2022年06月07日公開
2024年06月10日更新
昼ごはんを食べないことのメリットとデメリットとは?太る原因や注意点も
昼ごはんを食べないことのメリットとデメリットを解説します。昼ごはんを食べないことで太る原因や、体への影響についてまとめています。昼ごはんを食べない際の注意点についても紹介しているため、ダイエットや節約をしている方は参考にしてください。
目次
昼ごはんを食べないとダイエットになる?
昼ごはんを食べないと、ダイエットや節約、集中力が増すなどメリットが多くあります。しかし、栄養が不足するなどデメリットもあるため、注意が必要です。本記事では、昼ごはんを食べないメリットとデメリットについて紹介します。
昼ごはんを食べないことで、太る原因や注意点についてまとめています。ダイエットや節約をしている方は、ぜひチェックしてください。
昼ごはんを食べないことのメリット
仕事や家事などが忙しい場合、昼ごはんを食べないことがあるでしょう。ここでは、昼ごはんを食べないことのメリットを詳しく解説します。
メリット①時間を有効に使える
昼ごはんを食べないことのメリットは、食べる時間を有効活用できる点です。仕事や家事、趣味、勉強、運動などに時間を使うことができます。多くの職場では、昼休憩は1時間ほどの場合が多いでしょう。
その時間を有効に使えば、有意義な1日にすることができます。また、在宅ワークや家事をしている場合も、効率を上げることができるでしょう。
メリット②ランチ代がかからない
昼ごはんを食べないことで、ランチ代がかからないというメリットがあります。手作りお弁当や外食、コンビニのおにぎりやパンなどは、少なからずお金がかかります。特にお店でランチをすると、500円以上はかかります。
1週間のうち5日出勤すると、2,500円以上の出費になるのです。昼ごはんを食べないことで、出費を抑えることができます。
メリット③眠気が無くなり集中力が増す
昼ごはんを食べないことのメリットは、眠くならず集中力が増す点です。満腹になるまで食事をすると、インスリンが分泌されて血糖値の乱高下が起こります。この血糖値スパイクと呼ばれる乱高下が起こると、眠気がきたりイライラすることもあるのです。
空腹時には、記憶力や集中力を上げるホルモンのグレリンが分泌されます。そのため、ランチを抜くと、眠くなりにくく集中力が増すのです。
昼ごはんをお腹いっぱい食べると大量のインスリンが分泌されることにより、血糖値の乱高下が起こります。この乱高下は血糖値スパイクとも呼ばれ、眠気やイライラ感・倦怠感の原因になります。また、空腹を感じたときに分泌されるグレリンは、脳の中の海馬で働き記憶力や集中力を上げる効果のあるホルモンです。
メリット④ダイエットできる
昼ごはんを食べないことで、1日に摂取するカロリーが減るため、ダイエット効果が期待できます。1日の摂取カロリーは、成人女性で1400~2000kcal、成人男性で2000~2400kcalです。
活動量が普通より多い人は、摂取カロリーも2400~3000kcalになります。したがって、1食あたり約600kcal以上を摂取することになります。1食を抜くことでカロリーオーバーを防止して、太りにくい食生活を送ることができるでしょう。
メリット⑤ストレスが溜まりにくい
昼ごはんを食べないメリットは、ストレスが溜まりにくいという点です。夕飯よりもランチを抜く方が、比較的ストレスなく実行できます。
ランチ時間が決まっていると、朝ごはんがまだ消化しきれずに、お腹が空いていない状態でランチを食べることがあります。
夜は、友人との飲み会や仕事や家事、勉強を頑張ったご褒美ごはんなど、さまざまな誘惑が多いでしょう。1食を抜く場合は、ストレスの少ない昼ごはんがおすすめです。
メリット⑥胃を休ませることができる
昼ごはんを食べない場合、胃を休ませられるメリットがあります。1日に3食以上食べる場合は、常に胃腸が消化のために働いている状態です。そのため、食べない時間を作ることで、胃腸を休ませることが可能です。
胃で食べ物が消化される時間は約2~5時間かかり、それから腸へ送られます。胃腸を酷使すると、胃もたれや食欲不振など、さまざまな不調が起こる可能性もあります。
昼ごはんを食べないことのデメリット
ランチを抜いたためにお腹が空き過ぎて、仕事や家事、勉強に集中できなくなる場合があります。ここでは、昼ごはんを食べないことのデメリットを、4つ紹介します。
デメリット①夕飯を食べ過ぎて太る
昼ごはんを食べないことの影響として、夕飯を食べ過ぎることがあります。お腹か空いていると、つい普段以上に食べてしまいます。1日の摂取カロリーを超えて食べると、太る原因になるのです。
夜間は特に消費カロリーが減るため、食べると体に蓄積しやすい時間帯となります。ランチを抜いた時でも、夕飯を食べ過ぎないように注意しましょう。
デメリット②血糖値が下がりすぎる
昼ごはんを食べないことによる影響で、血糖値が下がり過ぎることがあります。朝ごはんから夕飯までの長時間で空腹が続くと、飢餓状態であると脳が判断するため、脂肪を蓄える働きをします。
