2022年06月21日公開
2024年05月22日更新
ユスラウメのおすすめの食べ方は?生食したときの味や下処理方法も
ユスラウメのおすすめの食べ方を解説します。ユスラウメとはどのような果実なのか、特徴や生食したときの味について詳しく説明!下処理の方法や、生食以外の食べ方もまとめています。ジャムのように簡単な食べ方ができるレシピも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
ユスラウメの特徴と食べ方を解説
公園や庭先などで、真っ赤な可愛らしい実を見かけることがあるでしょう。これはユスラウメという植物の実で、そのまま食べることもできます。
本記事では、ユスラウメの特徴や生食したときの味、下処理の方法などをまとめています。おすすめの食べ方も紹介しているため、手に入る機会があれば参考にしてください。
ユスラウメの特徴
ユスラウメとは?
ユスラウメはバラ科サクラ属の植物で、漢字だと「梅桃」と書きます。3〜4月頃に白やピンクの花を咲かせ、6月頃に実をつけます。実はきれいな赤色で、さくらんぼに似た小さくて丸い形が特徴です。
非常に柔らかく輸送に耐えられないため、実を販売していることは、ほとんどありません。たまに、地元の直産品売り場などで見かけますが、スーパーなどには置いていないでしょう。実を食べたいと思ったら、家庭果樹として育てるのがベストです。
それほど大きくならないため、庭があれば比較的簡単に育てることができます。花も可愛らしいため、食用だけでなく、観賞用として栽培しても良いでしょう。
ユスラウメの開花時期は3月〜4月で、5枚の白やピンクの花を咲かせます。6月には赤いさくらんぼに似た実をつけます。暑さや寒さには強く、丈夫で育てやすいですが、日当たりと水はけには注意して育てましょう。
ユスラウメを生食したときの味
ユスラウメは、生食でも食べることができます。見た目だけでなく、味わいもさくらんぼに似ています。水分をたっぷりと含んでおり、爽やかな酸味とほのかな甘味が特徴です。
ただ、さくらんぼよりも味が薄いため、物足りなさを感じることもあるでしょう。生食で味気ないと感じる人は、ジャムなどに利用するのがおすすめです。ジャムだけでも多くのレシピがあるため、作りやすいレシピを探してみましょう。
ユスラウメの下処理方法とおすすめの食べ方
ユスラウメの下処理方法
ユスラウメを加工する前に、まずは種取りなどの下処理を行いましょう。ユスラウメをボウルに入れたら、多めの水を加えて洗います。
表面についたゴミや軸を取りながら、優しくこすり洗してください。キッチンペーパーなどでよく水気を拭いたら、手で実を割って種を取りましょう。これで、下処理は完了です。
食べ方①ジャム
ユスラウメは水分が多いため、ジャムに加工しやすい果実です。種を取ったユスラウメを鍋に入れて、砂糖と一緒に煮込みましょう。種をあらかじめ取るのが面倒な場合は、煮込んでからザルで濾してもOKです。
砂糖の量は、ユスラウメの30〜50%が目安です。味を見ながら、好みの量に調整してください。砂糖だけでも作れますが、途中でレモン汁を加えると変色防止になります。また、爽やかな酸味が加わるため、さっぱりしたジャムを作りたい人におすすめです。
トロトロになるまで煮込んだら、粗熱を取ってビンに詰めましょう。保存に使うビンは、消毒するのを忘れないようにしてください。
作ったジャムはパンに塗ったり、ヨーグルトにかけたりして楽しめます。甘めに作ってかき氷のシロップ代わりにしたり、炭酸で割ったりしても良いでしょう。
食べ方②果実酒
ジャム以外のレシピでは、ユスラウメの果実酒が人気です。消毒した容器にユスラウメと角砂糖を入れて、ホワイトリカーを注ぐだけでOKです。200ccのホワイトリカーに対し、150gの果実とその半量程度の角砂糖を使いましょう。
角砂糖やホワイトリカーの割合は、好みで加減してみてください。冷暗所で1ヶ月ほど漬けておけば、美味しい果実酒が出来上がります。ユスラウメがさくらんぼの風味に似ているため、キルシュのような味わいの果実酒が出来上がります。
ホワイトリカーが家にない場合は、焼酎でも代用可能です。余った実はそのまま食べても良いですし、ジャムに加工することもできます。
ユスラウメの食べ方はジャムや果実酒がおすすめ
ユスラウメはほんのりとした甘味と酸味が特徴で、そのままでも美味しく食べられます。しかし、他の果実に比べて味が薄いため、なんとなく物足りなく感じることもあるでしょう。そういったときは、ジャムや果実酒などに加工するのがおすすめです。
ユスラウメは一度に多く実をつけるため、大量消費レシピとして利用することもできます。コンポートやゼリーなども作れるため、ぜひいろいろな食べ方で楽しんでみてください。