こんにゃくが腐るとどうなる?見分け方や正しい保存方法を紹介!

こんにゃくが腐るとどうなるかについて解説します。腐ったこんにゃくの見分け方やこんにゃくの賞味期限、日持ちについて詳しく説明!正しい保存方法や冷凍が可能かどうかも紹介します。腐ったこんにゃくの見分け方を覚え、腐る前に食べるようにしてください。

こんにゃくが腐るとどうなる?見分け方や正しい保存方法を紹介!のイメージ

目次

  1. 1こんにゃくは腐るとどうなるのかを紹介!
  2. 2こんにゃくの賞味期限と日持ち
  3. 3腐ったこんにゃくの見分け方
  4. 4こんにゃくは腐ることがあるため見分け方を覚えておこう!

こんにゃくは腐るとどうなるのかを紹介!

おでんの具として人気の腐る前のこんにゃく

こんにゃくは、味がしみ込みやすく歯ごたえが良いため、おでんや煮物によく使われ、日本の食卓に欠かせない加工食品です。

この記事では、こんにゃくが腐るとどうなるかを解説します。腐ったものを食べないためには、腐る原因や見分け方を知ることが重要です。正しい保存方法や冷凍保存の仕方も紹介するため、参考にして、腐る前に美味しく食べるようにしてください。

こんにゃくの賞味期限と日持ち

調理前のこんにゃく

調理前のこんにゃく

調理前のこんにゃくの賞味期限は、開封前か後かによって違います。市販されている加熱して食べるタイプの場合、開封前は冷蔵保存で30日~90日、開封後は冷蔵保存で7日以内です。

加熱しないで食べる刺身こんにゃくの場合は、賞味期限が短くなります。開封前は冷蔵保存で20日~30日、開封後は水に浸けて保存して2~3日です。炭酸カルシウム水溶液に浸けると、7日くらい日持ちします。

手作りのこんにゃくは、未開封でも冷蔵保存で7日くらいしか日持ちしません。腐りやすいため、なるべく早く食べるようにしましょう。

調理後のこんにゃく

調理したこんにゃく

こんにゃくを調理すると、調味料や他の食材によって腐敗菌が増殖することがあります。常温で保存するのは避けましょう。夏場は、お弁当などに入れない方が良いです。

調理後すぐ食べない場合は、粗熱をとって、冷蔵庫で保存するようにします。冷蔵保存でも2~3日くらいしか日持ちしないため注意が必要です。

賞味期限切れのこんにゃくは食べられる?

賞味期限が切れても食べられることもあるこんにゃく

賞味期限は、美味しく食べることのできる期限です。市販のこんにゃくの場合は、短めに設定されています。

未開封で正しく保存していれば、賞味期限を2、3日過ぎたくらいで腐ることは、ほとんどありません。ただし、食べることはできますが、水が抜けてしまうため硬くなり、風味も落ちます。

また、賞味期限をかなり過ぎてしまった場合や開封後は、注意が必要です。臭いや見た目で見分けて違和感を感じた場合は、腐っている可能性があるため、食べないようにします。

手作りのこんにゃくの場合は、賞味期限を過ぎると腐りやすくなります。できるだけ賞味期限内に食べるようにしましょう。

賞味期限は「おいしく食べられる期間」であるため、期限を1〜3日程度過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。ただし、賞味期限切れのこんにゃくは、水が抜けて硬くなったり、食感が悪くなったりするので、どうしても味が落ちてしまいます。おいしくこんにゃくを食べたい場合は賞味期限内に使い切るのが良いでしょう。

腐ったこんにゃくの見分け方

こんにゃくが腐っているかどうかを見分けるポイントは、見た目や臭いなどいくつかあります。見分ける方法を解説します。

こんにゃくが腐る原因

腐っていないこんにゃく

こんにゃくは、比較的腐りにくい加工食品です。しかし、直射日光の当たる場所や熱がこもりやすい場所で保存すると腐ることがあります。特に夏場は腐りやすいため、冷蔵保存がおすすめです。

