食紅(青・赤・黒・緑)の代用品を紹介!着色素材を手作りする方法も

料理やお菓子作りで使うことがある食紅ですが、代用できるものがあることをご存知でしょうか。この記事では、食紅の青をはじめ様々な色を代用できる食材を紹介しています。料理やお菓子に色付けすることを考えている方は、ぜひ読んでみてください。

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目次

  1. 1食紅の青はどういう食材で代用できる?
  2. 2食紅の青はどこで購入できる?
  3. 3食紅の青の代用品
  4. 4食紅の赤の代用品
  5. 5食紅の黒の代用品
  6. 6食紅の緑の代用品
  7. 7食紅のその他の色の代用品
  8. 8食紅の代用品を手作りする方法
  9. 9食紅の青がないときは代用品を活用しよう

「食紅って何だろう?安全なものなのかな?」
「食紅はスーパーで買えるよね」
「手作りお菓子に色付けしたいけど、食紅の代用ってあるの?」
料理やお菓子作りで使われる食紅ですが、人によっては馴染みがなく、食紅がどんなものか知らない方や使おうとしたときに疑問や不安を持つ方は多いのではないでしょうか。


この記事では、食紅を購入できる場所や食紅の原料と安全性、そして青色をはじめとした様々な色が野菜やフルーツで代用できることを紹介しています。


この記事を読むことで、市販の食紅を使わずに料理やお菓子を色付けする方法を知ることができます。また、食に対してより安全を求めている方にも参考となるでしょう。


食紅の代用になる着色素材を手作りしたいと思っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

食紅の青はどういう食材で代用できる?

料理やお菓子を作るときに、食紅を使うことがあります。食紅には色々な色がありますが、例えば、青の食紅を使うことは、それほど多くないでしょう。


あまり使わない青の食紅を、その一回のために購入することは躊躇します。そういったときには、食紅の青を食材で代用してみましょう。


代用できる食材を紹介しますので参考にしてみてください。

食紅の青はどこで購入できる?

食紅の青を代用する食材を紹介する前に、まずは食紅の青についてお伝えします。料理もそうですが、特にお菓子作りをあまりしない方の中には、食紅自体をよく知らない方も多いのではないでしょうか。


また、いざ食紅の青を購入しようとしても、食紅がどこに行けば購入できるのか悩む方もいらっしゃるでしょう。

食紅はスーパーや通販で購入可能

食紅の青は、基本的にスーパーの製菓材料コーナーに置いてあります。また、100円ショップでも購入できます。ただし、売っていないショップもあるため注意が必要です。


また、インターネットでも販売しています。青だけでなく、他の色も何色か揃えたいときにはインターネットを利用すると便利でしょう。

食紅の青は取り扱いが少ない

食紅の青ですが、実は食紅を売っているスーパーなどでも青だけ売っていないことがあります。


もともと料理やお菓子に食紅の青が使われることは少なく、購入しようとするお客も少ないのです。そうなると、必然的にスーパーが仕入れをすること自体が少なくなります。


このため、食紅の青は取り扱いが少ないのです。

食紅の原料と安全性

食紅には2種類があります。タールや石油由来の化学合成で作られた食紅と植物などの天然素材から作られた食紅です。


食紅の安全性についてですが、もともと国の検査基準を通過したものが販売されていますし、料理やお菓子で使う食紅は少量のため人体に影響はないとされています。


食紅の原料や安全性が気になる方は、食紅を代用できる食材を使うといいでしょう。

食紅の青の代用品

ここまで伝えてきたように、少量を使うためにわざわざ購入することに躊躇する方や近くのお店に食紅の青が見つからない方、原料や安全性が気になる方は、食材で代用することを考えてみましょう。


