オレオとノアールを比較調査！食べ比べてみると違いが分かる？

サクサクの黒いクッキーに、なめらかな甘いクリームが挟まったオレオは、小さな子どもから大人まで、多くの人から親しまれているお菓子です。そんなオレオとそっくりのお菓子「ノアール」が、2017年12月1日に発売になりました。黒いクッキーに白いクリームが挟まっており、一見するとオレオと見分けがつきません。

パッケージに注目してみると、オレオは青色、ノアールは赤色となっており、ここには違いがよく表れています。今回は、そんなオレオとノアールの気になる味を比較し、決定的に違う点を紹介します。スーパーやコンビニで見かけることがあったら、ぜひ2つのお菓子を食べ比べしてみてください。

2017年12月に発売されたノアールは、オレオのライバル商品として注目を集めています。実は、ノアールを発売したヤマザキビスケットは、2016年までオレオを製造・販売していた「ヤマザキ・ナビスコ」でした。ヤマザキビスケットは、2016年8月末でナビスコとのライセンス契約を終了したため、ナビスコブランドのオレオや、クラッカーでおなじみのリッツの製造・販売が終了したのです。

それと同時に、オレオとリッツの製造・販売は外資系菓子メーカーの「モンデリーズ・ジャパン」に引き継がれています。そのため、オレオの製造も国内から中国に変わりました。2017年12月からは、類似製品の製造販売制限が解除されるため、ヤマザキビスケットはノアールの発売に踏み込んだのです。

オレオは、ナビスコが販売するサンドイッチ型のクッキーです。白色の甘いクリームを丸いチョコレートクッキーで挟んでいます。サクサクとしたクッキーの食感と、甘くなめらかなクリームがマッチして優しい味を実現しています。オレオの歴史は古く、1912年の発売から100年以上続いています。名称の変更や様々な地域展開を続け、現在では世界100か国以上の地域で販売されています。

オレオは、世界18か国で製造されており、毎年作られるオレオの数はおよそ400億枚にもなります。このオレオを全て積み重ねると、地球5周分の長さに相当するほどです。それほど、世界中の人に愛されているお菓子なのです。

種類も豊富で、シンプルなバニラクリームから、チョコレートクリーム、日本人向けに甘さを控えたバタークッキーのオレオなど、多くのオレオが発売されています。また、通常のオレオよりサイズの小さい「オレオビッツサンド」は小さい子どもでも一口で食べることができ、手軽にオレオの美味しさを楽しむことができます。

ノアールは、2017年に発売されたサンドイッチ型のクッキーです。「圧倒的ココア感」を目指し、厳選したブラックココアパウダーと小麦粉を使用してサクッとした軽い食感を実現しています。47年間の年月をかけて磨き上げたレシピや技術は、ノアールの品質に表れています。一口食べればサクサクとした食感が楽しめ、そのまま口の中に入れると、たちまちふんわりとした食感に変わります。

サクサクした食感と、ふんわりとした食感の2つを兼ね備えたノアールは、発売と同時に多くの人の心を掴み、子どもから大人までの多くの人に親しまれています。

しっとりサクサクのノアールはコラボ商品が販売されているのを知っていますか？コラボによって違う味を楽しむことができ、多くの人から人気を集めています。手軽に昼食を取ることができる「ランチパック」や、ノアールが入った「クッキー＆クリームサンドケーキ」などが2018年4月から発売されています。

ランチパックには、ノアールを使ったパンが2つ入っています。ココア風味のパンに、砕いたノアールが入ったバニラクリームがサンドされているものが1つ。もう1つには、白いパンに砕いたノアールが入ったチョコクリームがサンドされています。サクサクとしたノアールの食感と、なめらかなバニラクリームやチョコクリームが絶品の商品です。

クッキー＆クリームサンドケーキは、砕いたノアールと、バニラ風味のホイップクリームをココアケーキでサンドしたスイーツです。なめらかなホイップクリームと、ビターなココア味のクッキーが非常にマッチしており、それをサンドするふわふわのココアケーキの食感がノアールの美味しさを一層引き立てています。

