オリーブオイルの捨て方!賞味期限と期限切れの活用方法を解説

オリーブオイルの捨て方についてまとめました。オリーブオイルの保管方法と長持ちさせるための方法について解説!賞味期限が切れたオリーブオイルの活用方法も紹介します。やってはいけない油の捨て方も紹介しますので、参考にしてください。

オリーブオイルの捨て方!賞味期限と期限切れの活用方法を解説のイメージ

目次

  1. 1オリーブオイルの捨て方と賞味期限を解説!
  2. 2オリーブオイルの賞味期限
  3. 3オリーブオイルの捨て方
  4. 4オリーブオイルの活用方法
  5. 5オリーブオイルは捨て方に注意!活用するのもあり

オリーブオイルの捨て方と賞味期限を解説!

オリーブオイルは、パスタやサラダなどイタリア料理に欠かせない油です。サラダ油やごま油と並び、家庭でも使う機会は多いでしょう。そこで本記事では、オリーブオイルの保管方法や長持ちさせる方法について解説します。また、一般的な賞味期限についてもまとめました。

さらにオリーブオイルの正しい捨て方と、賞味期限が切れたオリーブオイルを活用する方法も紹介します。

オリーブオイルの賞味期限

オリーブオイルは鮮度が大切

オリーブオイルは封を開けた瞬間から酸化が始まり、味が落ちるだけでなく体にも悪い影響を与えます。多少の酸化であれば問題はありませんが、酸化が進むとオリーブオイルは過酸化脂質に変化してしまいます。本来オリーブオイルは、悪玉コレステロールを減少させ、中性脂肪の蓄積を抑える体に良い油です。

しかし、時間経過や保管方法によって品質が変わってしまうので注意しましょう。オリーブオイルは生鮮食品といわれるほど繊細で鮮度が重要な油です。酸化が始まり風味が落ちたオリーブオイルは、サラダなど生食するのは避け、炒め物や揚げ油に使用すると良いでしょう。

オリーブオイルの一般的な賞味期限

オリーブオイルの賞味期限は、未開封であれば1年から2年ほどです。海外から輸入された商品は輸送に時間がかかるため、賞味期限は少し短くなっていることもあります。開封後の賞味期限は3ヶ月ほどですが、上手に保管すれば半年くらいは美味しく食べることが可能です。

オリーブオイルの保管方法

オリーブオイルは16度から18度ほどの涼しく、直射日光が当たらない場所で保管しましょう。冷蔵庫に入れると白く濁って固まるので、常温で保存することが基本です。固まったオリーブオイルは常温に戻すと液体に戻りますが、凝固と溶解を繰り返すと風味が悪くなり、劣化してしまうので気をつけましょう。

逆に30度以上の高温で保管することもオリーブオイルの劣化に繋がります。容器に直接日光が当たり、熱くならないよう保管場所に気をつけてください。

オリーブオイルの賞味期限切れは使えない?

賞味期限が切れてしまったオリーブオイルは、未開封であれば食べることはできます。賞味期限は消費期限と違うので、必ず捨てなければいけないというわけではありません。しかし、これは遮光された容器に入ったオリーブオイルに限った場合です。

オリーブオイルは光に弱いので、透明な容器に入っていると酸化してしまいます。さらに瓶に入ったオリーブオイルより、プラスチック容器に入ったオリーブオイルの方が劣化しやすくなります。先ほど説明したように、オリーブオイルは酸化することで過酸化脂質に変化してしまいます。

遮光された瓶に入った未開封のオリーブオイルであれば、賞味期限から2、3年過ぎても問題ない場合が多いのですが、それ以外は正しい捨て方で処理しましょう。

オリーブオイルを長持ちさせるには

オリーブオイルが劣化する原因は、酸素と温度、光、時間経過の4つです。これら4つの要因をなくすことで、開封後でも長持ちさせることができます。稀に、オリーブオイルを別容器に移し替える方がいますが、これは劣化の大きな要因になってしまいます。

容器に移し替えることで空気に触れて、酸化しやすくなってしまうのです。なるべく空気に触れさせないことで長持ちするので、移し替えたりせず封をしっかりしめて保管しましょう。プラスチックは空気を通すので、瓶や缶の容器がおすすめです。

さらに温度変化の少ない場所に、光を遮っておけば開封して半年ほどは美味しく食べられます。容器の注ぎ口についた油が酸化している場合もあるので、注ぎ口はキッチンペーパーなどで拭くことも大切です。

オリーブオイルの捨て方

油凝固剤を使用する方法

オリーブオイルはサラダ油と同じ捨て方で捨てることができます。凝固剤は揚げ油など、大量のオリーブオイルを捨てる時に適した捨て方です。さらに、賞味期限が切れたオリーブオイルを捨てる場合にも凝固剤を使った捨て方がおすすめです。

凝固剤を使う場合は、一旦加熱する必要があるので、鍋やフライパンに油を入れて加熱します。油が熱くなったら火を止めて、凝固剤を入れてかき混ぜて固まるまで冷まします。固まった油は燃えるゴミとして捨てることができます