青色の食材というと思い浮かばない方もいるかも知れませんが、代用できるものがあります。参考にしてみてください。

食紅の青の代用品①かき氷シロップ

食紅の青の代用として、かき氷シロップのブルーハワイ味を使います。ご自宅でかき氷を作ったときに購入し、残っているものがあれば使ってみるといいでしょう。


鮮やかな青色が出ますし、液体でそのまま使えるため便利です。ゼリーや寒天などを作るときにおすすめです。ただし、シロップ自体にかなりの甘味があるため調整して使いましょう。

食紅の青の代用品②紫芋パウダー

食紅の青の代用として、紫芋パウダーを使います。紫芋パウダーは、焼いた紫芋を粉末状にして作られたものです。食紅の安全性が気になる方にはおすすめです。


パンやクッキーなどの生地に使うといいでしょう。ただし、一緒に使う材料によっては変色することがあるため、その場合はレモン果汁で変色を防ぎましょう。

食紅の青の代用品③バタフライピー

食紅の青の代用として、ハーブティーで飲まれるバタフライピーを使います。健康や美容のために飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。


ティーバッグで売られているものの他にパウダーとして売られているものもあります。レモンなど酸性のものを加えると紫や赤色になるため、紫や赤色の代用としても使えるでしょう。

食紅の青の代用品④ブルーベリージャム

食紅の青の代用として、ブルーベリージャムを使います。ブルーベリージャムだと、ご家庭にある方も多く手頃な代用品と言えるでしょう。


ただし、ブルーベリージャムを使うと、青というより藍色や紫に近い青といった仕上がりになります。また、甘さやフルーティーさがあるため、調整しながら使いましょう。

食紅の青の代用品⑤紫キャベツ

食紅の青の代用として、紫キャベツを使います。紫キャベツは、その名が表す通り、汁も紫色ですが工夫することで青色にできます。


紫キャベツを煮詰めた煮汁に、食用の重曹を一つまみ加えます。こうすることで、煮汁が紫から青へと変化します。まるで実験のようですが、試してみるのもおもしろいでしょう。

食紅の赤の代用品

ここまで食紅の青を代用する食材を紹介してきましたが、他の色の代用品についても紹介します。


料理を作るときに食紅を使うとしたら、赤を使うことが一番多いのではないでしょうか。赤は食紅の中でも定番と言っていいでしょう。


その定番である赤の食紅がないときに代用できる食材について紹介します。

食紅の赤の代用品①かき氷シロップ

食紅の赤の代用として、かき氷シロップのいちご味を使います。青の代用の食材としても紹介しましたが、かき氷シロップはお手軽に代用品として使えます。


鮮やかな赤色が出て、お菓子全般に使えます。ただし、水分が多い分上手に調整できないと、クッキーやパンの生地などでは、うまく作れないことがあるため注意しましょう。

食紅の赤の代用品②いちごジャム

食紅の赤の代用として、いちごジャムを使います。青の代用品としてブルーベリージャムを紹介しましたが、いちごジャムもご家庭にあるという方は多いでしょう。


甘味が強いため、他の材料や砂糖と調整しながら使いましょう。ムースやクッキーの他に大福などの和菓子で使うこともおすすめです。


市販のいちごジャムで添加物が気になる方は、いちごが採れる時期にジャムを手作りしておくといいでしょう。

食紅の赤の代用品③トマトパウダー

食紅の赤の代用として、トマトパウダーを使います。トマトを乾燥させて粉末にしたものです。


トマトパウダーは、料理に使うことが多いですが、パンケーキやクッキーなどのお菓子作りにも使えます。ただし、トマトの風味があるため、色付けだけの使用には向きません。色付けだけの使用の際は、使う量の調整をしましょう。

食紅の赤の代用品④イチゴパウダー

食紅の赤の代用として、いちごパウダーを使います。フリーズドライしたいちごを粉末にしたものです。


マカロンやクッキーなどの焼き菓子を作るときにおすすめです。いちごパウダーは、ほんのりとした香りや風味があるため、このことを想定して使うといいでしょう。メーカーによっては、風味が強いものがあるため注意しましょう。

