塩麹の賞味期限は?切れるとどうなる?使い切りレシピや手作り方法!
塩麹の賞味期限について徹底解説します!さまざまな料理に使える塩麹は、使い勝手がよく比較的日持ちのする調味料です。期限切れの塩麹の取り扱いや腐る可能性の有無、賞味期限と消費期限の違いなどもあわせて紹介します。
塩麹の賞味期限を徹底解説!
漬物や炒め物などさまざまな料理に使える塩麹。味付けが簡単にできて使い勝手がよいため、自宅に常備している家庭も多いのではないでしょうか?本記事では塩麹の賞味期限について詳しく紹介します。
保存方法や期限切れの取り扱いに関しても触れているので「期限が切れると腐るの?」「日持ちはどれくらいする?」などの疑問を持つ方は必見です。おすすめのレシピや賞味期限と消費期限の違いなどもあわせて紹介します。
塩麹の賞味期限はどのくらい?
塩麹は美味しいだけでなく健康や美容にもよいと評判の調味料です。けれど、いざ使おうと購入したものの賞味期限が過ぎていたという経験はないでしょうか?まずは塩麹の賞味期限ついてチェックしてみましょう。消費期限との違いや腐る可能性の有無、日持ちをよくするための保存方法にも触れているのでぜひ参考にしてください。
塩麹の賞味期限
なに食わない顔で売られてた塩麹、賞味期限よくよくみるととんでもないことになってる… pic.twitter.com/36IUCFSkxi
— やっしーーー (@yasshiisy) October 24, 2017
基本的には半年がメドとされています。
塩麹の賞味期限は市販、手作りに関係なくおよそ3~6カ月です。市販のものは開封後の保管状態によっても異なりますが、冷蔵庫保存なら2~3カ月は問題なく使えると考えてよいでしょう。
賞味期限と消費期限の違い
食品の期限表示には賞味期限と消費期限があります。これらは品質の劣化速度をあわらす保証期間のことで、劣化の遅いものは賞味期限、劣化の早いものは消費期限として記載されます。つまり消費期限ではなく賞味期限で記される塩麹は、長期間保存できる調味料に分類されるというわけです。
塩麹の保存方法
セリアの「つめる君」ていう、ガラス容器が、すごく気に入ってます。
— mica@オーガニックコスメダイアリー (@mica_kyoto) November 26, 2019
650ml 500ml 325ml の3種類の大きさのシンプルな容器で、蓋の内側にシリコンパッキンもついてるから、ほぼ密閉できる。
塩麹やピクルス、梅干しなど塩や酸の強いものも保存しやすい❤️そして何しろ100円💰 pic.twitter.com/lAWiD1vP4i
塩麹は麹を発酵させて作る発酵食品です。そのため、気温の高いところに置いておくとみるみるうちに発酵が進んで日持ちが悪くなってしまいます。よって温度の安定している冷蔵庫保存が基本となります。手作りする場合、小分けにして保存したり清潔なスプーンで取り出したりすることでも日持ちをよくすることが可能です。
賞味期限切れの塩麹は食べても大丈夫?
本日の晩酌。久しぶりに焼いた、麦風鶏の塩麹漬け、ノンフライヤー焼き。ノンフライヤー洗うのが面倒でやらないでいたら、塩麹の賞味期限が来たので😅久しぶりでも綺麗に焼けた。やっぱり美味しい😆❤️サラダドレッシングは白葡萄と玉葱なので何もかけてないみたいだけど、オリーブと合って美味しい😊 pic.twitter.com/QQtVBxIvHJ
— くろぶち (@ancfZBDFvRAbYCi) August 27, 2018
比較的日持ちのする塩麹ですが、賞味期限内に使い切れないこともあるでしょう。賞味期限が切れたものを使用しても体に影響はないのでしょうか?
基本的に市販の商品で未開封の場合は賞味期限が切れても1カ月ほどは問題なく食べることができます。開封後のものでも冷蔵庫で保存している場合は1カ月以内であれば食べられますが、常温で保存していた場合は食べずに処分した方がよいでしょう。
賞味期限が切れると塩麹は腐る?
