2021年01月13日公開
2024年11月05日更新
舞茸を食べ過ぎると下痢や腹痛に?栄養や1日の摂取量もチェック
舞茸を食べ過ぎるとどうなるかを徹底調査しました。下痢や腹痛など、舞茸の食べ過ぎで起こる症状について詳しく解説します。便秘に効果的な栄養素や1日の摂取量、効果的な摂り方にも触れているので、ぜひ参考にしてください。
舞茸の食べ過ぎの影響や栄養効果を解説!
甲州市の道の駅甲斐大和で遅めの昼食。
— ちょぴー (@wani_kuta) August 3, 2016
昨日から舞茸食べ過ぎ笑
国道20号はここらで調度半分くらい。
果たして夕方までに塩尻に着くのだろうか…… pic.twitter.com/11Uvg2xRWh
風味がよく、旨みが強い舞茸は、きのこの中でも特に人気の食材です。しかし、食べ過ぎると腹痛や下痢を引き起こすことを知っているでしょうか?本記事では、舞茸の過剰摂取で起こる症状や原因などを調査しました。アレルギーの可能性や1日の摂取量、栄養効果についても触れています。舞茸好きの方はぜひチェックしてみてください。
舞茸を食べ過ぎるとどうなる?
天ぷらやソテー、味噌汁など舞茸の食べ方は多岐に渡ります。ヘルシーで食物繊維が豊富なため、ダイエットや便秘解消に取り入れる方も多いでしょう。しかし、美味しいからといって食べ過ぎると、下痢や腹痛など体に害を及ぼすこともあるようです。
まずは、過剰摂取で起こるや原因、アレルギーの有無などを紹介します。食べ過ぎを防ぐための摂取量も解説しているので、よく口にする方は必見です。
下痢や腹痛が起こる原因
雲の上のキャンプ場の夕日。松ぼっくりを焚火に入れる。
— ヘルミッペ (@komiya_ma) September 1, 2019
舞茸を食べ過ぎてお腹が痛い。舞茸にクレイジーソルトと胡麻油を垂らして焚火で炙ると劇的に美味い。お腹壊すけど。
見晴らしはいいが、鹿のフンだらけ。あらゆる虫がいる。来年もまた行く。 pic.twitter.com/IortmqWuKt
舞茸の食べ過ぎで下痢や腹痛が起こるのは、食物繊維の過剰摂取が原因です。きのこは基本的に食物繊維が豊富ですが、舞茸は特に含有量が多く、そのうちの9割を不溶性食物繊維が占めています。不溶性食物繊維は体内に入ると水分を吸収し、体積を増して便のかさを増やします。
腸のぜん動運動を活発化させるため、本来は便秘対策としても有効ですが、多く摂り過ぎると下痢や腹痛になってしまうことがあるのです。また、食べる際に適度な水分を摂らないと、便が硬くなって便秘になることもあります。便秘予防に舞茸を食べている方は、特に注意が必要です。
アレルギーの可能性もあり
舞茸の天ぷらって美味しいと思うの。
— LonGis@バルチークス (@MaltTime) September 15, 2018
キノコ系大好きですから私❤️
でも、この間某駅そばで舞茸の天ぷら食べてたら寒気と吐き気と、顔が赤くなって痒くなったので、食べきれなかった。
これってアレルギー?#最近色々アレルギー症状が出る#色々弱ってる#何を食べますかね pic.twitter.com/X8lKzNtNFz
舞茸を食べると、人によってはアレルギー反応を引き起こすことがあります。食べた時に必ず下痢や吐き気を催す方は、アレルギーを疑った方がよいでしょう。場合によってはアナフィラキシーショックを起こすこともあるようです。まつたけやしめじなどにアレルギーを持つ方は特に注意が必要です。
カビの一種、カンジダが原因で気管支喘息やアトピーを罹患している方も、舞茸でアレルギー反応を起こす可能性があります。きのこは、カビや酵母と同じ仲間です。従って、カンジダにアレルギーを持つ場合、下痢や腹痛、肌荒れ、むくみなどがあらわれることがあります。心配な方は、一度医師に相談してみることをおすすめします。
舞茸は生で食べると危険
休みの終焉は、前日の残りの軽目の赤ワインでスタート。
— だいすけ@主食は激安ワイン (@BudgetWineLover) November 29, 2020
・サーモンのマリネ
・ミニトマトのオーブン焼き
・鰯のソテー、バジルソース(三枚に下ろすのがこんなにも無理ゲーだったとは💦)
・ホウレン草と舞茸のサラダ(舞茸は生食出来ないので、さっと炒めて市販のトリュフドレッシングで) pic.twitter.com/D9kLdvzcnk
舞茸には、プロテアーゼというたんぱく質分解酵素が含まれています。肉と一緒に調理すると肉が柔らかくなるのは、この分解酵素が肉のたんぱく質を壊すためです。プロテアーゼは熱を通すと働かなくなりますが、生のまま食べることで口の中でイガイガとした違和感を引き起こします。
また、舞茸によっては生命に影響はないものの、微量の青酸化合物が含有していることもあります。青酸化合物も加熱することで無害化されるため、必ず完全に火を通してから食べましょう。
1日の摂取量目安