食紅の赤の代用品⑤赤しそ

食紅の赤の代用として、赤しそを使います。しその風味が強いため、お菓子作りには向かず、料理で使うことをおすすめします。しかし、しそが苦手な方は使用しない方が無難でしょう。


スーパーで梅干しと一緒に売られていたり、しそだけで売られていたりしてお手軽に購入できます。

食紅の黒の代用品

料理やお菓子作りで、黒の色を使いたいということもあるのではないでしょうか。例えばお弁当で様々なキャラクターを作ろうとした場合、青よりも黒を使う機会の方が多いでしょう。


そこで、ここでは食紅の黒の代用品について紹介します。料理やお菓子作りで食紅の黒を使おうと考えている方は、代用できる食材があるということを知っておきましょう。

食紅の黒の代用品①海苔の佃煮

食紅の黒の代用として、海苔の佃煮を使います。ご飯のお供として食べることが多い海苔の佃煮ですが、食紅の黒の代用品としても使えます。


ご飯に混ぜ込んだり、野菜に和えたりして使うのがおすすめです。ただし、海苔の佃煮は塩分が強いため、多い量を使うことは避けて少量を使うようにしましょう。

食紅の黒の代用品②黒ごま

食紅の黒の代用として、黒ごまを使います。黒ごまは、すりごまやペースト状のものを使うこともおすすめです。


料理やお菓子作り、和菓子などにもよく合います。黒ごまは、風味も良いためおいしく作れます。また、単に食紅の黒の代用に止まらず、体に良い食材ということもポイントと言えるでしょう。

食紅の黒の代用品③竹炭パウダー

食紅の黒の代用として、竹炭パウダーを使います。馴染みのない方がいらっしゃるかも知れませんが、竹炭と言っても食用として作られているため安心して使用できます。


焼き菓子などのお菓子やパンを作るときにおすすめです。濃い黒が出るため、しっかりと色付けしたいときは竹炭パウダーを使うといいでしょう。

食紅の黒の代用品④ブラックココアパウダー

食紅の黒の代用として、ブラックココアパウダーを使います。一般的なココアでも黒の代用として使えますが、ブラックココアパウダーの方がより濃い黒色を出せます。


焼き菓子を作るときにおすすめで、黒い色と一緒にほろ苦い風味も出るため、甘いお菓子が苦手な方や大人向けのお菓子に適していると言えるでしょう。

食紅の緑の代用品

食紅の緑についても、青と同じくスーパーなどの売り場によっては置いていないことがあります。スーパーや100円ショップを何件か巡れば見つけることは可能でしょうが、代用品を使う方が手軽と言えるでしょう。


そこで、食紅の緑についても代用できる食材を紹介します。食紅の緑が必要となったときには参考にしてみてください。

食紅の緑の代用品①青汁

食紅の緑の代用として、青汁を使います。青汁はケールなどの野菜に由来し、健康に良いものとして日常的にご家庭で飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。


青汁は、和菓子やパンなどを作るときにおすすめです。しかし、独特の苦みのような風味があるため、色付けとして使うときには量に注意しましょう。

食紅の緑の代用品②ほうれん草パウダー

食紅の緑の代用として、ほうれん草パウダーを使います。ほうれん草パウダーは、フリーズドライしたほうれん草をパウダー状にしたものです。


料理やお菓子など色々なものに使えます。子どもにほうれん草を食べさせたくても食べてくれないときに使ってもいいでしょう。


苦みが少しあるため、使う量には注意しましょう。

食紅の緑の代用品③抹茶

食紅の緑の代用として、抹茶を使います。抹茶は、大抵のスーパーで売っているため手軽に購入できます。また、使った後の残りは飲用として楽しめることがポイントでしょう。


お菓子を作るときにおすすめですが、独特の苦みや香りがあり少量でもかなり抹茶感があります。色付けとして使うときには避けた方がいいでしょう。

食紅のその他の色の代用品

ここまで、青、赤、黒、緑の食紅の代用品について紹介してきました。しかし、作る料理やお菓子によっては、他の色を使いたいこともあるでしょう。


食紅のオレンジ、茶色、黄色、白色について、使いたいと思ったときに比較的簡単に入手できる代用品を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

