スキムミルクの代用品にクリープや牛乳は使える?使い方とレシピ!

お料理のレシピを見ているとたまに出てくるスキムミルク。しかしスキムミルクを常備しているご家庭は少ないのではないでしょうか。クリープや牛乳で代用できたら便利だと思ったことはありません?。ここではそんな時に役立つ、スキムミルクの代用食品について紹介します。スキムミルクの栄養素や料理での効果、おいしいレシピも合わせて紹介します。スキムミルクの活用の幅も広がること間違いなし。スキムミルクについて知りたい方は必見です。

スキムミルクの代用品にクリープや牛乳は使える?使い方とレシピ!のイメージ

目次

  1. 1スキムミルクのストックがないという時は
  2. 2スキムミルクをほかの食品で代用しよう
  3. 3スキムミルクって何?
  4. 4スキムミルクの栄養成分
  5. 5パン作りの際のスキムミルクの効能
  6. 6スキムミルク使用のメリット
  7. 7スキムミルク使用の注意点
  8. 8スキムミルクに代用品はあるの?
  9. 9スキムミルク代用品:牛乳
  10. 10スキムミルク代用品:クリープ
  11. 11スキムミルク代用品:粉ミルク
  12. 12スキムミルク代用品:豆乳
  13. 13スキムミルクの代用に向かない食品
  14. 14スキムミルクと代用品を使ったレシピ
  15. 15スキムミルクと代用品を使って料理に幅をもたせよう

スキムミルクのストックがないという時は

お料理のレシピを見ていて、材料にスキムミルクと書かれているのを見たことがありませんか?特にパンをお家で作る方はスキムミルク入りのレシピを見たことがあるかもしれません。けれど、スキムミルクをキッチンに常時ストックしているご家庭は、そんなに多くないのも事実です。たまにしか使わないスキムミルクを購入して余らせてしまうのも困りものです。スキムミルクはほかの食品で代用できないのでしょうか?

スキムミルクをほかの食品で代用しよう

ここでは、スキムミルクの代用品に使用できるクリープなどの加工食品について詳しく紹介します。代用する際の使い方のポイントも合わせて紹介します。また、購入して使いきれなかったスキムミルクを無駄なく活用する簡単レシピも紹介します。この記事を読めば、スキムミルクについてすべて分かります。

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スキムミルクって何?

そもそも、スキムミルクとは何でしょうか?名前は聞いたことがあるけど、何からできているのか知らないという方もいらっしゃるかもしれません。見た目が似ているクリープや粉ミルクとは違うのでしょうか。はじめに、スキムミルクとは何かについて解説します。

スキムミルクは脱脂粉乳のこと

スキムミルクは知らなくても、脱脂粉乳と言えば聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?スキムミルクは脱脂粉乳の商品名です。戦後の給食としての脱脂粉乳はとてもまずかったと悪評高いですが、これは品質の悪い材料を使い保存状態も良くなかったためで、現在の脱脂粉乳はおいしいので心配はいりません。

スキムミルクは牛乳から作られる

スキムミルクは牛乳から作られる加工食品です。牛乳から脂肪分と水分を抜き、粉末状にしたものがスキムミルクです。バターが牛乳の脂肪分を中心に作られることを考えると、ちょうどスキムミルクはバターと反対のイメージです。健康のためには控えたい脂肪分を取らずに、牛乳の栄養素のみを取ることができるスキムミルクは、ヘルシーでとてもおすすめの加工食品です。

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スキムミルクの栄養成分

牛乳に含まれる栄養素はそのままに脂肪分のみを抜き取ったスキムミルクは、とてもヘルシーな加工食品ということをお伝えしましたが、それでは実際にどんな栄養素が含まれているのでしょうか?スキムミルクのカロリーは、1カップ(90g)あたりで、323kcalです。また、良質のたんぱく質と炭水化物が豊富に含まれており、脂質はわずかに含まれるのみになっています。

また、体の調子を整えるビタミン、ミネラルも豊富に含まれており、特にカルシウムとビタミンB2、モリブデンの割合が高くなっています。脂質は控えて体に必要な栄養素をバランスよく含んでいますので、筋肉や骨の形成を助け、免疫力をあげる効果が期待できる加工食品です。

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パン作りの際のスキムミルクの効能

ご家庭でスキムミルクが特によく出てくるのは、パンのレシピではないでしょうか?パン屋さんでは、スキムミルクをたくさん使ってパンを焼いているそうです。それでは、なぜパンにスキムミルクを入れるのでしょうか?ここでは、パン作りにおけるスキムミルクの効能について説明します。

ミルクの風味をつける

先ほど紹介したように、スキムミルクは牛乳からできています。そのため、パンにスキムミルクを入れると、ミルクの風味をつけることができます。脂肪分を取り除いたスキムミルクは、牛乳よりもあっさりとしていて、ふんわりとミルクの香りがするパンを作ることができます。

