2020年04月24日公開
2024年10月18日更新
レープクーヘンはドイツ伝統菓子!レシピから日持ち・通販情報も!
レープクーヘンとはどのようなお菓子なのか?その歴史や味、作り方や購入できる有名店について解説します。日本ではあまり馴染みがありませんが、ドイツではクリスマス時期定番のお菓子です。レープクーヘンの通販方法や、アレンジレシピも必見です!
目次
レープクーヘンについて紹介!
千銃士の基地はいったいどこにあるだろうか?!ハート型のレープクーヘンはドイツの名物だから、ヨーロッパにあろうかなと思ったけど、西欧のレジスタンス支部じゃないからいったいどこに? pic.twitter.com/KDO7sLgi6L
— ワールズエンド・モストロラウンジで踊るビミョウ (@bimyoufish) November 29, 2018
ドイツのクリスマスの定番菓子、レープクーヘンとはどのようなお菓子なのか?その歴史や作り方について解説します。ドイツといえばバウムクーヘンやシュトーレンが有名ですが、レープクーヘンは食べたことがないという方も多いことでしょう。
そこで本記事ではドイツの伝統菓子、レープクーヘンにスポットを当て詳しく紹介していきます。家庭で作れるレシピも紹介するので、興味のある方は一度チャレンジしてみてください。
レープクーヘンとは?
日本人にはまだまだ馴染みのないレープクーヘンとは、一体どのようなお菓子なのでしょうか?ドイツの伝統菓子レープクーヘンについて、まずはその歴史を紐解いていきましょう。
レープクーヘンはドイツの伝統菓子
ドイツ菓子による大人のお味に舌鼓を打つ!「セセシオン」
— ブログdeバーチャル駅長(阪急電鉄) (@ekiblo) July 5, 2019
→https://t.co/yTpv7zcEOP
生菓子、焼き菓子ともにどれを試そうか迷っちゃう。特別な伝統菓子として推してくるレープクーヘンの中は・・・?#セセシオン #にしむら珈琲 #御影 #ドイツ菓子 #レープクーヘン pic.twitter.com/ZMSVvkQurv
レープクーヘンは村祭りやクリスマスマーケットで必ず見かける、ドイツの伝統的なお菓子です。たっぷりのスパイスと蜂蜜を使うのが特徴で、チョコレートコーティングされたものやアイシングされたもの、ナッツやジャムやドライフルーツが入ったものなど種類も豊富です。
数あるレープクーヘンの中でもハート型(レープクーヘンヘルツェン)は特別で、アイシングでメッセージが書かれているのが特徴です。「愛の言葉」や「感謝の言葉」など、自分が伝えたいメッセージを選び恋人や友人に渡します。紐がついているので店先に吊り下げられている様子は、クリスマスマーケットの名物ともいえます。
レープクーヘンは職人ごとにレシピが違うのも特徴で、店ごとにさまざまな味わいのレープクーヘンに出会うことができます。しっとり柔らかいレープクーヘンもあれば驚くほど固いものなど、味も見た目も実に多彩です。
昔は「レシピを家族以外に他言してはならない」という掟があったほどで、家族間でそのレシピを大切に受け継いでいました。レープクーヘンマイスターになるには厳しい規則が多く、マイスターの道のりは相当厳しいものだったといわれています。
それだけレープクーヘンはドイツ人にとって大切で、重要な食べ物だったということなのでしょう。
レープクーヘンの歴史
ウィーンのクリスマス市で見つけたヘキセンハウス。これはレープクーヘンで作られていますが、レープクーヘンというと中世から作られているお菓子。砂糖がないから蜂蜜で作ったと言われているが、15世紀にポルトガルから砂糖を輸入していたハプスブルク家のものは、砂糖を使っていたらしい。 pic.twitter.com/jHabe1Ijka
— Yukiko Omori (@EtreYukiko) November 29, 2017
クリスマス時期になるとドイツの至る所で目にすることができるレープクーヘンですが、その歴史はなんと紀元前にまで遡ります。レープクーヘンの起源と言われている、スパイスと蜂蜜入りパンについて書かれた最古の書物は紀元前350年のものです。
そのような深い歴史を持つレープクーヘンですが、昔はクリスマス以外にもイースターなどさまざまなイベントで食べられていました。クリスマスはもともと、古代ローマの収穫祭や冬至を祝う日でしたが、キリスト教の普及に伴って今のようなイエス・キリストの誕生を祝う特別な日になりました。