そのため、少し食べただけでも、太る原因となるのです。血糖値が下がり過ぎないように、200kcal以下の低糖質な間食を、取り入れるのも良いでしょう。
デメリット③筋肉量が減る
昼ごはんを食べない場合、筋肉量が減るというデメリットがあります。運動をせずに食事を抜くだけのダイエットをすると、筋肉量が減るのです。筋肉量が減ると基礎代謝が低下するため、カロリーを消費しにくくなります。
カロリーを消費しにくくなると、太りやすくなります。ランチなど1食を抜く場合は、軽い筋トレや有酸素運動などを、日々の生活の中で取り入れましょう。
デメリット④栄養が不足する
昼ごはんを食べない影響で、栄養が不足するというデメリットがあります。ビタミンやミネラル、たんぱく質などが不足すると、基礎代謝が低下します。基礎代謝が低下すると、消費カロリーより摂取カロリーが多くなり太りやすいです。
また、栄養が足りないと、体調不良を起こす可能性もあります。ランチを抜く場合は、バランスの良い朝ごはんと夕飯を心がけましょう。
昼ごはんを食べない場合に太る原因
ダイエット効果を期待してランチを抜いても、逆に太ってしまう場合があります。ここでは、昼ごはんを食べない影響で、太る原因について詳しく紹介します。
原因①調味料を使い過ぎている
ランチを抜いても太る原因のひとつは、ドレッシングやマヨネーズなど、調味料を多くかけ過ぎていることです。濃い味付けにすると、ヘルシーなメニューであっても、高カロリーな食事になります。
また、高血圧や腎臓病など、さまざまな病気になる可能性もあるため、注意しましょう。朝ごはんや夕飯は調味料を使いすぎず、オリーブオイルなどでドレッシングを自作してみるのも、おすすめです。
原因②外食が多い
ランチを抜いていても太るのは、外食中心の食生活が原因です。レストランなどお店での食事は、濃い味付けの料理が多いため、太りやすくなります。しかし、選ぶメニューやお店によって、ヘルシーな食事をすることは可能です。
自炊したくない、仕事が忙しいなどの理由で外食をする場合は、低カロリーの食事を意識するようにしましょう。
原因③早食いしている
ランチを抜いても太るのは、早食いをすることが影響しています。早食いする場合は、あまり噛まずに飲み込んでいることが多いです。早食いをすると、満腹中枢が刺激されず、満腹を感じにくくなります。
よく噛むことは消化しやすいだけでなく、便秘解消やむくみ防止の効果も期待できます。そのため、15~20回程よく噛んで食べることを意識しましょう。
昼ごはんを食べない場合の注意点
ランチを抜く時には、ダイエットのために筋トレや水分を摂るなどの、ポイントがあります。ここでは、昼ごはんを食べない場合の注意点について5つ解説します。
注意点①水分をたっぷり摂る
昼ごはんを食べないダイエットをしている場合は、水分をたっぷり摂るようにしましょう。ランチを抜くことで、脱水症状になりやすいためです。特に夏の暑い時期は、意識して水分を摂ることが大切です。
コーヒーや甘いジュースなどは避けて、お茶や水を飲むようにしましょう。ダイエットの際は、特に甘いジュースは飲まないように注意が必要です。
注意点②筋トレをする
昼ごはんを食べないことで筋肉量が減るため、筋トレを日々取り入れることが大切です。筋肉量が減ると、基礎代謝も低下し太りやすくなります。食事制限だけでなく、筋肉量を減らさないため、筋トレなどの軽い運動をしましょう。
2回の食事でたんぱく質などの栄養もしっかり摂り、体幹も鍛えられるプランクなどの筋トレを行ってみてください。
注意点③栄養バランスに気をつける
昼ごはんを食べないことで、栄養が不足しやすくなります。そのため、朝ごはんや夕飯は、栄養バランスに気をつけて食べましょう。1食抜くと、ビタミンやミネラル、たんぱく質、脂肪酸などの栄養素が不足しがちです。
バランスよく栄養が摂れるように、和食の基本でもある「まごわやさしい」を意識して食事を作ることをおすすめします。
注意点④就寝前に食事を摂らない
ランチ抜きダイエットに限らず、基本的に就寝の3時間前は、食事を終えることが望ましいです。なぜなら、副交感神経が優位となる時間帯であるため、体内にエネルギーを蓄えようとします。
仕事などで遅くなる場合は、できるだけ夕方に食べておくと良いでしょう。太りやすくなるため、就寝前は食事をしないことが得策です。
注意点⑤我慢できないときは軽食を摂る
昼ごはんを食べない影響で、仕事や勉強、家事などのパフォーマンスが落ちる場合は、軽食を摂ると良いでしょう。空腹が我慢できず、イライラするなど不調があれば、我慢は禁物です。
オートミールやサラダのような、軽い食事を摂ると良いでしょう。その他には、ヨーグルトやプロテイン、サラダチキンなども、手軽にコンビニで購入できておすすめです。
昼ごはんを食べないメリットとデメリットを知っておこう!
ストイックに昼ごはんを食べないダイエットをするのではなく、その日の体調に合わせてゆるく継続することが大切です。ランチを抜くことによる影響は、メリットもデメリットもあります。
しかし、注意点を意識することで、ダイエット効果が期待できるでしょう。人によっては向かない場合もあるため、メリットとデメリットを知り、無理のないようにチャレンジしてみてください。