パンに焼き色をつける

スキムミルクを入れてからパンを焼くと、焼き色をしっかり付けることができます。パンにどのくらい焼き色がつくかは、生地に含まれる糖質の量と種類によって左右されます。スキムミルクに多く含まれる乳糖は、イースト菌が分解できない種類の糖であるため、しっかりと焼き色がつきます。濃い目の茶色のパンを焼きたいときは、スキムミルクを入れるのがおすすめです。

生地が固くなるのを防ぐ

スキムミルクは、パンの生地が固くなるのを防ぐ働きがあります。そのため、柔らかめのパンを作るときに、スキムミルクを使うことがあります。

サクサクした食感になる

スキムミルクを入れたパンは、焼きあがりがサクサクした食感になります。ふんわりサクサクのパンを作りたいときは、ぜひスキムミルクを入れてみてください。

スキムミルク使用のメリット

スキムミルクはパン作り以外にも、お料理に多く利用されています。スキムミルクには牛乳と違ってどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、スキムミルクを使用する際のメリットを紹介します。

ヘルシーで栄養価が高い

先ほどもお伝えしましたように、牛乳の栄養はそのままに脂肪分を抜き取ったスキムミルクは、ヘルシーで栄養価が高い健康志向の加工食品です。手軽に栄養を補うことができるので、成長期のお子さんや、ダイエット中の方にもおすすめです。また、牛乳独特の香りがないので、牛乳が苦手な方で牛乳の栄養は取りたいという場合にも有効です。

牛乳より日持ちがいい

生鮮食品の牛乳は日持ちがしませんが、水分を抜いて粉末状にした加工食品であるスキムミルクは、長期保存が可能です。そのため、パン屋さんでは牛乳より頻繁に使用されています。

常温で保存できる

牛乳は冷蔵で保存する必要がありますが、スキムミルクは常温で保存が可能です。また、液体の牛乳と違って、粉末状のスキムミルクは場所も取らず、保存に向いています。

水分がないので味が薄まらない

お料理に牛乳を使う場合、牛乳の成分の9割は水分のため、牛乳分の水分を他で減らさないと味が薄くなってしまいます。その点、スキムミルクは乾燥粉末なので、水分のことを考慮せずに牛乳の風味のみをつけることができます。

ホームベーカリーを予約で焼くときに痛みにくい

朝食に焼き立てパンを食べるために、前日の夜からホームベーカリーを仕込んでおく方もいるのではないでしょうか?その時にホームベーカリーに牛乳を入れると、夜間に常温になった牛乳が痛まないか心配になります。そんな時は、牛乳の代わりにスキムミルクを使ってみてください。乾燥した加工食品であるスキムミルクは痛みにくいので、仕込んでから焼くまでに時間が空いていても安心です。

スキムミルク使用の注意点

スキムミルクのおすすめポイントを紹介しましたが、使い方の上で注意点はないのでしょうか?ここではスキムミルクを使用する際の注意点を説明します。

保存の際は湿度に注意

メリットがたくさんのスキムミルクですが、湿気に弱いのが難点です。湿気ると、お料理に使う際ダマになることがあるので注意が必要です。保存するときは、密封できる容器などに入れて保存しましょう。

スキムミルクに代用品はあるの?

スキムミルクの特徴と、お料理に使う際のメリットについて紹介しました。今まで使っていなかった方も、スキムミルクはなかなか使いやすい食品と思ってもらえたのではないでしょうか。けれど牛乳やバターと違い、そんなに頻繁に使用しないスキムミルクをわざわざ買うのも少し抵抗があります。

そんな方に、スキムミルクの代用に使用できる加工食品とその使い方を紹介します。レシピにスキムミルクが記載されているけど、ストックがないというときはぜひこちらの加工食品を試してみてください。

スキムミルク代用品:牛乳

スキムミルクの代用品で一番に思いつくのが、牛乳ではないでしょうか?そもそもスキムミルクは牛乳からできているので、代用品として使用できます。牛乳は脂肪分が含まれているので、スキムミルクよりやや濃厚でコクのある仕上がりになります。

スキムミルクの代用品として牛乳を使うときは、使い方に注意が必要です。乾燥しているスキムミルクと違い、牛乳は90パーセントが水分ですので、牛乳を入れた分ほかの材料で水分を減らす必要があります。

スキムミルク代用品:クリープ

スキムミルクと同じような見た目のクリープも、代用品として使えます。クリープはクリーミングパウダーという加工食品のうちのひとつの商品名で、植物性油脂を用いたクリーミングパウダーが多い中、クリープは唯一乳由来成分を主要原料としています。使い方も簡単で、レシピ中のスキムミルクをそのままクリープに置き換えることができます。量も変える必要がありません。

スキムミルク代用品:粉ミルク

クリープと同じようにスキムミルクと見た目が近い粉ミルクですが、こちらもスキムミルクの代用品として使えます。粉ミルクは牛乳をそのまま加工している加工食品ではなく、牛乳から赤ちゃんに必要な成分を取りだして、最適な比率で配合しています。その点、スキムミルクとは少し成分が異なりますが、お料理の代用品としては問題ありません。

代用する際の使い方もとても簡単で、クリープの時と同じく、必要なスキムミルクと同じ量の粉ミルクを入れるだけです。粉ミルクと同じ加工食品である、フォローアップミルクも使えます。赤ちゃん用にたくさん購入した粉ミルクが余ってしまっているという方は、お料理に使ってみてはいかがでしょうか?