ヨーロッパではクリスマス当日だけでなく、クリスマスの4週間前からお祝いの準備を始めるため、長く日持ちをするお菓子が作られてきました。ドイツではレープクーヘン以外にも、シュトーレンやシュペキュロスなどクリスマス時期の特別なお菓子が多く登場します。
昔は東洋の香辛料はとても貴重で、金に値するくらい高価なものでした。たっぷり香辛料が使われたレープクーヘンは、クリスマス時期に食べる貴重で特別なお菓子だったのかもしれません。
レープクーヘンの名前の由来
レープクーヘンというスパイス&蜂蜜のクッキーの屋台が沢山出ていまいた。
— ユン (@SargassoSpace) October 9, 2018
決まってハート型で「好き」とか「愛している」というメッセージ付。
主に男性から女性にプレゼントするようです。
オクトーバーフェストは起源が国王の結婚式だそうですし、バレンタインデーのような要素もあるのかもです。 pic.twitter.com/4DnOAQLW7P
レープクーヘンという名前は、1409年にフランク人によって名付けられたと言われていますが、正確な由来や意味は不明と言われています。「レーベン=生命・人生」と「クーヘン=ケーキ」を組み合わせた、「命のケーキ」という説がありますが、実はその説は違うと言われています。
ラテン語の「パンケーキ」、ドイツ語の「元気を回復するケーキ」「塊」という意味に由来するなどさまざまな説がありますが、これといった意味がわかっていないのが現状です。
お菓子の家はレープクーヘンで作られていた
レープクーヘンで作ったお菓子の家
— 辻調プレス (@tsujichopress) December 9, 2016
=【ヘクセンハウス】
ヘクセンとはドイツ語で魔女という意味。
直訳すると、『魔女の家』!
童話『ヘンゼルとグレーテル』にでてくるようなお菓子の家。
一度は作ってみたい!と夢見た人も多いのでは?#エコール辻大阪#辻製菓マスターカレッジ pic.twitter.com/TISUy14PHr
グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」という物語、有名な話なので一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?恐ろしい魔女が出てくる物語ですが、美味しそうなお菓子の家に憧れた方も多いはずです。
実はこのお菓子の家はレープクーヘンで作られているのだそうで、1800年代に書かれた物語に登場するほど歴史の深い伝統菓子ということが分かります。今でもクリスマスシーズンになるとドイツの至る所でレープクーヘンハウスコンテストが開かれ、現代風にアレンジされた「魔女の家」を見ることができます。
エリーゼンレープクーヘンとは?
クリスマス菓子としても有名なレープクーヘン。その本場ニュルンベルクには常設の専門店があり、特別に「エリーゼンレープクーヘン」と称して販売中。それは小麦粉の比率が10%以下で、ナッツ類を25%以上使用している高品質なレープクーヘンのみに与えられる称号なのです。https://t.co/E8llnSVRUC pic.twitter.com/XFS82UGE3z
— ドイツ観光局 (@GermanyTravelJP) July 24, 2018
レープクーヘンの中でも特別な配合で作られた物のみが名乗ることのできる、高級なレープクーヘンが「エリーゼンレープクーヘン」です。実はレープクーヘンにはグレード(品質)があり、小麦粉の割合が少なく、ナッツが多く含まれるほどグレードが高くなります。
「エリーゼン」と名乗るためには、小麦粉の割合が10%以下、ナッツの割合が25%以上、オブラート付きという3つの条件があります。この3つを満たして初めて、エリーゼンレープクーヘンと名乗ることができるのです。
エリーゼンレープクーヘンは、しっとり柔らかくふわっと軽い食感が特徴です。特にニュルンベルクはエリーゼンレープクーヘンの名産地として有名ですので、マーケットでは「Nurnberger Elisenlebkuchen」と表記されたお店で買うことをおすすめします。
レープクーヘンの味と日持ち
レープクーヘンがどのようなお菓子かわかってきたところで、気になるその味について詳しく解説していきましょう。日本人に馴染みの少ないスパイスたっぷりのレープクーヘンは、一体どのような味わいでしょうか?
