キントキダイと金目鯛の違いは?値段や食べ方、レシピなど調査!

キントキダイと金目鯛の違い分かりますか?どんな違いがあるのでしょうか?鯛と聞くとついつい価格も高く感じますが実際の所いくらなのかも気になります。今回は「キントキダイと金目鯛の違いは?値段や食べ方、レシピなど調査! 」と題しまして紹介していきます。キントキダイと金目鯛の違いを知り、また値段や食べ方、レシピなども知ることで食卓に並び美味しく食べる機会も増えるかもしれません。

キントキダイと金目鯛の違いは?値段や食べ方、レシピなど調査!のイメージ

目次

  1. 1キントキダイはどんな魚?
  2. 2キントキダイと金目鯛は違う魚!
  3. 3キントキダイの捌き方
  4. 4キントキダイのおすすめ食べ方レシピ
  5. 5キントキダイを堪能しよう

キントキダイはどんな魚?

キントキダイとはどんな魚なのでしょうか?別名ではキントキ、カゲキヨ、キンメと呼ばれることもあるそうです。そんな、キントキダイの特徴や旬の時期など紹介していきます。

キントキダイの特徴

体長25cmから30cmほどの大きさで、全身が光沢のあるうすい赤色をしています。鱗がはがれにくく、側線有孔鱗数は66枚から83枚ぐらいです。体の割の部分に腹びれ、背びれ、臀ひれが大きく黄色斑があります。ひれには褐色の丸い斑点が散らばっていて全身は小さく硬いうろこに覆われていてざらざらしています。下あごが前に出ていて口や目が大きく、目の大きさが名前の由来でもあります。角度によって目が赤や金色にも見えます。

キントキダイはキンメとも呼ばれることもありますが、金目鯛とは別の魚になります。地方によってはアカメと呼ぶ地方もあります。生きているときの海の中の色と釣り上げた時の色は違い、釣り上げると鮮紅色になります。鮮度が落ちてくると白っぽくなってきます。キントキダイにもいくつか種類があり、その中でも一番美味しいのがチカメキントキと言われています。チカメキントキは釣りやすい魚ともいわれています。

キントキダイの旬の時期

キントキダイの旬は秋から春にかけてです。鱗がちいさく取りにくく、皮が薄くてもろいです。骨はあまり硬くなく、透明感のある白身です。キントキダイの仲間でチカメキントキの旬は晩秋から冬にかけてが旬の時期となります。それ以外の時期はやや旨味が少し欠けるといわれています。

キントキダイの主な産地

キントキダイは主に底引き網や定置網などで漁獲されています。比較的浅場に多く、まとまって揚がることは少ないです。暖海性の魚なので日本海側では山陰から九州にかけて漁獲され、太平洋側では高知県などが主な漁獲される産地となっています。漁獲量は多い魚ではないので、常に市場に並んでいる魚ではないです。

キントキダイの選び方

新鮮はキントキダイを選ぶ際に目が落窪んでないものを選びましょう。エラは赤々と鮮やかなものを魚体には張りがあり、色がくすんでないもので、腹が柔らかくないものを選ぶようにしましょう。

キントキダイの食べ方

キントキダイの食べ方として、鮮度が良くて、大きめなキントキダイの場合は刺身がおすすめで美味しい食べ方です。その他の食べ方でも、揚げもの、煮物、蒸し物、ムニエルにしても美味しく、キントキダイは白身魚なのであっさりとしているので、香草焼きなどもおすすめの食べ方です。

キントキダイと金目鯛は違う魚!

キントキダイと金目鯛見た目はそっくりだと思ったことはありませんか?金目鯛を捌こうと思った時になかなか鱗がとれないのがキントキダイです。金目鯛は鱗を簡単にはがすことができますが、キントキダイはきれいに鱗をはがすことができません。鱗以外にもキントキダイと金目鯛の違いを紹介します。

金目鯛とはどんな魚?

金目鯛とは店頭に並んでいる姿は目が金色に輝いていて、体の色が鮮やかな赤い色をしていて、大きな金魚のようなのが特徴です。海底で泳いでいるときの金目鯛はマダイのようなピンク色をしています。金目鯛の姿形は前半身が体高があって、後ろ半身は尾の付け根に向けてすぼまっていて、腹側の曲線は尾から胸にかけて緩やかに膨らんでいて、お腹から口まで大きくカープし、口は受け口になっています。

金目鯛は目がもっとも特徴的で、名前の由来もこの目からきています。大きな目の玉が光の加減で金色に見えたりします。目の玉の色自体は無色透明でガラス玉のような色ですが、瞳の奥に反射層があり、海底の奥深くの光の届かないところでも、獲物を見つけることができるようになっている目なのです。金目鯛は15年ぐらい生息し、大きく育つと50cmほどにもなるそうです。

