かぼすの使い方・食べ方を徹底解説!保存方法や大量消費レシピも紹介!

かぼすの使い方、食べ方について徹底解説します。料理の脇役として利用する方法以外に、かぼすを主役とする使い方や、食べ方について詳しく説明します。また、かぼすを上手に保存する方法や大量消費できるレシピも紹介します。

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目次

  1. 1かぼすの使い方や食べ方が知りたい!
  2. 2かぼすの切り方と絞り方
  3. 3かぼすの使い方・食べ方
  4. 4かぼすの保存方法
  5. 5かぼすの大量消費レシピ
  6. 6かぼすの使い方まとめ

かぼすの使い方や食べ方が知りたい!

半分に切ったかぼす

かぼすは夏から秋にかけて市場に出回ります。料理の風味を損なうことなく、味を引き立たせます。また、和・洋・中さまざまな料理に使うことができます。脇役としての印象がありますが、かぼすを主役にした料理も多くあります。かぼすの使い方、美味しい食べ方を徹底解説します。保存方法や、レシピも紹介します。

かぼすとは?

葉のついたかぼす

かぼすの特徴

かぼすには、クエン酸やビタミンCが含まれています。クエン酸には胃液の働きを正常にしてくれる作用があるので、食欲不振の時などに料理に取り入れると、効果が期待できます。

かぼすは柑橘類の一種ですが、ゆずやすだちなどと比べると酸味が少なく、甘味が強いのが特徴です。かぼすの酸味は、すっぱすぎない優しい酸味なので、料理の元々の味を変えることなく引き立ててくれます。

かぼすの旬の時期

夏から秋にかけて市場に出回ります。旬の時期は8月から10月です。現在はハウス栽培などで旬の時期を過ぎても手に入るようになりました。しかし、旬物の方が味も香りも格別です。

かぼすの主な産地

かぼすは大分県の名産と言われており、国内のほとんどが大分県産です。主産地の大分県臼杵市に、江戸時代に京都から苗木が持ち込まれ、栽培されたのが始まりと言われています。温暖な気候での栽培に適しているので、大分県の他に、愛媛県や宮崎県でも栽培・生産されています。

かぼすとすだちの違い

かぼすとよく似た果実と言えば、すだちです。旬の時期も近く、見分けるのは難しいというイメージがあります。かぼすとすだちを簡単に見分けるポイントは大きさです。かぼすの大きさはテニスボール大で、すだちの大きさはゴルフボール大です。大きい方がかぼすと覚えておくと見分けやすくなります。

また、すだちの生産地は徳島県がほとんどで、市場に出回るのもほとんどが徳島県産です。かぼすは大分県産がほとんどですので、売り場の産地表記などを気にして見ることも、見分けるポイントです。

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かぼすの切り方と絞り方

かぼすの切り方は、まず半分に切ります。半分に切った状態でももちろん使えますが、それをさらにくし形に切ると、種や果汁が飛び散ることが少ないのでおすすめです。

絞り方にもポイントがあります。レモンやすだちなども同様ですが、果汁と外皮の香りを楽しむために、切り口を上にし、外皮を下にして絞るのがポイントです。

かぼすの使い方・食べ方

かぼすの使い方・食べ方①料理に使う

料理にかぼすを取り入れるという使い方で、普段の料理がワンランクアップしたものになります。また、和・洋・中どんな料理にも取り入れることができます。

味噌汁

主産地の大分県では定番の食べ方が、味噌汁にかぼすの絞り汁を少し加える使い方です。爽やかな香りと優しい酸味が、味噌汁の味を引き立てます。

刺身

刺身にひと絞りかけることで、魚の生臭さを低減させます。酸味が効いているので、醤油も少量でよくなり減塩もできます。

天ぷら

天ぷらなどの揚げ物で胃がもたれるという方におすすめの使い方です。かぼすに含まれるクエン酸は、胃液の働きを正常にする作用もあるので、天ぷらなどの揚げ物も、さっぱりと食べることができる使い方です。

シャーベット

絞り汁を使ったシャーベットもおすすめの使い方です。自家製シャーベットは、好みに合わせて甘さを調節できますし、大量に消費できる使い方でもあります。よく洗うことで、皮も擦り下ろして使うことができるので、かぼすを丸ごと楽しむことができるレシピです。

かぼすの使い方・食べ方②果汁をジュースにする

かぼすの絞り汁と、蜂蜜、水や炭酸水を混ぜると、簡単にかぼすジュースの出来上がりです。夏の水分補給や熱中症対策にもなるのでおすすめです。水や炭酸水では物足りないという方は、牛乳や炭酸飲料、清涼飲料水に混ぜるという使い方もできます。

かぼすの使い方・食べ方③焼酎と合わせる

料理だけでなく、焼酎との相性もよくおすすめです。普段飲んでいる焼酎にかぼすの絞り汁を加えるだけで完成です。風味や香りを楽しみたい場合は、くし形や輪切りに切ったかぼすを、そのまま焼酎に入れる使い方もあります。