レープクーヘンの味わい
Cute!見て!!めっちゃカワイイ!!
— OsakaBobファミリー【公式】 (@Bobfamily_ogtb) December 4, 2016
「レープクーヘン」っていう、スパイスと蜂蜜を使ったドイツのお菓子☆
食感は、クッキーとケーキの真ん中みたいな感じやねん♪
…でも、食べるのちょっともったいないね!w#大阪てくてく #クリスマス pic.twitter.com/pcWADLG0lh
レープクーヘン最大の特徴は、はちみつを加えることと数種類のスパイスが贅沢にたっぷり使われている点にあります。そのため、日本人にとっては食べなれない味で「まずい」という意見も多く聞かれるお菓子です。しかし一度食べてその美味しさにハマり、クリスマス時期が待ち遠しい、ドイツ本場の味が懐かしいというファンも多いようです。
レープクーヘンに使われるスパイスは店ごとにレシピが違いますが、シナモン・アニス・クローブ・生姜・ナツメグ・カルダモンなどなど数種類におよびます。そこにオレンジピール・レモンピールなどの柑橘系が加わったり、アーモンド・くるみ・ヘーゼルナッツといったナッツパウダーが加わります。
チョコレートでコーティングしたり、カラフルにアイシングしたりマジパンで飾ったり、ジャムフィリングが入っていたりと味のバラエティが多いのも特徴です。
先ほど説明したようにグレードによって味わいは全く異なり「カチカチでまずい」「パサパサしてまずい」という意見がある一方で、「ふんわりした食感で美味しい」「スパイスとはちみつの甘さが堪らない」「もっちりした歯触りが癖になる」という意見もあります。
レープクーヘンの日持ち
🇩🇪ドイツのスパイスたっぷり冬ケーキLebkuchen(レープクーヘン)は12月に入るまで絶対ガマンすると誓った瞬間から食べてしまった意志薄弱さ。
— SushiCat@ドイツな生活 (@sushicatgermany) September 20, 2018
スーパーもクリスマス菓子売り出すの早すぎでしょう!止まらん! pic.twitter.com/YT4p4M9eQC
レープクーヘンはクッキーのように見えるかもしれませんが、れっきとした「クーヘン=ケーキ」です。ケーキというと賞味期限が短いデザートですが、レープクーヘンは日持ちするように作られているため賞味期限がかなり長いのが特徴です。
賞味期限が長いことから食糧不足に備え、修道院で保存食として作られていた歴史があるほど長持ちする食べ物なのです。昔のレープクーヘンはなんと1年近くも日持ちしたというから驚きです。
現在販売されているレープクーヘンも日持ちはしますが、レシピやパッケージによっては30日ほどと短いものもあります。購入する際はどのくらい日持ちするのかきちんと確認した方が良いでしょう。
レープクーヘンのレシピ
レープクーヘンを簡単に作れるレシピを紹介します。本場ドイツでなければ手に入りにくい材料もありますが、これから紹介するレシピは日本で手に入る材料だけで作ることができます。
材料
昨日生地を仕込んで、スカーレット終わってから生地を伸ばして焼いた。
— tri(トライ) (@tri_400x) December 6, 2019
ドイツ菓子のレープクーヘン。
一言で言うとスパイスくさいかなりクセのあるクリスマスのクッキーです。私は好きだけどあまり売ってないから手作り。
あとでこれにアイシングかけて出来上がり。 pic.twitter.com/1RJwoT7V0y
【材料】
- 薄力粉…100g
- はちみつ…50g
- 砂糖…50g
- 卵…1/2個
- バター…25g
- ベーキングパウダー…2.5g
- ココアパウダー…大さじ2/5
- レープクーヘンスパイス…大さじ2/5
レープクーヘンの材料は日本でも簡単に手に入るものばかりです。ただ一点、レープクーヘンスパイスだけは日本のスーパーで購入することは難しいでしょう。レープクーヘンスパイスとはレープクーヘン用に調合されたスパイスで、ドイツでは一般的なものです。
