生わかめ・乾燥わかめの日持ちはどれくらい?最適な保存方法は?

生わかめと乾燥わかめの日持ち期間についてまとめました。わかめが日持ちする冷蔵や冷凍保存方法についても解説します。賞味期限が切れた生わかめと乾燥わかめがどうなるかについても解説するので、参考にしてください。

生わかめ・乾燥わかめの日持ちはどれくらい?最適な保存方法は?のイメージ

目次

  1. 1生わかめと乾燥わかめの日持ちはどれくらい?
  2. 2生わかめと乾燥わかめの日持ち・賞味期限は?
  3. 3生わかめ・乾燥わかめの日持ちする保存方法
  4. 4わかめの賞味期限が切れるとどうなる?食べられる?
  5. 5生わかめ・乾燥わかめを日持ちさせるなら冷凍がおすすめ

生わかめと乾燥わかめの日持ちはどれくらい?

栄養価が高く味噌汁の具材としても人気が高い、わかめの日持ち期間はどのくらいなのでしょうか?本記事では、生わかめと乾燥わかめ、それぞれの日持ち期間についてまとめました。さらに、わかめを日持ちさせるための正しい保存方法も紹介します。

腐るとどのような状態になるのかについても解説しますので、生わかめ、乾燥わかめを食べる際の参考にしてください。

生わかめと乾燥わかめの日持ち・賞味期限は?

日持ちと賞味期限

生わかめと乾燥わかめの日持ち期間について解説する前に、日持ちと賞味期限について知っておきましょう。食品に記載されている賞味期限とは、その食品を美味しく食べられる期間を指します。比較的品質の劣化が少ない食品に記載されていることが多く、多少であれば賞味期限が過ぎていても自己責任で食べることができます。

しかし賞味期限は、あくまでも未開封で正しい保存方法で保管していた場合に限ります。賞味期限内であっても、きちんと保存していなければ品質が劣化することもありますので注意しましょう。日持ちとは食品が腐ったり傷むことなく、一定期間品質を保つことを指します

賞味期限はメーカーが美味しく食べられる期間を明確に数値化していますが、日持ちは長期間長持ちする食べ物に使う言葉で、明確な期間は決まっていません。そのため、おおよその目安として頭にいれておくと良いでしょう。

生わかめの日持ち

乾燥や塩蔵処理されていない生わかめは、春先の限られた時期にしか手に入らない旬の短い食材です。採れたてのわかめをそのまま食べるので、味や香り、食感は格別ですが、日持ちはあまりしません。

湯通しすることで3日ほど日持ちするようになるので、すぐに食べ切れない場合は早めに湯通しすることをおすすめします。日にちが経つとネバネバしたり変色して風味が悪くなるので、出来るだけ早めに食べきるようにしましょう。

塩蔵わかめの日持ち・賞味期限

日持ちしない生わかめを、長持ちするよう塩で加工したものが塩蔵わかめです。旬の時期に採れた生わかめを湯通しをして、さらに塩をまぶして長期間日持ちするように加工します。そのような加工処理を施すことで、わかめの美味しさを損なうことなく、冷蔵庫で2〜3ヶ月、冷凍では1年保存できます

わかめは1年に1度しか採れないため、昔からこのように加工して年中美味しいわかめを食べられるように保存してきました。食べる時は水で戻すだけで、生わかめと同じように味噌汁や酢の物に使うことができます。

乾燥わかめの日持ち・賞味期限

水分が多く日持ちしない生わかめを加工し、長期間日持ちするよう乾燥処理したものが乾燥わかめです。乾燥わかめの最大の特徴は、常温でも長期間日持ちすることです。使いたい時に水で戻すだけで手軽に使えるので、乾燥わかめを常備している家庭も多いでしょう。

生わかめに比べれば風味は若干劣りますが、いつでも好きな時に食べられる点は大きなメリットです。乾燥わかめは常温でも1年ほどは日持ちしますが、これは未開封の場合です

高温多湿を避け、きちんと封をしていれば開封後でも数ヶ月から半年は日持ちしますが、出来るだけ早めに食べ切った方が良いでしょう。なお、戻した後の乾燥わかめは生わかめと同じように早めに食べきるようにしてください。

生わかめ・乾燥わかめの日持ちする保存方法

生わかめの日持ちする保存方法

生わかめは日持ちせず、限られた時期にしか流通しないため、あまり食べる機会がないかもしれません。しかし、生わかめの美味しさは格別ですので、手に入ったら上手に保存して美味しく食べましょう。

生わかめはそのままではすぐに傷んでしまうため、なるべく早く下ごしらえしてください。まず、茎がついている部分は固いので切り分けます。流水で汚れを落とし、熱湯でサッと湯通しします。茹ですぎると柔らかくなり食感が損なわれるので、サッとお湯にくぐらせる程度にしましょう。湯通ししたわかめは冷水に取り、水気を絞ります。

