アンチョビの代用品は何がある?自家製アンチョビの作り方も!
アンチョビの代用品になる食材や調味料を提案します。アンチョビを使いたいのに、肝心のアンチョビがないという時に代わりに使える代用品を覚えておくと便利です。最後には簡単に作れる自家製アンチョビレシピも紹介しますので、ぜひチェックしてください。
アンチョビとは?
アンチョとはどのようなものなのか、その定義や使い方を見ていきましょう。アンチョビをあまりよく知らないという方は、参考にしてください。
カタクチイワシのオリーブオイル漬け
イタリアで買ったアンチョビが美味しくて、それからアンチョビハマってます(笑)🐟
— 岩泉れいな (@ensanrensan) November 4, 2019
これはカルディで買ったどこの国のか分からないアンチョビだけど美味しい😍
今日は原宿でウォーキングしてきたよ🚶♀️💜
#アンチョビ #サラダ #タピオカ #原宿 #竹下通り #休日 #黒糖 pic.twitter.com/zMnoMv7SKG
アンチョビはカタクチイワシの塩漬けを香辛料とともにオリーブオイルに浸けたものです。本来はカタクチイワシという小魚の総称を指しますが、日本ではカタクチイワシを三枚におろし、塩漬けにした加工品をアンチョビと呼ぶことが多いようです。主な生産地はイタリアやスペインで、ヨーロッパではよく使われている食材のひとつです。
日本ではまだメジャーな食材とは言えないものの、スーパーや輸入食材店でも気軽に手に入れることができるようになりました。フィレ状態やうずまき状になって、缶詰やビン詰にして販売されているほか、最近では手軽に使えるようチューブに入ったペースト状の商品も販売されています。
アンチョビの使い方
出来たぁ〜ψ(`∇´)ψ
— らちぃおす🐾黒猫同盟🐾今黒犬 (@marukoroisu2017) February 2, 2019
オーブンレンジ 買ってから 1年になりますが? 使い方分からず😭💦
オートではなく直感 手動が👍〜〜
神さんのリクエスト pizza🍕
市販に モッツアレラ&アンチョビ〜
🧀マシまし😚
99.99シークワーサーとご一緒に🙏
私は残りカレー🍛で🤤
子供は試合🐀〜 #PUBG
呑もう〜(●´ω`●) pic.twitter.com/DAXV1O1jbe
アンチョビは塩気が強く濃厚な味わいが特徴です。そのままだと塩辛く感じますが、パスタなどの調味料や隠し味として幅広いレシピに使われています。ほかにもピザやサラダのトッピングや、トマトなどの食材に乗せておつまみなどに使われることもあります。特にイタリア料理では素材の味を引き立たせるために便利な食材として活用されています。
女性を中心に人気のサラダ料理、バーニャカウダにはこのアンチョビが欠かせません。クリーミーなソースに濃厚な旨味が加わり、料理のレベルを確実にワンランクアップさせてくれます。意外とどんな料理とも相性が良く使い勝手が良いです。
栄養価も高く、血液をさらさらにする作用のあるEPAや、記憶力の向上、コレステロールや中性脂肪を減少させるDHAのほか、骨を形成するカルシウム、吸収を助けるビタミンDが豊富に含まれています。ほかにカリウム、マグネシウム、リンなど、体の組織を作るのに欠かせないミネラル類も豊富なので、食生活に積極的に取り入れていきたい食材です。
アンチョビの代用にはどんなものがある?
ここからアンチョビがない場合、代わりになる代用品を紹介します。どの代用品も決して珍しいものではなく、家庭にあるものばかりです。代用品の存在を覚えておくと、バーベキューやホームパーティなどでも役立ちますので、代用品を頭に入れておきましょう。
アンチョビの代用品①オイルサーディン
花の中に何かを入れて天ぷらにするとか、初めての試み。
— 青嶋 純佳〜静岡の時計/宝飾/メガネ屋さん (@sumika_aoshima) August 27, 2019
案内書きには
「花の中にチーズとアンチョビを入れて天ぷらにするのもおすすめですよ!」
うちにはアンチョビがなかったので、瓶詰めのオイルサーディンで代用。花ズッキーニの天ぷら、うまし!
