2020年09月19日公開
2024年11月02日更新
干し肉を生で食べると食中毒の危険性が?腐らない理由と注意点も!
干し肉を生で食べることで、食中毒になる危険性があるのか解説します。干し肉の腐るまでの期間が長い理由はどのような点にあるのか?その中でも注意点はいくつかあるのでまとめています。手作りをした干し肉を生で食べる際の注意点についても紹介します。
干し肉を生で食べる危険性や注意点を知りたい
今から、ファンタジーとかによく出てくる「干し肉」を作ってみようと思います👍
— おれがの@dqX (@oregano_spice) September 18, 2020
本来は干して乾燥させるのですが、素人なので衛生面に考慮し、オーブンの低温でじっくりと水分を飛ばしてみる!!! pic.twitter.com/FlBbK4NOL9
干し肉は名前の通り肉を干した食べ物になり、身近なものではビーフジャーキー等が挙げられます。干し肉は熟成した味わいがクセになると人気ですが、生で食べることができるのでしょうか?この記事では、干し肉を生で食べる際の危険性や注意点を詳しく解説します。干し肉を好んで食べる方は、参考にしてみてください。
干し肉には半生と完全干しの2種類がある
完全干しの干し肉は生でも食べられる
干し肉。調理法は結局このまま食え。でしたw pic.twitter.com/x7k0esfyP3
— 🐈بلی (@billi1126) September 12, 2020
干し肉は、半生の状態と完全に干してあるものの二種類が存在しています。半生の干し肉は乾燥時間が短いため、他の料理に使用するのがおすすめされています。そのため、半生の干し肉は生で食べるのはおすすめされていません。
反対に完全に干しきっており、カラリと仕上がっているものは生のまま食べることができます。完全に干してある干し肉には、ビーフジャーキーが挙げられます。しかし、肉を干した状態のものを生のまま食べるのは少々抵抗がある方も多いでしょう。その場合には、火で炙ったり料理に使用すると良いです。
食中毒の危険がある食べ方とは?
肉が食べたいw
— ハル (@pikekura_) September 15, 2020
ってなったから冷凍庫から干し肉引っ張り出して焼いた🍖 pic.twitter.com/ViR5DIVS4K
肉を乾燥させて作っている干し肉を食べる際に気になるのは、やはり食中毒ではないでしょうか?生肉を食べた際でも食中毒が懸念視されていますが、干し肉でも食中毒を引き起こす可能性があります。半生の干し肉を生のまま食べた場合、食中毒を引き起こす可能性が高くなります。
半生のものは見た目も美味しそうですし、なにより完全に乾燥したものよりも柔らかさを感じられます。そのため、少しくらいであれば生で食べても大丈夫であろうという考えの方も少なくありません。しかし、その後の身体を考えると半生のものは調理をして火を通すのが適切です。
干し肉が腐らない理由
干した肉がこちら
— ざれごと (@Baconist666) March 25, 2020
これから燻製 pic.twitter.com/vvGGgsXdFQ
干し肉の完全に乾燥させたものは腐ることはあるものの、腐るまでの期間は長いとされています。なぜ腐るまでの期間が長いのでしょうか?実は、製法にその理由が隠されているのです。干し肉は肉を干す前に塩を大量に揉みこみます。
水分を外に排出するために行なう製法になり、水分を排出することで微生物の繁殖を抑えることが可能になります。そのため、完全に干した肉は塩気が多めに含まれており、微生物の付着もないために腐るまでの期間が長いのです。
干し肉を手作りする際の注意点
家庭での干し肉の作り方
この固まりが干し肉になります!
— こうかした (@nikuiyatu1970) September 14, 2020
今日も干すよ! pic.twitter.com/d4f4eIAlqU
干し肉を家庭で作りたいと考える方も多いでしょう。レシピは豊富に上がっており、自分で作ることも可能なため人気があります。家庭で作る際に用意する材料は、干したい肉とその他調味料です。使用する調味料には必ず塩を加えるようにして、腐るスピードを遅くしましょう。
肉を好みの調味料に漬けてキッチンペーパー等で水分をしっかり拭き取り、その後は干し網や洗濯ネット等で乾燥させていきます。外で干す場合にはそのままで良いですが、室内では湿気が多少なりとも仕上がりに影響してくるため、扇風機や除湿器を当ててください。
その後、乾燥時間は8時間前後を目安に行ない、冷蔵庫に移動をして熟成させます。2~3日程かけて乾燥と熟成を繰り替えすことで、干し肉が完成します。
干し肉を作る際の注意点
一晩干した肉。今晩仕事から帰ったら燻製する。 pic.twitter.com/6WG6RMvM7U
— ざわわ (@peter1985_) December 13, 2018
自宅で干し肉を作る場合に注意したいのが、生のまま食べるのを控えることです。中には手作りをした干し肉を生のまま食べる方もいますが、保存方法等で考えられる衛生面の関係上人体に影響がないとは言い切れません。
素人判断で手作りの干し肉を生のまま食べてしまうと、食中毒になる可能性が高くなるでしょう。そのため、なるべく手作りのものは、オーブンで焼いたり炙ったりしてから食べるようにしてください。また、市販のものと比べると賞味期限は短くなることも視野に入れて、食べ切れる量を作りましょう。
干し肉を生で食べる危険性と注意点まとめ
昨夜干した肉が、程々に乾いた模様 pic.twitter.com/7Oab27ZJAB
— つくも (@SCL1006) March 12, 2014
干し肉は市販のもので完全に乾燥しているものであれば、生のまま食べても危険性は少ないです。しかし、半生タイプや家庭で作ったものは、食中毒の危険性があるため食べる際には注意が必要です。
安全面を考慮した上で、適切な判断の元で食べるようにしてください。万が一、生で食べて食中毒の症状が出た場合には、すぐにかかりつけの病院へ足を運びましょう。