2022年11月07日公開
2024年11月28日更新
ココナッツオイルに代用できるもの8種|おすすめレシピもあわせて紹介
ココナッツオイルは他のもので代用できることをご存知でしょうか。この記事では、ココナッツオイルに代用できるもの8選や、代用品を使ったおすすめレシピの紹介をします。ココナッツオイルの代用品について知りたい方は、この記事を読んでみて下さい。
目次
「ココナッツオイルはどういったものに使うの?」
「ココナッツオイルを使ったお菓子のレシピがあるけど、ココナッツオイルがなくても作れるのかな?」
「ココナッツオイルの代わりに使えるものってあるの?」
最近になって耳にする機会や実際に使われることが多くなってきているココナッツオイルですが、ココナッツオイル自体についてよく分かっていない方やココナッツオイルがない場合にどうしたらいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ココナッツオイルの特徴について説明した上で、使い方についても解説します。また、ココナッツオイルは他のもので代用できることや、8種類の代用品などについても紹介します。
この記事を読むことで、ココナッツオイルを使うことが難しくても代用品を使うことで十分対応できることが分かるでしょう。
ココナッツオイルの代用について興味がある方は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
ココナッツオイルの特徴とは?
ココナッツオイルはココヤシの実から作られる油のことで、植物油の中では珍しく加熱しても酸化しにくい性質を持つ飽和脂肪酸を多く含みます。また、中鎖脂肪酸飽も多く含まれていることから、消化吸収が早く効率よくエネルギーとなるといった特徴があります。
ココナッツオイルに期待される効果として、中鎖脂肪酸がアルツハイマー型認知症の予防や症状の改善を促すというものがあります。実際に医療現場では中鎖脂肪酸が多く含まれているMCTオイルを治療に用いている医療機関もあるほどです。
美容効果についても期待されており、髪の毛のダメージ補修や保護、肌の保湿効果や皮膚の炎症を抑える作用などが示されています。
出典・参照: MCTと栄養効果|湯山病院
出典・参照: ココナッツオイルについて|医療法人聖仁会 松本医院
ココナッツオイルの使い方は?
ココナッツオイルは普段の料理に使う油と同じように調理油として使ったり、ココナッツオイルの甘い風味を活かしてスイーツの風味づけに使ったりするのが一般的です。
また、飲み物に入れるといった使い方もあり、コーヒーに少量を入れてココナッツオイルコーヒーとして飲むといった方法もあります。
さらに、ココナッツオイルで口をゆすぐオイルプリングというものもあります。インドに伝わるアーユルヴェーダが発祥で、ココナッツオイルが口腔内の細菌を減らし、口臭予防につながるなど口腔内の健康を図る効果が期待できます。
出典・参照: ココナッツオイルでお口をゆすぐ|医療法人社団一心会 白石プライム歯科
ココナッツオイルがないときの代用品8選
様々な用途に使われるココナッツオイルですが、使いたくても近くのお店に売っていないためになかなか手に入れられないということがあるでしょう。また、人によってはココナッツオイルの独特の香りが馴染めず使いづらいという方もいます。
そういった場合は、ココナッツオイルの代わりとなるものを使ってみるといいでしょう。ココナッツオイルの代用品として使える8種類のオイルを紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
1:サラダ油
食料品を扱うお店であればどのお店にも置いてあるサラダ油で代用が可能です。ココナッツオイルやこれから紹介するその他の代用品と比較しても、低価格で売られていることもポイントと言えるでしょう。
サラダ油はココナッツオイルと違い、サラサラしていて癖がなく無味無臭であるため、ココナッツオイルの独特の香りが苦手な方におすすめです。
揚げ物や炒め物などの加熱料理のほか、そのままドレッシングに使うこともできます。また、お菓子を作る場合にも適しています。
2:バター
普段の料理やお菓子作りで使うことが多いバターは、常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。ココナッツオイルは甘い香りがありますが、バターは芳醇な香りがあります。甘い香りが苦手な方は試してみるといいでしょう。
また、バターには無塩バターと有塩バターがあります。食塩が含まれていない無塩バターの方がココナッツオイルの代用品としては近いと言えます。しかし、有塩バターを使えば作るものに塩味を加えることができます。どういったものを作るかによって使い分けるといいでしょう。
3:マーガリン
バターと似た風味を持ち、同じく常備しているご家庭も多いマーガリンもココナッツオイルの代用として使えます。
マーガリンは冷蔵庫で冷やしていても固くなり過ぎず、常温でも溶けてしまうことなく形を保っていられるため扱いやすいという特徴があります。
バターは牛乳から作られていますが、マーガリンはコーン油や大豆油などの植物性油脂から作られているため、味や香りがあっさりとしています。このため、バターほどの風味を出したくないときにはマーガリンを用いるといいでしょう。
4:mctオイル
ココナッツから中鎖脂肪酸だけを抽出して作られたmctオイルも、ココナッツオイルの代用品として使えます。ココナッツから作られているため、ココナッツオイルに近い効果が期待できるでしょう。