レープクーヘンスパイスは自分で好みの分量調合することで作れます。アニス・シナモン・ナツメグを同量ずつにクローブを少量混ぜ合わせて作れますが、さらにお好みのスパイスを加えてオリジナルスパイスを作っても良いでしょう。
作り方
【作り方】
- 鍋にはちみつと砂糖を入れ、中火で熱します。
- 焦げないよう混ぜ合わせ溶けてきたらバターを加え、さらに混ぜ合わせます。
- ココアパウダー、レープクーヘン用スパイスを加え混ぜて火から下ろします。
- 薄力粉を少しづつ加え、つどよくかき混ぜます。
- 溶き卵を半量加え練ったら、冷蔵庫で一晩寝かせます。
- クッキングぺーパーの上に生地を置き、薄力粉をまぶして綿棒で延ばします。
- 厚さ0.5mmになったら好きな型で抜きます。
- オーブンシートを敷いた鉄板に並べ、190度のオーブンで13分焼いたら完成です。
海外のお菓子はとても難しいイメージがありますが、この動画は比較的作りやすいレシピです。クッキーのように型抜きすることで、自宅でも手軽に作れるレシピとなっています。
作り方のポイント
ドイツのクリスマス菓子、レープクーヘン焼いてます(仕事です)。めっちゃいい香り…!そう、コンビニなんかなくたって…!なくたって…! pic.twitter.com/gboyXKelN8
— Maho Mizoguchi (@MMizoguchiStelz) October 11, 2016
本場のレープクーヘンはオブラートの上に、柔らかい生地を乗せて焼き上げあげます。オブラートと言っても薬を飲むあのオブラートではなく、ウエハースのようなゴーフルのような生地のことを指します。このレシピのレープクーヘンは、型抜きできる硬めの生地ですのでオブラートがなくても問題なく作れるでしょう。
砂糖とはちみつを加熱する際は焦げないよう常にかき混ぜるよう注意してください。また生地を寝かせるのもレープクーヘン作りでは大切なポイントです。レシピによっては何日も寝かせることもあるので、出来上がる日にちに注意しましょう。
レープクーヘンのアレンジレシピ
レープクーヘンのアレンジレシピを4選紹介します。絶品と称されるエリーゼンレープクーヘンのレシピも紹介しますので、参考にしてみてください。
レイプクーヘンのお菓子の家
ヘキセンハウス、または、レープクーヘンハウス。モデルは、ヘンゼルとグレーテル
— Yukiko Omori (@EtreYukiko) December 19, 2019
の魔女の家ですが、魔法の家というニュアンスがあるそうな。北ドイツを中心に作ら
れていますね。素材は、ジンジャーブレッド、ジンジャークッキー、レープクーヘン
と3種類くらいあるようです。 pic.twitter.com/BL0ZOHZod2
誰もが子供の頃に憧れた、お菓子の家の作り方を詳しく紹介しているレシピです。しっかりした魔女の家を作るため、クッキーのように固いレープクーヘンに仕上げます。家の型紙を用意するなどかなり手間はかかりますが、綺麗にアイシングされたお菓子の家はクリスマス気分を掻き立ててくれます。
綺麗な家に仕上げるために生地は厚みを均等にし、形が変形しないよう注意して焼き上げてください。バターや卵を使用しないレープクーヘンですので、4週間ほど日もちします。保管の際は湿度の高い場所は避けて、埃などがつかないようケースに入れたり、ラッピングして飾ることをおすすめします。
レープクーヘンを大人が焼き上げ、組み立てやアイシングは子供と一緒に楽しむのもクリスマス気分が盛り上がることでしょう。
エリーゼンレープクーヘン
おはようございます。出張です。京都です。来月もまた京都大阪行きますが混雑前に少し。
— まるやまひとみ🍞 (@maruco_026) March 18, 2018
家から持ってきたエリーゼンレープクーヘンとLAT.25で買ったカフェアメリカーノ。
ほんとは朝はブレンドが安いんだけど、こちらではアメリカーノの方が飲みやすいので… pic.twitter.com/J8cwUgl70i