金目鯛の値段

金目鯛の旬は1年間変わらずともいわれていますが、最も美味しく脂ののった時期は冬の12月から2月頃です。金目鯛と言うと、お祝い事などでも使われお値段も高めと言われています。だいたい大きなもので値段がキロ単価2000円を超えるといわれています。キントキダイの値段はどうでしょうか?金目鯛にも味もあまり劣らずのキントキダイの値段は大きい物で値段がキロ単価1500円前後と言われています。

キントキダイと金目鯛の見分け方

見た目よく似ているキントキダイと金目鯛の見分け方について紹介します。一つ目は鱗で、金目鯛は鱗を剥すのに簡単に剥すことができますが、キントキダイは鱗がすごく細かく鱗が綺麗に剝れません。二つ目は口で、金目鯛には口先にトゲがありますが、キントキダイにはトゲがありません。金目鯛にはトゲがあるので調理をするときには気を付けるようにしましょう。市場に出ているときに値段も違います。金目鯛の方が値段が高いです。

キントキダイの捌き方

キントキダイを捌く時に注意した方が良いのが、危険なヒレの部分などは調理バサミを使って切っておきましょう。キントキダイのヒレはするどくてとても危険です。ヒレを切らない時には取り扱いに十分気を付けましょう。

次にエラと内臓を取り除きましょう。キントキダイは頭や骨の部分(アラ)も煮つけの料理にするととっても美味しいので、えらと内臓を取り除きます。エラの部分を持ち上げて包丁を入れていきます。エラと身がつながっている部分に包丁を入れ、一周り切りましょう。エラでもけがをすることがあるのでこの時も注意しながら切りましょう。身とエラを離し、次に頭とエラを離します。エラ全体を持ち上げて先端部分を切り離しましょう。

エラを取り除くことが出来た後はお腹を開きエラと内臓を引っ張ります。エラを取るために付け根部分に包丁を入れるとエラを簡単に撮ることができます。尻尾の方に向かって引っ張ると内臓も一緒についてきて取ることができます。内臓を取り除いたら、お腹を水洗いしましょう。

次は頭を落とします。少し身を残すような感じで片側に包丁を入れてから裏返しにしてもう片方からも包丁を入れましょう。鱗の部分も鋭いのでけがをしないように注意しましょう。頭を落としたら、3枚におろします。お腹の方から包丁を入れます。骨に沿って慎重に包丁を滑らせ、力を入れないようにしましょう。力を入れてしまうとけがをしてしまうこともあります。包丁の先が真ん中の骨に当たったら次は背中側に包丁を入れましょう。

真ん中の骨が当たるまで包丁を滑らせ、お腹側、背中側に包丁を入れたら尻尾を持ち上げます。尻尾側に刃先を向けて包丁を入れるようにします。次に刃先を反対にし3枚おろしにします。反対側も同じようにしたら3枚おろしが出来上がります。後は腹骨を取って皮をひいて骨を抜きましょう。新鮮な時の食べ方として、切り身にして刺身として食べることができます。

キントキダイのおすすめ食べ方レシピ

キントキダイにはいろいろな調理方法があります。おすすめのレシピを紹介します。値段金目鯛より買い求めやすい金目鯛を食卓の1品にしましょう。

キントキダイの刺身

はじめに刺身にする時には、キントキダイの鱗を取っていきましょう。鱗はとても細かいです。次にエラを抜いていきましょう。包丁の刃を外に向けキントキダイを少しまわし魚体を上げてエラを取ります。次に内臓を取り、血合いを洗い流します。次に頭を落としましょう。頭を落としたら3枚おろしにします。3枚おろしにしたら、腹骨をすいていきます。その後丁寧に骨を抜きましょう。皮をひいてカットしたら刺身の出来上がりです。

キントキダイの新鮮な時に捌くことで刺身にすることができます。皮がしっかりしているので、湯引きにしても美味しいです。金目鯛にも劣らないほどのおいしさの刺身です。大きめの物になると脂ものっている刺身です。

キントキダイの塩焼き

キントキダイの塩焼きをする方法として、ます最初に鱗をそぎ落とします。エラと内臓も取り、お腹の部分に切り込みを入れましょう。塩を振って焼きましょう。キントキダイの塩焼きは脂はあまりなく身のしまった、さっぱりとした焼き魚です。

キントキダイの煮つけ

キントキダイの煮つけの材料はキントキダイ2切れ、生姜1片、煮汁の材料として水100ml、酒50ml、砂糖大さじ1、みりん50ml、濃い口醤油50mlです。下ごしらえとして、キントキダイを熱湯で拭いぬめりを取りましょう。表面を少し加熱しておくと旨味を閉じ込めることができます。次に酒を鍋に入れ中火で軽く煮切ります。そこに、水、みりん、濃い口醤油、砂糖を加えましょう。煮汁を煮立たせ魚と生姜を加えましょう。

