2019年04月10日公開
2024年09月11日更新
ヒハツの効果効能が話題!使い方は?胡椒の代用にも使える香辛料だった!
ヒハツという香辛料が体にいい効果効能があることを知っていますか?ヒハツは別名、ロングペッパーと呼ばれるスパイスで、胡椒によく似た特徴を持った香辛料です。その驚くべき効能がテレビや書籍で話題になり、注目を集めているのです。健康に素晴らしい効果を発揮するヒハツとは一体どんな香辛料なのか、おすすめの使い方と併せて紹介していきます。健康にいいだけでなく、ダイエット効果もあるというヒハツの秘密を解き明かしていきましょう!
ヒハツ(ロングペッパー)がどんなスパイスか?
エスニック料理の流行で様々なスパイスが知られるようになってきましたが、ヒハツという香辛料を知っているでしょうか?初めて聞いたという方もいるかもしれません。ヒハツは、メディアに取り上げられたことで注目が集まっています。別名、ロングペッパーといい、胡椒によく似た特徴を持った香辛料です。
インドのアーユルヴェーダではおなじみの香辛料で、東南アジアに広く分布しています。ギリシャ・ローマ時代のヨーロッパでは胡椒よりヒハツが一般的に使われていました。
ヒハツは日本では沖縄で栽培されていて、「ヒバーチ」「ピパーツ」「島こしょう」などと呼ばれることもあります。沖縄のヒハツは「ヒハツモドキ」と言われる違う品種ですが、ヒハツと同じようにな効果効能があります。
ヒハツには健康効果の他に、ダイエット効果もありサプリメントに含まれることもあります。注目の香辛料ヒハツとは一体どんなスパイスなのか?その優れた効能や特徴、使い方を詳しくみていきましょう。
ヒハツの特徴
様々な香辛料がある中でも沖縄など一部地域を除き、まだ日本人には馴染みがないヒハツ(ロングペッパー)。その特徴は一体どのようなものでしょうか?ヒハツの効能について知る前にその特徴を紐解いていきましょう。
ヒハツは胡椒に似た香辛料
ヒハツは英語で「ロングペッパー」と言われる通り、細長く特徴的な見た目をしています。胡椒が小さな丸い粒状なのに対し、ヒハツは細長くその見た目からロングペッパーと言われているのです。
ロングペッパーと言われるように味も非常に胡椒に似ています。古代ヨーロッパでは胡椒よりもヒハツが一般的に使われ、中国やインドでも香辛料や薬として使われてきました。ロングペッパーと言われるヒハツですが、胡椒にシナモンを混ぜたような風味豊かな香りが特徴です。
胡椒と同じようなスパイスとして使われる他、コーヒーなどの風味づけに使われることもあります。ヒハツは「ロングペッパー」として、アマゾンや楽天で購入できます。スーパーでも「ナガコショウ」「ロングペッパー」として販売されているので気軽に購入可能です。
ヒハツが話題になった理由
健康意識の高い人たちの間で話題になっているヒハツ。なぜヒハツが話題になったかというとテレビで取り上げられたことが大きいでしょう。
ヒハツに含まれる成分がダイエットや健康にいいと取り上げられたのです。ヒハツには特に血管にいい効果があります。その効果効能がNHKやテレビ東京の健康番組に取り上げられ、一気に注目を集めることとなりました。
その他「死ぬまで元気でいたければ内臓を温めなさい」という書籍でもヒハツのパワーが紹介されています。この本は内臓の冷えが免疫低下や様々な体の不調の原因になると書いています。その冷え改善におすすめなのがヒハツであると紹介されているのです。
書籍内で、ヒハツ(ロングペッパー)を1日に1g摂ることを勧めていることからも、健康に気遣う人たちの間で注目されることとなりました。
ヒハツの効果効能
ヒハツにはどのような力が秘められているのでしょうか?私たちがまだまだ知らない、ヒハツの効果効能をひとつずつみていきましょう。
血行促進と毛細血管の修復
ヒハツにはピペリンという成分が含まれています。このピペリンは辛味成分の元になっているものでヒハツに多く含まれています。このピペリンには血管を広げ、血流をよくする働きがあります。
また、ヒハツには「Tie2」(タイツー)という成分も含まれています。この成分は酵素の働きを活性化し、毛細血管を修復してくれる働きがあるのです。血管の老化や劣化に効果があるということで、注目を集めているのです。
高血圧の改善
