コーンポタージュのカロリーと糖質！市販品・他のスープとも比較！

コーンポタージュは朝食や寒いときなどに飲むと体が温まり、そのまま飲んでもパンを浸して食べても美味しく皆に愛されるスープです。かぼちゃやほうれん草を使ったポタージュもありますが、その中でもやはりコーンポタージュは人気が高いです。

食品メーカーからもいろんな種類のコーンポタージュが販売されているので、いつでも手軽に飲めるのも魅力です。そんなコーンポタージュですが、コーンや牛乳を使用しているのでカロリーが高いイメージを持たれがちです。では一体どれくらいのカロリーや糖質があるのでしょうか？

今回はコーンポタージュのカロリーや糖質量や栄養を詳しく紹介し、市販品や他のスープと比較してどれくらいカロリーに差があるのか？またコーンポタージュはダイエット中に飲んでも大丈夫なのか？を徹底的に解説します。

それではまず基本的なコーンポタージュのカロリーと糖質、栄養を紹介します。カロリーが高いイメージのあるコーンポタージュのカロリーは一体どれくらいなのでしょうか？意外にも高い栄養価にも注目です。

コーンポタージュは手作りすることもできますが、市販の商品の種類も豊富でいつでも手軽に飲むこともできます。市販のものでも液体のレトルトパウトや缶詰、おなじみの粉末タイプなどさまざまな形状があります。

一般的にコーンポタージュ1杯120.5gのカロリーは約95kcalです。100gで換算すると79kcalになります。ただし商品や店舗によって量や材料に差が出るため、90～210kcalほど幅があると考えておいた方が良さそうです。

コーンポタージュの主な材料であるコーンは、100gあたり糖質量が20gと糖質の多い食材です。そのためコーンポタージュも糖質量が高くなり、メーカーによって差はありますが1食あたりの約12.7gの糖質量が含まれているようです。

粉末タイプならクノールのカップスープが100g当たり12g、液体ならスジャータのコーンクリームポタージュ粒入りが100gあたり8.4gの糖質を含んでいます。

コーンポタージュには炭水化物が多く含まれており、100gあたりの炭水化物は12g、ついで脂質が4.16g、タンパク質が2.83g含まれています。ビタミンやミネラルではモリブデンとナトリウム、ビタミンB群を多く含んでおり、葉酸やパントテン酸、ビタミンCなども含んでいます。

特にビタミンB2は糖質をエネルギーに変換して脂肪燃焼を助ける働きがあるので、ダイエットに効果的な栄養素です。他にもむくみ解消効果のあるカリウムや腸内環境を整える食物繊維など栄養が豊富です。

市販のコーンポタージュには、粉末状のものや牛乳パックに入った液体状のものなどがあります。それぞれどれくらいのカロリーや糖質量なのか、また他のスープとも比較しながら見ていきましょう。

粉末状のコーンポタージュは、お湯さえあればいつでも飲むことができます。長期保存も可能で持ち運びにも便利です。粉末状のコーンポタージュはメーカーで比較するとカロリーや量に多少差があります。

味の素から出ているクノールのカップスープ コーンクリーム たっぷりコーンとけこむは1食分17.6ｇのカロリーが76kcal、同じくクノールの粒たっぷりコーンクリームタイプは1袋16.5gで66kcalです。塩分40％カットタイプだと1食18.2gのカロリーは82kcalです。

ポッカのSapporo コーンスープは粒コーンタイプなら1袋12.6gあたりのカロリーは50kcal、朝食スタイルケア コーンポタージュは1袋22.3gあたりのカロリーは69kcalです。粉末状タイプでは量や原料によってカロリーや味、まろやかさなどに差が生じます。

液状のコーンポタージュは、パックにたっぷり入っていて飲みたい分だけカップに分けて温めて飲みます。粉末のものより本格的な味がするものが多く、お湯がなくても温めるだけでいつでも飲むことができます。