もやしと玉ねぎと缶詰の焼き鳥で。
— 🌸 (@popopopohome) July 17, 2019
塩麹の賞味期限がやばいので、塩麹と味覇?で味付け。コスパ最強料理でした普通に美味しい😋
最近テスト近くてまともに料理してなかったけどこれなら時間もかからんしありやな pic.twitter.com/CBuq7sL6lZ
匂いはどうかな?と嗅いでみると、特に悪い匂いでもなくて
これは、ひょっとしてひょっとしたら上手い具合に出来るかも!!
以前の事だったので、塩麹になるまで2週間以上はかかったようで
ちょっと市販品よりも色っけが良くないかな~^^;
仕方ないよね、なんせ賞味期限2年前の麹だもん!
賞味期限切れの塩麹が腐ることはあるのでしょうか?一般的に塩を効かせたものであれば、ほとんど腐ることはありません。しかし手作りや塩分を控えめにした商品の場合は、賞味期限が過ぎてしばらく経つと腐ることもあるようです。
また保存状態が悪いものは腐るだけでなく過発酵が起こることもあります。これは麹が発酵し過ぎて酸っぱくなったりアルコール臭がしたりする状態のことで、腐るのとはまた違う現象です。ただし味が劣るため料理に使うのは避けた方がよいでしょう。なお塩麹の材料となる乾燥麹の場合も期限が切れても使えることがあるようです。
賞味期限間近の塩麹の使い切りレシピ
日持ちのする塩麹も賞味期限が近づけば消費に迫られるものです。ここからは夜ご飯や弁当のおかずにぴったりな使い切りレシピを紹介します。ボリュームがあって食べ応えも抜群なので、ぜひレシピに迷った時はチャレンジしてみてください。
塩こうじの豆乳鍋
- 鶏もも肉2枚(300g)
- 塩麹大さじ2
- 油揚げ2枚
- えのき1袋
- 豆苗2袋
- ニンジン1/2本
- 無調整豆乳400cc
- 鶏ももひき肉300g(A)
- ねぎ1/4本(A)
- 塩麹大さじ1(A)
- こしょう少々(A)
- 片栗粉大さじ1と1/2(A)
- 塩麹大さじ5(B)
- 水1000cc(B)
- ニンニクのすりおろし1片分(B)
- 生姜のすりおろし1片分(B)
- 鶏肉は食べやすい大きさに切り塩麹をなじませて15分置きます。
- ねぎはみじん切りに、油揚げは食べやすい大きさに切ります。えのきは根元を切り落としてほぐします。豆苗は根元を切り落とします。ニンジンはピーラーで薄く削ります。
- ボウルに(A)を入れて粘りが出るまで混ぜます。
- 鍋に(B)を入れて煮立たせ、1、3を加えてアクを取ります。蓋をして弱火で8分煮込み、えのき、ニンジン、油揚げを入れて中火で煮ます。豆乳、豆苗を加えて弱火で煮たら完成です。
鶏肉の塩麹焼き
- 鶏むね肉1枚(250g)
- 長ねぎ1本
- 塩麹大さじ2
- サラダ油大さじ1
- 酒適量
- 鶏肉は7~8mmの厚さにスライスします。長ねぎは斜めに切ります。
- 鶏肉に塩麹を揉み込んで10分おきます。
- フライパンにサラダ油を熱し、長ねぎを焼き色がつくまで炒めます。2を入れたら蓋をして弱火にし、蒸し煮にします。1~2分したら蓋を取り、肉を裏返しにして火を強めます。焦げないように気をつけ、水気が半分くらいになるまで水分を飛ばせば完成です。
レンジで塩こうじチャーシュー
- 豚バラブロック肉300g
- ねぎ1/2本
- 酒大さじ3(A)
- 塩麹大さじ2(A)
- 生姜のすりおろし小さじ1/2(A)
- ねぎは青い部分と白い部分にわけます。白い部分は白髪ねぎにして水に5分さらし、水気を切っておきます。
- 豚肉はフォークで穴を開けます。保存袋に豚肉、ねぎの青い部分、白い部分の芯、(A)を入れて口を閉じます。上から揉み込み、冷蔵庫で1時間おきます。
- 耐熱容器に2を入れてふんわりとラップをし、600Wの電子レンジで5分加熱します。取り出して豚肉を上下返し、再びラップをしてレンジで5分加熱します。ラップをしたまま粗熱を取り、食べやすい大きさに切り分けます。
- 器に豚肉、白髪ねぎを盛って肉汁をかけたら完成です。
塩麹の唐揚げ
- 鶏もも肉350g
- 料理酒大さじ1
- 塩麹30g
- 黒こしょう少々
