焼き鳥の冷凍保存・解凍方法まとめ！人気の市販商品や美味しい焼き方も

お酒のおつまみとしてはもちろん、おかずとしても人気の焼き鳥は、家にストックしてあると便利な食材です。焼き鳥は冷凍する前の下処理と解凍方法のポイントを知っていれば、いつでも美味しく食べることができます。本記事でコツをチェックして、ぜひ手軽で美味しい冷凍焼き鳥を献立に加えてみてください。

焼き鳥は冷凍する時と解凍する時にいくつかのコツがあります。しっとりとジューシーな状態でキープして、美味しく解凍する方法を紹介します。

焼き鳥の保存に必要な道具は、ラップとジップロックなどの冷凍専用保存袋です。袋を密閉状態に保つ機器などを保有している場合はぜひ利用してください。まず初めに焼き鳥1本ずつに分けてラップを巻き付けます。この時、できるだけ空気を抜きながら巻き付けることがポイントです。

食品は酸素に触れることで酸化し、劣化が進む原因になります。空気に触れない状態にすることが劣化を防ぐコツです。串が具材から突き抜けているものは手に刺さらないように注意してください。またラップを突き刺して穴が開かないようにも気を付けてください。ラップに包んだら、重ならないように保存袋に入れて空気を抜きながら封をします。

重ならないように入れる理由は、できるだけ急速に冷凍して味の劣化を防ぐためです。金属製のバットなどがあれば、その上に置いて冷凍庫に入れると早く凍らせることができます。

冷凍した焼き鳥は、約2週間程度とされています。冷蔵庫での保存だと2日程度が限界とされているので、比べてみるとかなり長期間保存できることになります。とはいえ、できるだけ早めに食べることをおすすめします。冷凍庫内の温度は、扉の開け閉めによって一定に保つことが難しいとされています。

解凍と冷凍を繰り返すことで食品は一気に劣化してしまうので、なるべく早く食べた方が美味しい状態で食べることができます。よく扉の開け閉めをせざるをえない場合はできるだけ庫内の奥の方に入れるとよいでしょう。温度の変化を最小限におさえることができます。

一度冷凍した焼き鳥は、解凍してから熱を入れることで美味しく食べることができます。解凍する方法としては、自然解凍と電子レンジがあります。冷蔵庫で解凍する場合は、食べる日の前夜に冷凍庫から冷蔵庫へ移しておくとよいでしょう。常温での自然解凍は気候によって異なりますが、解凍しすぎると食中毒の可能性もあります。できるだけ冷蔵庫で解凍した方が安全です。

電子レンジで解凍する場合は、1本につき30秒程度の加熱が適当です。早い時間で解凍できるというメリットはありますが、タレ付きの場合はタレが焦げ付いてしまうというデメリットもあります。これは電子レンジの電波が糖分や塩分に集中しやすいという働きによるものです。クッキングシートを挟むなど対策をするとよいでしょう。

いずれの方法で解凍したとしても、一度解凍した焼き鳥の再冷凍はやめたほうがよいでしょう。どのような食品でも、凍らせたり解凍したりを繰り返すことで味の劣化が著しくなってしまいます。

解凍したら、次は焼き方のコツを知って美味しく食べましょう。焼き方の種類はいくつかありますが、焦げ目が欲しい場合やふっくらと仕上げたい場合などシチュエーションによって焼き方をかえてみるのもおすすめです。

炭火で焼く焼鳥屋で食べる味に近い味を求めるなら、魚焼きのグリルを使って焼く方法がおすすめです。弱火でじっくりと焼いてください。タレの部分に香ばしい焦げ目がついて、焼き鳥の醍醐味である炭独特の風味が口の中に広がります。

焼く過程で余分な脂が落ちるので、ヘルシーに仕上がる点もポイントです。直火で焼くことで串が焦げやすいので、持ち手の部分をアルミホイルなどで保護しておくとよいでしょう。

