リッツのクラッカーが変わった?新旧の味と値段やカロリーを比較!

ワインやチーズのお供と言えばクラッカーです。また、生ハムやサーモンなどをのせてオードブルにしたり、ホイップクリームやジャム、フルーツをのせた、おやつ感覚にしたりと、クラッカーはさまざまなアイデアで登場します。そんなクラッカーを日本に定着させたのがリッツです。リッツのクラッカーが変わった?と言います。そこで、新旧の味と値段やカロリーを比較してみました。リッツのクラッカーはいつの時代でも親しまれてきました。新旧とどんな違いがあるのか、見ていきましょう。

リッツのクラッカーが変わった?新旧の味と値段やカロリーを比較!のイメージ

目次

  1. 1リッツのクラッカーとは?
  2. 2日本におけるリッツのクラッカー
  3. 3リッツのクラッカー:新旧の違いはパッケージ
  4. 4リッツのクラッカー:新旧の違いは焼き色
  5. 5リッツのクラッカー:新旧の違いは味や食感
  6. 6リッツのクラッカー:新旧の違いは塩気と味わい
  7. 7リッツのクラッカー:新旧の違いは成分
  8. 8リッツのクラッカー:新旧の違いにカロリー
  9. 9リッツのクラッカー:新旧の違いは値段
  10. 10リッツのクラッカー:新旧の違いはチーズサンドにもあった!
  11. 11リッツのクラッカーの活用法
  12. 12リッツのクラッカーのまとめ

リッツのクラッカーとは?

リッツとはクラッカーのブランドで、1934年に初めて販売されました。発売元のナビスコによると、富と魅了のイメージを呼び起こすため、かの有名なホテルチェーン「ザ・リッツ・カールトン」にちなんで名付けられたとされています。アメリカ合衆国では、親会社の「モンデリーズ・インターナショナル」が製造しています。クラッカーの形状は丸い形で、片面に軽く塩味が付いており、縁はぎざぎざになっています。

日本におけるリッツのクラッカー

日本では、ヤマザキナビスコ(現・ヤマザキビスケット)の創業1号の商品として、1971年から販売されました。また、阪神淡路大震災後に保存食として注目が集まったことから、5年間保存が可能なLサイズとSサイズの缶が販売されていました。日本発売から46年もの間、国民に親しまれてきたヤマザキナビスコですが、2016年8月31日をもって販売製造を終了しました。当時ツイッターなどでも悲しむ声が後を絶ちませんでした。

では、日本におけるクラッカー文化はどうなるのかと、当時心配もされましたが、これらのブランドのライセンスを持つ「モンデリーズ・ジャパン」から引き続きリッツとオレオが販売されています。しかし「メイド・イン・ジャパン」ではなくなってしまったことが残念なところで、世界的にみても日本の菓子のクオリティの高さは外国の方からも絶賛され、日本へ行ったらコンビニに寄るのも楽しみの1つだと言われています。

ヤマザキナビスコと言うと、色んなヒット商品を日本の工場で製造されてきました。中でもリッツは本国アメリカと同じレシピを使ったとしても、気候や風土も異なる日本では同じ味が出せないと、製粉会社と協力して日本向けの小麦粉作りからスタートした商品です。クラッカーの美味しさの秘密は、絶妙な塩加減と均一な散布を実現しているのは、自社開発の「塩かけ用トッピング装置」です。

製造方法は受け継がれ、現在もその日の気温や湿度に合わせて仕込み水量やミキサー温度を変えるなど、職人の管理の元で生産されています。こうして生まれた日本版・リッツをモンデリーズ・ジャパンはインドネシア工場で(オレオは中国工場)作っています。いわば輸入品なので、日本とは異なる気候の国で同じ味を保たれるのは期待性として正直薄いですが、日本人の味覚に合わせたグローバルなレシピ改良への意気込みはありました。

どうして国内生産ではなくなかったのか?現在のナビスコブランドホルダーであるモンデリーズ社が抱えていたある事情によって、直接販売に乗り出すことになり、製造だけをヤマザキナビスコ社に委託しようとしたところ、今までの地位と歴史を築き上げてきたヤマザキ側がそれを拒否したところで今回の事態が起こりました。アメリカ生まれのリッツを日本の材料と設備でアメリカと同じ品質に販売できた努力と経緯があります。

そして、日本にリッツを根付かせるためにCMを流し、食べ方のアイデアや販売ルートの開拓、品質管理など多岐にわたる貢献を行ってきた実績があるので、ヤマザキナビスコ側の意見も十分理解できるものでした。同じ食品製造を携わる身として、モンデリーズ社の決定は納得していないところがあったという経緯が裏側ではあったのだという事実には驚ろかされます。

