シュールストレミングの味は?世界一臭い缶詰の開け方と食べ方を紹介

シュールストレミングの味について詳しく解説します。世界一臭いといわれる、シュールストレミング缶詰の開け方についても説明します。ニシンを発酵させたシュールストレミングの、味についての口コミや食べ方も紹介しているため、興味のある方はチェックしてください。

シュールストレミングの味は?世界一臭い缶詰の開け方と食べ方を紹介のイメージ

目次

  1. 1シュールストレミングの味は美味しいのか?
  2. 2シュールストレミングとは?
  3. 3シュールストレミングの味は?
  4. 4シュールストレミングの味は塩辛い

シュールストレミングの味は美味しいのか?

シュールストレミングを使った料理

シュールストレミングの缶詰は、おもにスウェーデンで作られており、ニシンを塩漬けして発酵させた食べ物です。臭気が強く缶詰の中でも発酵が進むため、開け方にも細心の注意が必要になります。

本記事では、世界一臭いといわれるシュールストレミングの味や特徴、発祥などについて詳しく解説します。ニシンを発酵させた缶詰の、開け方や食べ方についても紹介しているため、ぜひチェックしてください。

シュールストレミングとは?

シュールストレミングは発酵させたニシンの缶詰

シュールストレミングの食材となる大量のニシン

シュールストレミングとは、ニシンを塩水に漬けて発酵させた食べ物です。シュールとは酸っぱい、ストレミングとはバルト海産のニシンを意味します。塩漬けされたニシンを滅菌処理せずに缶詰にするため、缶の中でさらに発酵が進みます。

発酵する過程で、二酸化炭素などのガスが発生し缶が膨らむため、缶を空ける際に汁などが噴き出すこともあるのです。この缶詰は世界一臭いといわれており、スウェーデンでは、屋内で開けることを禁止している賃貸物件もあります。

シュールストレミングとはニシンを塩漬けにした発酵食品をさし、世界で一番臭い食べ物といわれています。発祥はスウェーデンで、大量に獲れたニシンを保存する方法としてつくられるようになりました。当時の北欧では塩が貴重品だったため、少量で保存ができるように塩水に浸けたことが始まりとされています。

シュールストレミングが生まれた背景

シュールストレミングの食材となるニシン

北欧に位置するスウェーデンでは、塩を作るには不向きな気候と環境であったため、塩は貴重品とされていました。豊富に獲れるニシンを保存するため、塩ではなく塩水に漬けたことが、シュールストレミングの発祥といわれています。

14世紀の北欧では、すでに臭気の強い塩漬けされたニシンを、保存食として食べていたようです。このニシンの塩漬けを、缶詰として製造されたのは19世紀頃からです。缶の中で発酵が進むことにより、缶が膨らんだ状態で販売されている場合もあります。

シュールストレミングの臭い

シュールストレミングを使った料理

世界一臭い食べ物として有名なシュールストレミングは、臭気を数値化すると8070Auもあります。Auとはアバラターといい、臭気の単位を表したものです。日本の焼きたてのクサヤは1267Auであるため、クサヤの約6倍以上臭気があります。

悪臭を放つ原因は、発酵を促す菌が、臭いの元となるプロピオン酸や酪酸、酢酸などを生成するためです。臭いを例えると、魚の腐敗臭や腐った卵、下水などさまざまな表現がされています。

シュールストレミングの味は?

シュールストレミングの開け方と注意点

シュールストレミングを使った料理

シュールストレミングの缶詰を開けるときは、屋外で行うように推奨されています。缶詰を開ける際は汁が噴き出す場合もあるため、捨ててもよい服や靴で挑むようにしましょう。衣類などに汁が飛び散ると、臭いが取れないため注意が必要です。

缶詰はビニール袋の中や水の中で、開けることをおすすめします。ビニール袋に缶詰と缶切りを入れて口を縛り、袋の上から缶切りを動かし開けます。

缶切りを動かすとき、ビニール袋を破ることがないように気をつけましょう。袋を密閉したまま開けることができれば、汁の飛び散りや臭いも防ぐことができます。

シュールストレミングの食べ方

シュールストレミングを使った食べ物

シュールストレミングは臭気が強く塩辛いため、そのまま食べることはおすすめできません。スウェーデンでは、臭気を抑えるためにアルコール度数の高いお酒でニシンを洗い、皮と骨を取り除きます。

食べる身の部分をパンの上にのせて、好みに合わせて玉ねぎやじゃがいも、トマト、サワークリームなどをトッピングします。

シュールストレミングは塩気が強いため、玉ねぎなど野菜を多めにトッピングすると食べやすいでしょう。スウェーデンのアクアビットと呼ばれる蒸留酒と相性が良いため、一緒に試してみてください。

シュールストレミングの味

シュールストレミングの材料となるニシンを使った料理

シュールストレミングは塩水に漬けて発酵させているため、味は非常に塩辛いです。世界一臭いといわれているため、臭いが気になり味わうことは難しいかもしれません。

味は塩気があり美味しい、塩辛に似ているなどの意見もあります。また、ブルーチーズやキムチなど臭気のあるものと一緒に食べると、食べやすいという口コミもあります。

口コミ

シュールストレミングの味は塩辛い

シュールストレミングの食材となる大量のニシン

シュールストレミングは、おもにスウェーデン北部で食べられており、7月に製造され8月後半が食べ頃となります。しかし、日本で食べる場合は、発酵食品のため夏の暑い時期は避ける方が望ましいでしょう。

シュールストレミングの缶詰は、ネットや一部の店舗で購入することができます。興味のある方は、缶詰の開け方や食べ方に注意して、ぜひ食べてみてください。

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