ロースとヒレの違いを解説!柔らかさ・カロリー・値段などで比較!

ロースとヒレの違いを知っていますか?ステーキを食べる時やとんかつを食べる時などによく聞くロースとヒレですが、なかなか食べ比べる機会もないので、違いを見つけるのは難しいです。牛肉にも、豚肉にもある部位のロースとヒレは、どこの部位でどんな特徴があるのか詳しく理解したいものです。今回は、そんなロースとヒレの柔らかさやカロリー、値段などについて解説しますので、参考にしてみてください。

ロースとヒレの違いを解説!柔らかさ・カロリー・値段などで比較!のイメージ

目次

  1. 1ロースとヒレとは?
  2. 2ロースとヒレの特徴
  3. 3ロースとヒレの柔らかさの違い
  4. 4ロースとヒレのカロリーの違い
  5. 5ロースとヒレの値段の違い
  6. 6ロースとヒレの栄養素の違い
  7. 7ロースの美味しい食べ方:牛ロースのトマト煮
  8. 8ロースの美味しい食べ方:簡単柔らかローストビーフ
  9. 9ロースの美味しい食べ方:豚ロースのしょうが焼き
  10. 10ロースの美味しい食べ方:煮豚
  11. 11ヒレの美味しい食べ方:ステーキ
  12. 12ヒレの美味しい食べ方:牛ヒレのパイ包み焼
  13. 13ヒレの美味しい食べ方:豚ヒレのローストポーク
  14. 14ヒレの美味しい食べ方:豚ヒレの白菜ロール煮込み
  15. 15ロースとヒレを美味しく食べよう!

ロースとヒレとは?

ビーフステーキを注文するときにロースかヒレを選んだり、とんかつを注文するときにロースかヒレを選びます。ロースや、ヒレというのは肉の部位で、実際には、ロースやヒレの中にもいろんな種類の部位が細かく分けられています。

そして、ロースとヒレの一番の違いは、脂の多さです。ロースは脂が程よくのりやすい部位で、肉の旨味と、脂の旨味を楽しむことが出来ます。ヒレは、脂と筋があまりなく、きめ細かい赤身で出来ている部位で一頭の牛からもあまりとれない希少な部位です。

ロースとヒレの特徴

ロースの特徴

ロースの種類として、肩ロース、リブロースなどがあります。肩ロースは肩から背中にかけての長いお肉で、程よい脂がのっています。脂が霜降り状にのっていて、赤身とのバランスが良いので、牛肉は牛肉らしさ、豚肉は豚肉らしさが味わえます。筋が多少ありますが、肉質が良いので、筋の処理をすると非常に美味しいです。

リブロースやサーロインに比べて値段が少し安いのも特徴で、スーパーなどで良く売られているお肉です。薄く切って、しゃぶしゃぶやすき焼きにして食べることが多く、リブロースは頭の方に近い肩ロースの後ろにある部位で、サーロインとの間に挟まれています。脂がのりやすい部位なので、きめ細かく脂がのり、霜降り状になります。

リブロースは、ステーキにして食べられることが多く、他の部位に比べてあまり動かない筋肉なので、肉質が固くならずに、繊細な味が楽しめます。また、牛一頭から15kg程度しか取れないので希少な部位でもあります。焼くことにより、一番おいしくなるとされていてステーキや、ローストビーフにして食べられる美味しいお肉です。

ヒレの特徴

フィレ、ヘレ等とも呼ばれるヒレ肉は、身体の中心部分の骨盤よりさらに内部にあり、お肉の部位の中でも一番動かず、運動をしないお肉です。脂が非常に少なくヘルシーで、牛一頭からとれる量が非常に少なく、3kg程度しかとることが出来ません。そのため、サーロインと一緒に最高級部位の一つとしても扱われています。

脂がしっかりとのったサーロインに比べて、極端に脂ののりが少ないヒレは、健康を気にするお年寄りなどにも人気が高いです。また、ヒレの中には幻の部位とも呼ばれているシャトーブリアンと呼ばれる部位もあります。シャトーブリアンとは、ヒレ肉のさらに真ん中にある一部の一番良いとされている部分で、一頭の牛からとれるのは600g程度です。

シャトーブリアンは一般的なスーパーなどで売られていることはほぼなくて、レストランなどで見かける高級な部位です。もともと運動量の少ないヒレの中でも、さらに内部にある動いていないシャトーブリアンは脂身が少ない赤身肉なのに、柔らかさが格別で、赤身肉とは思えないほどの肉汁を含んでいます。

