2022年06月17日公開
2024年06月20日更新
ダイエットで朝ごはんに納豆を食べる効果とは?食べ方やレシピも紹介
ダイエット中の朝ごはんに納豆を食べる効果について解説します。朝ごはんに納豆を食べることで得られるダイエット効果や、メリットについて詳しく説明!食べ方の注意点についてもまとめています。朝ごはんにぴったりな簡単レシピも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
ダイエット中は朝ごはんに納豆を食べるのが効果的?
納豆は健康に良いことで知られており、ダイエットにも役立つ食材です。特に、ダイエット中は、朝ごはんに納豆を食べるのがおすすめです。
本記事では、朝ごはんに納豆を食べるメリットや、食べ方の注意点などについてまとめています。納豆ダイエットを始める前に、一度チェックしておきましょう。
ダイエットで朝ごはんに納豆を食べるメリットと効果
朝ごはんに納豆を食べるメリット
朝は非常に忙しい時間帯で、ごはんを作る余裕がない人も多いでしょう。しかし、納豆はごはんにかけるだけで良いため、手間なく短時間で食べることができます。
また、価格が安くて安定しているため、常備しやすいというメリットもあります。最も大きなメリットは、手軽に栄養を補給できるところです。納豆は栄養価が豊富で、朝に必要な栄養を素早く摂取することができます。
効果①便秘を解消する
納豆には納豆菌が多く含まれており、生きて腸まで届きます。納豆菌は善玉菌として働くため、腸内環境を整えて便秘解消に役立ちます。また、乳酸菌のエサになる大豆オリゴ糖を含んでおり、乳酸菌を増やすことにも効果的です。
便秘が解消されると代謝が良くなり、ダイエットしやすい体質になります。また、お腹の膨らみが解消されることで、見た目がスリムになるというメリットもあります。
効果②血糖値の急上昇を抑える
食事をすると血糖値が上がり、その血糖値を下げるために、インスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは「肥満ホルモン」とも呼ばれており、脂肪の合成を促す働きがあります。
インスリンの分泌量が多ければ多いほど、脂肪もたまりやすくなってしまうのです。そのため、ダイエット中は、食後の血糖値を上げないことが大事です。納豆には水溶性食物繊維が多く、食後の血糖値上昇を抑える働きがあります。
ダイエットに役立つのはもちろん、糖尿病や動脈硬化などの予防にも効果的です。また、納豆にはセカンドミール効果があり、次の食後の血糖値上昇まで抑えてくれます。つまり、朝食に納豆を食べておけば、昼食後の血糖値上昇も抑えることができるのです。
効果③血圧・コレステロール値を安定させる
納豆の大豆イソフラボンには、血圧の上昇を抑える効果があります。また、納豆菌によって作られるナットウキナーゼは、血管にできる血栓を溶かす働きがあります。血栓を溶かすことによって血液がサラサラになるため、特に血圧が高めな人におすすめです。
朝ごはんに納豆を取り入れれば、その日の血圧を安定させることができます。また、前述した水溶性食物繊維には、コレステロールの排出を促す働きもあります。コレステロール値が下がると、ダイエットにも効果的です。
効果④骨を丈夫にする
あまり知られてはいませんが、納豆にはカルシウムも豊富です。カルシウムは骨作りに欠かせない栄養素で、毎日食べることで骨を丈夫に保ちます。また、カルシウムを骨に取り込む働きをする、ビタミンKも多く含まれています。
これらの栄養素を同時に摂取できる納豆は、骨粗鬆症などの予防に効果的です。ダイエット中は骨がもろくなる女性も多いため、意識的に朝ごはんで取り入れると良いでしょう。
効果⑤新陳代謝を促す
納豆には大豆サポニンが多く含まれており、新陳代謝を促す効果があります。新陳代謝が良くなることで、髪や肌などの美容に効果的です。
