2018年05月21日公開
2024年07月13日更新
東京で寿司を食べるならココ!おすすめの江戸前寿司の名店や高級店も紹介
東京のお寿司といえば江戸前寿司が有名です。漬けたマグロやコハダ、アナゴなどが主なネタで、東京には江戸前寿司の名店が数多く存在します。厳選された新鮮で最高級のネタと、ネタ一つ一つに合うよう計算尽くされたシャリの、絶妙な組み合わせが口の中で合わさると、多くの人が思わず感動を覚えてしまいます。そこで今回は、東京にあるおすすめの江戸前寿司の名店や高級店を、詳しく紹介していきます。
目次
東京でおすすめの江戸前寿司名店・高級店は?
東京のお寿司といえば、「江戸前寿司」が有名です。東京江戸前寿司の多くは、代々昔から受け継がれてきた老舗の名店で、格式の高い高級店でもあります。そんな一生に一度は食べてみたい「江戸前寿司」ですが、今回は、東京本格江戸前寿司の中で、おすすめの名店をピックアップして紹介していきます。
東京で食べられる江戸前寿司とは?
そもそも「江戸前寿司」とは、江戸の前、すなわち東京湾で獲れた魚をネタにしたお寿司のことを指します。昔は冷蔵庫もなかったため、獲れた魚を酢や塩で締めたり、煮たり、漬け込んだりして生魚が日持ちするように工夫をしていました。その魚を屋台でシャリと一緒に握り提供していたのです。これが「江戸前寿司」の始まりでした。
江戸前寿司の代表的なネタは、アナゴやコハダ、漬けマグロなどです。特に江戸前寿司は、マグロに強いこだわりを持っていて、「江戸前寿司の命」とも呼ばれるほど、マグロの良さが、寿司屋の格を決めると言われています。それぞれの店で違う表情をしたマグロを食べるので、食べ比べてみてもいいでしょう。
東京江戸前寿司の正しい食べ方
江戸前寿司は、握った寿司に「煮切り」をひと塗りして提供されます。握った瞬間が1番美味しいと言われる寿司ですから、出されたら早く食べるようにしましょう。手を使うかお箸を使うかは、お好みで大丈夫です。寿司と寿司の間にガリを挟んで食べることで、口の中をすっきりさせることができ、次のお寿司をより美味しく食べることができます。
東京江戸前寿司を食べる時のマナー
東京高級江戸前寿司では、おまかせコースで注文することが基本となっています。お店に行っても特にメニューなどは置いてありません。コースが終わって他に食べたいものがあれば、聞いてみることをおすすめします。予約する際には、大まかな予算を伝えておくとスムーズです。
東京江戸前寿司に行く時は、なるべく香水やタバコなどの、匂いがきついものはつけていかないようにしましょう。江戸前寿司に限らず、日本料理は繊細な香りも楽しむものです。他のお客さんの迷惑にもなりかねません。また、写真を撮る際には、お店の人に確認を取ってから撮るようにしましょう。
東京の本格老舗江戸前寿司名店:すきやばし次郎本店
東京にある老舗江戸前寿司の名店といえば、「すきばやし次郎本店」は外せません。「世界一美味い寿司を握る男」「人間国宝」などの呼び名がある小野二郎が店主を務める、カウンターが10席ばかりの小さな名店です。ミシュラン3つ星を10年以上連続で獲得し、なんとオバマ前大統領と安倍首相も訪れたことがあります。東京の江戸前寿司の中でも群を抜く高級店で、1人20貫3万円前後のお任せメニューのみとなっています。
格式の高い洗練された空間で、黙々と握られた寿司を食べるといった、まさに食だけに集中する時間を得ることができます。早い時は、20分ほどでコースが終わってしまう時もあるようです。口の中でほろっととろけるような、今までのお寿司の概念を覆される、そんな江戸前寿司が人々を強く惹きつけています。
出典: https://serai.jp
すきばやし次郎本店は、あまりの人気ぶりに現在は電話予約の受付を中止しているようです。もし、行ってみたい場合は、直接お店に行って見る方法がいいかもしれません。営業時間は11時半から14時、17時半から20時半で、定休日は土曜夜と日祝です。
東京の本格老舗江戸前寿司名店:鮨さいとう
すきばやし次郎と並ぶ、本格老舗江戸前寿司の名店が「鮨さいとう」です。こちらも2010年以降ミシュランの3つ星を獲得し続けている、誰もが知る東京江戸前寿司の名店の一つです。すきばやし次郎の厳粛で格式高い雰囲気とは対照的に、高級店ながらフレンドリーな接客も人気の理由の一つです。半年先まで予約がびっしりというほど、多くの人に愛されています。