シャトーブリアンと言えば、やはりステーキで食べたいものです。しかし、脂が少ない赤身の為、ステーキを作る時などに肉に火を通しすぎると、すぐに硬くなってしまします。赤身肉であるのに歯切れが良いシャトーブリアンを調理するときは火加減に注意してください。

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ロースとヒレの柔らかさの違い

ロースの柔らかさ

牛肉の肩ロースは、脂と赤身肉のバランスが良いためバラ肉などに比べて柔らかい肉質です。肉の柔らかさは、良く運動しているか、していないかで大きな差が出てきます。足の周りなど、よく使われている部分の肉質は、どうしても筋っぽくなり脂ののりが少ない為硬くなってしまいます。そのため、肩ロースやリブロースなどの身体の中心にあるような部位は柔らかくなります。

また、サーロインは肩ロースやリブロースと同じように運動量が豊富ではない部位なので柔らかさが肩ロース、リブロースと変わりませんが、脂ののりが肩ロース、リブロースに比べて多いので脂のとろけるような食感により、さらに柔らかく感じます。筋肉の質だけではなく、脂がのりやすいかどうかもお肉の柔らかさを左右します。

豚肉の肩ロースは、お尻側に近いロースに比べて運動量が多いので、赤身が多く脂は粗く網目状に広がっている為、少し硬く感じてしまう部位です。肩ロースを調理するときは筋を切ることを忘れないようにしてから調理をした方が美味しく食べられます。また、ロースは肉質も柔らかいのでとんかつにもよく使われる部位です。脂がロースの周囲に層のようになっていて、その脂の旨味も非常に濃厚なので、豚肉の一番美味しい部分です。

ヒレの柔らかさ

牛肉のヒレは、一般的にロースよりも柔らかいです。身体の中心に近く運動量が少ない為、赤身肉ですが柔らかく、脂のとろけるような柔らかさを除くと、牛の部位の中で一番柔らかい赤身肉です。ステーキとして使われやすいヒレですが、焼き方はレアやミディアムレアのような火を通しすぎない焼き加減が肉の柔らかさとジューシーさが楽しめるのでおすすめです。

当然、薄く切って焼肉にしても美味しいですが、煮込み料理にしても柔らかく、お肉の味がしっかりと残るので美味しいです。シチューや赤ワイン煮などに非常によく合います。

豚肉のヒレは、ロースに比べて脂身が少ないので硬くなりそうなイメージですが、肉質はロースと同じぐらい柔らかい為、人気があります。ヒレはきめ細かい肉質なのでさっぱりと食べることが出来ますが、脂が少ない為焼きすぎるとパサパサとした食感になってしまいます。脂の多いバラ肉と比べても柔らかさが変わらないので、高級な肉質を楽しむことが出来ます。

ロースとヒレのカロリーの違い

ロースのカロリー

和牛か輸入牛かによって牛肉のカロリーは非常に大きな差が出来ます。育て方の違いが大きく、和牛は霜降りの脂身を多く作るように育てているのでカロリーが高く、輸入牛は広い土地で育てられている為に運動量が多くカロリーが低くなります。

輸入牛のロースは100gあたり240kcalで、和牛のロースは100gあたり400kcalと非常にカロリーに大きな差が出ます。和牛の方が柔らかさがあり、脂の美味しさを楽しめますが、輸入牛の方がカロリーを抑えることが出来るので健康を気にする方は、カロリーが抑えられる輸入牛の方がおすすめです。

豚のロースは豚の種類によってカロリーの違いが出てきますが、生産国によってはあまり大きな違いはありません。豚ロースのカロリーは100gあたり250kcalです。しかし、豚ロースの脂はロースの赤身肉を覆うようについているので、脂身を除くともう少しカロリーを抑えることが出来ます。

ヒレのカロリー

次にヒレのカロリーですが、輸入牛のヒレのカロリーは100gあたり130kcalで、和牛のヒレのカロリーは100gあたり220kcalなので、ロースと比べると半分ぐらいのカロリーという事が分かります。ロースとヒレの一番大きな違いはカロリーで、ヒレはとてもヘルシーな部位です。ヒレは一頭からとれる量が少ない部位ですが、カロリーがロースに比べて低いため、柔らかさと美味しいさでとても人気の部位です。

豚肉もロースよりもヒレの方がカロリーが低く、100gあたり120kcalで牛肉と同じようにロースの半分のカロリーです。そのため、とんかつを食べる時などにカロリーを抑えるという理由でヒレを選びがちですが気を付けなければなりません。それは、ロースとヒレのカロリーはヒレの方が半分ぐらいですが、とんかつにした時には同じぐらいのカロリーになってしまうからです。

