大葉(しそ)の冷凍保存方法!用途別の保存方法・賞味期限も紹介!

大葉(しそ)の清々しい香りと鮮やかな緑色は、料理の味や風味また彩りを引き立てるためにかかすことのできない野菜です。その大葉をできるだけ新鮮さをそのままに冷凍できるのをご存知でしょうか?使いきれない時にとりあえず冷蔵庫に入れますが、いざ使おうと出してみると乾燥してシワシワにということがあります。大葉(しそ)の鮮度を見分ける方法、冷凍・冷蔵保存のコツと賞味期限、簡単に塩漬け保存する方法や美味しく食べられるレシピも紹介します。

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目次

  1. 1大葉(しそ)の冷凍保存は可能?
  2. 2大葉(しそ)の冷蔵保存方法
  3. 3大葉(しそ)を塩漬けにして保存する方法
  4. 4大葉(しそ)の鮮度を見分ける方法
  5. 5大葉(しそ)の簡単レシピ
  6. 6大葉(しそ)の保存方法を学んで活用しよう!

大葉(しそ)の冷凍保存は可能?

大葉(しそ)は、八百屋さんやスーパーに行けば一年中売り場に必ずあります。また家の庭にも毎年のように初夏には青々とした葉が伸びてきて、薬味として食べているという人も多いようです。家庭料理、お弁当、レストランでも定番の野菜ですが、正直なところ使い切れないことがよくあります。日持ちが短くて、保存が難しいと感じていないでしょうか?それで「冷凍したい」と思ったことがあるかもしれません。

野菜は収穫後も呼吸をして生きています。そのため野菜自身の栄養素や水分を消費するので、時間の経過によって乾燥したり、傷みが進んでしまいます。無駄にしないために冷凍保存が良いようです。もちろん冷凍保存に向かない野菜もありますが、大葉(しそ)は鮮度を保ち、栄養価をキープするのに冷凍保存ががおすすめです。大葉(しそ)の冷凍保存の方法を参考に活用してみるのはいかがでしょうか?

大葉の冷凍保存方法

大葉の鮮度を保てるよう冷凍したいとき、洗った大葉の水分を拭き取ります。そして2~3枚を重ねてラップに包んでフリザー保存パックに入れて冷凍庫に入れます。1枚ずつラップに包んだり、また大葉を半分に折って包む、クルクルとロール巻きにして包むなど用途に応じて冷凍するなど工夫してみるのもよいようです。このように簡単な方法で冷凍しストックできるので、とても便利ではないでしょうか?

大葉の鮮やかな緑色を保ちたいときに、さっと下茹でして冷凍するという方法もありますが、この場合もしっかりと水気を切り、キッチンペーパで拭き取ってから冷凍します。ただし大葉の香りは落ちてしまうようです。大葉の鮮度は半日から翌日くらいで低下してしまい賞味期限がとても短い野菜ですが、簡単に冷凍するだけで無駄を減らすことができます。

カットした大葉の冷凍保存方法

大葉を洗ってから水分を丁寧に拭き取ります。そして用途に応じて千切りや粗みじん切りにします。ここでキッチンペーパーに包み込みながら、さらにもう一度水分を取ります。新しいキッチンペーパに包んでから、鮮度を保ち乾燥しないようにフリーザー用保存パックに入れてから冷凍庫に入れます。小分けにして冷凍すると簡単で便利に使用することができます。

別の大葉の冷凍保存方法として、ふりかけのようにして保存することができます。まずフリーザー用保存パックにカットした大葉を入れて、空気を抜かないで冷凍します。凍ったままで袋ごと手で砕くとふりかけのようになります。そして粉々にしたら今度はしっかりと空気を抜いてから冷凍保存します。

大葉を冷凍する際の注意点や乾燥させないコツ

冷凍する前に、大葉の水分を十分に拭き取る必要があります。大葉は水につけたまま保存する黒くなるという特徴があります。それで冷凍保存をする時にも、水分が残っていると葉が黒ずんむ変色の原因になります。冷凍方法は簡単ですが、鮮度が大事なので味も風味も低下しないよう注意しながら冷凍します。
 

家庭の冷凍庫の温度の設定を強にして、できるだけ素早く冷凍することも鮮度を保つ大切なコツの一つです。前もって冷凍庫にステンレストレイもしくはアルミトレイを入れておいて、そこに大葉を置いて急速冷凍したり、保冷剤を利用するのも速く冷凍するのに良い方法と言えます。またできるだけ小分けするなら、より速く冷凍できるようです。

冷凍の場合、特に気になるのは乾燥してしまう事です。乾燥して酸化することを冷凍焼けといいますが、パサパサして美味しさが失われてしまいます。冷凍焼けの原因として空気に触れてしまう、水分が抜けてしまうなどが考えられます。大葉を冷凍する時、しっかりと空気を抜いて密閉することによりある程度乾燥を防ぐことができるようです。