茎の部分は半日ほど水に浸けてお好みの大きさにスライスし、2〜3分茹でれば美味しく食べることができます。歯ごたえが良く、煮物や佃煮に向いていますので捨てずに美味しく調理しましょう。下処理がすんだ生わかめは冷蔵庫で保存しますが、日持ちしないため、食べきれない分は冷凍保存するのがおすすめです。

食べやすい大きさにカットし、保存袋にいれて空気を抜くように封をします。冷凍の場合2〜3ヶ月は日持ちするので、傷む前に冷凍しておきましょう。下処理してあるのでそのまま味噌汁に入れたり、水に浸けて解凍して酢の物やサラダにも使えます。

塩蔵わかめの日持ちする保存方法

湯通ししたわかめに塩をまぶした塩蔵わかめは、昔から日本に伝わる保存食です。乾燥わかめよりも生に近い食感と風味を味わえる上、長期間保存できるためとても重宝します。塩蔵わかめは塩をまぶしていますが、常温保存には向きません。生わかめ同様、冷蔵庫で保存してください。

塩蔵わかめは袋に入って売っているので、その袋ごと冷蔵庫で保存します。出来るだけ空気を抜いて保存した方が良いので、ジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵するのがおすすめです。さらに塩蔵わかめは自宅でも簡単に作ることができます。作り方は意外と簡単ですので、機会があったら挑戦してみてください。

まず、洗ってサッと湯通ししたわかめを水洗いし、水気を切ります。塩を全体にまぶし、一晩重石をしておきます。ザル一杯のわかめで塩は100gから200gを目安にしてください。一晩経つと塩の作用でわかめから水分が出てきます。出てきた水を絞ったらさらに塩をまぶし、重石をしてもう一晩おきます。

わかめを絞っても水が出てこなくなり、色が鮮やかな緑から落ち着いた緑に変色すればOKです。この状態で保存袋などに入れておけば1〜2ヶ月は美味しく食べられます。

乾燥わかめの日持ちする保存方法

普段あまりわかめを食べない場合は、日持ちする乾燥わかめが便利です。乾燥わかめは塩蔵わかめよりも保存性が高く、水に戻して味噌汁や酢の物、サラダなどに使えます。乾燥わかめは乾物ですので、常温で保存できる点が大きなメリットです。未開封であれば、そのまま直射日光の当たらない涼しい場所で保管しておきましょう。

しかし、開封後の乾燥わかめは湿気に弱く、保存方法が悪いとカビたり傷んでしまいます。開封後はきちんと封をして湿気の少ない場所に保存しておきましょう。冷蔵庫での保存は湿気りやすく、匂い移りの原因になるため向きません。乾燥わかめも冷凍保存が可能ですので、使いきれない場合は冷凍しておきましょう。

なお、乾燥わかめも自宅で簡単に手作りすることができますので、挑戦してみてください。まず、洗ったわかめをサッと湯通しし、水洗いして水気をよく切っておきます。下処理がすんだらあとは干すだけです。ベランダなど、日当たりがよく、風通しの良い場所を選んで干してください。

ザルに乗せて干したり、量が多い場合は洗濯物を干す要領で干しても構いません。わかめは出来るだけ広げ、茎の部分は乾燥しにくいので切り込みを入れると均一に乾きます。乾燥した天気の良い日であれば、朝干して夕方頃には乾燥わかめが出来上がります。

塩蔵ワカメも乾燥わかめも簡単に作れますので、自分にあった方法で保存してみてください。

わかめの賞味期限が切れるとどうなる?食べられる?

賞味期限が切れたわかめはどのような状態になり、食べられるのかを解説します。生わかめは先ほど説明したように、冷蔵で2〜3日程しか日持ちしません。時間が経つとドロドロに溶け始め、茶色に変色してしまいます。このような状態になった生わかめは腐っているので、食べないようにしましょう。

塩蔵わかめも保存状態が悪いと腐る可能性があります。塩が溶けてドロドロになっていたり、わかめがネバネバしている場合は腐っているので食べないようにしましょう。色が変色していたり、腐った匂いがしている場合も同じです。

乾燥わかめはきちんと保存されていれば、腐ることはまずありません。しかし、水分がつくとカビたり湿気て美味しさが損なわれてしまいます。取り出すときは汚れた手や水分の付いた手で触らないようにしましょう。

生わかめ・乾燥わかめを日持ちさせるなら冷凍がおすすめ

生わかめと乾燥わかめの日持ち期間についてまとめました。生わかめは限られた時期にしか食べられない貴重な食材ですが、日持ちしません。生わかめは鮮度が命ですので、出来るだけ早く食べきるようにしましょう。乾燥わかめは長期保存に適しています。未開封であれば常温保存が可能ですが、使いきれない場合は冷凍しても良いでしょう。

食べきれない生わかめは冷凍保存おすすめですが、塩蔵わかめや乾燥わかめにすることもできますので、お好みの方法で保存してください。

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