きのこの賞味期限が書いてない理由は?冷蔵・冷凍保存の賞味期限!

きのこの賞味期限が書かれていない理由を知っていますか?今回はきのこの賞味期限が書かれていない理由からきのこの常温での保存方法と賞味期限、冷蔵保存での賞味期限、冷凍保存での賞味期限などをまとめました。しめじやえのき、椎茸など代表的なきのこ別に賞味期限を紹介しています。また、健康志向の方におすすめのえのき氷についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。きのこの賞味期限を延ばして美味しくきのこ料理を食べましょう。

きのこの賞味期限が書いてない理由は?冷蔵・冷凍保存の賞味期限!のイメージ

目次

  1. 1きのこの賞味期限が書いていない理由とは?
  2. 2きのこの賞味期限を延ばすには?
  3. 3きのこの賞味期限《冷蔵保存編》
  4. 4きのこの賞味期限《冷凍保存編》
  5. 5きのこの賞味期限《えのき氷編》
  6. 6きのこの賞味期限を知って上手に保存しよう!

きのこの賞味期限が書いていない理由とは?

きのこの賞味期限が書かれていない理由を知っていますか?きのこには基本的に賞味期限が書かれていません。今回は気になるきのこの賞味期限が書かれていない理由についてまとめました。きのこの賞味期限が書かれてない理由やきのこの種類別の賞味期限を知って安心、安全にきのこ料理を楽しみましょう。

賞味期限が書いていない理由

きのこは袋詰めされて売られていることがほとんどですが、基本的に賞味期限の記載がありません。きのこに賞味期限が書いていない理由は、きのこが生鮮食品として取り扱われているからです。

野菜や果物には賞味期限は書かれて売られていません。きのこも野菜や果物と同じ生鮮食品であるという理由から賞味期限が書かれていないのです。袋詰めされていることから賞味期限が書かれていそうに思われるきのこですが、野菜や果物と同じ分類となっているそうです。

常温での賞味期限

えのきやしめじといったきのこ類は基本的に生鮮食品のため、常温保存には向かず冷蔵で保存することが適しています。えのきを例にとって考えると、えのきは低温栽培されるきのこのため、気温や湿度が高い常温ではすぐに傷んでしまいます。

また、エリンギも常温保存では傷んでしまうきのこです。きのこ、特にえのき、エリンギは買ってきたら冷蔵庫で保存するようにしましょう。

一方、椎茸は常温でも保存が可能なきのことして知られています。しかし、常温保存する場合には、椎茸は湿気に弱いので風通しの良い冷暗所で保存するようにしましょう。適した場所での保存であれば椎茸は常温でも1週間ほどもつといわれています。また、しめじは常温では椎茸ほどは持ちませんが、買ってから2~3日は持つといわれています。

しかし、水分に弱いので買ってから洗わずに新聞紙やキッチンペーパーで包み、冷暗所で保存するようにします。きのこに賞味期限が書かれていない理由の中でも紹介しましたが、きのこは生鮮食品のため、種類にかかわらず購入後はすぐに冷蔵庫の野菜室などに保存し、それぞれの賞味期限にかかわらず早めに食べるようにしましょう。

賞味期限が過ぎても食べられる?

きのこの賞味期限は過ぎても食べることができるのでしょうか。ここではきのこが腐っていないか見分ける方法をみていきましょう。きのこが腐っていないか判断するには目で見て、臭いをチェックするのが重要です。

例えばえのきの場合なら、まずにおいを嗅いでみるのがおすすめです。すっぱいようなにおいがしていたり、異臭がしたりするようだったら腐っている可能性が高いです。

また、しんなりとしていたり、べちゃっとして水っぽくなっている、えのきの頭がぽろっと簡単に取れてしまっているなどの場合も腐っている可能性が高いです。白いえのきが茶色くなってしまっている場合ヌメリがある場合も危険なので食べるのは避けましょう。

においや色の確認などえのき以外の他のきのこでも応用できるので、賞味期限が切れてしまったきのこの確認の際に使ってみてください。腐っているきのこを食べて体調を崩さないように賞味期限にかかわらずしっかりとチェックするようにしてください。

きのこの賞味期限を延ばすには?