豚肉のロースは脂が全体にめぐらされているので、フライ用の油の影響をあまり受けませんが、脂が少ないヒレはフライ用の油を吸収しやすい為、とんかつにすると結果的に同じようなカロリーになってしまいます。また、ロースの脂は、豚肉本来の脂なので旨味がありますが、ヒレが吸収した油はフライ用の油なので味わいが少し変わってきます。

カロリーを気にする方は、ヒレはとんかつではなく、ソテーなどにして食べる方が良いかもしれません。それ以外の料理でも、せっかくロースとヒレのカロリーの違いを知っていても料理にした時にカロリーが変わってしまい、予想以上のカロリーを摂取してしまう事があるかもしれないので気を付けてください。

ロースとヒレの値段の違い

ロースの値段

牛ロースの値段は、100gあたり200円前後が一般的です。ロースの部位により値段が変わりますが、リブロースなどはなかなかスーパーなどでは見かけない高級な部位です。豚ロースは100gあたり100円前後でスーパーで買う事が出来ます。

ヒレの値段

牛ヒレの値段は非常に差がありますが、100gあたり500円ぐらいします。国産の牛ヒレ肉になると、さらにその倍の値段をするようなものもたくさんあります。豚ヒレの値段は100gあたり250円ぐらいします。ヒレの値段は、ロースに比べると倍以上の値段がすることから、希少価値がある事と、人気がある事がよくわかります。

ロースとヒレの栄養素の違い

ロースの栄養素

牛ロースはたんぱく質と亜鉛が豊富なことが特徴的です。たんぱく質は人間の身体を作る成分でたくさん摂取する必要があります。また、亜鉛は皮膚、肝臓などの多くの臓器に存在していて、アミノ酸からのたんぱく質の再合成や発育に非常に大きな働きをしています。また、味覚障害や免疫力の低下を防ぐためにも亜鉛の摂取は非常に効果的です。牛ロースは、身体を守る成分を多く含んでいます。

豚ロースにも多くのたんぱく質が含まれていますが、特徴的なのはビタミンB1が豊富に含まれていることです。ビタミンB1の代表的な働きはブドウ糖をエネルギーに変えることです。そのため、夏バテ予防や疲れを取ることが出来るので非常に大事な栄養素です。

ヒレの栄養素

牛ヒレは、ロースと同じようにたんぱく質が豊富ですが、なんといっても脂質が低いのが特徴です。たんぱく質の摂取は簡単ではないですが、お肉を食べることによる摂取が比較的簡単です。しかし、たんぱく質と同時に脂質も摂取してしまう事が問題です。ヒレ肉であれば脂質を抑えながらたんぱく質を取ることが出来るので非常に優れた部位と言えます。

豚ヒレも、高たんぱくで低脂質が特徴ですが、料理をするうえで油との相性が非常に良い為、脂質が追加されてしまいがちです。せっかく低脂質でヘルシーな部位でありながら料理によって脂質が高くなってしまうので、ステーキにするなどして料理に工夫をすることをおすすめします。

ロースの美味しい食べ方:牛ロースのトマト煮

ロースは、すき焼きやしゃぶしゃぶにして美味しい部位ですが、煮込んでも美味しいのでトマト煮を紹介します。ロースならではの歯ごたえと柔らかさ、肉の旨味が引きたちます。材料は、牛肩ロースの塊肉を500g、玉ねぎ2個、にんじん1本、セロリ1本、にんにく3~4片、水400ccと、今回は簡単に作れるようにトマト缶で作るので2缶準備します。

調味料は、白ワイン、ケチャップ、コンソメをそれぞれ大さじ3ずつ、砂糖大さじ2、ローリエがあれば2枚と塩コショウを使います。まず、肩ロースの塊肉を食べやすいように一口大に切って、塩コショウで下味を付けておきます。圧力鍋に油と粗くスライスしたニンニクを入れて中火で火を付けます。お肉がより柔らかく出来上がるので圧力鍋をおすすめします。

ニンニクの香りが出てきたらロースを入れます。この時、強火にしておいてロースの表面全体に素早く焦げ目をつけてロースの旨味を閉じ込めながら柔らかさをキープしておくのがポイントです。焦げ目が付いたら、白ワインを入れ、香りづけをし、食べやすい大きさに切っておいた玉ねぎ、にんじん、セロリを入れてしんなりするぐらいまで炒めます。