スジャータのコーンクリームポタージュ粒入りのカロリーは100gで85kcal、カップ1杯150gでは127.5kcalですが、伊藤園の栄養満点スープなめらかコーンポタージュなら200mlのカロリーは83kcalです。液状パックを比較するとメーカーによって材料の差があり、カロリーにもその差が出ているようです。

ではコーンポタージュのカロリーを他のスープと比較してみましょう。オニオンスープの場合100gあたりのカロリーは36kcal、コンソメスープは100gあたり35kcal、中華スープは100gあたり30kcalです。コーンポタージュは100gあたり79kcalなので、オニオンや卵など低カロリーな食材を使ってるスープと比較するとカロリーは高いです。

またクリーム系のスープと比較してみましょう。クラムチャウダーは100gあたり106kcal、クリームシチューは100gあたり88kcalです。クリーム系のスープは具沢山でカロリーが比較的高い食材を使用することが多く、糖質も多くなります。クリーム系のスープと比較すると、コーンポタージュは同じくらいか少しカロリーが低いといえます。

スープの中では少しカロリーや糖質が高めのコーンポタージュですが、栄養が豊富でダイエットにも向いているようです。それではコーンポタージュは具体的にどんな栄養成分がどのようなダイエット効果をもたらすのでしょうか？

コーンポタージュはミネラルやビタミンの栄養素が豊富で、その中でもカリウムとビタミンB1がダイエット効果を発揮します。カリウムは高い利尿作用と塩分の排出作用の働きがあり、むくみ解消の効果を期待できます。また筋力や身体機能のパフォーマンスが向上し、肌の水分量を保つことで乾燥肌、エイジングケア対策にも効果があります。

またビタミンB1は糖質の代謝を助ける働きがあります。糖質を摂取した場合、ビタミンB群を一緒に摂らないと余分な糖質は脂肪に変わって蓄積されてしまいます。そのためダイエット中には食事の際ビタミンB1を一緒に摂ることが重要です。ビタミンB1は水溶性で蓄積できないので、食事のたびに摂取するよう心がけましょう。

温かいコーンポタージュは体を温めてくれます。特に一日の始まりに食べる朝食は体を目覚めさせる大切な食事です。寝ていた体は血糖値も下がっているので、冷えた体を温めて栄養を摂るにはコーンポタージュを始めとしたスープがピッタリです。

また温かいもののほうが消化も良いので、胃腸に負担をかけることもなくなりそうです。ポタージュ系のスープにはとろみがあり、胃の中に長く滞在することができます。そのため他の飲み物やスープよりも体を温める効果が持続するようです。寒い冬だけでなくエアコンで体が冷える夏にも、毎日続ければ体がぽかぽかして冷え性の改善も期待できます。

コーンポタージュには食物繊維も豊富に含まれています。原料であるコーンに含まれている不溶性食物繊維を多く含み、排便を促して腸内環境を整えて改善する効果があります。また体内の有害物質を一緒に排出するので、デトックス効果を発揮し腸内をきれいにすることで大腸がんのリスクも減らしてくれるという報告があります。

さらに食物繊維は大腸内の細菌によって分解された後、ビフィズス菌など善玉菌のエサとなります。そのため善玉菌を増やす働きがあり、これによって悪玉菌が減少して腸内環境を改善してくれるようです。また便秘解消によって肌荒れを改善し美肌にも効果をもたらします。血中コレステロールや血糖値の上昇を抑える働きもあるようです。

コーンポタージュは他のスープと比較するとカロリーや糖質がやや高めなのものの、栄養素が豊富でダイエット効果を発揮する優れた食品です。食べ過ぎない量で朝食に飲めば体を温めて体内を活発にしてくれるでしょう。糖質の吸収やコレステロール値を抑えたりする一方で、腸内環境を改善してデトックス効果も発揮します。

コーンポタージュは自分で簡単に作ることもでき、また市販品もさまざまな種類が売られているので、いつでも気軽に飲むことができます。ぜひ自分好みのコーンポタージュを見つけて毎日の朝食に欠かさず飲んで楽しみながら、ダイエットにも取り入れて成功させましょう！