常温保存のきかないきのこですが、できるだけ賞味期限を長くして長い期間食べられるのが理想的です。きのこの賞味期限を延ばす方法はあるのでしょうか。冷蔵保存や冷凍保存、きのこにはどのような保存方法が向いているのかみていきましょう。

冷凍保存がおすすめ

きのこは生鮮食品のため、買ってきたらなるべく早めに食べるのがおすすめですが、きのこの賞味期限を延ばしたい場合は冷凍保存するのがおすすめです。以外にもきのこは冷凍保存ができる食べ物として知られています。きのこは水分に弱い食べ物なので、冷蔵庫での保存よりも冷凍庫に保存することによって傷むのを防ぐことができます。

しかし、きのこの種類によっては冷凍保存に向かないきのこもあるので注意が必要です。中でも食卓によく登場するエリンギやしめじなどは冷凍すると独特の食感がなくなってしまうので、冷凍には向かないきのこといえます。冷凍保存できないわけではないですが、食感や風味が失われることを知っておきましょう。

きのこを冷凍するメリット

きのこを冷凍保存すると、賞味期限を一か月ほど伸ばすことができるメリットがあります。冷蔵で1週間程で傷むきのこも冷凍すれば1か月持つことができるので、買いだめして冷凍しておけば、急いで買い物にいかなくても済むのは主婦にとってとても大きなメリットです。

また、えのきの場合、グアニル酸というえのきに含まれるうまみ成分が冷凍することで増えるので、旨味がアップする効果があります。冷凍してから加熱することで細胞膜が壊れて酵素の働きで旨味が増すのだそうです。えのきに限らず、他のきのこ類全般でも冷凍することできのこに含まれるうまみ成分が増えるといわれています。

また、冷凍するときのこは栄養価が約3倍にアップするというメリットもあります。冷凍するときのこの細胞膜が壊れて栄養が外に出やすくなるというのが栄養価がアップする理由です。きのこを数種類フリーザーバッグに詰めてミックスきのこを作っておくのもおすすめです。

賞味期限が延ばせるうえ、手軽にキノコ料理を作れるメリットがあります。しかし水分の多いえのきは他のきのこと分けて冷凍保存するようにしましょう。冷凍するときのこの賞味期限が延ばせるだけでなく、栄養価や旨味成分がアップするので冷凍した方がきのこはメリットが大きいことがわかります。

きのこの賞味期限《冷蔵保存編》

冷蔵した場合の賞味期限はきのこの種類にもよりますが、一般的によく知られている雪国まいたけは冷蔵保管で約2~3日程度となっています。きのこの賞味期限は2~3日を目安にしてなるべく早めに食べるのがおすすめです。それでは、きのこの種類別に冷蔵保存をした場合の賞味期限を見ていきましょう。

しめじ

しめじの種類は何種類もあります。しめじの中でもよくスーパーに並んでいるぶなしめじという品種は生産者さんによると賞味期限が冷蔵保存で約10日ほどもつので比較的賞味期限が長いしめじです。一方、ひらたけしめじというひらたけをしめじ状に栽培したきのこは賞味期限が冷蔵保存で2~3日と短いきのこです。

ハタケシメジというきのこの賞味期限は冷蔵保存で約3日、ほんしめじというきのこは冷蔵保存で約1週間ほどとなっています。しめじは種類によって賞味期限に大きく差があります。冷蔵保存で賞味期限を持たせたい場合はぶなしめじ、ほんしめじを購入するのがおすすめです。

えのき

えのきは冷蔵保存で賞味期限が3~4日といわれています。冷蔵保存する場合には、新聞紙に包んでから袋に入れ野菜室で保存するようにしましょう。

えのきは日本のきのこ生産量の中で第1位といわれるほど日本の食生活になじんだきのこです。しかし賞味期限は早いので、買ってきたらなるべく早く食べるのがおすすめです。えのきは冷凍保存もできるので、賞味期限を延ばしたい場合には冷凍保存をするようにしましょう。

椎茸やエリンギ

椎茸の冷蔵保存での賞味期限はしめじやえのきよりも少し長く1週間ほどとなっています。椎茸は湿気にとても弱いきのこです。冷蔵保存する場合には、袋から出して新聞紙やキッチンペーパーで包み、袋に入れて保存するのがおすすめです。

一方、エリンギの賞味期限は、冷蔵保存するとすると5~7日ほど持つといわれています。エリンギも水分に弱いので保存する場合には、新聞紙やキッチンペーパーで包み、その上から袋に入れて野菜室にて保存するのがおすすめです。椎茸やエリンギは水分に気を付けて保存するようにしましょう。

きのこの賞味期限《冷凍保存編》

つづいては冷凍保存でのきのこの賞味期限についてみていきたいと思います。冷凍すると賞味期限をのばせるだけでなく、うま味成分が増えたり、栄養価が増えたりとメリットもたくさんあります。種類別に上手にきのこの冷凍保存をして美味しくきのこを食べましょう。冷凍保存の際の方法、注意点もまとめました。

