舞茸にはどのような栄養が含まれている?おすすめのレシピも紹介
スーパーなどでも見かけることの多い舞茸ですが、栄養素や適切な保存方法などはご存知ですか?本記事では、舞茸の栄養素から保存方法、効果的な食べ方、簡単レシピまで詳しく紹介していきます。毎日の食卓に舞茸を有効活用したい方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
「舞茸ってどんな栄養があるの?」
「新鮮でおいしい舞茸の選び方や保存方法が知りたい」
「舞茸を使った料理レシピが知りたい」
スーパーなどでよく見かける舞茸ですが、買おうと思うもののどのような栄養素があるのか、またおいしい舞茸の選び方や保存方法がわからなくてなかなか手を出せないという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、舞茸の旬や産地、栄養素などの基本情報に加え、新鮮でおいしい舞茸の選び方や適切な保存方法などを紹介しています。併せて、舞茸を使ったおすすめの簡単レシピも紹介しています。
本記事を読み舞茸を知ることで、舞茸を有効的に活用する方法が身に付き、さらに、毎日の料理のレパートリーも広がるでしょう。
舞茸について詳しく知りたい方は、ぜひ本記事をチェックしてみてください。
舞茸はどういうきのこ?
もともと舞茸は、北海道や東北地方の深山の栗やブナ、シイの木の根元に生息する天然のきのこです。カサが幾重にも折り重なった形状が特徴で、大きいものだと20~30キロにもなります。
1980年代半ばごろから人工栽培されるようになり、今では年間を通して店頭に並ぶようになりましたが、一方で天然の舞茸はほぼ見られなくなり、とても希少価値が高くなっています。
天然舞茸の旬は9~10月頃と短いのですが、人工栽培によって季節を問わず手に入るようになりました。とはいえ、おいしくいただけるのはやはり秋と言えるでしょう。
舞茸の栄養素について
カロリーはほぼないものの、栄養価が高いと言われているきのこ類ですが、中でも舞茸はビタミンやミネラル、食物繊維といった、健康維持や美容に欠かせない多くの栄養素を含んでいます。
ここからは、舞茸の持つ主な栄養素について詳しく解説していきましょう。
出典:マイタケ - カロリー/栄養成分/計算|カロリーSlism
参照:https://calorie.slism.jp/108028/
ビタミンD
きのこ類には紫外線(日光)に当たるとビタミンDに変化するエルゴステロールという栄養素が含まれていますが、そのエルゴステロールが舞茸には豊富に含まれています。
ビタミンDは、腸管や腎臓でカルシウムやリンの吸収率を促進するため、骨や歯を丈夫にする効果が望めます。また、免疫機能を調節し体内に侵入してきたウィルスや細菌を撃退する働きもあると言われています。
ビタミンDは油に溶けやすい性質のため、炒め物や揚げ物など油を使う調理法でより吸収率が高まるでしょう。
出典:ビタミンD|厚生労働省
参照:https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/10.html
出典:秋・冬の旬野菜マイタケ(舞茸)|JAグループ
参照:https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=62
食物繊維
舞茸には、水溶性と不溶性の食物繊維が含まれています。水溶性食物繊維には、善玉菌を増やし腸内環境を整える効果や、糖の吸収を穏やかにして血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待できます。
不要性食物繊維は、水分を吸収して便の量を増し腸壁を刺激するため、便通を良くする効果が期待できるでしょう。
出典:食物繊維の分類と特性|大塚製薬
参照:https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/fiber/about/type/
カリウム
舞茸にはカリウムも多く含まれています。カリウムには、ナトリウムと共に細胞液の浸透圧を一定に維持する働きがあるため、摂り過ぎたナトリウムを体の外に排出しやすくします。この働きによって、血圧を下げる効果やむくみを解消する効果が期待できるでしょう。
現代人は、塩分摂取量が多く、逆にカリウムの摂取量が不足しがちと言われているため、積極的に摂りたい栄養素です。
出典:ナトリウム|e-ヘルスネット
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-024.html