食紅のオレンジの代用品

食紅のオレンジの代用として、にんじんを使います。にんじんをジュースにしたものやペーストにしたものを使うといいでしょう。


にんじんのジュースやペーストにしたものは市販のものがあります。にんじんのペーストはベビーフードを使うのもいいでしょう。また、ミキサーやジューサーを使って簡単に手作りすることもできます。

食紅の茶色の代用品

食紅の茶色の代用として、ココアパウダーを使います。黒の代用品としても紹介しましたが、一般的なココアの方を使うと茶色を出せます。


また、キャラメル味のシーズニングを使ってもいいでしょう。ココアパウダーもキャラメル味のシーズニングもお菓子作りにおすすめです。

食紅の黄色の代用品

食紅の黄色の代用として、くちなしの実を使います。栗きんとんに使われることが多く、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。


また、かぼちゃのペーストも使えます。かぼちゃを蒸して潰し、裏ごしすればペーストができます。この他に、青や赤の代用として紹介したかき氷のシロップのレモン味もあります。


お菓子作りには向きませんが、作る料理によってはカレー粉やターメリック、サフランなどの香辛料も使うといいでしょう。

白色を作りたい時はどうする?

青や赤や緑といった様々な色がある食紅ですが、白はありません。そこで、白を使いたいときは、白色のアイシングを使うことをおすすめします。


アイシングとは、卵白に粉砂糖をふるい入れて混ぜ合わせ、レモン汁を加えて練ったものです。お菓子作りで白色を使いたいときには、アイシングを使ってデコレーションするといいでしょう。

食紅の代用品を手作りする方法

ここまで食紅の青をはじめ様々な色の代用品となる食材を紹介してきました。また、作り方についても多少、触れましたが、改めて手作りするときの基本的な方法を紹介します。


ご家庭で簡単に作れる方法です。市販の食紅を使わず代用品を使って手作りすることを考えている方は、作り方を確認し挑戦してみてください。

野菜やフルーツで着色素材を手作りする方法

食紅の代用品として、野菜やフルーツから着色素材を作るには、まず、代用したい色の野菜やフルーツをフードプロセッサーにかけます。そして、鍋に移して煮詰めていきます。


ある程度、煮詰まってきたところで、滑らかになるよう布巾を使って濾します。その後は、濾されたものに砂糖や塩を加えて味を調整するとできあがりです。

生クリームに色をつける方法

生クリームに色付けするときは、代用品の形状によって工夫しましょう。代用品がパウダーの場合は、生クリームにパウダーと量を調整した砂糖を入れて泡立てます。


また、抹茶で色付けする場合は、砂糖を入れた生クリームを泡立て、とろみが出たところで、少量をお湯で溶かし冷ましておいた抹茶を混ぜます。


代用品がペーストの場合は、先に生クリームを泡立て、ペーストに生クリームを少しずつ混ぜていきます。この他に、様々な色がついた粉糖を砂糖代わりに入れて生クリームを泡立てる方法があります。

食紅の青がないときは代用品を活用しよう

食紅を使うことで、料理やお菓子は華やかになり、作っている方にとっても楽しいものとなるでしょう。食紅は過剰に摂取しなければ体にとっても安全ですが、それでもより安全を求めたい方はいらっしゃるでしょう。


また、あまり使う機会がない青などの食紅は店頭にないことがあります。そういったときには代用品を活用してみましょう。代用品として野菜やフルーツを使えば、体にも良くて一石二鳥となるでしょう。

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