きのこを生で食べるのは危険！生食するとどうなる？どんな症状に？

秋はきのこが美味しい季節です。きのこは秋が旬なため、スーパーで安く買うことができ、これから食卓に並ぶことが多くなってくると思います。きのこを生で食べたことがある人は少ないでしょう。きのこは生で食べると危険です。

きのこには種類が豊富に存在しています。きのこの中でも特に、しいたけ、ヒラタケ、マッシュルームについて、生で食べるとどんな症状になるのか説明していきましょう。

家庭料理で必ずと言っていいほど登場回数が多いきのこといえば、まずはしいたけがあります。しいたけを生で食べると、しいたけ皮膚炎になります。

しいたけ皮膚炎とは、生しいたけを食べた直後から数日後に全身に出る湿疹のことです。全身の中でも特に、お腹や背中にかゆみのある湿疹が出たり、虫刺されのように発赤や紅斑になったり線状に赤くミミズばれのように腫れる症状が出ます。
 

家庭料理で使われるきのこでヒラタケがあります。ヒラタケを生で食べると、喉や胃に違和感を感じたり、その後体に違和感が出ます。腹痛や下痢など、中毒症状が現れるようです。家庭料理でよく使われる他の食用きのこ類であるしめじやエノキなど、他のキノコも同じような症状が出ます。

キノコは一般的に生で食べると有害なことが多くに加熱処理が必要です。ところが、マッシュルームだけはきのこ類の中で唯一生食することができます。とは言っても、生食するにはそれなりの注意が必要です。収穫後、冷蔵保存で3～4日以内であれば大丈夫です。鮮度が重要なため、黒くなっていたりかさがひらいてきているものは避けたほうが良いでしょう。

食べ物アレルギーは様々ありますが、きのこのアレルギーもあります。また、きのこの中で、私たちが普段親しんでいるしいたけやヒラタケ、エノキやしめじなどの食用きのこであっても、毒性があります。ここでは、きのこの生食が引き起こすアレルギーや毒について説明していきましょう。

きのこすべてに毒があるわけではありませんが、きのこは火を通して食べることが前提となっています。火を通すことで、毒成分が消えます。きのこは火を通した方が風味や旨味が増すため、加熱処理向きといえます。きのこは生で食べるとお腹を壊すことがあるため、加熱処理が必要です。

きのこでアレルギー症状が出る人もいます。腹痛、下痢、嘔吐などのアレルギー症状です。もし自分がきのこアレルギーかもしれないと思ったら、食べるのを避けるか、病院に行って検査をすると良いでしょう。

きのこの食中毒の原因物質について未だ特定されておらず、原因不明で起きています。鉄板などで軽くあぶって食べる食べ方は香りも楽しめて良いのですが、半生状態が中毒症状の原因になることもあります。

生焼けの状態で食べるのは危険といえます。BBQのような機会でしいたけを食べることもあると思いますが、しっかりと火を通して食べないと食中毒が起きる可能性があり、注意が必要です。また、きのこ類の中毒症状は胃腸だけでなく神経系にでてしまうこともあり厄介です。

きのこの中には、マッシュルームのように生食できるものもありますが、生食が引き起こすアレルギーや食中毒などの危険があります。半生状態を避けて、しっかり加熱することが重要です。きのこは加熱処理をして、安心して美味しくいただきましょう。