かぼすの使い方・食べ方④調味料作りに

かぼす塩

【材料】

  • 果汁をしぼった後のかぼす 適量
  • 塩 かぼすの10%
  • 消毒した瓶などの保存容器
【作り方】
  1. 果汁をしぼった後のかぼすと塩をフードプロセッサーなどで細かくみじん切りにする。
  2. 消毒した瓶などに入れ、2週間程寝かせ完成。

かぼす塩は、炒め物や肉料理、サラダのドレッシング代わりに使うことができます。料理の幅が広がります。

かぼすポン酢

【材料】

  • かぼす果汁 20㏄
  • 醤油 20㏄
  • 酒 小さじ1弱
  • みりん(煮切ったもの) 小さじ1弱
  • 昆布 5㎝程度
【作り方】
  1. ボウルに昆布以外の材料を入れ混ぜる。
  2. 1に昆布を入れ2~3日漬け込み完成。

かぼすぽん酢の材料の比率は、かぼす果汁10:醤油10:酒1:みりん1です。多めに作り、鍋のつけダレとしての使い方もおすすめです。

かぼすの使い方・食べ方⑤入浴剤の代わりに使う

果汁を絞ったあとの果皮をネットなどに入れ、風呂に浮かべると、かぼす風呂として楽しむ使い方もできます。かぼすに含まれるビタミンCの作用で、美肌効果が期待できます。また、さわやかな柑橘系の香りで、心も身体もリラックスできます。

かぼすの保存方法

かぼすの冷蔵保存

新鮮なうちに正しく保存すれば、長期保存も可能です。新鮮なかぼすをポリ袋などの保存用の袋に入れます。できるだけ空気を抜き袋を閉じたら、冷蔵庫か野菜室に入れて保存します。

かぼすの冷凍保存

冷凍保存するとさらに長期保存が可能です。果汁を保存する場合は、絞った果汁をざるなどでこします。こした果汁を製氷皿などに入れ冷凍し、凍ったら製氷皿から外し冷凍保存用の袋に入れて保存します。

かぼすの実をそのまま冷凍保存する場合は、4等分もしくは6等分のくし形に切ります。それを1個ずつラップに包み、冷凍保存用の袋に入れて保存します。輪切りにした場合も同様に保存できます。

かぼすの大量消費レシピ

かぼすゼリー

グラスに入ったかぼすのゼリー

【材料】

  • かぼすの果汁 150㏄(かぼす4個か5個分)
  • 水 150㏄
  • 砂糖 大さじ4
  • 粉ゼラチン 5g
【作り方】
  1. かぼすを絞って果汁をざるなどでこします。
  2. 鍋に分量の水と砂糖を入れ、砂糖が完全に溶けたら火からおろします。
  3. 2に1の果汁を流し入れます。温かいうちに粉ゼラチンも入れよく混ぜます。
  4. カップなどの型に流し入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫で1時間ほど冷やし固め完成です。

かぼすゼリーは、果汁を余すことなく利用できますし、さっぱりとした酸味が味を引き立たせてくれるレシピです。かぼすを薄切りにして蜂蜜につけたものをトッピングするなど、アレンジも楽しむことができます。

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かぼすの砂糖漬け

かぼすを大量に消費したい時におすすめは、砂糖漬けです。よく洗いへたを取ったら水気を拭き取り、6等分にくし形に切ります。消毒した瓶に、かぼすと同量の氷砂糖を順に入れていきます。1週間ほど漬け込み、氷砂糖が完全に溶けたら完成です。水や炭酸に入れれば、簡単にさっぱりおいしいかぼすドリンクができます。

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かぼす鍋

昆布だしをベースにした鍋に、タラなどの魚介や鶏肉、好みの野菜を入れます。全体的に火が通ったところで、薄く輪切りにしたかぼすを敷き詰めるように並べ入れ、完成です。鍋に入れることでさっぱりとし、爽やかな香りを堪能できます

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かぼすの皮の砂糖漬け(かぼすピール)

かぼすの皮を使ったレシピです。皮の白いわたの部分を丁寧に取り除き、お好みのサイズにカットします。皮の苦味をなくすため、鍋に皮と水を煮立たせ、お湯を捨てるという作業を3回ほど繰り返します。お湯を捨てた後、皮と同量のグラニュー糖を入れ、焦がさないよう煮詰めます。

水分が抜けて飴状になったら、グラニュー糖をしいた皿に重ならないようのせ、上からグラニュー糖をまぶします。冷めたら、かぼすの皮の砂糖漬け(かぼすピール)の完成です。網の上に並べて、1~2日乾燥させると長くて半年ほど保存ができるので、長く楽しむことができます。

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かぼすの使い方まとめ

木に実ったかぼす

かぼすは薬味や風味付けとしての利用方法が定番で、料理の脇役として、よく知られています。しかし、使い方次第で、料理の主役としても十分楽しめます。料理に限らず、スイーツやドリンクなど、使い方は多岐にわたります。果汁や果肉だけでなく、果皮も利用できるので、丸ごとのかぼすを味わうことができます。

かぼすは長期保存もできるので、正しく保存すると1年中楽しむことができます。アレンジレシピも様々あるので、正しく保存し、かぼすを主役にした料理に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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