特別な配合のレープクーヘンのみ名乗ることが許される、エリーゼンレープクーヘンのレシピです。このレシピは小麦粉を一切使わない、ナッツパウダーのみで作られる贅沢なエリーゼンレープクーヘンです。ナッツパウダーのみで作られるエリーゼンレープクーヘンは、ナッツの香ばしさとスパイスが見事に融合した驚きの美味しさです。
小麦粉不使用ですので、小麦アレルギーの方も思う存分クリスマス気分を味わえます。オブラートは日本では手に入りにくいですが、オーブンシートにそのまま生地を落として作れます。ナッツを乗せたり、チョコレートをかけたり、お好みでトッピングを楽しんでください。
クリスマス・スパイスのレープクーヘン
日本人の口に合うよう甘さを控えめにした、本格的なレープクーヘンのレシピです。アーモンドパウダーをたっぷり加え、しっとり柔らかな食感に仕上げています。オブラートがなくても焼けるよう生地を一度冷凍し、扱いやすくするのがポイントです。
面倒な場合はそのまま焼くこともできますが、プレゼントする場合やこだわりたい方は、冷凍して綺麗な形をキープしましょう。材料が多いので大変ですが、スーパーで手に入るものばかりですので腕に覚えのある方は挑戦してみてください。
No Fat蜂蜜レープクーヘン
クリスマスオーナメント用に最適な、油、バターを使わないレープクーヘンです。飾っている間に酸化しないよう、油分を一切加えないのがポイントです。日本人向けにスパイス少なめのレシピですが、抵抗がない方はスパイスの量を増やして作ってください。
そのままだと汚れてしまうので、ビニール袋で可愛くラッピングして飾ると衛生的です。多めに作ってゲストへのプレゼントにすると喜ばれるでしょう。
レープクーヘンの販売店
レープクーヘンを購入するには「現地で購入する」「日本のお店に足を運ぶ」「通販で購入する」3つの方法があります。それぞれの方法を詳しく解説して行くので、参考にしてください。
ドイツの専門店
私の夢「千円もしない名物を求めて世界一周」の原点、独・シュミットのレープクーヘン。お菓子の家の建材として有名ですが、スパイスの配合も厳格でこの味にはなかなか出会えない。でも高えな…… http://t.co/moW3mitxqI pic.twitter.com/EbqopfgmMZ
— かりん (@aurorasalesrept) October 18, 2015
本場のレープクーヘンを食べるなら、やはり現地ドイツに足を運ぶのが一番です。特にドイツ・ニュルンベルクはレープクーヘンの産地として有名です。その中でもニュルンベルクに本店を構える「レープクーヘン・シュミット」はレープクーヘンの名店として現地ドイツで絶大な人気を誇るお店です。
有名店レープクーヘン・シュミット
レープクーヘン ・シュミットは、1926年創業のレープクーヘン専門店です。ドイツ国内のみならず海外からも人気の高い有名店で、ドイツ土産の定番ともなっています。店舗はニュルンベルクの職人広場内にあり、多くの観光客で賑わっています。
特にクリスマスシーズンは、国内外の客で店内は大賑わいです。レープクーヘンは割れやすいので、お土産にするなら缶入りにするのが無難でしょう。ドイツらしい素敵なパッケージばかりですので、味だけでなく見た目で迷ってしまうかもしれません。とにかく種類豊富で、自分用、友人用と用途ごとに購入しやすい点も魅力です。
東京の洋菓子店
『わるい食べもの』書き下ろし「怪鳥のクリスマス」に書いたように、日持ち菓子をしっとり食すクリスマス。「パティスリーエス」の白黒のシュトーレンに、「ツッカベッカライ カヤヌマ」のレープクーヘン。部屋がスパイスの香りに。どーんとした重甘い菓子は冬の醍醐味。 pic.twitter.com/UVxlyyaqBZ
— 千早茜 (@chihacenti) December 24, 2018
ドイツに行きたくても行けない方は、日本にある洋菓子店で購入することもできます。カルディや成城石井など輸入菓子を販売しているお店でも購入可能ですが、本格的なレープクーヘンを食べたいなら東京都内にある「ツッカベッカライ カヤヌマ」がおすすめです。
