2022年03月14日公開
2024年11月20日更新
もち米のカロリーは高い?うるち米との比較やダイエット中のポイントも
もち米のカロリーは高いのか解説します。もち米のカロリーと糖質量を、うるち米などと比較!もち米をダイエット中に食べるときのポイントや、ダイエットにおすすめのレシピも紹介します。もち米でダイエットしたいときの参考にしてください。
目次
もち米のカロリーはどのくらい?
もち米は、もちもちとした食感が人気のお米です。お餅用に炊く他、赤飯やおこわ、おにぎりなどのアレンジも楽しめます。料理以外に、お菓子作りで使用するのもおすすめです。
この記事では、もち米のカロリーや糖質量についてまとめています。また、栄養成分や効果効能なども解説します。もち米の特徴を、ぜひダイエットにも活かしてください。
もち米のカロリーと糖質量
もち米とうるち米の違い
うるち米は、ご飯として食べられているお米です。見た目は、少し細長く透明感があります。主要な部位である胚乳の部分は、半透明です。これと比較して、もち米は丸みを帯びており、乳白色で透明感がなく胚乳部分は白いです。
また、米の主要成分であるでんぷんの構成にも、違いがあります。うるち米は、アミノペクチンとアミロースで構成されています。一方、もち米はアミノペクチンのみです。アミノペクチンが多いほど、粘りのある米になります。
うるち米はアミロースとアミロペクチンがおよそ2:8なのに対して「もち米」は、アミロペクチンのみでアミロースを含んでいません。このアミロペクチンがお餅の粘りのもとなのです。
もち米のカロリー・糖質量をうるち米などと比較
カロリー | 糖質 | |
---|---|---|
もち米 | 202kcal | 44g |
白米 | 168kcal | 37g |
うるち米 | 168kcal | 37g |
玄米 | 165kcal | 36g |
もち麦 | 159kcal | 35g |
もち米のカロリーと糖質は、他の米と比較して少し高いです。ダイエット中にもち米を食べるときは、他の米よりも量を少なくすることを、おすすめします。
もち米を使った食品のカロリー・糖質量
カロリー | 糖質 | |
---|---|---|
切り餅 | 223kcal | 50.8g |
赤飯 | 186kcal | 41.9g |
大福もち(こしあん) | 223kcal | 53.2g |
五平もち | 178kcal | 40.9g |
あられ | 378kcal | 84.9g |
もち米を使った食品も、カロリーと糖質ともに少し高い傾向にあります。特に、油で揚げるあられは、カロリーが高い食品です。
もち米の栄養成分と効果効能
栄養成分①ビタミンB1
もち米には、さまざまなビタミンが豊富に含まれています。特に、ビタミンB1の含有量が多いです。ビタミンB1は、炭水化物や脂質をエネルギーに変換する際に、重要な役割を果たします。
ビタミンB1を摂取することで、代謝が促され痩せやすくなります。また、エネルギーを産生するため、疲労を回復する効果もあります。
栄養成分②カルシウム
もち米には、カルシウムも豊富に含まれています。カルシウムは、骨や歯の材料となる成分です。また、神経興奮を抑制するため、精神安定にも役立ちます。
カルシウムは、筋肉の収縮や血液凝固作用、ホルモンの放出など、生命維持に重要な働きもします。他にも、脂肪酸の吸収を減少させ満腹感を与えるため、ダイエット効果も期待できるでしょう。
栄養成分③食物繊維
もち米に含まれている食物繊維は、人の消化酵素で分解されない、整腸効果の高い成分です。腸内の悪玉菌を減らし、腸内環境を良好にしてくれます。腸内環境が整うことにより、便秘や下痢になりにくく、免疫力アップにも効果的です。
便秘が続くと基礎代謝が落ち、太りやすくなります。便秘を解消することでお腹がすっきりとして、ダイエット効果も期待できます。
もち米をダイエット中に食べるときのポイント
ポイント①玄米と混ぜて食べる
もち米に含まれる食物繊維は、精米することで減ってしまいます。ダイエット中に食べるときは、食物繊維が豊富な玄米を混ぜると良いです。
うるち米の玄米は、味や風味に独特のクセがあります。苦手な場合は、もち米玄米がおすすめです。もっちりしていてクセが少なく、血糖値が低下する効果も期待できるでしょう。
ポイント②運動量を増やす
摂取したカロリーを消費するには、運動量を増やすことが重要です。特に、ジョギングや水泳などの有酸素運動は、効果があります。
炊いた後のもち米は、140gあたり約263kcalです。このカロリーは、50kgの人が42分くらいジョギングすると、消費できます。水泳の平泳ぎの場合は、30分くらいです。
犬の散歩は1時間半、階段の上り下りは1時間くらいで、約260kcalを消費できます。日常生活でも注意して体を動かすようにすると、それに伴い運動量も増加します。ダイエット中は、特に意識して体を動かすことがおすすめです。
ポイント③白米と同じ量を食べない
炊飯したもち米のカロリーは、白米よりも高いです。炊いた後に含む水分量が、白米よりも少ないため、カロリーが高くなります。ダイエット中は、白米と同じ量を食べないように、気を付けましょう。
もち米は粘り気があるため、噛む回数を増やして、もちもちした食感を味わって食べるのがおすすめです。白米と比較すると、もち米の方が少量で満腹感を得られます。
もち米を使ったダイエットにおすすめのレシピ
桜餅
【材料】
- もち米:1合
- 水:250ml
- 食紅(クチナシ色素):少々
- 砂糖:大さじ2(20g)
- こしあん:180g
- 桜の葉の塩漬け9枚
【作り方】
- 米を洗い、30分以上給水します。
- 1に食紅を加えて混ぜ、普通に炊飯します。
- 桜の葉の塩漬けの芯を切り取り、ボウルで水洗いし、水気を拭き取ります。
- こしあんを20gずつに分けて、丸めておきます。
- 2が炊き上がったら砂糖を混ぜ、すりこぎで一つにまとまるくらいまで潰します。
- 5を手で触れるくらいまで冷まし、9等分に分けて、軽くまとめます。
- 6を直径5cmくらいまで平たく伸ばします。
- 7に4を載せて包み、桜の葉を巻きます。
ダイエット中に甘いものが食べたいときは、和菓子を食べるのが良いでしょう。あんこを使った和菓子は、カロリーが比較的低く食物繊維も多いため、おすすめです。
炊き上がったら、すぐに砂糖を混ぜて熱いうちに潰します。そうすると、柔らかくもちもちに仕上がり、翌日も固くなりにくいです。粒が残っていると割れやすくなるため、しっかり潰しましょう。
もち米しゅうまい
しゅうまいは、蒸して作る料理のため、比較的カロリーが抑えられます。普通のしゅうまいの皮よりも歯ごたえがあり、満足感を得られるでしょう。食物繊維が多いため、ダイエット中でも安心して食べられます。
もち米はカロリーに気をつけて適量を食べよう!
もち米は、栄養価が高く、健康効果が期待できる米です。ただし、炊飯するとうるち米よりもカロリーが高くなります。ダイエット中は、適量を食べるように注意が必要です。
食感がもちもちしているため、しっかり噛んで食べるようにし、少量で満腹感を得るようにしましょう。また、食物繊維の多い玄米を混ぜて炊くのも、おすすめです。紹介したレシピも、ぜひダイエットに活かしてください。