2019年09月18日公開
2024年09月26日更新
赤福餅のカロリー一覧表!1箱・1個のカロリーはどのくらい?
赤福餅のカロリーや糖質は多くの人が気になるところです。赤福の中でも毎月変わる朔日餅は、1個当たりのカロリーが違えば入っている個数も違います。こちらでは多くある赤福餅のカロリーの一覧と、1箱や1個当たりのカロリーをまとめているので必見です。
赤福餅のカロリーと糖質は?太る?
赤福餅とは三重県の伊勢市で有名な和菓子メーカー赤福で製造・販売されている餅菓子です。餅をこしあんで包んでいる赤福餅は全国的な知名度を誇ります。そんな赤福餅ですが気になるのがカロリーで、洋菓子より低カロリーとはいえ食べ過ぎは禁物です。
和菓子はヘルシーで低カロリーというイメージが強い人も多いですが、赤福の商品によってカロリーには差があります。特に赤福の商品の中でも朔日餅と呼ばれる商品は、月によって内容が変わるので、こちらでは各月のカロリーや糖質を紹介しています。さらにカロリーや糖質だけでなく食べるタイミングなども注意が必要です。
赤福餅のカロリー一覧表
伊勢には朔日(ついたち)参りという風習があり、無事に過ごせた1ヶ月を感謝し新しい月の無事をお祈りするために朔日餅というものがあります。赤福餅の商品の中でも毎月さまざまな種類の餅が用意されています。毎月の月替わりの商品は昔ながらの風習に則った、季節を代表する餅が用意されています。
昔からの風習は旬の作物を使っているので栄養価も高く、風邪の予防などにも一役買います。そのため毎月の朔日餅を目当てに買いに行く客は非常に多いのですが、商品によって当然カロリーは変わってくるので気にしている客も多くいます。こちらではそんな気になる毎月の朔日餅のカロリーと糖質を紹介しています。
2月:立春大吉餅
立春は2月4日となり24節気の元日となります。黒大豆と大豆を使った二種類の豆大福です。両方ともこしあんと合わせて餅を包んでおりカロリーとしては、大豆が139kcalで黒豆の方が138kcalとなります。大豆の方がきな粉もまぶす分だけやや高くなっています。糖質は大豆が30.9g黒豆が31.4gです。
小箱は6個入りで大箱は10個入り、化粧箱は9個入りです。店舗では2個が1人前となり副茶が一緒です。2月3日は節分にあたるので節分で使う大豆を朔日餅に使っています。そのため、小箱ならカロリーは834kcal、大箱なら1390kcal、化粧箱なら1251kcalとなります。節分とは季節を分けるという意味で、2月4日の春と冬を分ける季節の食べ物です。
3月:よもぎ餅
赤福が3月に販売している朔日餅はよもぎ餅です。よもぎは3月~5月が旬なので、最もよもぎの栄養価が高くなっており、ひな祭り用としても親しまれています。小箱は6個入りで大箱は10個入り、化粧箱は9個入りです。よもぎ餅は1個のカロリーが130kcalで糖質は29.7gとなります。
小箱なら780kcalで大箱は1300kcalとなり、化粧箱なら1170kcalとなります。店内で食べる場合には一人前が2個であられ茶が一緒に出てきます。よもぎ餅は魔除けとしてお雛様の時に備えられていました。香り高く繁殖力の強いよもぎは、子孫繁栄と無病息災のご利益があると考えられていました。
4月:さくら餅
赤福が4月に出している朔日餅は桜餅です。桜は百合の女王とも呼ばれています。桜餅は桜色に染めたもち米をこしあんで包んで桜の葉で包んだ一品です。桜餅は1個のカロリーが100kcalで糖質は23.1gになります。小箱は6個入りで大箱は10個入り、化粧箱は9個入りです。店内で食べる場合には一人前が2個で桜湯が一緒に出てきます。
店内で食べると、桜色に染めたもち米に桜の花をお湯に浮かべた桜湯が出てくるので春をしっかりと感じられます。朔日餅はどれも人気ですが、春の訪れを告げる桜餅は花見の時に活躍するので特に人気です。
5月:かしわ餅
赤福の5月の朔日餅はかしわ餅で端午の節句では定番の和菓子です。かしわ餅は1箱は6個入りで大箱10個入り、化粧箱は9個入りです。かしわ餅は1個当たり126kcalで糖質は28.9gとなるので、1箱なら756kcalで大箱なら1260kcal、化粧箱なら1134kcalとなります。店内で食べる場合には一人前が2個で五色湯が一緒に出てきます。