昼でした。
— 月原昌子(Masako Tsukihara) (@MC4Adam) August 14, 2020
卵、ネギ、舞茸を投入。
私が倒れない(本当はあまり丈夫な方ではない)のは、舞茸をよく食べているからではないかと思っている。多分、舞茸摂取量ベスト10に入ってる。 pic.twitter.com/muxWv7hq4c
舞茸の食べ過ぎを防ぐには、どれくらいの量まで食べても大丈夫なのでしょうか?実は、舞茸の摂取量は1日何gまでという上限が決まっていません。しかし食物繊維を基準にすると、1日30~50gまでが適量と考えられます。
ダイエット目的で摂取している場合も、1日100g以内に抑えた方がよいでしょう。お腹を壊しやすい、胃腸が悪いという方は、くれぐれも食べ過ぎないように気をつけてください。
舞茸の栄養と効能
舞茸の栄養には、体に嬉しい働きが多くあります。ここからは、含有する栄養成分と効能について6つ紹介します。食べ過ぎなければ健康効果も多く得られるため、ぜひ参考にしてください。
栄養と効能①食物繊維
おはようございます!今日はジャンボ舞茸です😃 まいたけはビタミン類やミネラル、食物繊維を豊富に含んでいるので健康や美容などに良いですね😋香りや歯ごたえも良いので天ぷらや炒めてるとやめられません😆#阿部商店 #愛別 #ジャンボ舞茸 pic.twitter.com/2q2EcEsUZ4
— towa【旭川工廠】阿部商店模型部 (@towa51832350) August 8, 2019
先述した通り、舞茸には多くの食物繊維が含まれています。舞茸100gあたりに含有する食物繊維は、不溶性食物繊維が3.3g、水溶性食物繊維0.2gです。便秘解消はもちろんのこと、整腸作用やむくみ解消、デトックス効果なども期待できるでしょう。
また、食物繊維には血糖値の上昇を抑制したり、余分なコレステロールを体外へ排出する働きも期待できます。目標とされる食物繊維の1日摂取量は、18歳以上の男性の場合20g以上、女性の場合18g以上です。しかし、食生活の欧米化に伴い、男女ともに毎日3~5gほど足りていないのが現状です。
舞茸は1パック100gほどのため、1日1/2パック食べれば目標値をクリアできます。便秘やむくみに悩む方は、毎日の献立に積極的に取り入れるとよいでしょう。
栄養と効能②ナイアシン
二日酔いに舞茸ごはん
— 大地の宴 (@utage_jp) March 9, 2020
舞茸のナイアシンは、糖質や脂質を燃やしてエネルギーを作り出す時に必要とされ、二日酔いの原因となるアルコールの分解促進します。今朝は舞茸ゴハン〰️😋#マイタケ #ナイアシン #マイタケごはん #大地の宴 #japanesemixedrice #maitake #daichinoutage #utage_jp #tokyo #japan pic.twitter.com/7mTNU28H4i
ナイアシンは、ビタミンB群に分類される水溶性ビタミンの一種です。皮膚や粘膜の健康を守るほか、糖質や脂質、たんぱく質のエネルギー産生に関わっており、効率よく細胞にエネルギーを供給するのにも重要な役割を担っています。
うつや総合失調症にも効能があることもわかっていて、別名「心の病気を治すビタミン」ともいわれています。実際の研究でも、ナイアシンが心の不調に大きく関係していることが裏付けされているようです。
栄養と効能③エルゴステロール
舞茸サラダ😋🍴
— lilly🖤 (@fjIkltkiDsy5xxa) June 6, 2019
まいたけ(舞茸)にはタンパク質、ビタミン類、食物繊維などの体に必要な栄養が豊富に含まれています。 さらに、まいたけ(舞茸)に多く含まれるエルゴステロールは、カルシウムの吸収を助け、骨や筋肉を丈夫してくれる成分です。
ダイエットにももってこい🎵#お料理 pic.twitter.com/0anSBuqvNY
舞茸のエルゴステロールの含有量は、きのこの中でもトップクラスを誇ります。エルゴステロールは日光に当たるとビタミンDに変換され、腸でのリンやカルシウムの吸収を促します。歯や骨を丈夫にし、再生を助けるため、子供はもちろん大人にも欠かせない栄養素なのです。
最近では、ビタミンDが糖尿病やがん予防、免疫力アップにも期待できることがわかってきています。妊娠しやすくなるともいわれるため、妊活中の方にも舞茸はおすすめです。逆にビタミンDが足りないと骨が弱くなり、骨粗鬆症のリスクが高まります。更年期を過ぎた女性や高齢の方も、舞茸の摂取は必至です。
栄養と効能④MDフラクション
舞茸の有効成分の特長
— まぁちゃんの健康ダイエット14㎏痩せ (@masanodiet) May 18, 2020
・「MXフラクション」が痩せやすい体質づくりに効果的
※舞茸だけに含まれる成分でダイエット効果を高めます。
・「MDフラクション」は免疫力アップに力を発揮
・「不溶性食物繊維」が腸の動きを活発にします