炒めたところに水、コンソメ、ローリエを入れて蓋をし、圧力がかかった状態で弱火にして5分間煮込みます。5分後に火を止めて、圧力が下がったら蓋を開けてトマト缶とそのほかの調味料、砂糖、ケチャップを入れ中火で火をつけて煮ていき、にんじんが柔らかくなったら完成です。

トマト缶は圧力をかけてロースを柔らかくした後に入れるのがポイントで、先に入れてしまうと酸味が強くなってしまいます。盛りつけた後に塩コショウで味を調えれば、ロースの旨味とトマトの酸味がマッチした、美味しいロースのトマト煮が食べられます。

ロースの美味しい食べ方:簡単柔らかローストビーフ

ローストビーフは作るのが難しいイメージがありますが、実はフライパンで簡単に、柔らかさが際立つ美味しいローストビーフを作ることが出来ます。材料は、牛肩ロースの塊肉を250g、玉ねぎ1/4個を準備します。ローストビーフは美味しいソースによって一味違った高級な値段のローストビーフに変わるので、赤ワイン大さじ3、しょうゆ大さじ3、砂糖大さじ1、玉ねぎ1/4個、ニンニク1片と塩コショウを準備しておきます。

まず、下準備として牛ロースの塊肉に塩コショウで下味を付けて、すりおろした玉ねぎに20分ほど漬け込みます。玉ねぎに漬け込むことで牛ロースの柔らかさが全然違うので是非試してみてください。この時、冷蔵庫に入れずに常温のまま漬け込みます。漬け込み終わったら、牛ロースを取り出し水分をよく拭き取り、強火で温めておいたフライパンですべての面に焼き目を付けていきます。

全ての面を30秒ほどづつ焼いて焼き目がついたら、フライパンから牛ロースを取り出し、すぐにアルミホイルで熱が漏れないようにつつみ、その上から新聞紙でさらに包み30分置きます。その間にソースを作るので、フライパンに調味料とすりおろした玉ねぎを入れて、中火で湧き上がるまで煮詰めます。あまり煮詰めすぎると玉ねぎの苦みが出てしまうので、一度湧きあがったら火を止めてください。

30分後に牛ロースを新聞紙とアルミホイルから取り出せば中まで火が通っているので完成です。薄く切ると中がレア状態になっていて、牛ロースのきれいな肉質が見え、旨味を中に閉じ込めています。特製のソースをかけて食べると程よいロースの脂とよく合います。フライパン1つで出来るのでとても簡単にローストビーフを作ることが出来ます。

ロースの美味しい食べ方:豚ロースのしょうが焼き

豚ロースはヒレと違い脂が程よくのっているので、火を通すと油の甘みが引き立ち美味しくなります。その脂の甘みとしょうがのさっぱりとした味付けがよく合うので豚ロースはしょうが焼きがおすすめです。豚ロースの薄切りを200gとショウガ焼き用の合わせ調味料として、オイスターソース大さじ1、酢大さじ1、みりん大さじ1、砂糖大さじ1、生姜1片をすりおろして混ぜ合わせておきます。

豚ロースに塩コショウでまんべんなく下味を付けたら、中火で熱したフライパンに豚ロースを入れて、しっかりと火を通し、焼き目を付けます。ヒレと違い脂身が多いので、フライパンに入れる油は控えめの方がキレイに焼けます。両面がキレイに焼けたら、混ぜ合わせておいた調味料をフライパンに入れて、少し煮詰めるようにし、照りが出てきたら完成です。

豚ロースのしょうが焼きは簡単に出来るのが良いポイントで、ごはんによく合います。オイスターソースを入れているので、しっかりとした味付けが脂の甘みをより一層強く感じさせます。

ロースの美味しい食べ方:煮豚

煮豚と言えば豚バラで作るのが一般的ですが、どうしても脂が多くなりすぎてしまい豚の味がぼやけてしまいがちです。ロースで作れば、味が染み込みにくくはありますが豚肉の赤身の味がしっかりと感じられるのでおすすめです。

豚ロースの塊肉500gに対して、煮汁はしょうゆ100cc、みりん200cc、酒200cc、砂糖1/2カップ、ショウガ1片、ニンニク1片、水400ccを用意しておきます。まずフライパンで豚ロースの表面に焦げ目を作り、旨味を閉じ込めます。次に、調味料を全て鍋の中に入れて沸騰させます。沸騰させた煮汁の中に豚ロースを入れて火力を中火にして1時間ぐらい煮込んで行きます。一緒にゆで卵を入れても美味しい煮卵が出来るのでおすすめです。