これらのコラボ商品を販売している山崎製パンは、ノアールを販売するヤマザキビスケットの親会社です。コラボによって、お菓子としてだけでなく菓子パンやスイーツなど、多くのシーンでノアールの味を楽しむことが出来るようになりました。

オレオとノアールを比較してみると、クッキーの見た目に違いがあります。ノアールにはヤマザキビスケットの頭文字「YBC」が刻まれ、その周りには花が散りばめられています。5枚の花びらと形から桜の花だと判断することができます。桜と言えば、日本ではなじみの深い花です。メイドインジャパンであることがクッキーにも象徴されています。

一方でオレオは、中心には「OREO」の文字が刻まれ、その周囲には花、クッキーの端には凹凸の模様が描かれています。比較してみるとオレオの方が全体的に凹凸が多く感じられます。凹凸の多い方が牛乳に付けて食べるときには良いかもしれません。中身のクリームはどちらも白色と言えますが、ノアールの方がよりハッキリとした白色をしています。

オレオとノアールの違いは、食べ比べをしてみると良く実感できます。オレオは、パリッとした食感が続き、食べ進めるとサクサクとした歯ごたえがあるのが特徴です。しかし、ノアールは、オレオ同様にサクサクとした食感ながらも、食べ進んでいくにつれてしっとりとした食感になっていきます。そしてココアの味がじわじわと口の中に広がっていくのです。

中に入っているクリームは、口に入れた瞬間にとろける味わいになります。ノアールのクリームは、口に入れたときにふんわりとした口溶けになるよう、温度が計算されているというので驚きです。融点を人の体温に近い37度にすることで、口に入れた瞬間にとろけるクリームを実現しています。

オレオとノアールを比較すると、味や甘さに違いが表れています。オレオは、ビターな味わいながらも甘さのあるクッキーと、しっかりとした甘さのクリームが特徴的です。食べ終えてもなお残るバタークリームの風の甘さが感じられます。その甘さを実現しているからこそ、牛乳に付けて食べるとサッパリとした風味が味わえ、一層美味しく感じられるのです。

一方でノアールは、全体的にビターでサッパリとした味わいになっています。甘さを感じさせながらも、甘すぎず控えめな味わいです。食べ比べてみると、オレオと違い、食べ終えてもスッキリとした味わいです。そのため何枚でもぺろりと食べれてしまいます。日本人の口に合う、サッパリとした控えめな甘さも、人気の1つなのかもしれません。

ビターかつスイートな味と、サクサクとした食感が人気のオレオですが、その美味しさをより引き出せる食べ方を知っていますか？王道な食べ方はもちろん、ひと手間加えて立派なスイーツにしても美味しく食べることができます。ぜひお気に入りの食べ方を見つけてみてください。

オレオの公式ホームページでは「twist！Lick！Dunk！」の名前と共に紹介されている、おすすめの食べ方です。まずは、オレオのクッキーをはがし、クリームの付いている部分をクッキーと一緒に味わいます。クッキーが1枚ない分、クリームのなめらかな甘さを堪能することができます。そして、クリームの付いていないクッキーを牛乳に浸せば、ビターな味わいと牛乳のサッパリとした風味を味わうことができます。

普段より甘いクッキークリームに、少し大人なビターなクッキー、いつもとは違うオレオを味わうことができます。クリームの甘さだけを味わいたいという人は、はがした後にクリームをスプーンですくって食べ、クッキーを牛乳に浸しても美味しくいただくことができます。牛乳に長く浸してやわらかい食感にしても美味しいです。王道な食べ方ですが、その味わい方は無限大。自分好みの味わい方を探してみましょう。

バニラアイスクリームに砕いたオレオを入れ、よくかき混ぜれば「オレオバニラアイスクリーム」の完成です。バニラアイスの甘さと、オレオのビターなクッキーがマッチし、絶品スイーツを味わうことができます。オレオの甘みがあるので、バニラアイスは甘さ控えめのサッパリしたものを選ぶと良いでしょう。