ピペリンは高血圧にも効果があります。ピペリンは体内で一酸化窒素の合成を促す効能があり、血管を広げる働きがあるというのです。その結果、血管が広がり血流が良くなることで高血圧に効果的なのです。また、女性の多くが悩む症状、むくみにも効果があります。
血圧を下げる成分にはEPA、カテキン、食物繊維、カリウム、タリウムなどあります。どの成分も血流を良くして高血圧に効果的なのですが、ヒハツは摂取してから効果が現れるのが早いという特徴があります。
ダイエット効果
女性にとって嬉しい効能のひとつがダイエット効果です。ヒハツの血流にきく働きはダイエットにもおすすめなのです。
血流が良くなり、体内の巡りをよくすることは美容やダイエットにもいい効果をもたらしてくれるというのです。血流が良くなり、体温が上がることで基礎代謝が上がり痩せやすい体質になるのです。脂肪燃焼効果を高め、内臓機能を高めるという効能もあります。
その効能から、ヒハツはダイエットサプリにも取り入れられることがあります。
ゴースト血管改善
ゴースト血管という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?全身に張り巡らされ、体の隅々まで血液を運ぶ役割がある毛細血管。その毛細血管がゴーストのように消えてしまう症状が「ゴースト血管」です。自覚症状はなく、若い人でも毛細血管が消えかかっている人、消えてしまった人は多いといいます。
なぜ、大切な毛細血管が消えてしまうのでしょうか?それは、血流が悪い状態が続くことでもともとあった血管がゴーストのように消えてしまうのです。
体の隅々まで、栄養や酸素を届ける役割がある毛細血管。ゴースト化することで、健康や美容によくない影響をもたらすのです。
血管がゴースト化することで考えられる症状は「しみ」「しわ」「抜け毛」「心筋梗塞」「がん」「白内障」などです。これらの症状をもたらす、恐ろしい血管のゴースト化を防ぐのに効果的なのがヒハツです。ヒハツの血流を良くする効果で隅々まで血液が流れ、血管のゴースト化を防ぎます。
一度ゴースト化した血管も適切な対処でまた蘇ることが可能です。美容健康のためにもヒハツは有効と言えます。
抜け毛改善と育毛効果
ヒハツに含まれるピペリンの血管拡張作用と血流促進効果は抜け毛改善や育毛効果が期待できます。抜け毛の原因のひとつに血流の悪さがあります。よく頭皮マッサージをするといい、というのは血流をよくするためなのです。
血流が悪くなり、酸素や栄養が行き渡らなくなると頭皮がうっ血し、細胞の生まれ変わりが遅くなり、結果抜け毛の原因になります。そうならないためにもヒハツで血流改善し、抜け毛予防しましょう。
冷え性改善
ヒハツが冷え性改善効果があるのは、やはりピペリンのおかげです。血管を広げ血流をよくすることで体の末端だけではなく、体の中まで温かくなります。体の中心部の暖かい血液が末端まで届くことで、手足の辛い冷えがなくなるといわれています。
唐辛子に含まれるカプサイシンにも冷え予防効果がありますが、摂りすぎることで胃腸に刺激がありすぎるというデメリットもあります。辛いのが苦手な人には、摂りづらい成分でもあります。
しかし、ヒハツは唐辛子ほど刺激がなく、適量とれば胃腸にも負担が少ないので誰にでも取り入れやすくおすすめのスパイスです。
男性機能の改善
出典: https://cktt.jp
冷え性やダイエット効果など、何かと女性に嬉しい効能ばかりが注目されがちですがヒハツは男性にも嬉しい効果があるスパイスです。
EDなど男性機能のトラブルは日本人の男性1000万人が悩む症状といわれています。男性機能のトラブルは心因性の物もありますが、血流の悪さが原因になっている場合があります。
血流を改善することで男性機能の改善になる場合があるので試す価値はあるかもしれません。また、薄毛や肩こりは男性に多い症状です。ヒハツはこれらの男性に多い症状に有効です。ぜひ日常生活に取り入れることをおすすめします。
ヒハツのおすすめの使い方と食べ方
ヒハツが優れた香辛料であることがわかったところで、おすすめの使い方を4つ紹介します。胡椒に似た特徴を持つヒハツ。ぜひ使い方を知って、日常に取り入れてみてください。
スパイスとして胡椒と同じように使う