フライパンで焼く方法も手軽で人気です。テフロン加工のフライパンならそのままで、そうではない場合は薄く油を敷きます。解凍した焼き鳥を重ならないように並べて酒をふり、蓋をして蒸し焼きにします。

そうすることで鶏肉がふっくらと仕上がり、ジューシーな歯ごたえを楽しむことができます。タレを絡めながら焼けるので、しっかりとした味に仕上がる点もポイントです。

他に、冷凍焼き鳥はトースターやオーブンで焼くことも可能です。またホットプレートやホットサンドメーカーでも焼くことができます。普段から使い勝手のよい道具を使って手軽に焼いてみてください。

焼き鳥の美味しさの一つとして、鶏肉の旨味を引き立てるタレがあります。甘辛くて濃厚なタレは焼き鳥の味を左右する大切なものです。ところが、タレの香りや風味は凍らせることによって劣化してしまいがちです。そのためタレだけを作り直して絡めるだけでも、冷凍焼き鳥の味は格段に味わい深いものになります。

タレの基本調味料は砂糖としょう油、そして酒とみりんです。割合は好みですが、すべてを同じ分量で混ぜると一般的なタレが仕上がります。辛味が好きな場合は唐辛子を混ぜるなど、自分好みの味に変化させられる点もポイントです。

焼き鳥のアレンジ料理は幅広く、献立に困った時に役立つレシピが多く存在します。中でもシンプルで美味しいアレンジレシピは焼き鳥丼です。白いご飯に串から外した焼き鳥をのせて、タレを上からかければお箸が止まらない逸品に仕上がります。好みで山椒などをかけても美味しく食べることができます。

他にも野菜と炒めたり、卵で閉じるアレンジ料理も人気です。元々しっかりと味が付いているので、調味料は味を調える程度プラスするだけで完成します。冷凍する時、はじめから焼き鳥として食べないと決めている場合は串から外しておくと便利です。

ここからはSNSでも人気の市販商品を厳選して紹介します。通販で購入する逸品や激安の商品まで、好みに合わせて選んでみてください。

鶏の飼育方法や餌にもこだわった水郷とりが家庭でも味わえる、人気の焼き鳥店です。プリプリとした食感とジューシーな味わいで人気のもも串セットや、色々な味や部位が入ったお試しセットなど種類豊富に揃っています。

熟練した職人による手ばらしで生産されているため肉の繊維には傷がなく、どこを食べてもふっくらとした鶏肉を味わうことができます。特上のもも串セットは5本入りで約800円程度で販売されています。家族や友人が集まる時のおもてなし料理としてもおすすめです。

生協の冷凍焼き鳥もコスパのよさで人気です。店舗でも購入できますが、宅配でも注文することができます。炭火焼き鳥のネーミング通り、炭火で焼いた香ばしさが味わえる点が魅力です。8本入りが800円程度で、少人数の家族に適当なボリューム感は使い勝手のよさも抜群です。毎週定期的に注文している人もいるほど安定した人気を誇る商品です。

驚きの量が1パックに入っている業務スーパーの焼き鳥は、口コミでもコスパのよさが話題の商品です。1パックは1キロ以上のボリュームで、50本もの焼き鳥が入っています。モモやネギマ、つくねなどラインナップが多い点も魅力の一つです。鶏肉そのものはしっかりと歯ごたえがあり、肉の旨味も申し分ありません。

タレ付きとタレなしがあり、タレなしは自分好みの味で食べることができます。1パックあたり1000円程度で、1本あたり20円という格安さも人気です。大勢で集まる時や大量の冷凍ストックが欲しい時に重宝する商品です。

冷凍庫に焼き鳥が保存してあれば、献立に困った時やお酒のおつまみが欲しい時にもすぐに準備ができて便利です。冷凍する時のコツを実践すれば劣化を防ぐことができ、家庭でも美味しい焼き鳥を味わうことができます。焼き方やアレンジ次第で無限に可能性が広がる冷凍焼き鳥を、ぜひ家庭でも楽しんでみてください。