mctオイルは加熱すると約140度で発煙してしまうので、加熱料理には向かないと言えます。また、無味無臭という特徴があるため、加熱を必要としないドレッシングに使ったりスープやヨーグルトに適量を加えたりといった使い方がおすすめです。
5:太白胡麻油
太白胡麻油は煎った胡麻を使う一般的な胡麻油とは違い、生の胡麻をそのまま絞って作られています。この太白胡麻油もココナッツオイルの代用品として使え、酸化しにくいという特徴があります。
胡麻油のような茶色ではなく透き通った白色をしており、胡麻特有の香りもありません。このため、お菓子作りをする際に使用するのがおすすめです。太白胡麻油は他の材料とも馴染みが良く、出来上がりはしっとりとした食感になります。
6:米油
米糠から作られる米油もココナッツオイルの代用品として使えます。米油には抗酸化作用がある物質が多く含まれているため、植物油の中でも健康面への高い効果が期待されるオイルです。
米油は熱に強いため、加熱する料理におすすめです。加熱するとバニラのような優しく甘い香りが感じられることもあり、クッキーなどの焼き菓子に用いてもいいでしょう。もちろん、必ず加熱が必要ということではないため、サラダのドレッシングなどにも使えます。
7:ショートニング
ショートニングはマーガリンから水分や添加物を取り除いて作られたもので、ココナッツオイルの代用品としても使うことができます。無味無臭のため、ココナッツオイルの独特の風味が苦手な方におすすめです。
ショートニングは癖もないことから他の材料の邪魔をしません。特に、お菓子作りの際に使うのがおすすめで、ショートニングを使うと口に入れたときの食感が軽くなります。クッキーなどの焼き菓子ではサクっとした仕上がりになるでしょう。
8:オリーブオイル
オリーブの実から作られるオイルでフルーティーな香りがし、常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。オリーブオイルもココナッツオイルの代用品として使えます。
オリーブオイルに含まれている物質は、人の健康面に対して効果的に働くことが知られています。このため、特に健康を重視している方はオリーブオイルを代用品として使うといいでしょう。
また、オリーブオイルは料理だけでなく、スキンケアやヘアケアなど美容に関する用途でも広く使われています。
ココナッツオイルの代用品を使うときの分量は?
ココナツオイルの代用品として紹介したものを使うことになった場合、どの位の量を使えばいいのか悩む方もいるでしょう。
それぞれ形状の違いはありますが、基本的に同じ分量で問題ありません。ココナッツオイルが大さじ1必要な場合、代用品も大さじ1で大丈夫です。
また、同じ分量で大丈夫なのは、料理に使う場合も美容のために使う場合も同様です。多く使った方が効果があるかと言うとそうではなく、逆効果となってしまう可能性もあります。過剰に使ってしまわないよう十分注意しましょう。
ココナッツオイルの代用品を使ったおすすめ料理
レシピの材料にココナッツオイルとある場合、どうしてもココナッツオイルを準備しなければいけないという気持ちになる方もいるでしょうが、ここまでに紹介してきたように代用品を使って作ることができます。
ここでは、ココナッツオイルの代用品を使ったレシピを3つ紹介します。興味が引かれるものがないか探してみて下さい。
紹介するのはそれほど手間がかからない簡単なレシピばかりです。参考にしながらぜひ作ってみて下さい。
エスニックシーフードソテー
ココナッツオイルの代わりにサラダ油を使って作ることができる副菜のレシピです。調理時間が10分程しかかからないため、もう1品欲しい場合などにおすすめです。また、パプリカを2種類使うことで彩りが良く、パーティーメニューとしても映えます。
レシピではアサリを使っているため砂抜きをする必要がありますが、手間に感じる方はシーフードミックスを使うとよりお手軽に作れます。作ってから時間を置くことで味が染みていくため、作り置きメニューとしても活用できるでしょう。
レタスとじゃがいものスープ
ココナッツオイルの代わりにオリーブオイルを使って作ることができるスープのレシピです。調理時間は20分程で、材料もご家庭にあるようなもので作れます。
スープを手作りするのは大変そうと感じる方もいるでしょうが、材料を切ってオリーブオイルで炒め、煮た後にミキサーにかけて調味すれば完成です。
出来上がったスープはきれいな緑色をしており、食卓が華やぎます。じゃがいもが入っていることでぽってりとした濃厚さが感じられ、身体も心も温まるようなスープです。
プルーンとオートミールのプッシュクッキー
ココナッツオイルの代わりに太白胡麻油を使って作ることができるクッキーのレシピです。材料はオートミールやプルーンなど、体に良いとされるものが使われています。その他にも、豆乳やきび砂糖を使うなど健康を意識したレシピとなっています。
このレシピはクッキー型を必要とせず、丸めて形を作ります。そのため後片付けの手間も少なくて済み、お手軽に作れます。休みの日などに、お子様と一緒に作ってみるのも良いのではないでしょうか。
ココナッツオイルの代用品を知っておこう
ココナッツオイルがない場合やココナッツオイルを使うことを避けたいような場合でも、諦めることはありません。そういった場合には、ココナッツオイルの代用品を活用してみましょう。
代用品として使えるものは、ここで紹介しただけでも8種類あります。それぞれに特徴があるため、用途や目的、好みに応じて使い分けするといいでしょう。困ったときはこの記事で紹介した内容を参考に、ココナッツオイルの代用品を使ってみて下さい。