しめじ

しめじは冷凍保存すれば賞味期限は約1か月ほどとなります。冷蔵庫で保存する場合には1週間から10日ほどしか持ちませんが、冷凍保存するとかなり賞味期限を長くすることができます。また、うまみ成分も増加するメリットがあります。

しめじを冷凍保存する場合には、水で洗わずに石突を切り落とし、小房にほぐします。フリーザーバッグなどの保存袋に入れて空気を抜いて密閉して冷凍保存します。

しめじも水分に弱いので水で洗わないこと、またしめじが酸化しないように空気をしっかりと抜くのも重要です。

えのき

えのきは冷凍保存した場合、賞味期限が3~4週間持つようになります。冷蔵保存が3~4日なので、冷凍保存の方がはるかに賞味期限を延ばすことができます。

冷凍保存する場合は、洗わずに石突をとって使いやすい長さにきり、根元の部分をバラバラにほぐします。フリーザーバッグなどに入れて封を閉じて冷凍庫に入れて保存しましょう。えのきは後にも紹介するえのき氷にして凍らせるのもおすすめです。

椎茸やエリンギ

エリンギを冷凍保存する場合には、賞味期限は1~2週間持つといわれています。しかし、冷凍すると椎茸やエリンギの風味や独特の食感が失われてしまいます。そのため、椎茸やエリンギは冷凍保存には向かないキノコといえます。

それでも冷凍保存をして賞味期限を持たせたい場合には、石突を切って食べやすい大きさに分け、ジップロックなどのフリーザーバッグに平らに並べて保存するようにしましょう。

冷凍きのこの解凍方法

冷凍きのこは特に解凍する必要はありません。汁ものや炒め物であれば凍ったまま入れてOKです。電子レンジなどで解凍したい場合には、水分と一緒にうまみ成分や栄養素が出てきてしまうので、出てきた水分も一緒に料理に使うようにしましょう。

ジップロックなどに入れて下準備しておけば、解凍せずに手軽にきのこを使えるのもきのこを冷凍するメリットです。

きのこの賞味期限《えのき氷編》

えのきは冷凍保存ができるきのこですが、えのき氷を作って冷凍する方法もあります。毎日手軽に食べられて栄養もある人気のえのき氷についてみていきましょう。

えのき氷とは?

えのき氷とは、えのきをペースト状にして凍らせたもののことです。料理の旨味をアップさせてくれる効果がある他、えのきの賞味期限も延ばすことができます。

えのきは毎日食べると血液中の総コレステロールが減り、生活習慣予防になるといわれています。なかなかえのきを毎日食べるのは難しいですが、えのき氷にしておけばとても簡単に摂取できます。また、えのき氷を食べたことで便秘が解消したという人もいて、今注目されている食べ物です。

えのき氷の作り方

  1. えのきの石突を切り落として3等分くらいにざく切りにします。
  2. ざく切りにしたえのきとえのきの1.3倍ほどの水をミキサーに入れてペースト状になるまで撹拌をします。
  3. ペースト状になったら鍋にうつして弱火で1時間ほど焦がさないようにじっくり煮詰めます。
  4. 冷めたら製氷皿に入れてキューブ状に凍らせます。

えのき2袋分(300g)に対して水は約400mlが目安です。火にかける時間が約1時間と少し長いです。その分賞味期限が長く食べられるようになります。

面倒な人は鍋で沸騰直前までえのきを加熱し、それを炊飯器に移して保温モードで1時間保温する方法でも作ることができます。この場合には水の量はえのきの分量と同じ量にすることに注意してください。
 

えのき氷の賞味期限

えのき氷の賞味期限は約2か月となっています。凍ったままお味噌汁に入れたり、カレーやシチューに入れたり、うどんやそばつゆに入れたりして使うことができます。また、半解凍すれば卵焼きにいれて使えるなど料理の幅が広がります。

えのき氷はうまみ成分、栄養成分が豊富な上にダイエット効果も期待できるので、まとめて作っておけば賞味期限も格段に延ばすことができ、手軽に取り入れられる冷凍食材です。また、赤ちゃんからお年寄りまで食べることができる食べ物でもあるのでぜひ試してみてください。

きのこの賞味期限を知って上手に保存しよう!

きのこの賞味期限が書かれていない理由からきのこの常温の賞味期限、冷蔵保存の賞味期限、冷凍保存の賞味期限、えのき氷などについてみてきました。きのこの種類によっても賞味期限が異なります。美味しく安全にきのこを食べるためにきのこの賞味期限を知っておきましょう。

きのこを冷凍保存すれば賞味期限を延ばすことができ、旨味成分や栄養価もアップするといううれしいメリットがあります。きのこをたくさん買ってきたときにはぜひ冷凍保存してたっぷりときのこの栄養を摂りましょう。

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