水泳のカロリー消費!ダイエットに効果的?泳ぎ方や他の運動と比較

水泳で消費できるカロリーを泳ぎ方別に徹底解説します。プールで泳ぐことによって、消費できるカロリーは体重によって異なります。ダイエットにどのような効果があるのか?その際の注意するポイントも紹介!水泳でダイエットを成功させるコツを掴みましょう。

水泳のカロリー消費!ダイエットに効果的?泳ぎ方や他の運動と比較のイメージ

目次

  1. 1水泳のカロリー消費を紹介
  2. 2水泳の消費カロリー
  3. 3水泳の消費カロリーが高い理由とダイエット効果
  4. 4水泳でダイエットする際のポイント
  5. 5水泳ダイエットに関する気になる情報
  6. 6水泳の消費カロリーまとめ

水泳のカロリー消費を紹介

水泳は初心者の方でも気軽に取り入れることができる運動として、現在人気を博しています。地域によっては室内の温水プールがあるので、冬でも運動ができるでしょう。水の中で身体を動かすことで、ランニングなどの激しく身体を動かす運動に比べると、腰などへの負担も少ないのが魅力です。

生活に水泳を取り入れたいと思った際に、どれくらい泳ぐと何カロリー程消費するのか?と疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、水泳で消費することのできるカロリーを、泳ぎ方別に紹介していきます。また、ダイエット効果やポイントにも触れていくので、参考にしてみてください。

水泳の消費カロリー

消費カロリーは体重によって変わる

運動をダイエットに取り入れる際に欠かすことができないのが、運動による消費カロリーがどれくらいなのか?という点でしょう。運動をすることで消費できるカロリーは、体重によって異なるとされています。

水泳を行なう際も、体重によって消費できるカロリーが異なるため、覚えておくと良いでしょう。水泳を含む運動で消費するカロリーはMETsによって決まります。METsとはどのようなものなのか?次に解説していきます。

METsとは?

消費カロリー(kcal)=METs×運動する時間(時間)×体重(kg)×1.05

例えば、体重60kgの人が水中ウォーキング(METs:4.5)を30分間行った時の消費カロリーは

4.5(METs)×0.5(時間)×60(kg)×1.05=141.75(kcal)となります。

METsとは、運動強度の単位とされています。運動をしていない時の安静時を1として考えた際に、運動によって動かす運動量を何倍のエネルギーを使用しているのかを示しています。

運動の動きなどによって、METsの量は変わってきます。その単位と体重、運動時間などを計算することで、自分の体重でどれくらいの消費カロリーになるのかを算出することができます。

クロールの消費カロリー

1時間あたりのクロールの体重別消費カロリー
  40kg 50kg 60kg 70kg 80kg 90kg
クロール 420kcal 525kcal 630kcal 700kcal 840kcal 945kcal

クロールは水泳の中でも、泳ぎやすく疲れにくいのが特徴です。そのため、他の泳ぎ方よりも長く泳ぐことができるでしょう。30分でも取り入れるだけで十分な消費カロリーになるので、おすすめの泳ぎ方といえます。

背泳ぎの消費カロリー

1時間あたりの背泳ぎの体重別消費カロリー
  40kg 50kg 60kg 70kg 80kg 90kg
背泳ぎ 399kcal 498kcal 599kcal 698kcal 798kcal 898kcal

背泳ぎは利用者の多いプールでは、慣れていないとまっすぐ進むことができません。そのため、利用者が多い場合には迷惑になる可能性がありますので、注意が必要です。ですが、身体を浮かせて泳ぐことができるので、気持ちよくカロリー消費ができるでしょう。

平泳ぎの消費カロリー

1時間あたりの平泳ぎの体重別消費カロリー
  40kg 50kg 60kg 70kg 80kg 90kg
平泳ぎ 433kcal 540kcal 649kcal 757kcal 865kcal 973kcal

平泳ぎはゆっくりとしたペースで進むことができますが、身体の動きが大きいことにより、消費カロリーが高い特徴を持っています。平泳ぎは足を開く動作があるので、股関節をほぐすことができるでしょう。動作を大きくすることで、しっかりとカロリー消費ができます。

バタフライの消費カロリー

1時間あたりのバタフライの体重別消費カロリー
  40kg 50kg 60kg 70kg 80kg 90kg
バタフライ 580kcal 725kcal 870kcal 1,014kcal 1,159kcal 1,304kcal