ツッカベッカライ カヤヌマ
銀座線・溜池山王駅から徒歩3〜4分の場所に店を構える「ツッカベッカライ・カヌヤマ」は、オーストリア国家公認の日本人マイスターがオーナーを務める洋菓子店です。オーストリア国家が腕を認めるその洋菓子は、伝統製法で作られる本格的な味が人気です。
トルテや焼き菓子、チョコレートが人気ですが、冬季限定でレープクーヘンの販売をしています。ツッカベッカライ・カヌヤマのレープクーヘンは、生地の上にオリジナルクリームを塗り、チョコレートで飾りつけした繊細な技が光ります。
通販で購入
minneのハンドメイドマーケットでDNOさんのドイツ菓子買った〜!レープクーヘンはどんな味なんだろう?たのしみ。 pic.twitter.com/3xADWPn9sZ
— おさば(逆襲のアロワナ) (@saba038) April 28, 2018
海外に行くのも東京に行くのも無理という方は、自宅で簡単に購入できる通販を利用しましょう。自宅にいながら本格的なレープクーヘンを味わえるお店を、厳選して3店紹介します。
株式会社ドイツセンター
株式会社ドイツセンターは、その名の通りドイツに関する商品を扱うお店です。ドイツの商品を輸入販売しているので、自宅にいながら本場の味を堪能できる点がとても魅力です。先ほど紹介したシュミットの商品も販売するので、気になる方は要チェックです。
しかしレープクーヘンは、冬季のみの期間限定発売となっています。毎年クリスマス時期が近付くと販売を開始するようですので、食べたい方はこまめにチェックしてください。
ビオランド
ビオランドは長野県に工房を構える、ドイツパンとお菓子の通販サイトです。ドイツでマクロビオティックを学んだドイツ人オーナーが作る、ビーガンとオーガニック素材を使った体に優しい商品を購入できます。ビオランドのレープクーヘンはビーガン対応のため、卵と牛乳不使用です。
さらにコーティングのチョコレートも、油を含まないオーガニックダークチョコチップを使用するこだわりです。オーガニック素材のみで作った生地には、オーナー自家製のスパイスが加わっています。やはり秋・冬限定商品で残念ながら年中販売はしていません。10月から販売開始になるようですので、チェックしてください。
DNO
DNOは「美味しいものは言葉の壁や国境を越え、世界中の人を笑顔にできる」をコンセプトにした、ドイツ人オーナーが作るドイツ菓子の通販サイトです。防腐剤や添加物を一切加えず、オーガニック素材のみを使った体に優しい素朴なお菓子を購入できます。
DNOのレープクーヘンはアーモンドとヘーゼルナッツたっぷりの生地を、ドイツ産オブラートに乗せて焼き上げたしっとり食感です。やはりDNOでも季節限定販売となっており、10月から5月末までしか買えないので注意してください。
ドイツの伝統菓子レープクーヘンを食べてみよう!
いよいよ11/30から世界一有名といわれるニュルンベルクのクリスマスマーケットが開幕します!
— 美味しいドイツを伝え隊 (@realdoitsu) November 29, 2018
美しさはもちろん、名物のニュルンベルガーソーセージやレープクーヘン、フルーツがぎっしり入ったパン、幸運を呼ぶプラム人形などこのマルクトならではの楽しみもいっぱい🤩
記事👉https://t.co/F89TYBw1WC pic.twitter.com/ej0dYJsQzh
日本ではあまり馴染みのないレープクーヘンですが、ドイツではバウムクーヘンより馴染みのある、クリスマスには欠かせない人気のお菓子です。独特のスパイスの香りが苦手という方も多いようですが、本場の味を食べると多くの方が虜になるといいます。
甘くて香り豊かなレープクーヘンは、ホットワインや紅茶、コーヒーのお供にもぴったりです。日本で購入できるお店は少ないですが、気になる方は通販など利用してみてください。甘くてスパイシーな味わいに、きっとハマること間違いなしです。