「鮨さいとう」のお寿司の特徴は、全体的に上品で優しく、かつ深みのある味となっています。見た目も美しく華やかで、店主が一つ一つ丁寧に握っているのがわかります。口の中にふわっと残る余韻がたまりません。食べ終わった後に、穏やかな気持ちにさせてくれる、温かい雰囲気を持ったお店です。
出典: https://retty.me
「鮨さいとう」の営業時間は、12時から14時、17時から22時で定休日は日曜日、祝日の月曜となっています。価格帯はランチタイムが5400〜16200円、ディナータイムは21600円となっています。
東京の本格老舗江戸前寿司名店:すし喜邑(きむら)
東京老舗江戸前寿司の名店「すし喜邑」は、本格的にじっくりと熟成されたネタがとても有名な江戸前寿司です。40日〜50日かけて熟成されるネタは、魚の旨味がこれでもかと凝縮されていて、この味に魅了されるファンも多く存在します。まさに、素材の良さを追求し続けた店主の努力が、一つ一つのネタにぎっしりと詰まっています。「新鮮じゃないから旨い」といったこれまでの常識を覆す熟成寿司は、多くの者を感動させています。
すし喜邑は、江戸前寿司の王道である、マグロ、コハダ、赤貝はあえて扱っていません。その日に市場で魚を見て、触って、匂いを嗅いで、美味しいと確信を得た魚のみを調理します。ネタに6年、シャリに3年と完成まで試行錯誤を繰り返してきました。時間と手間を惜しまずに、熟成寿司に人生を捧げる店主自慢のお寿司を、ぜひ味わってみてください。ここにしかない味を存分に楽しむことができます。
すし喜邑の営業時間は、17時半〜22時で月曜日が定休日となっています。ディナー予算は約25000円ほどです。席は、カウンター8席のみで予約は必須です。
東京の老舗本格江戸前寿司名店:鮨いちかわ
大人の雰囲気が漂う老舗本格江戸前寿司名店、それが「鮨いちかわ」です。ネタの一つ一つに手間がかけられた、丁寧な職人技を垣間見ることができます。店の一押しは江戸前寿司の命とも言われるマグロで、マグロで始まりマグロで終わるといったコースとなっています。握りだけでなく、つまみや煮物も人気があります。日本酒を片手に、なんとも至福なひと時を過ごすことができます。
「鮨いちかわ」は、これまで紹介した東京江戸前寿司高級店の中でも、予約は取りやすいようです。デートや記念日にぜひ訪れてみてはどうでしょうか?鮨いちかわの営業時間は、18時から22時半までで、定休日は水曜日となっています。日曜日のみランチ営業もしています。ランチ、ディナーともに、予算は2万〜3万くらいです。
東京の老舗本格江戸前寿司名店:すし家一柳
東京銀座位に店を構える、本格江戸前寿司名店「すし家一柳」は、ネタだけでなく、シャリにも特別なこだわりを持っていることが特徴です。ネタに合わせて、シャリの握り方や温度を変えて、ネタとシャリとが最高級の組み合わせになる瞬間を提供します。つまみの種類も豊富で、お酒がどんどん進みます。お客さんの好みやペースに合わせてカスタマイズできるといった心遣いも嬉しいポイントです。
「すし家一柳」は、2018年のミシュランガイドでついに一つ星を獲得しました。これからさらに人気になっていくことは間違いなしです。江戸前すしの高級店では珍しく、ランチもディナーも無休で営業しています。一見さんにも行きやすい温かい雰囲気なので、ぜひ足を運んでみてください。営業時間は、11時半から14時、17時半から22時までです。予算は、昼夜ともに2万円前後となっています。
東京の老舗本格江戸前寿司名店:紀尾井町三谷
東京江戸前寿司名店「紀尾井町三谷」は、政界一予約が取れないとも言われている寿司店「三谷」の新店舗です。永田町駅直結で赤坂見附駅からも近く、好立地なところもポイントです。店主のこだわりが詰まった、上質で高級感の漂う店内は、皇室の椅子職人が作る椅子や、貴重な木材を使用したカウンターなどを使用しています。店の隅々までおもてなしの心を体感することができます。
