マゴチは値段が高い高級魚?特徴やおすすめの食べ方・購入場所も解説

マゴチが値段の高い高級魚といわれる理由に迫ります。マゴチはどのような魚なのか、特徴や味、気になる値段や購入できる場所を解説。また、刺身で食べられる大きさや、サイズごとのおすすめの食べ方についても紹介します。

マゴチは値段が高い高級魚?特徴やおすすめの食べ方・購入場所も解説のイメージ

目次

  1. 1マゴチの特徴や値段を解説!
  2. 2マゴチの特徴と値段
  3. 3マゴチの購入場所と食べ方
  4. 4マゴチの値段は時期や漁獲量によって大きく変わる

マゴチの特徴や値段を解説!

釣りあげられたマゴチ

マゴチは、スーパーではなかなか見かけることがないため、家庭の食卓に上ることが少ない魚です。しかし料亭では、フグやヒラメに並ぶ高級魚として知られています。知名度の低いマゴチがなぜ高級魚といわれるのか、その理由を探りました。気になる値段や購入できる場所も紹介します。

マゴチの特徴と値段

マゴチはどのような魚?

ルアーで釣られるマゴチ

カサゴ目コチ科に属する魚類。日本近海に分布するコチの中では大型の種類で、美味な食用魚でもある。(中略)体は上から押しつぶされたように左右に平たい。特に頭部がシャベルのように左右に平たいことから、英語でのコチ類の総称は「平たい頭」(Flathead)である。口は大きく、下顎が上顎より前に突き出ている。目は小さく、下顎の先端は丸い。胸びれに小さな褐色の斑点がある。腹側は白いが、背中側は黄褐色-褐色をしていて、細かいまだら模様がある。

マゴチは、平たく潰れたように広がる身体が特徴的な魚です。肉食性で、小魚などを捕食します。体表が黄褐色や褐色で斑点があるのは、砂に潜んで獲物を狙うためです。全長は約40~50cmが平均ですが、まれに70~80cmほどの大きな個体もいます。

海岸から水深30mほどまでの浅瀬におり、砂に擬態してあまり動くことがありません。生息地の浅瀬や干潟などで注意深く観察すると、姿を見ることができます。

マゴチの味

マゴチの刺身

マゴチは体表の色が暗く、ぬめっているため、食べられるのかと思う人もいるでしょう。マゴチの身は上質な白身であり、食感も味も非常に美味です。食感は弾力のある歯応えで、フグに似ているともいわれています。味はクセがなく淡泊ですが、脂が乗っており、ほんのりと上品な甘さがあります。

特に産卵期の初夏から秋にかけては旬となり、最も脂が乗っている時期です。料亭では、旬が終わるヒラメと入れ替わりにお造りや刺身などで使われることもあります。骨からよく出汁が出て肝なども食べられるため、天ぷらや煮つけなども人気です。

マゴチの値段

釣りあげられたマゴチ

マゴチの値段は、最も小さいサイズの400g~でも数千円にのぼります。2022年現在通販サイトでは、400g~600gで約4,000円、600g~800gで約5,000円、800g~1kgで約7,000円です。マゴチの値段が高い理由は、漁獲量が少ないこと、輸入や養殖がなく天然もののみであることが挙げられます。

また、釣った後鮮度が落ちやすいことも、値段が上がる理由の一つです。保存が難しいため流通しにくく、漁港から離れたスーパーなどでは、取り扱いが難しい魚です。味が美味しくなかなか手に入らない魚であることから、希少価値も高いといえます。

マゴチの購入場所と食べ方

マゴチはどこで購入できる?

砂に棲むマゴチ

マゴチを手軽に購入できるのは、通販サイトです。Amazonや楽天市場などの大手通販サイトを始め、地域の直販サイトでも取り扱っています。送料がかかりますが、近くに取扱っている鮮魚店がない場合にはおすすめです。

また、マゴチが獲れる漁港近くの直販店や鮮魚店、スーパーでも取り扱っていることがあります。通販よりもリーズナブルな値段ですが、50cmほどの個体一尾で800円~1000円と、一般的な魚よりも高めです。天然ものしか流通しないため、漁獲量や旬によって、値段は変動します。漁獲量が少ない時は、取り扱っていないこともあります。

サイズによって調理方法を変えるのがおすすめ

マゴチの刺身

マゴチは平均のサイズが40cm~50cmの大型魚ですが、頭が大きいため、食べられる身は少ないです。70cm以上であれば、身が多くなりますので、ぜひ刺身にして食べましょう。弾力のある身の歯ごたえや、脂の乗った上品な甘みを楽しめます。

サイズが小さめのものは、天ぷらや煮つけがおすすめです。白身ですので、ホクホクした食感を味わえます。出汁が良く出るため、頭や骨まで煮込み、あら汁にするのも良いでしょう。また、オスの場合は白子をポン酢で食べたり、メスの場合は卵を煮付けにすると美味しいです。レシピが豊富ですので、いろいろな食べ方を試してみてください。

マゴチの値段は時期や漁獲量によって大きく変わる

ルアーに食いつくマゴチ

なかなかお目にかかることができない、高級魚のマゴチ。一昔前は高級料亭でしかお目にかかれませんでしたが、現在では通販や漁港近くの直販店、スーパーなどでも購入できます。一尾1000円以上の高い値段ですが、一度は食べてみる価値のある魚です。刺身をはじめ煮つけや天ぷらも美味しいので、手に入った際には、試してみてください。

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