昔から子供の成長を祝う端午の節句には欠かせない和菓子として人気のかしわ餅です。柏の葉は珍しい特性があり、新葉が育つまで古い葉が枯れて落ちないので代替わりの縁起物として考えられていました。そのため子孫繁栄を祈るために端午の節句には必須です。
6月:麦手餅
赤福の6月の朔日餅は麦手餅です。麦は稲と違って6月に収穫されることから豊作を感謝する気持ちから作ったのが麦です。餅麦粉が入った餅生地に黒糖のあんを包んでいるので極めて健康的な餅になります。1箱は6個入りで大箱は10個入り、化粧箱は9個入りです。麦手餅のカロリーは1個当たり122kcalとなり糖質は27.5gです。
そのため、1箱が732kcalとなり大箱なら1220kcalとなり、化粧箱なら1098kcalです。店内で食べる場合には一人前が2個で麦茶が一緒に出てきます。麦は6月を代表する植物で、梅雨でむくみやすい身体の水分代謝を調節する機能が有名です。最近では麦飯は健康食品としても注目されています。
7月:竹流し
赤福の7月の朔日餅は竹流しです。竹流しは暑い夏にぴったりな赤福のあんを水羊羹にして竹の中に入れた一品です。1個当たりのカロリーは112kcalで糖質は27gとなります。小箱は5個入りで大箱は10個入り、化粧箱は5個入りです。
そのため、小箱ならカロリーは560kcal大箱は1120kcal、化粧箱は1個の大きさが違いカロリーが269kcalなので5個で1345kcalとなります。店内で食べる場合には一人前が2個で冷たい玄米茶が一緒に出てきます。竹流しは七夕のと川の瀬に浮かべる笹船をイメージした一品です。
8月:八朔粟餅
赤福の8月の朔日餅は八朔粟餅です。粟は五穀と呼ばれ代表的な穀物の一つで、古くから米や粟の初穂を神前にお供えして豊穣を祈るのが習わしです。ちなみに八朔は8月1日のことを指し、粟の触感と黒糖味の餡の風味が楽しめる一品になっています。小箱は8個入りで大箱は12個入り、化粧箱は9個入りです。
店内なら3個で一人前となり冷たいほうじ茶と一緒に供されます。1個当たりのカロリーは94kcalで糖質は21.3gとなります。そのため、小箱なら752kcalで大箱なら1128kcal、化粧箱なら846kcalとなります。粟は普段の食事ではあまり見ませんが、食物繊維の多さから生活習慣病を予防する健康食品として昔から注目されていました。
9月:萩の餅
赤福の9月の朔日餅は萩の月です。秋の七草の一つである萩は秋の代表的な植物です。その萩の花に見立てたおはぎは萩の月として秋の代名詞として有名なお菓子です。小箱は6個入りで大箱は10個入り、化粧箱は9個入りです。店内で食べる場合には2個入りで出され、温かい香煎茶が一緒に出てきます。
1個当たりのカロリーは119kcalで糖質は26.9gなので、小箱なら714kcalで大箱なら1190kcal、化粧箱なら1071kcalとなります。おはぎは春ならぼたもちと呼ばれ昔から愛されてきた和菓子の一つです。小豆の歴史は古く古墳からも発見されており、小豆の赤色には魔除けの効果があるとされ祝いの席には用いられてきました。
10月:栗餅
赤福の10月の朔日餅は栗餅です。現在の10月は旧暦なら9月にあたり重陽の節句になります。重陽の節句では栗飯や栗菓子を食べて、不老長寿を祈る風習があることから栗餅が作られています。風味豊かな栗あんに栗の甘露煮を乗せることで季節感の一品に仕上がりました。
小箱は6個入りで大箱は10個入り、化粧箱は9個入りです。店内で食べる場合には一人前が2個で煎茶がセットとなり、渋みと甘味のバランスよく楽しめる一品です。1個当たりのカロリーは112kcalで糖質は26.1gとなります。小箱は672kcalで大箱は1120kcal、化粧箱なら1008kcalとなります。
11月:ゑびす餅
赤福の11月の朔日餅はゑびす餅です。11月は商売繁盛を祝うゑびす講があるので、商いの神様であるゑびす様にちなんでゑびす餅が作られました。黒糖の餅と黄金色の小判に見立てた餅があり、黄金色の方はゆず風味です。小箱は6個入りで大箱は10個入り、化粧箱は9個入りです。