もし、道の駅で見かけたら買ってみてね~! pic.twitter.com/iIxkoeG0jV
料理のレシピにアンチョビと書いてあっても家にない場合、一番近しい代用品がオイルサーディンです。オイルサーディンはマイワシなどの小型イワシの頭や内蔵を取り除き、塩漬けにして香辛料とともに油で煮たものです。原料は同じですが、塩漬けにしたあとオイル漬けにするのに対し、オイルサーディンはオイル漬けの代わりに加熱して仕上げます。
原料が同じで製法も似ているので、十分代用品として通用します。ただしオイルサーディンは塩気が足りないため、代用する場合はひと手間かけましょう。
まず容器の上にまんべんなく塩を散らし、オイルサーディンを重ならないように並べます。さらに上から塩をまぶし、缶に残ったオイルをかけ、蓋をして冷蔵庫で保存します。一晩じっくりと寝かせれば立派な代用品が完成します。塩でひと手間加えたオイルサーディンは代用品とは思えないほどアンチョビの味を再現できるので、ぜひ試してください。
ピザ・パスタ・サラダのトッピングなどの場合は、同じような魚介のオイル漬け(ツナ缶・オイルサーディン・サバのオイル漬けなど)で代用することができます。アンチョビの方が塩気が強いため、塩を足して調整します。
アンチョビの代用品②ツナ
貧乏人のパスタ作ってみた。
— しろ子 (@rokoaa) March 5, 2017
アンチョビの所をツナ缶(ツナのオイル浸け)で代用したのでちょっと油が多かったかも。少し調整すれば美味しく作れそう(´・ω・`) pic.twitter.com/9JwKP2XVlB
アンチョビの代用品、次に紹介するのはおなじみのツナです。ツナはまぐろやかつおなどの魚をオイル漬けにしたものです。原材料が魚でオイル漬けにしているという点が同じなので、ツナを代用品として使えるというわけです。ただツナだけでは塩気が足りないため、塩気を足すために塩を加えてください。
ただツナと塩だけではアンチョビ本来の魚臭さを再現するには少し足りません。そこでおすすめなのが、塩の代わりにナンプラーを使う方法です。ナンプラーで塩気と魚臭さをプラスすることができ、代用品として立派に通用します。
またアンチョビ本来のコクを加えたい場合、塩の代わりに塩麹を使うのもおすすめです。塩麹は塩、米麹、米を混ぜて発酵、熟成させて作られる日本の伝統的な調味料で、今やすっかり定番として定着しました。熟成させるときに生まれる深いコクがいい働きをしてくれます。割合はツナ缶1缶に対し塩麹大さじ1杯程度でOKです。
ナンプラーや塩麹がない場合は、もちろんツナだけでも代用品と使うことができます。ツナは小さな子供から大人まで幅広い世代の方に人気の食材です。アンチョビは少しクセがあって食べられないという方でも、ツナなら食べやすいです。家族みんなで食べるような料理には代わりにツナを代用品として使うというのもありです。
ツナ缶に塩をまぶして使えば代用は可能かと思います。
ツナ缶の中身は、潰してあるような物ですし、潰す手間が省けると考えるならこちらの方が楽な作業になるかと。
アンチョビの代用品③サバの水煮缶
本日もポチッとフォローコメントい〜っぱいありがとうございます😊
— ジャグ様☆ (@ma_sa_yo_06) June 12, 2019
マイホ久山フェスタ❣️❷の日きっと熱いんだろうなぁ🤔❣️
明日定期検診の日だからマイホには行かずゆっくり過ごしてました🙋❣️
夕飯の支度は手抜💦
アンチョビ缶切らしてたから鯖缶代用❣️まぁそれはそれで🤤
焼そば息子作♥️🤤 pic.twitter.com/Z1xnSmOThq
最近のブームで、さまざまなレシピで活用されるようになったサバ缶も、代用品として使うことができます。原料であるサバはカタクチイワシと同じ青魚であり、塩漬けにこそしないものの長時間熟成させている点は同じなので、代わりに使うことができるというわけです。
サバ缶のメリットは何といっても缶詰にする段階で骨まで火がとっているので、開けてそのまま使えるという点です。アンチョビと同様にサラダやピザのトッピングに使ったり、和物にしても美味しくいただけます。
サバ缶には塩入りのものと無塩のもの、また味噌煮などさまざまな商品が販売されていますが、代用品として使う場合は塩入りの水煮缶がおすすめです。値段も安価で気軽に使えるので、家にストックしておくと良いでしょう。
アンチョビの代用品④塩辛
道の駅で購入した島根県名産の鯖の塩辛。強烈な塩味と旨味で、これは和風アンチョビですな。バーニャカウダとかにするといいかも。 pic.twitter.com/NOcoBGtGI0
— 樋口直哉 (@naoya_foodlab) May 13, 2019
続いて紹介する代用品は塩辛です。塩辛は日本に古くから伝わる保存食の一つで、魚介類の身を内臓とともに塩漬けにし、発酵させたものです。使っている原材料が魚介類であるということや、塩漬け、発酵させることなど、共通点が多数あるので、代わりに塩漬けを用いることができます。