ヒハツはロングペッパーの別名の通り、胡椒にウコンを足したような、シナモンのような風味を感じる味が特徴です。慣れないうちは違和感を感じるかもしれませんが、特別クセが強すぎる訳ではなく、普通に胡椒と同じような使い方ができます。
普段の胡椒の使い方としては、料理の下味につけたり、スープに入れたり、肉や魚にかけたりすると思います。そのように胡椒と同じスパイスとして使ってみましょう。
コーヒーに入れる
ヒハツはコーヒーに入れるのもおすすめの使い方です。胡椒をコーヒー?と疑問に思われるかと思いますが、ヒハツは先ほど説明した通り、胡椒とシナモンのようなウコンのような風味が感じられるスパイスです。
コーヒーの風味にヒハツのピリッとした刺激がアクセントになって、一味違ったコーヒーになります。コーヒー好き御用達の店、カルディではヒハツが販売されています。コーヒーと一緒にヒハツを合わせ、スパイスが効いた風味を楽しんでみてください。クセになるおすすめの味わい方です。
ミルクに入れる
ヒハツの独特の風味はミルクにもよく合います。ミルクは意外にもスパイスと相性がいい食品です。シナモンやグローブ、カルダモン、生姜などと合わせたホットミルクがあるように、ヒハツもミルクに加えてみましょう。
お好みではちみつを加えるのもいいでしょう。ミルク、はちみつ、ヒハツ、どれも体にいい栄養成分が摂れる、おすすめの食材です。ホットミルクにすることでより、冷えに効果的で体も温まるでしょう。リラックス効果も期待できるおすすめの使い方です。
麺類にふりかける
胡椒が麺類に合うように、ヒハツは麺類との相性が抜群です。ラーメンに胡椒をかけるようにヒハツを適量かけてみましょう。ヒハツのピリッとした辛さと、ほのかなスパイスの風味が麺類にとても合います。
沖縄では島こしょうとしてヒハツ(ヒハツモドキ)が栽培されていると説明しました。沖縄の郷土料理であるソーキそばには、ヒハツは欠かせない香辛料です。このようにヒハツは麺類によく合う香辛料なので、ぜひ一振りアクセントとして使ってみましょう。
ヒハツに副作用はある?
胡椒と同じように使えて、体に嬉しい効能があるヒハツですが副作用はないのでしょうか?その成分は安全なのかみていきましょう。
副作用はない
体に嬉しい効果をもたらしてくれるヒハツ。本当にその成分は体にいい効能ばかりなのでしょうか?結論から言うと、ヒハツには副作用はない、といわれています。
特に注意しなければいけない副作用はなく、誰にでも取り入れられる嬉しいスパイスです。しかし、注意点として血管を広げる薬を飲んでいる人は摂取に注意が必要です。また、刺激がある食べ物なので小さなお子さんや辛いものが苦手な人は注意しましょう。
大量摂取に注意
ヒハツは特に副作用もなく体にいい成分が含まれたスパイスです。だからといって、大量にとるのは避けましょう。ヒハツは辛味成分を持った香辛料です。大量にとることで刺激が強すぎて、胃腸に何らかの問題が起こる可能性もゼロではありません。
ヒハツの適量は1日に小さじ一杯といわれています。いくら体にいいからといって大量に摂るものではないのです。たくさん食べるから効果が出るものではない、ということを頭に入れておきましょう。
血管を広げる薬を飲んでいる場合
先ほどもいったように血管を広げる薬、高血圧の薬を飲んでいる人は摂取に注意が必要です。ヒハツは血管を拡張する作用があります。高血圧予防にも効果があります。
ヒハツは薬ではないので、医薬品との相互作用があることは確認できてはいません。しかし、万が一のことを考え摂取は控えたほうがいいでしょう。取り入れる場合は医師の診察を受け、相談してからにしましょう。
ヒハツを健康やダイエットに生かそう!
今回はヒハツに着目して紹介していきました。特徴や使い方などわかったでしょうか?沖縄など、一部地域を除いてはあまり馴染みのない香辛料がヒハツでしょう。初めて聞いたという方もいたのではないでしょうか?その効能はテレビなど、メディアに取り上げられたことで注目が集まっています。
血管を広げ、血流を良くするばかりか毛細血管の修復作用という驚くべきパワーを秘めたスパイスです。その味も胡椒に似た取り入れやすいものです。
ヒハツはネットショップやスーパーでも手に入れることができます。毎日の生活に小さじ一杯のヒハツを取り入れてみましょう。イキイキとした生活を送る、手助けをしてくれることでしょう。