煮汁が冷たいうちから魚を入れてしまうと身がしまってしまうため入れないようにしましょう。落し蓋をして10分中火で煮込みましょう。この時煮崩れ防止のためあまり魚はいじらないようにしましょう。火を止め5分ほどお玉を使って魚に煮汁をかけながら染み込ませます。冷めてくると味が浸み込みます。味が浸み込んだところで出来上がりです。

キントキダイのあら煮

アラにはたくさんの栄養と旨味がたっぷり入っています。旨味たっぷりのあら煮の材料は、キントキダイにアラ500g、酒100cc、水100cc、砂糖大さじ3、しょう油大さじ4、みりん大さじ2です。アラは血合いや鱗を取り除き、熱湯をまわしかけましょう。鍋に酒、水、砂糖を入れて沸騰させます。重ならないようにキントキダイのアラを入れて落し蓋をして中火で煮ましょう。火が通ったらしょう油を加えて煮詰めましょう。

最後にみりんをまわし入れてひと煮たちさせ、キントキダイに照りが出て来たら完成です。ポイントとして、あらは熱湯をかけることで臭みが取れます。煮るときは煮汁を沸騰させてから入れるようにしましょう。温度が低い状態で入れてしまうと魚の臭みが出てしまいます。

キントキダイのホイル焼き

このレシピは3枚おろしをすることなく作れます。鱗と内臓を取って、皮に切り込みを入れましょう。そのあとホイルに包みます。キノコ類や香味野菜などを一緒に入れるのも良いでしょう。キントキダイに塩を多めに振りグリルに入れて強火でじっくり焼きましょう。30cmぐらいの大きさの場合は途中で裏返して1時間くらい焼きましょう。焼き上がりにしょう油やポン酢をかけて食べるのもおすすめです。

キントキダイのから揚げ

キントキダイを切り身にします。しょう油、みりん、しょうがでたれを作り少し漬け込みます。片栗粉をまぶして油で揚げれば出来上がりです。ご飯のおかずの一品にもなり、お酒のおつまみにもなる一品です。

キントキダイの炊き込みごはん

キントキダイの旨味がだしとなって美味しい炊き込みご飯になります。まずはじめにキントキダイのだしを取りましょう。そこに、酒としょう油で味を調整します。キントキダイの切り身とだし汁とお米を炊飯ジャーに入れて、炊けば出来上がりです。炊き上がったら、良くかき混ぜましょう。最後に千切りにした生姜をのせてもおいしいです。

キントキダイのカルパッチョ

お刺身でも美味しいキントキダイですが、カルパッチョも美味しく食べることができます。彩も良く、食卓も華やかになります。材料はキントキダイの刺身200g、レッドオニオン1/2個、バジル6枚、トマト1/2個、エクストラバージンオイル大さじ1から2、レモン汁1/2個、塩コショウ少々です。キントキダイは薄切りにして更に並べ、塩コショウをしておきます。トマトは5mm角切りにし、バジルは適当な大きさに切ります。

レッドオニオンは薄くスライスして、水にさらしましょう。別の更に水気を切ったレッドオニオンを敷いてその上にキントキダイの刺身を並べて、バジルとトマトを散らします。最後にエクストラバージンオイルとレモン汁をまわしかけて出来上がりです。トマトとバジルとキントキダイの刺身の彩がとてもきれいな一品です。

キントキダイのハーブグリル

和食も良いですが洋食にもあうキントキダイです。材料はキントキダイ2切れ、塩コショウ少々、にんにく1片、オリーブオイル大さじ1、フェンネル少々、白ワイン大さじ2、お好みの野菜適量です。キントキダイは塩コショウをし5分ほど置きます。野菜は下茹でしておきます。弱火でフライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ香りがしてきたらにんにくを取り除きキントキダイの皮の部分から焼きます。
 

強火でソテーし裏返して両面焼き、白ワインを加えアルコールが飛んだら下茹でした野菜を入れて、フライパンに蓋をして弱火で2分ぐらい蒸し焼きにします。最後に塩コショウで味を整えて出来上がりです。

キントキダイを堪能しよう

『キントキダイと金目鯛の違いは?値段や食べ方、レシピなど調査!』を紹介してきましたが役に立てたでしょうか?見た目がとっても似ているキントキダイと金目鯛の違いを知ることで料理の使い分けもしやすく、注意しながら調理することができます。値段も金目鯛と比べると求めやすいです。捌き方の方法を知ることで、注意点を抑えながら楽しく調理し、刺身や加熱料理等色々な食べ方でキントキダイを食卓の一品へと並べましょう。

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