水泳の種目の中でも一番カロリー消費が高いのは、バタフライです。カロリー消費量は高いですが、1時間もバタフライを泳ぎ続けるのは体力的にも難しいでしょう。30分でもかなりの体力を消費するため、ダイエットに取り入れるのには不向きといえます。

水中ウォーキングの消費カロリー

1時間あたりの水中ウォーキングの体重別消費カロリー
  40kg 50kg 60kg 70kg 80kg 90kg
水中ウォーキング 189kcal 236kcal 284kcal 331kcal 378kcal 425kcal

水泳で泳ぐのが苦手な方は、プールの中で歩く水中ウォーキングでも良いでしょう。水中ウォーキングは水の抵抗を受けながら歩くため、通常のウォーキングよりも消費カロリーが高いとされています。プールの中で気持ちもさっぱりするので、年配の方からも好まれている運動法です。

その他の運動の消費カロリー

1時間あたりの体重別消費カロリー
  40kg 50kg 60kg 70kg 80kg 90kg
ウォーキング 180kcal 226kcal 271kcal 316kcal 361kcal 406kcal
ジョギング 294kcal 368kcal 441kcal 515kcal 588kcal 662kcal
自転車 244kcal 305kcal 365kcal 426kcal 487kcal 548kcal
エアロビクス 306kcal 383kcal 460kcal 537kcal 613kcal 690kcal

その他の運動と比べてみても、水泳で消費するカロリーは高いことが分かります。また、身体への負担も少ないので、始めやすいという特徴を持っているのも魅力です。1時間換算で見ると、ジョギングと比べても基本のクロールの方がカロリー消費が高いでしょう。水泳にはこのように、消費カロリーが高いというメリットがあります。

水泳の消費カロリーが高い理由とダイエット効果

体温を保つためにカロリーが消費される

プールの水温は30度前後で設定されていることが多く、体温より低いことがカロリーを消費する要因です。体温よりも低いプールに入ることで、身体の中では体温を上げるように調節しようとします

その際に体内では脂肪を燃やしながら体温を上げようとするので、プールに入っているだけでカロリー消費をします。そのときに、泳ぎという身体を動かす行動を取ることにより、よりカロリーの消費に繋がるのです。

水の抵抗で消費カロリーアップ

抵抗空気よりも粘性が高い水中は陸上と同じ時間、同じ動きをすると消費カロリーは2倍とも3倍とも言われています。つまり、陸上よりも短い時間でカロリーが消費できるようです。

プールの中では水の抵抗を身体が受けます。水は粘性が高い特性を持っており、空気の抵抗に比べると身体に受ける抵抗力は大きくなります。空気の中と水中で同じ動きをした場合に、消費カロリーの差は水中のほうが2~3倍ほど高いとされています。

水の抵抗がある分カロリーの消費率が高いので、ダイエットを考えている方には嬉しいポイントでしょう。プールの中は水の抵抗がありながら、身体への負担は陸に比べると低いのも魅力です。

血流が良くなることで代謝アップ

プールに入ることで、足先には水圧がかかります。この現象により、体内の血流が良くなるとされています。血流が良くなることで、代謝もアップするでしょう。プールに入っていると汗をかいても分からないので、代謝がアップしているのか分からないという声を耳にします。

ですが、プールの中では陸で運動をする以上に血流の流れが一定に体内を巡っており、代謝が良くなっています。汗をかかなくとも、体内ではしっかりと脂肪燃焼効果が期待できますので、ダイエットに取り入れる方も多いでしょう。

体全身が引き締まる

水泳は身体全体を使用する運動として知られています。身体の一部分を使用する運動とは異なり、身体全体を使うことで全身を引き締めることができるでしょう。泳ぎによっては身体の気になる部分を、シェイプアップすることもできるでしょう。

クロールは腕を回すようにして泳ぐので、二の腕に効果があります。平泳ぎは腕を回し、足を開閉することで背中や太ももなどを引き締める効果が期待できます。シェイプアップをしてダイエットに繋げたい場合には、比較的疲れにくく長く泳ぐことのできる、クロールと平泳ぎを交互に泳ぐのが理想です。

腹式呼吸で脂肪燃焼効率が高まる

水泳は主に腹式呼吸をしながら、プールの中で泳ぎます。腹式呼吸は脂肪を燃焼させる効果が期待できるため、ダイエットを効率的に行なえるでしょう。

普段の生活では腹式呼吸はあまり使用しません。そのため、腹式呼吸のできる水泳は、ダイエットに有効とされています。脂肪燃焼をしたい方には、水泳は最もおすすめのできる運動といっても過言ではありません。