・「キノコキトサン」はお腹痩せに役立ちます pic.twitter.com/e1N5c44TWt
MDフラクションは、舞茸にのみ含有する特別な栄養素です。この成分には強い抗酸化力があり、免疫細胞を活性化させて免疫力アップに働きかけます。
風邪予防やインフルエンザ予防、がん予防にも効果が期待でき、さらにはがんの転移を防ぐ働きもあるといわれています。免疫力を高める働きがあるため、アレルギー症状の改善にも期待できるようです。
栄養と効能⑤MXフラクション
置き換え鯖缶舞茸パスタ
— たく河原町整体院 若林区本院 (@ryousin_seikotu) May 26, 2020
パスタの量を半分えのきに置き換えです。
舞茸にはMXフラクションという血中コレステロールや中性脂肪、血糖値を下げるなど、ダイエット効果を高める成分が入っているそうです。
鯖缶のEPAとDHAで血管の健康維持も期待です。#舞茸 #置き換え pic.twitter.com/x3QntZhoPI
MDフラクションに似た栄養成分に、MXフラクションがあります。この成分もMDフラクションと同じく舞茸にしか含まれていません。血糖値急上昇やコレステロールの吸収を抑制することから、高いダイエット効果が期待できるようです。
内臓脂肪を減らして基礎代謝アップさせるため、痩せやすい体作りにも役立ちます。肥満予防や生活習慣病予防、健康維持にも舞茸は効果的です。
栄養と効能⑥ミネラル
お昼は豚ポン炒め煮だよー。今日はミネラル摂取がてらたっぷりの舞茸と茄子。 pic.twitter.com/ni3Fn6eqRv
— micco* (@lotuseater8295) August 10, 2020
舞茸には味覚を正常に保つ亜鉛、余分な塩分を体外に排出するカリウム、ヘモグロビンの成分である鉄などのミネラルも多く含有しています。鉄の働きをサポートする銅も含まれているため、貧血が気になる方にもよいでしょう。
亜鉛は体内で生成できない栄養素であり、食事からの摂取が必要不可欠です。亜鉛不足が心配な方も、舞茸を積極的に摂ることをおすすめします。
舞茸の栄養を効果的に摂る方法
最後に、舞茸の栄養を効率よく摂取するための方法を2つ紹介します。食べ方によってはせっかくの栄養素を無駄にしてしまうこともあるため、健康やダイエットに役立てたい方は必見です。
方法①洗いすぎない
【舞茸】10-1月
— おかだけ (@dile2oka8) November 15, 2016
ビタミンDを多く含む
ガン予防に効果がある
水溶性の栄養が多いのであまり洗わない&煮汁も食べる調理法が良い#舞茸 #旬菜 #japanesefood #Mai… https://t.co/wrZ6YoBVBz pic.twitter.com/apdAQn6wyz
舞茸に限らず、基本的にきのこは水洗いする必要はありません。汚れがつきにくい環境で栽培されているうえ、虫などの被害にも遭いにくいからです。舞茸には水溶性の栄養素が多く含まれることから、水に触れることで栄養成分が流出してしまうのもデメリットといえます。
旨みも流れ出してしまうため、できるかぎり水洗いは避けましょう。どうしても汚れが気になる場合は、キッチンペーパーなどで拭き取る方法がおすすめです。
方法②舞茸の粉末を使う
舞茸の栄養成分と効果的な食べ方は?保存方法は常温なのか冷蔵なのかも https://t.co/RdFLFHVtnU pic.twitter.com/g75r7nEKME
— ともやん! (@tomoyan67) May 18, 2017
「舞茸の栄養は摂りたいけれど毎日食べられない」という方におすすめなのが、粉末を使用する方法です。乾燥粉末5gに生の舞茸50gほどの栄養素が含まれるので、手っ取り早く栄養を摂取したい方にも向いています。
湯に溶かすほか、味噌汁やヨーグルトに入れたり料理の隠し味に使ったりしてもよいでしょう。これなら、自宅で料理をする習慣がなくても気軽に取り入れられます。
舞茸の食べ過ぎに気を付けて楽しもう!
貼ってなかったんだよ昼に食べた肉温玉舞茸天ぶっかけうどん。味わいは上品なのにパワフルなボリュームで。昨日の晩に舞茸入りガパオライス、昼にこれ、さっき舞茸のホイル焼き食べたんだから舞茸の食べ過ぎ注意って怒られそうや。 pic.twitter.com/yOWsnFJZmy
— 🤑ナギミサ😤 (@NagiMisanny) November 16, 2020
舞茸の食べ過ぎで起こる症状や原因などについて紹介しました。舞茸は食物繊維やナイアシン、ミネラルなどを豊富に含むきのこです。特有の栄養素も多く、毎日30~50gを摂ることでさまざまな健康効果が期待できます。
水溶性の栄養素を逃さないためには水洗いを避け、汁ごと食べられるスープや味噌汁にするとよいでしょう。ぜひ日々の献立に舞茸を取り入れ、便秘解消や風邪予防などに役立ててください。