ダイエット中は、栄養不足で肌が荒れることもあります。しかし、納豆を食べることで、美しく痩せることができるのです。朝ごはんに大豆サポニンをしっかり取れば、毎日の新陳代謝も効率よく行われます。
効果⑥脂肪燃焼効果を促す
納豆は大豆製品であるため、良質なたんぱく質が豊富です。大豆のたんぱく質は体内のエネルギーを消費し、脂肪を燃焼する働きをサポートします。
朝ごはんに納豆を食べることで、その日の脂肪燃焼がスムーズに行われます。ダイエット中は朝ごはんに納豆を食べてから、脂肪燃焼のための運動をすると良いでしょう。
ダイエット効果を高める納豆の食べ方
食べ方①白米の量に注意する
ダイエット中は、白米の量に注意が必要です。普通の朝ごはんであれば、白米はしっかりと食べたほうが良いでしょう。しかし、痩せるのが目的であった場合、白米の食べ過ぎは逆効果です。
白米はカロリーが高いため、多く食べると太りやすくなってしまいます。納豆を白米にかけて食べる場合は、白米の量を少なめにしておきましょう。
食べ方②卵を混ぜない
卵は納豆と相性が良く、一緒に混ぜて食べる人も多いでしょう。しかし、卵を混ぜてしまうと、ビオチンという栄養素の吸収が妨げられます。
ビオチンはエネルギー代謝に関わる栄養素で、ダイエット中には特に必要となります。ただ、卵黄にはビオチンを妨げる働きはないため、卵白を取り除けば混ぜても大丈夫です。
食べ方③納豆は適量食べる
納豆がいくらダイエットに良いとはいえ、食べ過ぎは禁物です。大豆イソフラボンの取り過ぎは、乳がんの発症リスクを高めます。
1日に1パックを目安にして、それ以上は食べないようにしましょう。朝ごはんには納豆だけ食べるのではなく、他の食材もバランス良く食べることが大事です。
食べ方④加熱しない
血栓を溶かす働きがあるナットウキナーゼは、熱に弱いという特徴があります。ナットウキナーゼの働きを期待するのであれば、加熱せずに食べるのがおすすめです。
ただ、ナットウキナーゼ以外の栄養素は、加熱しても特に影響はありません。血圧を気にしないのであれば、加熱調理に利用してもOKです。
ダイエットにおすすめの納豆レシピ
納豆オートミールご飯
【材料】
- オートミール 15g
- 水 大さじ2
- 卵 1個
- 納豆 1パック
- 小ネギ 適量
- 醤油 適量
【作り方】
- 器にオートミールと水を入れて、ラップをせずに600wのレンジで50秒加熱します。
- 納豆は付属のタレとからしを混ぜておきます。
- 1に卵の白身を入れます。
- 3をラップをせずに、600wのレンジで20秒加熱します。
- 4を混ぜ、真ん中に卵黄を落とします。
- 卵黄の周りに納豆を盛りつけ、小ネギと醤油をかけたら完成です。
毎日の朝ごはんにぴったりの、納豆オートミールごはんのレシピです。白米をオートミールに代えることで、糖質を格段に抑えることができます。
卵白は加熱することでビオチンへの作用がなくなるため、納豆と混ぜても問題ありません。気になる場合は、卵黄だけ使うようにしましょう。
味噌マヨ納豆サラダ丼
サラダ感覚で食べられる、味噌マヨ納豆サラダ丼のレシピです。野菜をたっぷりと使った一品で、ご飯が少なめでもお腹にたまります。ワンプレートで簡単に作れるため、朝ごはんにぴったりです。生野菜だけでなく、キムチなどを乗せるのもおすすめです。
ダイエット中は朝ごはんに納豆を食べよう
納豆を朝ごはんに食べると、血糖値の上昇を抑えるなどの効果を得られます。また、朝ごはんに納豆を取り入れることで、健康や美容に良い栄養をしっかり吸収できます。
ダイエット中は、朝ごはんを抜いてしまう人もいるでしょう。しかし、朝ごはんを食べないと、ダイエットに逆効果となることもあります。ダイエット中は納豆を活用しながら、しっかりと朝ごはんを食べるようにしましょう。