バニラアイスとオレオは、アイスクリーム店でも見かけることのあるほど相性抜群です。ひんやりとしたバニラアイスと、ザクザクとした食感を同時に楽しむことが出来るスイーツをぜひ試してみてください。

「オレオを串揚げにするなんて美味しいの？」そう思われる方もいるかもしれません。しかしこの串揚げオレオ、ものすごく美味しいのです。油で揚げることによって、クッキーがふっくらとした食感になり、ビターな味の中にしっかりと甘さを感じることができます。

アメリカでは「Deep Fried OREOS」と呼ばれるほど、オレオを油で揚げることは主流になっています。日本でも、串揚げ屋ではオレオをメニューに入れている店舗もあるようです。作り方としては、小麦粉100グラム、水100cc、卵1個をかき混ぜたものを用意します。それを串刺しにしたオレオに付けたら、細かく砕いたパン粉を付けていきます。パン粉をつけたら、180度に熱した油で揚げて完成です。

油で揚げる時間は、数秒でも美味しく食べることができます。お好みによって揚げる時間を変えてみてください。いつものオレオと食べ比べてみると、油で揚げることによって甘みが増幅し、クセになる甘さになっていることが良く分かると思います。甘いオレオを串揚げにするわけなので、カロリーはかなり高いです。食べすぎには注意しましょう。自宅で簡単に作れるので、デザートとしてお弁当に入れても喜ばれること間違いなしです。

オレオと食べ比べてみると、噛めば噛むほどしっとりとした食感になるノアール。そのまま食べても美味しいですが、一工夫加えると一層美味しくなります。どんな食べ方があるのか見ていきましょう。

ノアールをホットミルクに付けると、クッキーはよりしっとりとした食感に、クリームはより甘くなめらかな口触りになります。それもそのはず、ノアールのクリームは、口に入れた瞬間にとろけるよう、融点が37度に設定されているからです。ホットミルクに付けることにより、口に入れる前にクリームがとろけ、しっとりとしたクッキーとマッチします。

ホットミルクの方にも、ノアールのココアの風味やクリームの甘さが溶け出すため、より美味しく飲むことができます。ノアールはオレオと違い、クッキーとクリームがはがれにくいため、そのまま付けて食べるのがおすすめです。ほっとしたい午後のティータイムに、ぜひ試していただきたい食べ方です。

お菓子づくりにノアールを使ってみるのはどうでしょうか？しっとりとしたノアールは、マフィンの食感を邪魔することなく、美味しさを引き立ててくれます。作り方は、マーガリン50グラムをボウルに入れ、レンジで半分ほど溶かします。そして砂糖大さじ3を入れて混ぜ合わせていきます。ある程度混ざったら、溶き卵1個を少しづつ入れてかき混ぜていきましょう。そこに牛乳70mlを入れ、かき混ぜます。

きれいに混ざったら、最後にホットケーキミックスを200グラムをふるい入れて、よくかき混ぜます。混ぜ合わせたら、型に生地を入れ、ノアールをトッピングしていきましょう。半分か、4等分にしてトッピングすると食べやすくなります。そして180度で予熱したオーブンで15分ほど焼きます。焼きあがったら粗熱を取り、完成です。

お菓子パーティーでワイワイ作るのも良いですし、プレゼントで作っても喜ばれるレシピです。同じようにしてオレオでも作ることができるので、両方作って食べ比べしてみるのも楽しいでしょう。ノアールは、2017年に発売されたばかりなので、まだまだたくさんの美味しい食べ方があるはずです。ぜひノアールで自分なりの創作レシピを考えてみてください。

オレオとノアールの比較や、美味しい食べ方について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？一見するとオレオとそっくりですが、食べ比べてみるとその違いが良く分かります。どちらも美味しいお菓子なことに変わりはないのですが、ぜひ食べ比べてみてその美味しさを比較してみてください。オレオやノアールの魅力が伝われば幸いです。