出典:カリウム|e-ヘルスネット
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html
舞茸の効果的な食べ方
舞茸の栄養価を十分に活かすために、食べ方にも気を遣いたいものです。舞茸は水洗いをすることで栄養分が流れてしまったり、高温加熱で栄養素が壊れてしまったりするため、調理の際には水洗いを控えることや加熱をし過ぎないように注意しましょう。
舞茸を食べる時の注意点
舞茸は、長時間加熱し続けると栄養成分や旨味、歯ごたえを失ってしまいます。加熱調理する際には、60~70度の低温でなるべく短時間で調理するのがおすすめです。
舞茸は水溶性の栄養素も多いため、茹でたり煮たりする調理法では、栄養素が汁に溶け出ています。そこで、汁物などの料理を作った場合には、汁も残さず食べると余すことなく栄養素を摂取することができるでしょう。
舞茸を使用したおすすめのレシピ3つ
ここからは、健康や美容に効果的な舞茸の栄養素を効率的に摂りながら、おいしくいただけるおすすめのレシピを3つ紹介していきます。
時間も手間もかからず簡単にできて、舞茸の旨味を存分に味わえるレシピをピックアップしましたので、ぜひお試しください。
1:【厚揚げとほうれん草の具だくさん卵スープ】旨みたっぷり♪
食べ応え満点の具だくさんスープです🍲 ほうれん草と卵で彩りもよく
舞茸で香りと旨みもプラス♪ ヘルシーでもたっぷり満足感があり
とっても美味しいですよ(^^)❣️
舞茸の旨味がスープに溶けだした、優しい味わいの具だくさん食べるスープです。具材には、卵や厚揚げ、ほうれん草はいっているため、お腹も満足の一品でしょう。
栄養素もしっかり摂れるため、食欲がない時や朝食、遅めの夕食にもおすすめです。
2:ピーマンと舞茸の甘辛マヨ炒め
☆牛肉...骨や筋肉の強化、食欲不振、虚弱体質、無気力に
☆ピーマン...イライラや憂鬱を鎮める。胃の調子を整える。 ☆舞たけ…高血圧予防に、動脈硬化予防に、糖尿病予防に、生活習慣病予防に、美肌に、免疫力アップに
十分なボリュームのある一品がフライパン1つで作れます。油の代わりにマヨネーズを使うことでコクとまろやかさがアップし、さらに甘辛の味付けが食欲をそそる箸が止まらないおいしさです。
生の舞茸には肉類を柔らかくする酵素が含まれているため、調理前に割いた舞茸と牛肉を合わせて置いておけば、肉が柔らかく仕上がるでしょう。
3:旨みがすごい!【鮭ときのこの炊き込みご飯】
調味料にはみりんとオイスターソースを使用しているので、これをお米が吸収し、旨みたーっぷりに炊き上がります(^.^) 刻んだ大葉と炒りごまを散らせば、旅先の旅館で出てくるような炊き込みの味わいになりますよ♪炒りごまは多めがオススメ✨ ご飯の旨みを味わってください。
お試しいただけたら嬉しいです。 冷凍保存もOK。
詳しくはPOINTをご覧ください。
材量をすべて炊飯器に入れてスイッチを押すだけの、簡単時短レシピです。鮭には健康や美容に嬉しい栄養素が含まれています。
鮭と舞茸の旨味たっぷりの炊き込みご飯は、大人から子供まで喜ばれること間違いなしのメニューでしょう。
おいしい舞茸の選び方
新鮮でおいしい舞茸は、カサの部分が肉厚で光沢のある濃い色をしていて、軸は白く弾力があるのが特徴です。また、カサの裏側がツルツルしているかどうかも、鮮度を見分けるポイントになります。
舞茸は古くなるにつれ水分が抜け出てくるため、鮮度が落ちてくるとカサの裏側に管孔と呼ばれる穴が目立ち始めます。また、パックの中が水滴で濡れているようなものは、鮮度が落ちている可能性があるでしょう。
舞茸の適切な保存方法
舞茸を冷蔵保存する場合には、キッチンペーパーや新聞紙でくるんで保存袋に入れ、3~4日を目安に使いきるようにしましょう。
舞茸は、冷凍ならば1カ月程度の保存が可能なため、すぐに使わない場合は冷凍保存がおすすめです。その際、旨味成分が流されないよう洗わずに冷凍するのがポイントです。適当な大きさに割いて冷凍保存用袋に入れ、しっかり空気を抜いて冷凍庫で保存しましょう。
舞茸は冷凍する際に細胞が壊れることで旨味が出てくるため、調理する時は旨味を逃さないよう凍った状態のまま加熱調理するのがおすすめです。
栄養豊富な舞茸をおいしく食べよう!
舞茸に含まれている栄養素を中心に紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。舞茸の効果的な食べ方や舞茸を食べる時の注意点、保存方法などもお分かりいただけたことでしょう。
舞茸を使用したおすすめのレシピを参考に、ぜひ栄養豊富な舞茸をおいしく食べてみてください。