体への負担が少ないので続けやすい

水泳はカロリーの消費が高い割には、身体への負担が少ないです。そのため、腰痛や肩こりなどの症状を持っていても、負担を与えることなくダイエットに繋げることができます。特に腰痛を持っている方は、ウォーキングやランニングをすることで、症状が悪化する危険性も考えられるでしょう。

そのため、長続きしないという結果に繋がり、運動を避けて生活してしまうことも少なくありません。水泳は反対に腰痛などの身体の痛みをカバーしながら運動ができるので、体重が平均よりも重たい方でも生活に取り入れることのできる運動といえます。

水泳でダイエットする際のポイント

長時間やりすぎない

水泳は陸でする運動とは異なり、汗をかかないため無意識に長時間泳いでしまいます。疲労感も泳いでいるときにはあまり感じられないので、時間を決めて泳ぐようにしましょう。泳いでいる最中は疲労感をあまり感じませんが、プールから上がった後に大きな疲労感を感じる場合があります

身体が水の中で浮いている状態のときには感じなかった身体の重みを感じ、身体が鉛のように重たく感じる方も多いでしょう。このような事態を引き起こさないためにも、泳ぐ量を決めて自分の体力としっかり相談するようにするのがベストです。

食事管理もしっかりする

水泳だけではダイエットを成功に導くことはできません。プールを上がった後の疲労感から、お腹が空く方は非常に多いです。運動をした反動に、食事を普段以上に食べてしまい、ダイエットに繋がらないという方も多くいます。そのため、水泳と一緒に取り入れたいのが食事管理です。

食事管理は極端に行なうのではなく、普段の食事を見直すところから始めましょう。炭水化物を減らしたり、夕食を普段よりも減らすなどするだけでも、効果が目に見えて現れます。

継続して行う

水泳は自宅で気軽にできる運動とは違い、プールのある場所に出向く必要があります。そのため、長く続かないという方も少なくありません。ですが、水泳以外の運動にも言えることですが、継続をしなければダイエットに繋がることはないでしょう。

1日に泳ぐ時間は30分でも1時間でも構いません。継続をすることで、ダイエット効果を発揮します。水泳をダイエットに活用する際には、すぐに効果を期待するのではなく、長い目で見ることが重要です。

週に何回くらいプールに行くのがおすすめ?

仕事などで忙しい毎日を送っていると、プールに行って泳ぐ時間を作るのは難しくなりがち。しっかりとダイエット効果を得られる時間と頻度は30分~1時間を週2回以上です。体が慣れてきたら週3~4回行うことが理想的。

ダイエットの効果を早急に実感したい場合は、週の半分以上はプールに通うのがおすすめです。その際に泳ぐ時間は30分~1時間程度で十分でしょう。また、泳ぐ距離を決めるのもポイントです。

初めから1km泳ぐのは難しいとされていますが、最終目標として1日に1km泳げるようにするのが理想です。クロールであれば1km泳ぐのは普通のスピードで約30分くらいになるので、男性でも女性でも取り入れることができるでしょう。

水泳ダイエットに関する気になる情報

体が冷えて脂肪を蓄えやすい体になる?

水泳をすることで身体が冷えてしまうことから、脂肪を蓄えてしまうのでは?という疑問が上がりますが、これは半分正解とされています。身体が水で濡れた状態でプールサイドに横になってしまうと、もちろん身体は冷えるでしょう。

ですが、泳ぐことで体内の脂肪が燃焼されるため、身体が冷えてしまうのを避けることは可能です。また、室内の温水プールの場合は、水温もそこまで低くはありません。そのため、身体が冷え切ってしまい、脂肪を蓄えるということは無いに等しいといえます。

水を吸収するからダイエットできない?

水泳では水を吸収してしまい、ダイエットに効果が得られないのでは?という噂もあります。これは完全なるガセネタといえるでしょう。泳いでいて水を吸収しているのであれば、水泳後に喉が渇くことはありません。

ですが、水泳後にはとても喉が渇くことが多いため、水分は確実に体内から排出されているといえるでしょう。また、水分を身体が吸収するというのは、医学的にもデータに挙がっていないといいます。そのため、この噂は間違っているといえるでしょう。

水泳の消費カロリーまとめ

水泳はカロリー消費をするのには、適している運動といえます。体重が重たい方でも気軽に始めることができるので、ダイエットとして取り入れている方も多いといいます。プールに通うのが少々大変ですが、生活に取り入れることでダイエット効果を期待できるでしょう。

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