「紀尾井町三谷」の特徴は、何と言ってもワインと楽しむお寿司です。ドリンクをおすすめで頼めば、ネタやつまみ一つ一つに合わせてシャンパンや日本酒、ワインなどを提供してくれます。高級なお酒とお寿司をこれでもかと堪能することができる、大人のなんとも極上のひと時を過ごすことができます。すでに新規の予約は2年待ちとのことなので、まぼろしの江戸前寿司といっても過言ではありません。
東京江戸前寿司名店「紀尾井町三谷」の営業時間は、12時から15時、17時から22時半で、要予約です。予算は一人当たり4万円前後と、今回紹介したお店の中では1番の高級店ではありますが、そのまぼろしの味は一度味わってみたいものです。
東京の老舗本格江戸前寿司名店:江戸前服部
東京六本木にある江戸前寿司名店「江戸前服部」は、本格江戸前寿司を15000円から堪能することができる、高級店の中でもリーズナブルなところが魅力の一つです。広々とした店内には、樹齢約500年のヒノキの一枚板のカウンターが存在感を表しています。個室もあるため、接待や記念日などにも利用することができます。
江戸前服部は、「日本の食文化鮨を世界に伝えるおもてなしの店」というコンセプトのもと、世界を意識し、食材だけでなく箸や器など、隅々までこだわりぬいた極上の空間を演出しています。季節によって厳選した産地のネタを仕入れて、熟練技と合わせた最高のお寿司を提供しています。江戸前服部の営業時間は、17時半から23時、定休日は日曜・祝日となっています。
東京の老舗本格江戸前寿司名店:鮨ニシツグ
東京本格江戸前寿司名店「鮨ニシツグ」は、恵比寿にある「鮨早川」の姉妹店です。海外からのお客さんも多いため、スタイリッシュでモダンなジャパニーズ風の店内となっています。ライトに照らされたカウンターが、まるで高級店バーのような、上品さ漂う大人の空間を演出しています。カウンターに置かれた五葉松はとても存在感があり、このお店のシンボルとも言えます。独特のミニマムな空間は、特別な人とのデートにぴったりです。
「鮨早川」も他の江戸前寿司名店と同様おまかせメニューのみとなっています。値段は18000円からです。〆には、「早川スペシャル」と呼ばれる、大トロの炙りに白と黒のトリュフをすりおろした巻物が堪能でき、絶品です。ワインや日本酒などのメニューも豊富なので、お寿司と一緒に楽しむことができます。日本だけでなく、海外からも愛される、芸術的な江戸前寿司がここにあります。
東京本格江戸前寿司「鮨ニシツグ」の営業時間は、18時から24時で定休日は日曜日です。カウンター10席のみなので、要予約です。まさに「究極の大人の隠れ家」とも言えます。
東京の老舗本格江戸前寿司名店:鮨竜介
最後に紹介する東京江戸前鮨の名店は、銀座にある「鮨竜介」です。扉を開けると、全7席のゆったりとした特別な空間が広がっています。鮨竜介では、常識にとらわれない「他とは違う楽しい鮨」をコンセプトとし、斬新で新しい料理に出会うことができます。、つまみにはキャビアやフォアグラと合わせてあったり、揚げ物が出てきたりと、どんな料理が出てくるのか、思わずワクワクした気分になります。
「鮨竜介」は、ネタだけでなくシャリにも、赤酢と白酢の2種類を用意しており、ネタに合わせて使い分けるといったこだわりがあります。店主も気さくで話しかけやすい雰囲気があり、リラックスした楽しい空間をさらに忘れられないものにしてくれます。銀座の江戸前寿司の中でも、特に人気が高いのも納得です。
東京江戸前寿司「鮨竜介」は、ランチがとてもお得です。ランチであれば予算は5000円からと、普段本格的な江戸前寿司は高くて手が出ないという方でも、行きやすい価格設定となっています。ネタも夜と同じものを使っているということなので、大変お得です。ちなみに夜は、おまかせで25000円からとなっています。営業時間は、12時から14時、17時半から22時半です。定休日は日曜・祝日となっています。
東京の高級江戸前寿司を食べて極上のひと時を過ごそう!
いかがでしたか?今回は、東京にある老舗江戸前寿司の名店や高級店の数々を紹介しました。どのお店も寿司職人がこだわりぬいた食材や空間で、他にはない極上のひと時を演出しています。大切な友人や恋人、家族と一緒にぜひ訪れてみてはどうですか?高級店ならではの、一流の味を楽しむことができるはずです。