アンチョビとはまた違った深いコクがあるので、風味は少し変わってしまいますが、好きな方も多いので試す価値はあります。レストランなどではイカの塩辛を使ったバーニャカウダソースも人気だそうです。
このイカの塩辛のバーニャカウダは作り方も簡単なので、家でも手作りできます。小さめのフライパンにオリーブオイルを熱し、ニンニクのすりおろしを炒め、イカの塩辛をと豆乳を入れて、好みの濃さになるまで煮込めばOKです。
お酒のおつまみにもぴったりの一品になり、代用品とは思えないほど美味しく仕上がるので、ぜひ作ってみてください。
落合務さんが「水菜のアーリオ・オーリオ」を作っているときに
「アンチョビがなければ塩辛でもいいですね・・・」と言っていました。
アンチョビの代用品⑤魚醤
魚醤系の調味料使う時のコツなんですが、高温の油で揚げるような感じで最初に炒めてやると魚の嫌な臭みが抜けて香ばしく旨味だけが残ります。
— 大刀🔞・ザ・ヒュージザンバー (@DAIGATANA) October 24, 2019
アンチョビ使うときにも応用出来る。 https://t.co/Wktqv5wSsg
魚醤は魚を漬け込んで発酵させる時にできる、魚の旨味成分を凝縮させた液体のことです。日本をはじめ、東アジアなど世界各国で使われている伝統的な調味料のひとつです。発酵させることで生まれる濃厚な旨味と、塩辛さが特徴で、独特の風味を持っています。
この臭いが苦手という方もいますが、一度味わうと美味しくてヤミツキになってしまうという方も多いです。日本で有名な魚醤には秋田のしょっつる、能登のいりす、香川のいかなご醤油などがあります。
魚醤をアンチョビの代わりに代用品として使うと、料理に深い味わいを添えることができます。ただし魚醤は液体状なので、調味料の代わりに風味を与えることはできますが、ピザやパスタのトッピングとしては使えません。
魚醤(いしる、しょっつる、ニョクマム、ナンプラーなどなど)を調味料に加えることでアンチョビーの代用にできます。
魚醤は液体なのでアンチョビや塩辛のように炒めたりはできませんから、調味料として加える使い方になります
アンチョビの代用品⑥ナンプラー
今度ツナ缶はあったけどアンチョビがいなかった…
— はい、ぼく針えもん〜〜〜 (@hari_0000) November 4, 2019
ナンプラーで代用😭 pic.twitter.com/8fAeKVxqiP
ナンプラーはタイやインドネシアなどの東南アジアなどで活躍している調味料です。生の魚を塩で漬け込み、発酵させてできる液体のことで、凝縮された旨味と濃厚な香りが特徴です。日本でおなじみの魚醤もこのナンプラーの一種で、原材料も製造方法も似ています。
このナンプラーの風味や旨みがアンチョビと似ているので、代用品として使うことができます。例えば調味料として使うようなレシピでは、代わりにナンプラーを使うことで、同じような風味を出すことができます。
ただナンプラーも液体状の調味料なので、ピザやパスタなどトッピングに使うような料理では代用品としては使えません。調味料のように料理にコクや旨味を加えるような時に、代用品として用いるのが良いでしょう。
アンチョビの代用品⑦XO醬
今夜のオリジナル手料理はブロッコリーのアヒージョと長芋の唐揚げ。
— よう次郎 (@YojiroHK) November 3, 2018
アヒージョはアンチョビの代わりにXO醬を代用。
長芋の唐揚げはカットした長芋に片栗粉をまぶして揚げ、トリュフ塩につけて頂いた。
ご馳走様でした😋 pic.twitter.com/b2NXsskcEK
XO醤は香港で考案された調味料で、干し海老や干し貝柱、金華ハム、生姜、唐辛子、にんにくなどをオイル漬けしたものです。XOはブランデーの最高等級を表すエクストラオールドから命名されたそうで、独特なコクと辛味がぎゅっと詰まっています。
旨味もしっかりとあるので、アンチョビの代用品として使うことができます。ただXO醤は独特の味わいのため、代用品として使う場合は、風味が変わってしまうことを知っておいてください。
アンチョビの代用品⑧鰹節
アンチョビの代わりに鰹節を使ったプッタネスカもどき pic.twitter.com/JUhXY9SwjN
— Blazing RRoD (@saru_motor) January 15, 2017
代用品として最後に紹介するのが、日本料理でお馴染みの鰹節です。鰹節はかつおの魚肉を加熱し乾燥させた日本伝統の保存食品です。熟成させて作られることで、濃厚な旨味が凝縮しています。
この旨味を活かしてアンチョビの代用品として使うことができます。あらかじめ小分けパックになったものだとより手軽です。バーニャカウダなどの味付けに代用品として鰹節を使ってみてください。
アンチョビが無くても大丈夫!