凝固剤を使った捨て方は昔からある、もっとも一般的な方法です。オリーブオイルを加熱する際は火傷に気をつけて、必ず冷ましてから取り出して下さい。

古新聞紙で吸わせる方法

凝固剤を使わずにオリーブオイルを捨てる場合は、新聞紙を活用しましょう。牛乳パックやビニール袋に新聞紙を敷き詰め、オリーブオイルを流し込みます。一度に大量に流し込むと溢れ出てしまうので、染み込ませるように少しずつ入れていきましょう。

流し込んだら漏れないよう牛乳パックの口をガムテープでしっかり留めます。ビニール袋に入れる場合は穴が開いていないか確認し、漏れないよう袋を二重にすると安心です。新聞紙がない場合は、古雑誌や古布でも代用可能です。オリーブオイルを注ぐ時は必ず冷まし、自然発火しないよう水も一緒に染み込ませるようにしましょう

トイレットペーパーに吸わせる方法

新聞や雑誌が手元にない場合は、トイレットペーパーに染み込ませる捨て方もあります。捨て方はとても簡単で、トイレットペーパーにオリーブオイルを染み込ませて燃えるゴミに捨てるだけです。トイレットペーパーは吸水性が良く、油をよく吸い取ってくれますが1ロールでは足りない場合もあり、効率が良い方法とはいえません。

新品のトイレットペーパーを捨てることに抵抗がある方も多いでしょう。油を吸い取るのであれば、市販の「吸いとるんです」という油吸い取りパックが販売されているので、そちらを利用した捨て方がおすすめです。

古い小麦粉を使用する方法

上記の方法以外にも、小麦粉を活用した捨て方もあります。捨て方は凝固剤と同じように、熱いオリーブオイルに小麦粉をそのまま投入するだけです。そのままだと固まらないので、全体を菜箸などでかき混ぜ冷めるまで待ちます。冷めるとどろっと固まりますので、ビニール袋などに入れて燃えるゴミに捨てるだけでOKです。

小麦粉は油の量によって変わりますが、ドロドロになるようやや多めに入れて下さい。凝固剤のように完全に固まるわけではありませんが、ドロドロになるので捨てやすくなるはずです。小麦粉の代わりに片栗粉でも同じように使えます。

捨てる量が多い場合は業者に

一般家庭では少ないと思いますが、大量のオリーブオイルを捨てなければ行けない場合は、業者に引き取ってもらう捨て方もあります。有価物として決まった日に引き取りに来てくれる場合や、自分で持ち込む方法がありますので業者に確認してみて下さい。ただし、引き取りは家庭で出る少量の油には対応していません。

少量の油の場合は、自治体で引き取っていることもあります。限られた地域ではありますが、廃油を引き取るための回収ステーションが設置されている場所もあります。このような場所に持ち込むことで、ゴミになるはずの油が再利用されエコにつながります

空き瓶の捨て方

オリーブオイルの入っていた空き瓶の捨て方は、自治体によって違いがあるので注意が必要です。リサイクルできない地域と、洗えばリサイクルできる地域に別れていますので確認してから捨てるようにしましょう。

やってはいけない捨て方

オリーブオイルに限らず、油をそのまま排水溝に流すことは、環境汚染につながりますのでやめましょう。20mlの油を流すと、魚が住めるようになるには300ℓもの水が必要になるといわれています。油をそのまま流すことは排水管や下水管のつまり、悪臭の原因にもなりますので、正しい捨て方で処理しましょう。

オリーブオイルの活用方法

オリーブオイルでヘアケア

オリーブオイルは栄養価が高く、保湿効果もあります。乾燥してパサついた髪に塗ることで潤いを与え、艶々の髪になります。さらに頭皮に揉み込むことで、毛穴に詰まった脂汚れを取り除く効果もあります。マッサージするように頭皮に揉み込むと血行も良くなり、一石二鳥です。

オリーブオイルでハンドクリーム

家事や乾燥でささくれたり赤切れになった手に、オリーブオイルを塗ってマッサージしてみて下さい。片方の手で包み込むように温めながら、マッサージしてみましょう。余ったオイルは指先だけでなく、腕にも塗って下さい。

オリーブオイルは水分を守り、手が乾燥するのを防いでくれます。アルコール消毒などで荒れた手にも、自然の力で潤いを与えてくれます。

オリーブオイルで石鹸

オリーブオイルの捨て方に迷ったら、手作り石鹸を作るのもおすすめです。薬局で購入できる苛性ソーダとお好みの香料があれば、自分好みの石鹸が作れます。ただし苛性ソーダは皮膚に付いたり目に入ると危険な薬品で、購入する際は印鑑と記名が必要です。取り扱いに注意は必要ですが、油汚れに強い石鹸が出来上がります。

オリーブオイルは捨て方に注意!活用するのもあり

オリーブオイルはきちんと保管すれば、開封後半年ほどは問題なく使えます。しかし、酸化すると体に悪い過酸化脂質に変化してしまうので、少しでも異変があれば使用を控えるのが無難です。

そのまま排水溝に流すことは避け、必ず正しい捨て方で処理するようにしましょう。捨てるのが勿体無いという方は、ヘアケアやハンドケアなどに活用してみてください。

Thumb油の賞味期限切れの使い道と捨て方!未開封/開封後の賞味期限は? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb油の捨て方まとめ!揚げ油の固め方など正しい処理方法を解説 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbオリーブオイルの本物とは?見極め方は?おすすめの本物12本を紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