2022年06月13日公開
2024年06月14日更新
マグロの刺身の保存方法と日持ち期間は?保存のポイントと解凍のやり方も
マグロの刺身の保存方法と、それぞれの日持ち期間について解説します。保存するポイントや、腐ったときの見分け方も詳しく説明!冷凍したマグロを上手に解凍する方法も紹介します。簡単なおすすめレシピも載せているため、ぜひ一度作ってみてください。
マグロの刺身の保存方法を解説
マグロは刺身の中でも人気が高く、普段の食事やおつまみに利用する機会も多いでしょう。しかし、せっかく購入したマグロも、保存方法が悪いと美味しくなくなってしまいます。
本記事では、マグロの刺身の保存方法と、日持ち期間についてまとめています。マグロを使った簡単レシピも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
マグロの刺身の保存方法と日持ち期間
保存方法と日持ち期間①冷蔵
マグロの刺身を冷蔵保存した場合、スライスされたものは当日に食べるのが基本です。ただ、柵のものはやや日持ち期間が伸び、翌日程度であれば食べられます。どちらにせよすぐに食べるものであるため、購入してきたパックのまま保存しても大丈夫です。
パックを捨てたい場合は、キッチンペーパーで包むのがおすすめです。キッチンペーパーの上からさらにラップで包むか、保存袋に入れましょう。キッチンペーパーがドリップを吸収するため、生臭くなるのを防いでくれます。
保存方法と日持ち期間②冷凍
すぐに食べられないマグロの刺身は、冷凍保存することができます。柵の場合は、できるだけ薄く切ってから冷凍するのがおすすめです。薄く切ったら金属製のトレーに並べ、−50℃以下で急速冷凍します。
ただ、家庭用の冷凍庫では、−50℃まで冷やせないことがほとんどです。業務用の冷凍庫がない場合は、購入したらすぐに食べるほうが良いです。正しく冷凍保存した場合は、2〜3日ほど日持ちします。
マグロを保存するときのポイント
マグロを保存する場合は、切り身ではなく柵の状態で購入しましょう。ほんの1日程度ですが、日持ち期間を伸ばすことができます。より長く保存したい場合は、漬けマグロにするのがおすすめです。
醤油やみりん、酒などに漬け込むことで、冷蔵庫で1〜2日ほど美味しく保存できます。また、漬けにしたマグロは、家庭用の冷凍庫でも冷凍保存が可能です。
漬けマグロを調味液ごと保存袋に入れて、冷凍庫で保存しましょう。こうすることで、2週間は日持ちさせることができます。冷凍した漬けマグロは、冷蔵庫で自然解凍が可能です。
マグロが腐った時の見分け方
腐ったマグロは身からドリップが出て、色がくすんできます。触っても弾力がなく、ぶよぶよとした感触がします。このくらいであれば食べられることもありますが、食べても美味しくはありません。
腐敗が進むと徐々に生臭くなり、明らかな腐敗臭がしてきます。また、表面にぬめりが出て、カビが生えてくることもあります。ここまできたら絶対に食べられないため、すぐに処分しましょう。
スーパーなどで購入した段階で茶色に変色しているものは特に、適切な温度で保存しなければすぐに傷んでしまいます。またサクで購入したマグロであっても、冷凍や解凍をくり返していると鮮度が落ちるだけでなく、雑菌が繁殖して腐るリスクは高まります。変色しているマグロは食べる前に、臭いに問題がないかを確認しましょう。
マグロを冷凍保存したときの解凍方法
解凍方法①氷水を使う
自分で冷凍したマグロや市販の冷凍マグロは、氷水で解凍することができます。まずは水とあら塩をボウルに入れて、薄めの塩水を作りましょう。この塩水で凍ったマグロを洗い、キッチンペーパーで水気をよく拭き取ります。