店内で食べる場合には一人前が2個で昆布茶がセットで出されます。1個当たりのカロリーは黒糖もゆずも127kcalで糖質は黒糖が28.8g、ゆずが29.1gとなります。小箱なら762kcalで大箱なら1270kcal、化粧箱なら1143kcalとなります。ゑびす餅は特に商売をしている人が縁起をかついで買いに来るで、11月は商売人で賑わうのが恒例です。
12月:雪餅
赤福の12月の朔日餅は雪餅です。寒さが本格的になり雪が降りだす12月をイメージして作られました。もろこし粉入りの餅生地でこしあんを包んでいるので見た目にも可愛い餅菓子です。小箱は6個入りで大箱は10個入り、化粧箱なら9個入りです。
店内で食べる場合には一人前が2個で、ふる里の番茶が一緒に出てきます。1個当たりのカロリーは135kcalで糖質は31.2gとやや高めです。そのため小箱なら810kcalで大箱なら1350kcal、化粧箱なら1215kcalとなります。雪餅という和菓子は他にもいくつかあり、冬の風物詩として表千家などの茶道の席でも雪餅は使われてきました。
赤福餅の栄養と太りにくい食べ方
赤福餅は砂糖と小豆、もち米だけのシンプルな材料なので、栄養面では不足しているものもありますが、もち米や小豆には食物繊維が含まれているので腸には良い面も多くあります。そして小豆には良質なたんぱく質や豊富なビタミンにミネラルが含まれるので、身体の水分代謝を良くする嬉しい効果も期待できます。
赤福餅は他の和菓子と比べてもカロリーや糖質はそんなに高くはありませんが、食べ方を工夫するともっと太りにくくなります。基本的に太りにくいように食べようと思えば、食べる時間や何と合わせて食べるかなども重要です。
赤福の栄養成分
赤福餅の材料となるもち米にはビタミンB1・B2・Eと他の野菜と比べても豊富に含まれています。さらにマグネシウムや亜鉛も含まれているので、もち米は普通の米よりも多くの栄養と食物繊維を摂取できるので美肌効果や整腸作用が期待できます。もち米は普段から食べている白米とは食物繊維の量が多く糖質が少なくなるでしょう。
さらに小豆にはビタミン類に加えてカリウムやリン、鉄などのミネラルと食物繊維が含まれています。さらに最近になって注目されているフィトケミカルの一つであるサポニンは咳を鎮め、痰をとる作用があります。小豆は薬膳の観点から見ても水毒を解消して肺を潤す作用があります。
赤福の糖質量を他の和菓子と比較
赤福餅のカロリーは1個当たり94kcalです。これを他の和菓子と比較すると、どら焼きなら176kcalや大福105kcal、羊羹178kcalなので低い方といえます。さらに糖質を比べても赤福餅は1個あたり20.4gに対して、どら焼きなら33.2gで大福なら25.2g、羊羹は13.6gと決して高くはありません。
問題となるのは赤福餅をたくさん食べた場合で1個当たりのカロリーや糖質は決して高くないのです。単純な話で1個当たりのカロリーは低くても小箱の赤福餅を全て食べては食べ過ぎなので、一度に食べるのは1~2個がおすすめです。
赤福の太りにくい食べ方
太りにくい赤福餅の食べ方はタイミングを気を付けるのが重要です。同じカロリー・糖質のものを食べても食事の後では太りやすくなるので間食として食べるのがおすすめです。間食は血糖値のコントロールに良いので糖尿病患者も実践しています。血糖値をコントロールすることで脂肪になりづらいので、赤福餅を食べても太りにくくなります。
さらに夕食の前に軽く赤福餅を食べておけば、夕食の食べ過ぎ防止にも役立ちます。もう一つの注意点としては赤福餅は飲み物と一緒に食べることです。もち米の食物繊維は水分を吸収して膨らむので、お茶などと一緒に食べれば少量でも満腹感を得られるからです。満足度を高めるためには、何と食べるかも重要といえるでしょう。
赤福餅は高カロリーなので食べ過ぎは注意
赤福餅のカロリーは他の和菓子と比べれば決して高くはありませんが、食べ過ぎには注意です。小箱でも全て食べればカロリーは大きくなるからです。赤福餅を食べるときには太りにくい食べ方を意識するのが大切で、血糖値さえ気をつければ赤福餅の栄養による恩恵を受けられます。
食べた糖質が脂肪に変わるのは、急激な血糖値の上昇が原因です。そのため血糖値の急上昇を抑えられる間食は効果的で、夕食の後にデザートとして食べるのは避けたほうが無難です。また一度に食べる赤福は1~2個にすると食べ過ぎになりません。