ダシ取りによく使うかつおぶしと、お好み焼きによく使う桜えびを、にんにくと一緒にたっぷりのオリーブオイルで煮るだけで完成。アンチョビ使用よりもちょっと和テイストの強いバーニャカウダとなりそうです。
アンチョビの代わりを使う際の注意点
ホタルイカと春キャベツのパスタ🍝 初めて作ったうえに、風味付けのアンチョビが無かったからナンプラーを代用してしまったけれど、なんとかなったような気がしている(とはいえ要改良)。 pic.twitter.com/XyTwSfnDaT
— 小野 光陽 Koyo ONO (MOTIONS) (@Motions_Jp) April 14, 2019
ここまでアンチョビの代わりになる代用品を紹介してきましたが、料理によっては風味が変わってしまうことがあるので注意してください。そのためアンチョビを使わなければできないメニューの場合、代用品では思った味に仕上がらないことがあります。
レシピに記載されている分量が少ないものや、ちょっとした風味付けをする時に代用品を使う分には構いませんが、バーニャカウダや風味をポイントにしたレシピでは代用は避けたほうが賢明です。
自家製のアンチョビレシピ
アンチョビはイワシを塩漬けにして作られるものですが、自宅でも意外と簡単に手作りすることができます。時間こそはかかりますが、自家製のアンチョビは添加物などの心配もなく、格別な美味しさです。ここでは自家製アンチョビの材料とレシピを詳しく解説します。ぜひ気軽に作ってみてください。
材料
のせられて(?)アンチョビ作り。
— 謙信キャンプと釣りと@@kki信者 (@kenshin_camping) October 28, 2019
出来るの2か月後ですw pic.twitter.com/iuFUBfevGw
- イワシ(マイワシまたはカタクチイワシ) 12尾
- 塩 イワシの30~40%程度の重量
- オリーブオイル 適量
- Aローリエ 1~2枚
- A粒こしょう 少々
- A赤唐辛子 1本
- Aニンニク(薄切り) 1片分
本来アンチョビはカタクチイワシで作られますが、1年を通して手に入りやすいマイワシで作ることもできます。マイワシを使うと、市販のものより肉厚で食べごたえのあるアンチョビができますので、お好みで用意してください。材料Aの香辛料は1種類でも良いですし、なしでも構いません。
作り方
- イワシは頭を落として内蔵を取り除き、手開きにして3枚におろします。
- 3%の塩水で洗って水気を拭き、皮をむきます。
- 保存容器に塩、イワシ、塩の順に重ねて入れます。
- イワシが空気に触れないようにラップを密着させ、冷蔵庫で1~2ヶ月寝かせます。
- イワシを取り出し、ペーパータオルで水気を拭き取ります。
- イワシを清潔な瓶に詰め、オリーブオイルを注ぎ入れます。
- 瓶に材料Aも入れ、蓋をして寝かせたら完成です。
自家製アンチョビのレシピのポイントは大きく分けて3つあります。ひとつめはイワシの手開きを手早く行うということです。イワシを長時間手で触れていると、身がやわらかくなり、扱いづらくなるばかりか、仕上がりも美しくありません。なるべく新鮮なイワシを用意すると開きやすいです。
ふたつめのポイントはイワシを塩漬けにする工程で、イワシが空気に触れないようにラップでぴっちりと覆うということです。空気に触れてしまうとイワシが酸化し、仕上がりに影響が出てしまいますので、注意してください。1~2ヵ月寝かせたイワシの容器には水分が溜まっています。
この水分の正体はエスニック料理などでよく使われる調味料のナンプラーです。このナンプラーもさまざまなレシピで調理することができるので、捨てずに清潔な瓶に移して活用してください。冷蔵庫で1週間程度は保存可能です。市販のものより独特な香りが控えめで美味しいです。
三つ目のポイントは塩漬けにしたイワシが出ないように、オリーブオイルを注ぐということです。オイルから出た部分は酸化しやすく、最悪の場合はカビてしまう場合もあるので注意しましょう。冷蔵庫で約1年は保存可能なので、多めに作ってさまざまなレシピで食べてください。
アンチョビがない時は代用で乗り切ろう!
本記事ではアンチョビがない場合、どんな代用品があるのかを徹底調査し、その答えをまとめました。アンチョビがなくても家にある身近な食材で代用出来るので、アンチョビがないからといって諦める必要はありません。代用品の存在をよく覚えておいてください。
また記事の最後には自家製アンチョビレシピも紹介しました。アンチョビが家にない場合は、手作りするのも一手です。レシピ自体もシンプルなので、ぜひ手作りにチャレンジしてみてください。