大葉の冷凍保存の賞味期限

野菜など食材を自宅で冷凍保存した場合の賞味期限は、2週間~1か月を目安に使い切るようにすすめられています。-18℃以下の冷凍保存であれば栄養価が損なわれることはありませんが、市販の冷凍野菜のように添加物や保存料が使用されていないので日持ちが短くなります。冷凍大葉も、葉の色が変色したり、香りや風味が落ちてくるので賞味期限の1ヵ月以内に使い切るほうがベストのようです。

大葉の解凍方法や使い方

冷凍した大葉は、凍ったままで使用します。カチカチの大葉を手で砕いてパラパラにします。また半解凍にする場合は夏でしたら2~3分、冬でしたら10分ほどです。溶けやすいので使う分だけ少量ずつ出した方が良いようです。自然解凍(半解凍)したら包丁で刻んで使用します。この時あまり力を入れて切るとパラパラに砕けてしまうのでゆっくり引くようにして切るとよいようです。

冷凍大葉を一度完全に解凍してしまうと水分が出て食感が損なわれ鮮度が急速に低下します。それで冷凍した日から数えて賞味期限内であったとしても、再冷凍をすることはできません。すぐに使い切るようにしましょう。チャーハンやめん類のレシピにもたいへん便利です。味噌汁から煮ものまで幅広いレシピに冷凍大葉をたっぷり使ってみるのはいかがでしょうか?
 

大葉(しそ)の冷蔵保存方法

大葉の最大の特徴は、和のハーブとも呼ばれているその清々しい香りです。庭で摘んだ大葉もスーパーで買い求めた大葉もその時は元気でも、しばらくそのままにしておくと葉が乾燥してしなびて、香りも低下してしまいます。また水に浸したままにすると、気付いたときには葉の色が黒くなってしまったとうことはないでしょうか?できるだけ鮮度を保ちながら日持ちさせたい時には冷蔵保存がおすすめです。

すぐ使い切れる場合は冷蔵庫で保存しよう

大葉を冷凍保存するとたいへん便利ですが、すぐに使うときはむしろ冷凍よりも冷蔵が向いているようです。冷凍したものを解凍するとクタクタしてしまいます。冷蔵の場合は大葉の香りも食感もそのままなので、サラダなどのフレッシュなレシピには、冷蔵保存がおすすめです。美味しく食べるために冷蔵にする場合にも押さえておきたいポイントがありますのでご紹介します。

大葉の冷蔵保存の方法

大葉の冷蔵保存の方法二つを紹介します。一つ目のポイントは、キッチンペーパーと冷蔵保存パックを使います。大葉の軸の切り口に湿らせたクッキングペーパーを巻いてから、冷蔵保存パックに入れて冷蔵庫の中に立てるようにして入れます。ポリ袋に入れただけですと乾燥して葉の元気がなくなって料理に使えなくなりますが、この方法ですと20日たっても変わらず元気のようです。

二つ目の方法のポイントは、瓶と水を使用して保存します。大葉の軸を下にして瓶に挿すようにして入れます。水の高さは軸が浸るほどにしますが、葉のところが水にかかると傷みやすくなり、葉の色も黒ずんできてしまうので注意した方がよいようです。冷蔵庫に保存して、3日に一度は水を取り替える必要がありますが、乾燥することなくみずみずしさが保てます。

また大葉の葉が空気に触れてしまうと、乾燥がすすみ鮮度が少しずつ落ちてきます。それを防ぐために瓶に蓋をかぶせたりラップをかけたりして保存した方がよいそうです。こうしたポイントを参考に冷蔵保存をして、大葉を使った新しいレシピに挑戦してみるのはいかがでしょうか?

大葉の冷蔵保存の賞味期限

大葉の冷蔵保存の賞味期限は、2~3週間となります。やはり香りも美味しさも低下して来ます。また大葉は少しでも傷があるとそこから傷みが広がりやすく、カビも生えたりする恐れがあります。早めに使い切るようにした方がよい食材なので大葉2~3枚を使って色々な料理レシピに簡単に活用してみるのはいかがでしょうか?大葉の清々しい香りが料理の味と風味を引き立ててくれます

大葉(しそ)を塩漬けにして保存する方法

大葉の旬は初夏から夏にかけてですが、たくさんの大葉を一度に消費ができないのではないでしょうか?そんな時おすすめなのが大葉の塩漬け保存です。塩漬けにすれば、傷みやすい大葉を無駄なく食べられますし、香りや栄養をキープした常備菜ともなるので、レシピに取り入れることでレパートリーが広がります。何よりもとても簡単に作れるのが嬉しいです。

大葉の塩漬けの作り方

  • 大葉約30枚
  • 塩大さじ2杯

  1. 大葉を洗います。水を切り、一枚ずつ丁寧に拭き取ります。
  2. 保存容器に塩→大葉→塩の順番に重ねていきます。最後にサランラップで覆ってから冷蔵庫に入れます。
  3. 1週間ほどしたら大葉の塩漬けの出来上がりです。この後に冷凍することもできます。

大葉のきれいな緑色を保ちたいときの塩漬けのレシピは、サッと下茹をして鮮やかな緑色になったらすぐに冷水にとります。そしてざるに上げてから水分を拭き取り塩漬けにします。フリーザー保存パックに入れて冷凍するという簡単な方法で作れます。

大葉の塩漬けの保存期間

賞味期限は煮沸消毒した容器に入れて冷蔵庫で約2週間を目安にした方が良いようです。冷凍の場合にも家庭の冷蔵庫での保管になるので開け閉めが多いと温度管理が難しいこともありますから、早めに消費するようにした方が良いようです。また保存容器の蓋も使うたびに開けたり閉めたりしていると空気に触れて、鮮度が低下して酸化しやすいので、用途に応じてはじめから小分けにしておく方が便利と言えます。

大葉の塩漬けの使い方は?

