニンが脂肪吸収をサポート

味噌は大豆を使用して作られていますが、大豆に含まれている大豆サポニンという成分があります。大豆サポニンは、脂肪の吸収をおさえてくれる成分になります。

食事をとることによって、新しい脂肪を摂取したり、余分な脂肪を摂取しないようにブロックし、サポートしてくれる成分が大豆サポニンなのです。また、腸内の環境を整えてくれる効果もあります。腸内をきれいにしてくれ、デトックス効果が期待できるので、ダイエットにぴったりの食品といえます。

レシチンはコレステロール減少効果

味噌には、大豆サポニンのように、大豆由来の嬉しい成分があります。それは大豆レシチンです。レシチンは、コレステロールの吸収を抑えてくれる効果があります。

コレステロールの減少効果が期待できる大豆レシチンは、脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化などの予防効果が期待できます。ダイエット効果もあり、健康効果も期待できる味噌は、老若男女に愛される食品であることも納得です。

ビタミンEが脂肪を燃焼

味噌は、ビタミンも多く含まれている食品です。その中でもビタミンEは血の巡りを良くしてくれる効果があります。血行が良くなると体がぽかぽかして温まります。体温が上がるということは、カロリーも消費しますし、燃焼効果が期待できるということです。

味噌汁を飲むと体が温まりますが、味噌自体に体を温める働きがあります。血行促進し体温を上げることは、ダイエットのみならず、健康効果も多いに期待できます。

メライノジンが血糖値を下げる

血糖値の話をする際に切り離せないのが、人間の体で分泌されるインスリンという成分です。血糖値を下げる働きをする成分になり、血液中の糖分濃度によって分泌されます。

インスリンは、血中の糖分濃度を下げてくれますが、同時に脂肪燃焼を阻止してしまい、血中の糖分を蓄えようとする働きがあります。そのため、糖質制限やダイエットをする場合、血糖値は重要なのです。

糖質制限やダイエットをしている場合、食事をしたときの血糖値の上昇をゆるやかにすることは、とても大切です。ここで活躍するのが、味噌に含まれているメライノジンという成分です。メライノジンは、糖分を吸収する速度を、ゆるやかにしてくれる効果があります。

話題になったダイエットに食べ順ダイエットというものがあります。それぞれのメニューに含まれている栄養や成分を考慮して、効率の良い順番で食べていくというダイエット方法です。

食べ順ダイエットで、味噌汁を1番先に食べるというのは有名な話です。それは、味噌に含まれている成分であるメライノジンが大きな理由の1つといえます。

食物繊維たっぷりなので便秘解消

味噌に含まれている食物繊維は、主に大豆由来のものになります。食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。味噌に特に多く含まれている食物繊維は、水溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維は、胃腸内で水に溶けます。形状としては、ジェルのようになり、便を柔らかくしてくれる効果があります。デトックス効果は、ダイエットにはとても重要です。腸内からキレイになれる便秘解消の効果は、ダイエット中にはとても嬉しい効果です。

女性に嬉しいリノール酸

大豆由来の成分は、ダイエット中の方や女性には嬉しい成分ばかりですが、味噌にはリノール酸という成分が含まれています。リノール酸は、高い美容効果が期待できる成分の1つです。

具体的にどのような効果があるかというと、肌を保湿してくれる効果、メラニンの生成を抑えてくれる効果、にきびなどの炎症を抑えてくれる抗炎症効果です。いずれも美肌に繋がる嬉しい効果です。

味噌は美肌食品として注目されており、スーパーフードなのです。このような効果が期待できるなら、賢く活用して、より高い効果を期待できるように、生活に取り入れていきたいものです。

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味噌の糖質制限中の効果的な食べ方

味噌は糖質制限中やダイエットに向いている食品です。では、糖質制限中に取り入れる場合は、どのような食べ方が効果があるのでしょうか?

合わせる食材は糖質が低いものを使う

味噌自体が、調味料としては、低い糖質で低いカロリーです。組み合わせる食材を低い糖質、低いカロリーのものを組み合わせることで、より一層効果を期待できます。

例えば、味噌汁を作る場合の具を選ぶ場合、低糖質の野菜を選ぶのがポイントになります。おすすめなのは、わかめ、ほうれんそう、小松菜、たまご、あさりなどです。いずれも100グラムあたりの糖質量が、1グラム以下の食品になります。味噌の量も、使いすぎないように、薄味を心がけるとより低糖質になります。

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味噌は糖質が低いもので代用できる?

糖質制限をしていて、味噌の糖質も気になるという場合、代用品を活用して糖質をコントロールする方法があります。味噌と同じ発酵食品である醤油を使ったり、塩とうまみ調味料を活用する方法を紹介します。

味噌の代用品は醤油がおすすめ

味噌の糖質量が気になる場合、醤油を代用して使う方法があります。一般的に、醤油は味噌より糖質量は低いとされています。

使い方としては、味噌を少量使い、醤油を足す方法です。ベースは味噌の風味を楽しむことができ、醤油で味をプラスすることで満足感が得られます。ただ、味噌より醤油の方が塩分は高いので、使用する場合は注意してください。

塩とうまみ調味料で調整することも可能

味噌を使わない場合、塩とうまみ調味料に置き換え、味付けをすることもできます。ただし、味噌のような独特の和のような味わいを出すことは難しくなります。

だしを活用したり、他の糖質の低い調味料を活用して、味のバランスをとるようにしてください。また、塩を使う場合は、醤油を活用する場合と同様に、塩分のとり過ぎに気を配りたいものです。

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味噌は糖質制限の強い味方!

いかがでしたか?味噌は、糖質制限やダイエットにぴったりの食品です。普段の生活に賢く取り入れて、より高い効果を得られるように、活用してみませんか?

糖質がどうしても気になる場合は置き換えの方法もあります。栄養価の高い味噌を使って、糖質を効率的にコントロールし、普段の食生活から、理想の毎日に生かしてみませんか?

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