タケノコ掘りの簡単なコツ・掘り方まとめ!必要な道具・服装は?

春はタケノコ掘りのシーズンです。タケノコと言えば新鮮なものだと刺し身にしたり、天ぷらにしたり、日が経過したものなら煮物がポピュラーでしょう。今回ご紹介するのはタケノコ掘りに行き、その掘り方やもっていくべき道具、どんな服装にしたらいいのかというところに焦点を当てていきます。また、タケノコ掘りはレジャースポットとしても運動にもなり最適とも言われています。タケノコ掘りとはいったいどのようなものなのでしょうか?そういった気になるところを中心に調査していきます。

タケノコ掘りの簡単なコツ・掘り方まとめ!必要な道具・服装は?のイメージ

目次

  1. 1タケノコは古事記にも出てくる最古の野菜?タケノコ掘りの起源
  2. 2タケノコ掘りの前に知っておきたい事:タケノコって?
  3. 3タケノコ掘りをする時の服装はどんなものが良い?
  4. 4タケノコ掘りにはどんな道具が必要か?
  5. 5タケノコ掘りのコツとは
  6. 6タケノコ掘りの方法とは?
  7. 7タケノコ掘りでゲットしたタケノコのエグみを取り除く方法
  8. 8まとめ:タケノコ掘りはしっかり準備してから行こう!

タケノコは古事記にも出てくる最古の野菜?タケノコ掘りの起源

タケノコの歴史は時期的に古く、古事記にも登場してきます。古い神が化物になった妻の神から逃げるためにタケノコを投げつけて、食べている間に逃げ切ったという話があるようです。化物が思わず立ち止まって食べてしまうほど美味しいと、古い書物に書かれているのがタケノコという事です。中国の話にも出てきます。昔、親孝行の息子が病気の母親のために冬にタケノコ掘りに出かけます。

冬の時期はタケノコが収穫できる時期ではありません。ですが、孝行息子は見事に冬のタケノコ掘りでタケノコを掘りあてるという話です。それからというもの、旬の季節より時期的に早く芽を出すこのタケノコを”孟宗竹”と呼ばれるようになりました。目黒、荏原の一帯はタケノコの産地として有名で、その中でも有名だったのが、戸越のタケノコです。

本格的にタケノコが栽培された始まりは山路次郎兵衛という回船問屋が戸越村に別宅を作り、そこで貧しい人たちのために薩摩屋敷からタケノコ(孟宗竹)の苗木を取り寄せて栽培したのが始まりだそうです。

タケノコ掘りの前に知っておきたい事:タケノコって?

ざっくり言うとイネ科の野菜になります。まだ地面から頭を出していない若竹の、幹の事を言います。竹の地下に根を張る地下茎です。茎にそれぞれある節から芽や根が出てきて、3年から4年の時期でタケノコに成長します。タケノコは掘りたての時期がとても柔らかく、60分以内ほどなら生で、刺し身で食べられるほどです。丸焼きなどの調理法も採れたてのタケノコだからできる食べ方でしょう。

タケノコの代表的な種類に孟宗竹があります。その他にも、ハチクやマダケといったものがあります。孟宗竹の特徴は皮が黒斑で、粗毛に覆われており、旬の時期は4月頃、ハチクは皮が淡紅色で、旬は4月から5月頃になります。マダケは皮が孟宗竹より薄い黒斑に覆われ、旬の時期は5月から6月にかけてです。動脈硬化などの予防にも、カロリーが低い事からダイエットにも役立つ食材として知られています。

タケノコ掘りをする時の服装はどんなものが良い?

タケノコ掘りはどうしても服が汚れてしまうのでまず、汚れても良い服装で行きましょう。間違っても高いヒールなんて履くようなオシャレな服装で行かないようにします。土を掘って、タケノコを取り出すといった行為は1つの肉体労働ですから、汗もだくだくになります。汚れても良い服装&動きやすさを兼ねたズボンを履きましょう。斜行もある竹林を歩くので滑りにくい靴を用意するのも服装の一部として大事です。

タケノコ掘りをするのですから、竹林の中を歩く事がもちろん多いです。竹やぶに服が引っかからないような長袖、長ズボンの服装でタケノコ掘りに行く事をおすすめします。そして春先は冬眠から目覚めたばかりの蛇に遭遇する事があるので、肌を露出した服装はやめましょう。しゃがんだり、立ったりするケースも多いので、丈夫でなおかつストレッチのきく長ズボンが理想的なタケノコ掘りのズボンと言えます。

タケノコ掘りにはどんな道具が必要か?

タケノコ掘りの専門場所に行くと、向こう側が道具をあらかじめ揃えてくれているケースもありますが、タケノコ掘りをした後にとったタケノコを入れるビニールは必須の道具でしょう。自分で数枚は持っていくべきです。タケノコ掘りに行くと籠を背負った人がいますが、掘ったタケノコを入れる道具としてリュックサックをもっていくと両手が空いて便利です。素手も草で手を切ると危ないので、軍手を用意しましょう。

タケノコ掘りの場所に、道具の設備がない場合は、タケノコ掘りをする側が全部道具を揃えないといけません。地面にしっかり根付いているタケノコは100均などの安い、庭いじり用のスコップ程度の道具では掘り出せません。タケノコ掘りに使う道具は鍬(クワ)を使います。タケノコ掘り専門の鍬も売っていますのでおすすめですが、ほとんどタケノコ掘りに行かないのなら、道具は大きくて頑丈なスコップでも大丈夫です。

タケノコ掘りのコツとは

タケノコ掘りには地割れをみつけるのがコツの1つ

タケノコ掘りのコツを紹介します。地面からちょっとだけ頭を出しているタケノコをみつけるのはかなり至難のわざです。そこでコツとして知っておくと良いのが、地割れした部分を探すと良いという点です。小さなタケノコの頭を見つけるより広い地面のひび割れをまず探すのがタケノコを探すのには楽です。広い地面のひび割れから探していき、5センチぐらいの頭が出ているタケノコを探すのがコツの1つです。

タケノコ掘りのコツ:1つタケノコを見つけたら周辺にも生えている可能性大!