ルヴァンができた経緯について

リッツの経緯を紹介しましたが、ではヤマザキナビスコ(現・ヤマザキビスケット)はどうなるのか?と気になりますが、リッツ作りのノウハウを総動員し、クラッカーの新ラインを発売したのが「Lebain(ルヴァン)」です。売り上げも好調でCMも引き続き沢口靖子さんが担当しています。ただ、ヤマザキナビスコは昼間の他製品の製造ラインを止めることができないため、深夜や休日返上で開発された商品なのだそうです。

ルヴァンとは、フランス語で発酵種のことを言います。発酵種とは製パンを使われるもので、パンの風味や旨味、食感を向上させるものです。それをクラッカーに使用するのは、ヤマザキ製パンの子会社ゆえの知恵です。また、ルヴァンには素朴な味が特徴の「ルヴァン クラシカル」シリーズがあります。日本版リッツの正統な後継品となったルヴァンと、新たなる挑戦を遂げたクラッカーの王様リッツをぜひ食べ比べてみて下さい。

ルヴァンは、旧リッツが出した保存食缶をルヴァンでも販売しています。名称が変わっても、きちんと後継品として続いているのは嬉しいことです。自然災害の時にきっと役に立つクラッカーは栄養化が高く腹持ちが良いです。1家に1缶は常備しておきたいです。値段はSサイズ36枚(6枚×6パック)で約820円くらいです。賞味期限も旧リッツ缶同様に5年間持つので頼りになる1缶です。

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リッツのクラッカー:新旧の違いはパッケージ

リッツのクラッカーのパッケージは新・旧には、一体どのような違いがあるのでしょうか?パッと見ではそんなに変化はありませんが、1番の違いは、リッツのRの文字の大きさや丸い色の変化でしょうか。どちらが新でどちらが旧なのか、一見混乱してしまうぐらいよく似ています。

箱のパッケージの方ではどうでしょうか?左が旧・ヤマザキで右が新・モンデリーズです。やはりとても似ていますが、文字の大きさや丸の部分の色が違うことが分かります。出来る限り、以前のパッケージに忠実に似せた感じが伝わってきます。旧・ヤマザキ製は昔ながらのクラシカルな雰囲気があり、新・モンデリーズの方は明るい色使いでポップなイメージがあります。

リッツのクラッカー:新旧の違いは焼き色

新リッツと旧リッツ、ルヴァンの焼き色を比較してみると、違いに気が付いたでしょうか?新リッツは旧リッツやルヴァンと比べて焼き色が若干薄く感じます。そして、旧リッツとルヴァンは同じ焼き色ということから、2016年9月よりヤマザキビスケットとして商号変更してからもリッツの後継品としてルヴァンは限りなく伝承している感じが伝わってきます。

次に裏面を見てみましょう。こちらの写真では右が新リッツ、中央が旧リッツ、左がルヴァンです。これを見て分かるように、旧リッツとルヴァンはボコボコとした焼き目が付いているのに対し、新リッツの方は、かすり柄のような薄い焼き目が付いているのが分かります。新リッツを製造しているインドネシア工場と日本の工場での焼き加減が違うことが分かります。

新リッツと旧リッツの焼き色の違いを見ると、やはり気になるのが味や食感です。焼き色が違うことで、国内工場とインドネシアの工場との製法による違いが見た目だけでなく、味にも影響しているのか、気になるところです。では、次に味や食感についても比較していきます。

リッツのクラッカー:新旧の違いは味や食感

新リッツ、旧リッツ、そしてルヴァンに至って、実際食べてみた人の意見をまとめてみました。まず、気になるのが新リッツの方ですが、旧リッツとどのような違いがあるのか。「新リッツはサクっとしているものの、味に深みがない」「旧リッツに比べてコクがなくなった」「旧リッツはしっかりした味わいだったのに、新リッツはサクサクして軽い口当たりになった」などさまざまな意見がありました。

この結果により、旧リッツは味わいや食感においてもバランス良く食べやすい味だったのに対し、新リッツは軽くてサクサクした食感なので、旧リッツと同じような感覚で皿に盛り付けようとすると崩れやすいことから、カナッペを作る際は、具材に注意する必要があります。また、ルヴァンは旧リッツをさらに改良し風味や甘みがアップし、食感もよりしっかりしているのでカナッペ向きと言えるでしょう。