密閉袋に入れ空気を抜いて封をしたら、氷水を張ったボウルに1時間ほど沈めておきましょう。1時間経ったらまた余計な水分を拭き取り、キッチンペーパーで包みます。
その上からさらにラップで包み、冷蔵庫で半日ほど寝かせれば完了です。時間はかかりますが、旨味を逃さず上手に解凍ができます。
解凍方法②温水を使う
少しでも解凍時間を短縮したいときは、温水を使う方法がおすすめです。温水は40〜50℃程度の、お風呂より熱いくらいのお湯を用意してください。ボウルに温水を入れたら、3%程度の濃度になるまで塩を加えます。
塩を溶かした温水でマグロを2〜3分洗い、表面が少し解凍したら水気を拭き取ります。購入したときのトレーや皿に乗せ、ラップをかけて冷蔵庫で3〜4時間置けばOKです。水気が残っていると食感が悪くなるため、しっかり拭き取るようにしましょう。
マグロのおすすめレシピ
アボカドまぐろユッケ
【材料】
- アボカド 1個
- マグロ 100g
- A 醤油 大さじ2
- A コチュジャン 大さじ1
- A すりおろしにんにく 小さじ1
- A ごま油 大さじ1
- A 白ごま 少々
- 大葉 適量
- 海苔 適量
【作り方】
- アボカドは皮と種を取り除き、1cm角程度に切ります。
- マグロをアボカドと同じくらいの大きさに切ります。
- ジップロックにAを入れて、封をしてよく混ぜます。
- 3に1と2を加え、空気を抜いて封をしてからよく混ぜます。
- 4を冷蔵庫で冷やします。
- 皿に大葉を敷き、5を盛りつけます。
- 中央を少しへこまし、卵黄を乗せます。
- 海苔を適当な大きさに切り、皿に添えたら完成です。
おつまみに最適なアボカドまぐろユッケのレシピです。コチュジャンを使った辛味のあるタレですが、アボカドと卵黄のおかげで味がまろやかになります。アボカドは完熟したものより、やや固さがあるもののほうが作りやすいです。
そのまま海苔に巻いて食べるだけでなく、ご飯に乗せて丼にするのもおすすめです。丼にする場合は、海苔を刻んで振りかけると良いでしょう。
マグロのカルパッチョ風サラダ
【材料】(2人分)
- マグロの柵 200g
- 木綿豆腐 50g
- 水菜 60g
- 温泉卵 1片
- 玉ねぎドレッシング 適量
【作り方】
- マグロと豆腐は、同じくらいの薄さにスライスします。
- 水菜は食べやすい大きさに切ります。
- マグロと豆腐が交互に重なるようにして、皿に円状に並べます。
- 水菜を真ん中に盛りつけ、その上に温泉卵を乗せます。
- 玉ねぎドレッシングをかけたら完成です。
マグロを前菜として食べたいときは、カルパッチョ風サラダにしてみましょう。具材を切って盛りつけるだけで、簡単におしゃれな一品が出来上がります。市販の玉ねぎドレッシングを利用することで、さっぱりとした味に仕上がります。
もう少しこってりさせたい場合は、ごまドレッシングなどを使っても良いでしょう。お好みの味のドレッシングで、自由にアレンジしてみてください。
マグロカツ
生のマグロに飽きたら、パン粉をまぶしてカツにするのがおすすめです。刺身用のマグロを使うことで、レアでも安心して食べることができます。
加熱しすぎるとパサパサになるため、高温でさっと揚げましょう。余熱が通らないうちに、すぐに切り分けてしまうのがポイントです。
マグロを正しく保存して日持ちさせよう
マグロの刺身は日持ち期間が短いため、購入したらすぐに食べるのが最も良い方法です。しかし、どうしても日持ちさせたいときは、漬けにして冷凍するのがおすすめです。漬けにしたマグロは丼にしたり、焼いてステーキにしたりすることもできます。
漬けにしなくても、柵のまま保存するなどの方法を守ることで、日持ち期間を伸ばすことができます。マグロを購入したら正しく保存して、最後まで美味しく食べ切りましょう。