1つタケノコが生えていると周辺にも続けてタケノコが生えている事が多いのです。これもタケノコ掘りのコツです。知っておいて損はありません。タケノコは根に沿いながら育つので、そのラインに次々と育っている事が多いのだそうです。地下の茎で繋がっているので、その真上にタケノコが生えているというイメージです。

タケノコ掘りのコツ:タケノコの皮に注目!

タケノコの皮には黄色い尖った箇所があります。その配列の方向と地下に伸びた茎の方向が同じそうです。タケノコ掘りのコツとしてタケノコを掘るというより、地下の茎とタケノコの間に鍬を打ち込み、切り離す感覚がタケノコ掘りのコツとしては大事なポイントです。この方法をとる事によって比較的簡易にタケノコを掘り出す事が可能となります。

タケノコ掘りの方法とは?

タケノコ掘りの方法について紹介していきます。道具の紹介で書いたとおり、タケノコ掘りには鍬を用います。タケノコ園や農園等に行けば鍬は貸してもらえます。近年では通販などでも安く手に入るので、頻繁にタケノコ掘りに行く方なら自分の鍬を買っておいても良いでしょう。自分だけの鍬を持てばタケノコ掘りに熱中できるかも知れません。

鍬を持ったら、タケノコの、周りの土をかき分け掘っていく方法を取ります。さらに方法としてタケノコ掘りをする時は周りの土を広めに取り除いておきましょう。そうする事で後々タケノコが取り出しやすくなります。このタケノコ掘りをする作業はかなり力を使います。力に自信がない女性や子供の方などは、できれば近くに男性がいたら頼む方法も良いかもしれません。

引き続きタケノコ掘りの、方法の紹介を続けます。タケノコ掘りを続けていき、タケノコの根っこの部分に赤いぶつぶつが見えてくるまでタケノコ掘りを続けます。この赤いぶつぶつがみえてくればタケノコを切り落としてもOKというタイミングだそうです。ここからの方法としては、鍬ではなくシャベルを使い赤い根っこの部分に当て、ぐいーとタケノコに押し当てていきます。

シャベルをタケノコの根本に押し当てて行けばざっくり切り落とせます。これが効率の良いタケノコ掘りの方法です。それでは赤い根の下で切り落とさず、さらにタケノコ掘りを続けていくとどうなるのかというと、赤い点々のついた根っこをさらに掘ると、ものによっては30分以上かかります。竹の根本が現れ、触手のようなたくさんの根っこが見えます。

親竹の地下を這う地下茎からタケノコは生えています。そうなると地下茎とタケノコは強力に繋がっているため、根っこからタケノコを掘り出す作業は大変な労力を要します。しかし根っこから掘り出したタケノコはそれだけの労力をかけた分、取り出せた時の喜びも特別なものになるでしょう。

タケノコ掘りでゲットしたタケノコのエグみを取り除く方法

とったばかりの新鮮なタケノコはエグみもなく、その場で、生で食べられるほどです。ですが、タケノコは土から掘り出してすぐに急激に鮮度を失い、あくが出てきてエグみを持つようになります。こうなるとタケノコ本来の香りも失われてしまいます。この状態を続けると煮ても焼いても食べる事ができないタケノコになってしまいます。一刻も早くアクを抜いてやる必要が出てくるのです。

アク抜きの方法は、まずタケノコの皮についた土などを綺麗に洗い流し、タケノコの先端を斜めに切り落とします。後々皮を剥がしやすくするため、包丁で縦に切れ目を入れます。大鍋がある場合は不要ですが、小さな鍋しかない場合はタケノコを二等分します。タケノコ1本に赤唐辛子2から3本、米糠コップ1杯を準備します。

鍋にたっぷり水を入れ、タケノコと米糠と赤唐辛子を入れて、強火にぐらぐらかけます。煮立つとアルミホイルで蓋をします。弱火で2時間ほど茹でますが、タケノコが大きすぎる場合や、掘り出してから時間が経っている場合は長めに茹でます。タケノコの根本に竹串が刺さるぐらい柔らかくなったら火を止め、鍋に入れたままの状態で冷まし、一晩寝かします。

一晩寝かせたら、タケノコを水に浸して皮を剥きます。切って茹でたケースでは米糠が中に残っている場合があるので取り除きます。タケノコの、根っこの黒い部分は包丁で薄く切り取ります。その後タッパーなどに入れ冷蔵庫で保存します。長く保存する場合は毎日水を交換しましょう。

まとめ:タケノコ掘りはしっかり準備してから行こう!

タケノコ掘りは家族でできる楽しいレジャーですが、肉体労働でもあります。竹やぶや斜面などを歩くので、汚れてもいい服装なども用意しなくてはいけません。楽しくタケノコ掘りをするためにも怪我をしてはもともこうもありませんので、軍手や帽子、長ズボン長袖など服装に気をつけて、快適にタケノコ堀りができるように準備は前もってして行きましょう。

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