2022年06月09日公開
2024年06月12日更新
前日に作り置きした卵焼きは食べられる?保存方法やレシピも紹介!
前日に作った卵焼きは食べられるか解説します。前日に作り置きしても傷みにくい卵焼きのレシピや、正しい保存方法を詳しく説明!冷ましてからお弁当に入れるなど、傷みにくくするポイントもまとめています。レンジでの温め方や、解凍方法も紹介します。
前日に作り置きした卵焼きは安全に食べられる?
卵焼きは簡単に作れて、朝食やお弁当に活躍する便利なおかずです。しかし、朝は忙しいため、前日に作り置きをする人もいるでしょう。前日に作り置きした卵焼きは、安全に食べることができるのでしょうか?
本記事では、傷みにくい卵焼きを作るポイントや、日持ち期間が長くなる保存方法などを紹介します。腐ったときの見分け方も説明しているため、ぜひ参考にしてください。
傷みにくい卵焼きを作るポイント
卵焼きが腐るとどうなる?
卵は他の食材と違い、熱を通したほうが傷みやすいという特徴があります。また、卵焼きが腐るときつい異臭がしたり、酸っぱい味がすることもあります。最もわかりやすい変化は、見た目の異常です。
ぬめりがあったり糸を引いていたりしたら、絶対に食べないようにしましょう。もしも口にして変な味がしたら、すぐに吐き出し処分してください。
ポイント①濃い味付けにする
卵焼きを前日に作り置きする場合は、濃い味付けにすることがポイントです。塩分や糖分を増やすと水分量が減るため、細菌が繁殖しにくくなります。ただ、醤油は水分が多くなるため、できれば使わないほうが良いでしょう。
傷みにくい卵焼きを作りたいのであれば、砂糖や塩、顆粒だしなどを使うのがおすすめです。砂糖や塩などをやや多めに加え、普段より濃い味付けで作ってみましょう。酸味が苦手でなければ、殺菌作用があるお酢を加えるのもおすすめです。
ポイント②水分が出る食材を使用しない
水分が多いと、どうしても傷むのが早くなります。傷みにくい卵焼きを作るためには、できる限り水分を取り除くことが大事です。だし巻き卵は水分が多いため、前日からの作り置きには向きません。
また、オクラやニラなど、水分量が多い食材も使わないほうが良いです。卵焼きに具材を混ぜたいときは、できるだけ水分が少ない食材を使うようにしましょう。抗菌作用がある、わさびや梅干しなどを使うのもおすすめです。
ポイント③冷ましてからお弁当に詰める
卵焼きをお弁当に詰めるときは、しっかりと冷ます必要があります。温かい卵焼きを入れると、蒸気から水分が出て、細菌が繁殖しやすくなります。
また、細菌が増殖しやすい温度になることも、傷む原因のひとつです。お弁当のおかずにするときは、十分に冷ますことを忘れないようにしましょう。
ポイント④素手で触れない
手には、目に見えない雑菌が多く存在しています。卵焼きを素手で触ってしまうと、雑菌が卵焼きに付着して傷みやすくなります。清潔な箸などを使い、雑菌が付着しないように気をつけましょう。
どうしても手を使いたいときは、調理用手袋をつけるのがおすすめです。調理後だけでなく、調理前に手をしっかり洗うことも大事です。手だけでなく皿や調理器具など、卵焼きが触れるものは、すべて清潔にしておきましょう。
雑菌の付着を可能な限り排除することで、傷みにくい卵焼きを作ることができます。また、菌を排除することに加え、新鮮な卵を使うことも大事なポイントです。
鮮度が落ちた卵は、新鮮な卵に比べて保存性が悪くなります。すぐに食べる分にはかまいませんが、作り置きをするときは、新鮮な卵を使いましょう。
傷みにくい卵焼きのレシピと保存方法
傷みにくい卵焼きのレシピ
前日に作るときにおすすめの、傷みにくい卵焼きのレシピを紹介します。材料は卵3個に対して、酢小さじ1、顆粒だし小さじ1、薄口醤油を数滴です。卵をよくほぐしたら、これらの調味料を加えて混ぜ合わせましょう。
卵焼き器に油をひき、あとはいつも通り焼くだけです。水分の多い食材は使わず、お酢を入れて焼くところがポイントです。醤油は香り付けに加えているため、省いてしまってもかまいません。
保存方法と日持ち①常温保存
卵焼きを常温保存すると、傷むのが早くなります。日持ち期間は、そのときの室温などによって変わります。ただ、長持ちしないことに変わりはなく、冬場でもせいぜい半日が限度です。
暑い時期や湿気が多い時期であれば、2時間ほどで腐る可能性もあります。すぐに食べる場合をのぞき、卵焼きを常温で保存することはやめましょう。
数分程度常温に置いておく場合は、粗熱が取れてからラップをかけておくのがおすすめです。ラップをかけておくと、ホコリや空気中に存在する菌から、卵焼きを守ることができます。
保存方法と日持ち②冷蔵保存
前日に作り置きをした卵焼きは、冷蔵保存がおすすめです。焼いた卵焼きをしっかりと冷ましたら、フリーザーバックなどに入れて冷蔵保存しましょう。フリーザーバッグに入れるときは、できるだけ空気を抜いて密閉することがポイントです。
空気に触れないようにすることで、質の劣化をおさえることができます。冷蔵保存した場合の日持ち期間は、1〜2日程度です。
ただ、そのときの気温によっても、日持ち期間は変わってきます。夏場は冷蔵保存しても長持ちしないため、翌日には食べ切ったほうが良いでしょう。
保存方法と日持ち③冷凍保存
前日に作った卵焼きをお弁当に使うときは、冷凍保存するのがおすすめです。冷凍するときは、解凍しやすいように卵焼きを切り分けておきましょう。冷ました卵焼きを切ったら、ひと切れずつラップで包みます。
包んだ卵焼きをフリーザーバッグに入れて、平らな場所で冷凍しましょう。平らな場所に置くことで、卵焼きの型崩れを防ぐことができます。フリーザーバッグの空気を抜くなどのポイントは、冷蔵保存と同じです。
凍らせた卵焼きは、自然解凍や電子レンジで解凍します。自然解凍の場合は、使う前日に冷蔵庫に移してください。急いでいるときや前日に冷凍したばかりのものは、電子レンジで解凍しましょう。
600wのレンジで、ふた切れにつき1分が目安です。溶け切らなかった場合は、様子を見ながら10秒ずつ加熱しましょう。冷凍保存しておくと、1〜2週間は日持ちさせることができます。
保存した卵焼きはレンジで温め直す
冷蔵保存した卵焼きはそのまま食べられますが、レンジで温め直すこともできます。温め直すときの加熱時間の目安は、600wのレンジで10秒ほどです。
温めが足りない場合は、10秒ずつ加熱してください。加熱しすぎるとパサパサになってしまうため、様子を見ながら少しずつ温めましょう。
前日に作った卵焼きは正しく保存しよう
卵焼きは傷みやすく、前日に作り置きすると腐る可能性もあります。しかし、水分を減らすなどのポイントを守ることで、傷みにくい卵焼きを作ることが可能です。
また、常温ではなく、冷蔵庫や冷凍庫で保存する方法もあります。正しい保存方法を覚えて、前日に作った卵焼きを安全に美味しく食べましょう。