また、製造時の加工や殺菌が正しくされていないことも腐る原因の一つです。通常、こんにゃくを製造する際には、アルカリ水と一緒にパックし、加熱殺菌されます。これが不十分な場合、腐る原因となります。

こんにゃくは、乾燥に弱い食品です。開封後に乾燥した状態で保存すると、腐りやすくなります。また、開封後に日数が経つと腐るため、注意しましょう。

見分け方①ぬめりが出る

腐るとぬめりが出るこんにゃく

こんにゃくは、腐ると溶ける性質をもつ食品です。水と一緒に袋に入って販売されていますが、腐ると水に溶けだします。こんにゃくが溶けているかで、腐っているかを見分けることが可能です。

溶け始めると表面にヌルヌルとしたぬめりが出始め、やがて中の水分が抜け、形がなくなってどろどろになります。腐っているかどうかを見分けるには、まず表面にぬめりが出ているかを見ると良いです。

見分け方②こんにゃくの表面に斑点ができる

腐ると表面に斑点ができるこんにゃく

こんにゃくの表面に、白い斑点が出てくることがあります。ぬめりや臭いがなく、ざらざらとした感じの粒の場合は、こんにゃくを作るときの凝固剤として使うカルシウムの結晶です。食べても問題がないでしょう。

ふわふわとしたカビのような斑点や白い膜に覆われた斑点は、腐ることによって現れたものです。これらが現れるかどうかが、腐っているかを見分けるポイントになります。

カルシウムの斑点との見分け方は、カルシウムが粒状の斑点であるのに対し、腐ることによって現れるものは形が整っていません。違和感のある斑点が現れた場合は、食べないようにしましょう。

見分け方③袋内の水が濁る

袋内の水が濁ると腐っているこんにゃく

こんにゃくは、乾燥に弱い加工食品です。腐敗を防ぐため、アルカリ水と一緒に袋に入った状態で販売されています。

この袋の中の水が濁ってきているときは、こんにゃくが腐っているときです。こんにゃくは腐るとき、内部の水分が抜けだしていきます。抜け出した水分によってこの水が濁ってくるため、腐っているかを見分けるポイントになるでしょう

また、開封後に水に浸けて冷蔵庫で保存している場合も、腐ると水が濁ってきます。こんにゃくの腐敗か水の腐敗かを見分けるには、水を変えてみるのが良いです。水を変えても濁る場合は、腐り始めているため、食べないようにしましょう。

見分け方④生臭い

腐ると生臭くなるこんにゃく

こんにゃくは、特有の匂い成分がある加工食品です。元々の匂いか腐敗による臭いかを見分けるには、アク抜きをします。アク抜きをしても臭いが残る場合は、腐っている可能性があるでしょう。

また、腐ったときの臭いは、元々の匂いとは違って生臭く酸っぱい臭いがします。腐った場合は、かなりの強い悪臭を放つため、臭いによって腐敗しているかどうか見分けることが可能です。

ひどい場合は、袋を開ける前でも見分けることができます。酸味のある生臭い異臭を感じたときは、開封しないようにしましょう。

見分け方⑤味が変わっている

腐ると酸っぱくなるこんにゃく

こんにゃくは、そのもの自体に味はあまりなく、一緒に調理する食材や調味料の味が浸み込んで美味しくなる加工食品です。そのため、こんにゃくの味の変化によって腐っているかを見分けるのは難しいです。

しかし、こんにゃくが腐ると、通常は感じない酸味が出てきます。酸味があるかないかで、腐っているかを見分けることができるでしょう。調味料にない酸っぱさを感じるときは腐っているため、できるだけ飲み込まない方が良いです。