煮込み終わったら冷まして味を染み込ませます。豚ロースは豚バラと違い味が染み込みにくいので、じっくりと時間を掛けることで美味しく仕上がります。豚ロースで作ることで、脂が抑えられてヘルシーに食べられます。

ヒレの美味しい食べ方:ステーキ

牛ヒレの美味しい食べ方はやっぱりステーキです。程よい脂と簡単に噛み切れる柔らかさを楽しむことが出来るシンプルなステーキが牛ヒレの美味しさを引き立てます。牛ヒレは高級で値段も高いので焼き方にも気を付けましょう。まず、牛ヒレを焼く準備として、冷蔵庫から4時間程度前から出しておいて常温に戻しておきます。冷蔵庫から出してすぐに火にかけてしまうと、中まで火が通る前に焦げてしまうので注意してください。

フライパンに油を敷き、焼きはじめますが、火にかける直前に牛ヒレに塩コショウで下味を付けてからフライパンで焼き始めてください。フライパンは強火で温めておいて、牛ヒレの両面にサッと焦げ目を付けます。その後、弱火にしてじっくりと火を通していきます。牛ヒレは脂が少ない為、火を通しすぎるとすぐに硬くなってしまい、ヒレの長所である柔らかさが無くなってしまうので、素早く調理しましょう。

焼きあがったら、ソースをかけて食べるのも良いですが、せっかく希少な部位なので、赤身の味とさっぱりとした脂を楽しむために、塩またはわさび醤油で食べることをおすすめします。とにかく焼きすぎないようにして、レアやミディアムレアの焼き加減がおすすめです。

ヒレの美味しい食べ方:牛ヒレのパイ包み焼

牛ヒレの旨味を閉じ込めるために、パイに包んで焼くと牛ヒレにじんわりと火が通るのでヒレ特有の柔らかさが楽しめます。まず、玉ねぎとマッシュルームをみじん切りにしてバターで柔らかくなるまで炒めてきます。次に、牛ヒレに塩コショウをしてフライパンで両面を焦げ目が付くぐらい軽く焼きます。

市販のパイ生地を広げて、炒めた玉ねぎとマッシュルームを敷き、その上に牛ヒレを置いてパイで包み、表面に溶き卵を付け、250度に熱したオーブンに入れて10分程度牛ヒレを焼けば完成です。牛ヒレから出る脂が流れ落ちないので、濃縮した牛ヒレの味を楽しめます。

ヒレの美味しい食べ方:豚ヒレのローストポーク

せっかく脂の少ない豚ヒレを揚げてしまうと脂質が増えてしまいますが、豚ヒレを茹でて作るローストポークはヘルシーで美味しく簡単なので作ってみてください。豚ヒレのブロックを準備し、クレイジーソルトを全体にしっかりとすりこみます。その豚ヒレをラップでくるみ、ビニール袋に入れて、中に水が入ってこないようにしっかりとくくります。

鍋にお湯を沸騰させておいて、ビニール袋に入れた豚ヒレを鍋に入れ蓋をし、火を止めて7時間ぐらいおいておくと豚ヒレのローストポークが出来上がります。実際に油を使ってローストしていないのでとてもヘルシーな豚ヒレのローストポークです。

ヒレの美味しい食べ方:豚ヒレの白菜ロール煮込み

豚ヒレで作るロールキャベツに似ていますが、豚ヒレで作るととてもヘルシーに仕上がります。豚ヒレ300gに対して、白菜1/4カットを準備しておきます。白菜はラップに巻いて、レンジで5分ぐらい温め、豚ヒレを巻きやすくします。一口大に切っておいた豚ヒレを白菜で包み、爪楊枝で止めて、鍋に水400cc、しょうゆ大さじ2、砂糖大さじ1、みりん大さじ1、塩少々、だしの素12gを沸騰させておいた鍋に一緒に入れます。

再び沸騰したら、弱火にして20~30分ぐらい煮込めば完成です。豚ヒレのヘルシーさと柔らかさがとても美味しい一品です。豚ヒレは、油を使った料理に合いますが、せっかくのヘルシーさを保つために豚ヒレに油を吸わせないようにしましょう。

ロースとヒレを美味しく食べよう!

ロースとヒレの違いについて紹介してきました。ヒレの方がロースより脂質が少なくヘルシーで柔らかいですが、その分値段が高い傾向にあります。ロースとヒレは料理によって味わい方が違うので特徴を生かして美味しく食べましょう。

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