大葉の塩漬けは、簡単レシピに活用できます。塩分濃度にもよりますが、塩にも大葉の風味付いているので調味料としても使えます。おにぎりに巻いてみたり、パスタやうどん・そばなどの味付けにも向いているようです。薬味としてお豆腐に添えたり、肉や魚料理にも万能に使えます。塩分が強い場合は、軽く水ですすいでから使うとよいそうです。

大葉(しそ)の鮮度を見分ける方法

大葉は料理に彩りと風味を添える欠かせない野菜です。しかし傷みやすいので買い求める時に、よく見て鮮度の良いものを選ぶことが大切です。美味しい大葉の選び方のポイントを詳しく紹介します。

新鮮な大葉の見分け方

新鮮かどうか大葉をよく見て鮮度を確認します。葉がみずみずしい乾燥してしなびていない葉の緑色が濃い張りが葉の先まである黒い斑点がない軸の切り口が変色していない葉が大きすぎないなどがあります。またスーパーなどで買い求める時には、大葉が重なって束にされて並んでいますから、少し中の葉の様子も見たほうがよいそうです。また香りが強いか弱いかもポイントになります。

賞味期限切れの大葉の見分け方

大葉は上手に保存すれば案外長持ちします。しかしやはり適正な賞味期限があります。大葉の特徴に殺菌作用・防腐作用がありますが野菜は生きているので、時間の経過とともに酸化して傷んで食べられなくなります。大葉の鮮度や賞味期限は目安として考えて、新鮮な大葉は新鮮なうちに美味しく食べた方がよいのではないでしょうか?

大葉(しそ)の簡単レシピ

大葉は、家庭料理から割烹料理に至るまで、欠かせない野菜です。お刺身の盛り合わせにもよく使われています。爽やかな香りと鮮やかな緑色がアクセントになるだけでなく、大葉には自然の防腐・抗菌作用があるからです。フレッシュな大葉は一年中販売されていますし、大葉の冷凍・冷蔵保存や塩漬けは、誰にでも簡単に作れるので便利です。大葉(しそ)を使った簡単レシピを紹介します。

長芋と大葉の豚バラ巻き

  • 豚バラ6枚(2人分)
  • 長芋長さ10㎝ほど
  • 大葉12枚
  • 塩コショウ少々
  • 大根おろし適量
  • ポン酢適量

  1. 豚バラ肉を半分に切ります。長芋は縦に6等分にしてから長さを半分に切ります。
  2. バラ肉を1枚ずつ広げ、大葉をひいてその上に長芋をのせます。手前からくるくると巻いていきます。
  3. 塩コショウをまぶしてから、フライパンで焼き色がつくまで焼きます。お皿に盛り付け、大根おろしとポン酢を添えて出来上がりです。

お弁当のおかずにもおすすめ!とろーりチーズとしその鶏ささみ焼き

  • 鶏のささみ4本(4人分)
  • しその葉(冷凍大葉の場合は半解凍)8枚
  • スライスチーズ4枚
  • 塩コショウ少々
  • 小麦粉適宜
  • サラダ油適宜

  1. 鶏のささみは、縦に包丁を入れて薄く切り開きます。
  2. 鶏ささみに塩コショウをまぶしてから、しその葉をひいてチーズがはみ出さないようにのせます。
  3. 鶏ささみを真ん中で折りたたんでから、小麦粉をまぶします。
  4. フライパンにサラダ油ひいて焼きます。焼き色が付いたら裏に返して蓋をして蒸し焼きにして出来上がりです。

おむすび・お弁当にも!鮭と大葉の混ぜご飯

  • 温かいご飯1.5合(2人分)
  • 塩鮭2切
  • 大葉(冷凍大葉)3枚
  • いりごま大さじ1
  • 醤油小さじ1

  1. 塩鮭をグリルもしくはフライパンで焼きます。
  2. 鮭の骨を取り除きながら身をほぐします。大葉は千切りにします。
  3. 温かいご飯に鮭、大葉、ごま、醤油をいれて混ぜ合わせて出来上がりです。

大葉(しそ)の保存方法を学んで活用しよう!

大葉(しそ)の冷凍・冷蔵保存、塩漬けの方法や鮮度の見分け方、大葉のレシピをご紹介しました。一年中好きな時に手に入るお馴染みの野菜が少しの工夫で、冷凍も冷蔵もとっても簡単にできることには驚きです。塩漬けをして常備菜にすれば美味しいレシピの幅も広がります。これからさっそく冷凍大葉を活用してみるのはいかがでしょうか?

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