スキムミルク代用品:豆乳

大豆から作られる豆乳ですが、こちらもスキムミルクの代用として使えます。使い方は牛乳の時と同じで、スキムミルクより水分量が格段に多いため、ほかの食材で水分を調整する必要があります。

スキムミルクの代用に向かない食品

スキムミルクの代用にぴったりのクリープや粉ミルクを紹介しましたが、代用に向かない食品もあるのでしょうか。ここでは、一見スキムミルクの代わりになりそうだけれど、あまり向かない食品を紹介します。

代用には不向き:生クリーム

同じ乳由来の加工食品である生クリームですが、スキムミルクが牛乳の脂肪分を除去した加工食品であるのに対し、生クリームは乳脂肪を濃縮したものです。そのため、お料理の仕上がりに大きな違いが出ます。

代用には不向き:コンデンスミルク

かき氷やイチゴなどにかけるコンデンスミルクも乳製品の一種ですが、かなり甘みが強いため、スキムミルクの代用には向きません。

代用には不向き:ヨーグルト

乳製品のひとつであるヨーグルトですが、発酵食品のため酸味があり、コンデンスミルクとは風味が異なっているため代用には向きません。また、ヨーグルトを入れても期待するミルク風味はあまりつきません。

スキムミルクと代用品を使ったレシピ

クリープをはじめとするスキムミルクの代用品と、その使い方についてお伝えしました。それでは実際にスキムミルクや、その代用品を使ってお料理をしてみましょう。ここでは、スキムミルクや代用品を使ったレシピを紹介します。お家にあるスキムミルクを使い切りたいという方、今回スキムミルクのことを知って料理に使ってみたいという方必見です。

サツマイモのミルクご飯

スキムミルクを料理に使う場合、シチューやグラタンを思いつかれる方が多いと思いますが、こんな使い方もできます。スキムミルクを使ったミルクご飯です。米2合に対し、スキムミルク大さじ4、酒大さじ1、塩小さじ1とサツマイモを入れ、炊飯器で炊きます。カルシウムがたくさん摂れる炊き込みご飯です。

トマトの冷製ポタージュ

鍋に水200mlと固形スープの素を火にかけて、ベースのスープを作ります。これにスキムミルク大さじ4と、湯むきしたトマト2個分を入れ、ミキサーにかけます。オリーブオイル、塩、コショウを入れて味を整え、冷蔵庫で冷やせば完成です。

ウインナーパン

スキムミルクの使い方で最も多い、パンのレシピです。こちらは子供が大好きな、ウインナーパンの作り方動画です。ボウルに強力粉、スキムミルクを混ぜ合わせます。水に卵、砂糖、塩、ドライイーストを混ぜたものを先ほどの粉に入れ、よくこねます。無塩バターを入れてさらにこね、発酵させます。ウインナーを入れて成型し、オーブンで焼けば完成です。

おからアップルケーキ

スキムミルクを使ってアップルケーキを作ります。はじめにリンゴにラム酒と砂糖を加えて加熱します。卵2個に先ほどのリンゴ、砂糖、豆乳、スキムミルク、生おから、ベーキングパウダー、アールグレイの茶葉を入れてよく混ぜ合わせ、型に入れて、180度のオーブンで40分焼けば完成です。

韓国のお菓子ホットク

韓国のお菓子、ホットクの作り方動画です。白玉粉とドライイーストをボウルに入れ、ぬるま湯を入れて混ぜます。これに薄力粉、スキムミルク、砂糖、塩を入れさらに混ぜます。30分寝かせて発酵させた後、丸めます。このとき中に、シナモンと上白糖を入れて丸めます。フライパンで両面を焼いて完成です。フライパンで焼くので、オーブンがない方にもおすすめのレシピです。

たまごボーロ

ホットケーキミックスと、その同量の片栗粉、スキムミルク、粉砂糖、卵、牛乳を使ってたまごボーロを作ります。スキムミルクでほんのり甘いミルク風味に仕上がります。ボウルに卵、牛乳、粉砂糖を入れて混ぜ合わせます。次にホットケーキミックスと片栗粉、スキムミルクを入れてさらに混ぜ合わせます。冷蔵庫で生地を休ませた後、ボーロの形になるように成型していきます。180度のオーブンで7分ほど焼けば完成です。

スキムミルクと代用品を使って料理に幅をもたせよう

スキムミルクの栄養成分やお料理に使う際の利点、スキムミルクがないときの代用品とその使い方、最後にスキムミルクを使ったレシピと幅広く紹介しましたが、いかがだったでしょうか?スキムミルクの特性について詳しく理解できたのではないかと思います。スキムミルクとその代用品を使って、もっとお料理のレパートリーを増やしましょう。

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