リッツのクラッカー:新旧の違いは塩気と味わい

次に塩気の比較です。実際に食べた人の意見から総じて言えるのは、新リッツよりも旧リッツの方が成分として塩気が強いです。モンデリーズが日本人に合う味に改良したと発表しているように、サクサクと軽い食感に塩気成分が控えめなのが特徴です。味わいについても、新リッツは旧リッツよりもコクが薄めです。また、ルヴァンは成分表にライ麦を使用しているとあるので、この中でも1番味が濃く、香ばしく仕上がっています。

リッツのクラッカー:新旧の違いは成分

旧リッツにあるアレルギー成分表を見ると、小麦アレルギーだけ成分記載していますが、新リッツのアレルギー成分表には小麦の他に大豆も表示されています。原産国も国産からインドネシア産になったことから、原材料の成分表にも「レシチン(大豆由来)」や「酸化防止剤」が新たに追加されています。また、アレルギー成分記載の下に本品製造工場には乳成分・ピーナッツを含む製品を生産していますと注意書きも新たに記されています。

アレルギー成分にあったレシチン(大豆由来)とは、脂質の一種で、これが味に深く影響しているかは未知ですが、小麦アレルギーは従来通り注意しないといけませんが、それにプラスして大豆アレルギーがある方は、さらに注意が必要になりました。国内生産でないということにも、アレルギーの方は十分注意して成分表示はしっかり確認するようにしましょう。

リッツのクラッカー:新旧の違いにカロリー

気になるリッツのカロリーですが、食感が美味しく程よい塩気で何枚も食べれそうですが、1枚あたりのカロリーは、旧リッツの場合1枚17.46カロリーだったの対し、新リッツは16.83カロリーと若干ではありますが、少なくなりました。コクが少し薄くなったように感じられたという意見が多かったので、配合においても多少変えているのではと感じられます。1枚のカロリーや低くても何枚食べるかでカロリーが高くなるので注意です。

リッツのクラッカー:新旧の違いは値段

既に販売終了した旧リッツは日本製で39枚入りの値段は税込159円でした。そして、モンデリーズ・ジャパンによる新リッツはインドネシア製で39枚入りの値段は税込214円です。さらにヤマザキビスケットによる後継品ルヴァンLは日本製で75枚入りの値段は税込268円です。イメージカラーも赤から青に変わり、言わなければリッツの後継品と分かりません。また、39枚入りSの値段は税込172円なのでルヴァンが値段的にお買い得です。

リッツのクラッカー:新旧の違いはチーズサンドにもあった!

リッツはチーズサンドも大きく変わりました。原産国は同様にインドネシアです。原材料は旧製品の「アナトー色素」が消え、酸化防止剤が加わりました。クリームの色も比べてみると一目瞭然です。左がルヴァンで真ん中が旧リッツ、右が新リッツになります。旧リッツは、クリームがはがれないほどくっついています。よって濃厚な味わいのクリームだということが分かります。新リッツは軽い味わいでふわっとしたクリームが特徴です。

リッツのクラッカーの活用法

リッツのクラッカーは、そのまま食べても塩との塩梅が良いので美味しく食べれますが、カナッペにしてもとても美味しいです。のせる食材にルールは特にありません。冷蔵庫にあるものなどで、深く考えずまずはのせてみて下さい。意外な発見があるかもしれません。のせる食材によってカロリーも変わりますので、組み合わせを考えるのもポイントです。カロリーを考えながら皆で好きな具材をのせたパーティーも楽しいです。

そしてルヴァン・パーティーにふさわしい、ルヴァンのカナッペも、四角い形状がどんな具材ものせやすく、しかもクラッカー自体が重くしっかりしているので、多少重い具材をのせても安心です。リッツも良いですが、後継品のルヴァンでこのようなパーティーはいかがでしょうか?ルヴァンLは枚数も多くて値段も手ごろなので、大人数のパーティーにはもってこいです。

こちらの商品は、ヤマザキビスケット(YBC)のスタンドパックです。特に左の「エントリー」は1972年発売からのロングセラーブランドで、クリームにマダガスカル産バニラビーンズを使った上品でコクのある味わいです。他にレモンパックやルヴァン、抹茶サンドがあり、どれも特徴があって、美味しいです。このようにヤマザキビスケットは、人気商品の値段も手ごろで多数生産しています。

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リッツのクラッカーのまとめ

今回はリッツのクラッカーが変わった?新旧の味や値段やカロリーを比較調査しました。ルヴァンは旧リッツより味も香りも強くなったのに比べて、新リッツは食感も味わいも軽くなりました。それぞれの特徴を生かして差別化を図る中で、旧リッツの伝統を受け継いだ味を残してほしかった点もありますが、新食感リッツとして新たな観点でこの味が好きだ言うファンも増えていくかもしれません。皆さんもぜひ食べ比べて下さい。

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