- 卵1個
- 薄力粉大さじ1
- 片栗粉大さじ3
- 揚げ油適量
- 鶏肉は余分な皮や筋を取り除き、ひと口サイズにカットします。
- ボウルに1、料理酒、塩麹を加えて混ぜ合わせ、冷蔵庫で30分おきます。
- 2に卵、薄力粉、片栗粉を加えて混ぜ合わせます。
- 揚げ油を160℃に熱し、3を入れて揚げます。3分経ったら一度肉を取り出し、3分休ませます。
- 揚げ油を180℃に熱し、4を入れて二度揚げします。カラッとするまで2~3分揚げたら完成です。
初心者でもできる塩麹の手作り方法
塩麹は少ない材料で簡単に手作りすることができます。市販のものを購入するのも良いですが、せっかくなら手作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
準備するもの
塩麹は私も手作りしてる。安価だし作るの簡単だし、使い道も多い。野菜にあえてサラダにするのが好き。/ローストチキンや野菜マリネにも。万能調味料「塩麹」を手作りする方法 https://t.co/pLpp6OflXO pic.twitter.com/rB6EdqDxxe
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) June 27, 2018
- 米麹300g
- 天然塩100g
- 水400g
塩麹に必要な材料はたったの3つ。米麹と天然塩と水を3:1:4の割合で準備します。あとはボウルと蓋のついた瓶を用意すればすぐにでも作ることができます。材料で気をつけたいのは塩と水の種類です。塩は精製塩や岩塩は不向きなので天然塩を、また水は硬水やアルカリ水では作れないため水道水や浄水などを用意します。
作り方
- 大きめのボウルに米麹を入れて手でしっかりと揉みほぐします。
- 甘酒のような香りがしてきたら塩を加えて手で握るようにしながら米麹と塩をなじませます。ぎゅっと握ったときに指の形が残るようになったら水を加えます。
- 手で揉み込むように全体をなじませたら瓶に詰めます。1日に1回スプーンで全体をかき混ぜ、常温で1週間発酵させましょう。塩の角が取れて旨みが出てきたら完成です。
塩麹の発酵を早めるコツ
塩麹なくなりそうなので作っておこう
— しいたん (@shiitan224) June 30, 2016
麹200gに塩70gを混ぜ
そこに水330ccを入れてさらに混ぜ混ぜ
麹が水に浸る程度に均一に混ぜ蓋を閉めて発酵させる
毎日かき混ぜて1週間程熟成させ麹が柔らかくなじんできたら出来上がり~冷蔵庫へ pic.twitter.com/mckQKbbCEu
塩麹は気温の高いところに置いておくと発酵が早まるため、冬よりも夏に作る方が完成までの期間が短くなります。ただし雑菌の繁殖も早くなるので、作る際は手や瓶を消毒して雑菌が混入しないように気をつけなければなりません。
また水の代わりに60℃以下のお湯を入れて発酵を早める方法もあります。この方法なら寒い時期でも2~3日で塩麹が作れるでしょう。
塩麹を手作りするときの注意点
話題の塩麹を手作りで☆ポイントゎ手で混ぜる! pic.twitter.com/Ib2Pyzcz
— ひろ (@hirohenzutuu) April 5, 2012
材料を手で揉み込んで寝かせるだけで作れる塩麹は、基本的に手作りの失敗が少ない調味料です。しかし加える塩の量が少なかったり水分が足りなかったりすると、上手く発酵せずに腐ることがあります。発酵する段階で色が茶色っぽくなることがありますが、これは旨みが増しているサインで失敗ではないため安心してください。
塩麹の賞味期限まとめ
本記事では塩麹の賞味期限や消費期限との違い、手作りする方法などを紹介しました。比較的日持ちのする塩麹ですが、塩分が少なかったり保存状態が悪かったりすると腐ることがあります。漬物や炒め物などいろいろな料理にアレンジがきくので、出来る限り期限内に使い切ることを心がけましょう。
使う頻度が高い場合は思い切って手作りしてみるのもおすすめです。ぜひ自家製の塩麹でさまざまなレシピに挑戦してみてください。