こんにゃくを腐らせないための正しい保存方法

こんにゃくが腐るのを防ぐためには、正しい保存方法が必要です。保存方法別に、日持ち期間を延ばす保存方法を解説します。

保存方法①未開封の場合

正しく保存すると腐りにくいこんにゃく

こんにゃくは、日持ちさせるために高温殺菌をし、アルカリ水に浸けてパック包装した状態で販売されます。

こんにゃくを凝固させるときに使う炭酸カルシウムは、アルカリ性の物質です。同じアルカリ性の水に浸けることで、殺菌作用が高まり、乾燥を防ぐことができます。

店頭に並ぶ市販品の賞味期限は、メーカーによって違いはありますが、概ね1ヶ月~3ヶ月です。開封しなければ、比較的腐りにくい加工食品といえます。

直射日光が当たらない15度から25度くらいの冷暗所なら常温保存もできます。しかし、25度を超える夏場は常温保存だと腐ることがあるため、冷蔵庫での保存がおすすめです

また、手作りのものは腐りやすいため、賞味期限が短めです。冷蔵保存するようにして、早めに食べるようにしましょう。

保存方法②開封後の場合

開封後のこんにゃくを保存する冷蔵庫

こんにゃくは、開封前であれば状況によって常温で長期保存することも可能ですが、開封後は冷蔵保存が鉄則です

開封した際、パック包装で袋の中に入っていたアルカリ水は、捨てずに密封容器に移して残しておきます。その中にこんにゃくを入れて蓋をし、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。袋のアルカリ水に浸けた場合は、1週間くらい日持ちします。

アルカリ水を捨ててしまった場合は、水道水でも可能です。水に浸けることで、水分が抜けることによる劣化を防ぐことができます。ただし、殺菌効果は薄いため、こまめな水の取り替えが必要です。日持ち期間は短くなり、2~3日以内に食べた方が良いでしょう。

保存方法③調理後の場合

冷蔵保存がおすすめの調理後のこんにゃく

こんにゃくは、炒め物や煮物などさまざまな料理ができる食材です。調理すると、調味料や他の食材の味が浸み込んで美味しくなるため、ほとんどの場合、調理して食べます。

調理の過程では、雑菌が繁殖する惧れがあります。調理後は、冷蔵保存で5日くらいを目安に食べきるのが良いでしょう

その際、乾かないように注意が必要です。ラップをかけるか、蓋が付いている密閉容器に入れて、冷蔵庫に入れます。容器から取り出すときは、雑菌を防ぐため、乾燥した清潔なスプーンや箸を使いましょう。

5日以内に食べきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。また、冷蔵保存をして5日以内でも、カビが生えていたり、悪臭がするときは、食べないようにしましょう。

こんにゃくは冷凍保存できる?

こんにゃくを保存すると日持ちする冷凍庫

こんにゃくは、水分が多い食材です。冷凍保存をすると、こんにゃくの中の水分が凍って氷の粒になります。解凍するとその氷が溶け出すため、水分が抜けたスポンジのような食感になってしまいます。

食感は変わってしまいますが、食べることは可能です。味を吸い込みやすくなるため、煮物に活用できます。冷凍すると、1ヶ月くらい日持ちします。開封後や調理後は、あまり日持ちしないため、冷凍保存がおすすめです。

冷凍するときは、アク抜きをするのがおすすめです。一口大にカットしたこんにゃくに、塩を揉み込み、沸騰したお湯で2~3分茹でてざるに上げます。冷めたら1食分ずつラップに包んで、保存袋に入れて冷凍すると良いです。

解凍する時は、冷蔵庫で自然解凍するか水に浸け、水分を絞ってから使います。煮物の場合は、凍ったまま調理することも可能です。水分が多くなるため、味付けに注意しましょう。

こんにゃくは腐ることがあるため見分け方を覚えておこう!

保存方法を間違えると腐ることがあるこんにゃく

こんにゃくは、煮物や炒め物などさまざまなアレンジができる加工食品として人気があります。比較的日持ちするため、常備していることの多い食材です。

こんにゃくは、賞味期限が過ぎてからも長く保管していたり、間違った保存をすると腐ることがあります。正しい保存方法や腐ったこんにゃくの見分け方を参考に、腐っていない美味しいこんにゃくを食べるようにしてください。

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