れんこんの旬の時期を産地別に紹介!旬のれんこんを使ったレシピ5選
れんこんの旬の時期とはいつ頃になるのでしょうか?れんこんはいろいろな所で栽培されていますが、産地別に詳しく紹介します。有名な産地やれんこんのブランド、収穫時期や旬によっても味が異なってきたりもします。また、れんこんに含まれる栄養素や、おすすめのレシピなどを交えて紹介します。れんこんの旬を知ることで、食卓にも上手く取り入れ、栄養効果も活用することができるようになります。
目次
れんこんの旬の時期は産地によって様々!
れんこんの旬とはいつ頃になるのでしょうか?れんこんと言うと、茨城県や徳島県での栽培が盛んですが、その他にも色々な所でも栽培されています。産地別に詳しく紹介するとともに、れんこんのブランドや栄養、収穫時期、旬なども詳しく紹介します。
また、れんこんを使ったおすすめのレシピなども紹介するので、れんこんの栄養を活用しながら、食卓の一品として並べてみましょう。
れんこんの旬の時期/産地別
れんこんの旬の時期を産地別で詳しく紹介します。れんこんの栽培されている産地によって、旬の違いについて知ることができます。
れんこんの2大産地「茨城」
れんこんの旬の時期を産地別に紹介します。2大産地の1つ茨城では、国内で販売されているれんこんの約50%が茨城県産の物と言われています。北関東に位置する茨城は主に、関東県内で食べられるれんこんはほとんどが茨城県産の物になります。
茨城は土壌も良く、冬もあまり雪が降ることもないので、れんこんの栽培の最も重要となる水温が高く保つことができるので、1番れんこんの栽培にあっている産地になります。
茨城のれんこんとなると市場では通年見かけることができますが、旬の時期は11月から3月になります。旬の時期よりも少し早めに収穫されるれんこんは、みずみずしく、あっさりとした味わいの新れんこんと呼ばれています。
れんこんの2大産地「徳島」
れんこんの2大産地の1つ徳島県は、茨城県の次に収穫量の多い産地になります。茨城県産のれんこんは関東地域に出荷されることが多いですが、徳島のれんこんは関西地方へ出荷されます。
徳島県の吉野川下流地域で栽培されていて、土壌の良さと温かい水温がれんこんを育てる条件に得当てはまっています。関西地域では、徳島県のれんこんは市場で通年購入することができますが、旬の時期は12月となっています。
北海道
れんこんの産地には北海道も含まれています。色々な農作物の産地として有名な北海道ですが、じゃがいもやアスパラ、メロン以外にもれんこんの栽培しています。ただ、れんこんは高めの水温が栽培の条件となるため、北海道産のれんこんはあまり市場では見かけることができません。
佐賀
れんこんの栽培は佐賀県でも行われています。収穫量が、茨城県、徳島県の次に多く、佐賀平野や白石平野で栽培されています。2つの平野は土壌にたくさんのミネラルを含み、重粘土質になっています。そんな土壌で育つれんこんはミネラルの栄養素も多く含みます。
旬の時期は12月になっていて、収穫は8月頃から始まります。また、ハウス栽培もおこなっていて、ハウス栽培は6月頃が旬になります。
新潟
新潟で栽培されてるれんこんは、長岡市や五泉市で主に栽培されています。収穫時期は7月から5月頃になり、土壌栽培だけでなく、ハウスでの栽培やトンネル栽培と言った方法でもれんこんを栽培しています。色々な栽培方法を行うことで、収穫時期が長く、通年食すことができます。
新潟県で栽培されるれんこんには、有名な大口れんこんというブランドのれんこんもあります。
熊本
熊本でもれんこんの栽培がおこなわれています。主に栽培されている地域は宇城市松橋町になります。熊本でのれんこんの旬の時期は8月下旬から3月頃までになります。熊本産のれんこんは、大地の栄養をたっぷり吸収し、味わい深いれんこんになっています。
また、熊本の海沿いは暖かい気候とハウス栽培で早出しれんこんの産地としても有名で、全国でも最も早い時期の5月中旬に旬を迎えます。
実は、熊本ではれんこんを使った料理が郷土料理の1つでもあります。れんこんの穴にからし味噌を詰めて揚げた物になり、熊本では有名な郷土料理になります。
れんこんのブランド
れんこんにはブランド物がいくつかあります。そんな有名なブランド物のれんこんを詳しく紹介します。
加賀れんこん
れんこんのブランドの1つ加賀れんこんとはどのようなれんこんなのでしょうか?加賀れんこんとは、石川県金沢市で藩政時代から栽培され、旬の時期は8月下旬から翌年の5月中旬までとなっています。長期栽培されているれんこんになります。
加賀れんこんの特徴は、腐敗病に強くて、浅く根をはるので掘りやすいのも特徴の1つです。
大口れんこん
れんこんのブランドの1つ大口れんこんは、新潟県で栽培されているれんこんになります。大口れんこんは別名だるまれんこんとも呼ばれています。大口れんこんでも早生品種はえのもとと呼ばれる物になります。だるまれんこんは10月以降に出る品種になります。
大口れんこんの特徴は、皮を剥くと真っ白で、煮でも黒くならないのが特徴です。シャキシャキの食感がなんとも言えない味です。
岩国れんこん
れんこんのブランドの1つ岩口れんこんは、山口県岩国市で栽培されています。岩国れんこんの歴史は長く、約200年ほど前からあると言われています。
岩国れんこんの特徴はもちもちとした食感粘りがあり、れんこんの穴が通常8つの所9つあるのが特徴とされています。9つの穴が開いているところが岩国藩主の家紋と似ているともいわれています。
れんこんの旬によって味も違う
れんこんは旬によって味も違ってきます。旬の初めの頃の、冬が旬のものに分けて詳しく紹介します。
旬の初めごろ
れんこんは旬によって味が異なります。れんこんの旬の初めの頃の味とはどのような味なのでしょうか?旬の初めの頃に収穫されたれんこんは、れんこん自体が柔らかく、あっさりとした味わいになっています。
旬のれんこんには水分もたっぷり含まれているので、シャキシャキとした食感をたのしむことができるのも旬ならではの楽しみになります。
冬が旬のもの
れんこんは旬によって味が違ってきます。主にれんこんは冬に旬を迎える物が多いですが、冬物のれんこんには甘みが増し、粘りもあります。
風邪のひきやすい冬の時期には、れんこんに含まれる栄養効果で風邪予防ができるので、家庭の食卓にも取り入れ食べるようにしましょう。
旬のれんこんを使ったレシピ5選
旬のれんこんを使ったおすすめのレシピを紹介します。レシピを参考に食卓の1品にれんこんを使った料理を並べましょう。
れんこんと牛肉のしぐれ煮
- 牛肉250g
- れんこん5cm
- ごぼう1本
- にんじん1/2本
- しめじ少量
- 油大さじ1
- A酒80cc
- Aしょう油大さじ2
- Aみりん大さじ2
- A砂糖大さじ2
- しょうが適量
- 牛肉は食べやすい大きさに切りましょう。ごぼうはささがきにして、れんこんは皮を剥いて薄く切ります。しめじはほぐしておきましょう。にんじんは食べやすい大きさに切ります。
- フライパンに油をひいて、しょうが、牛肉、ごぼう、れんこん、しめじの順に炒めましょう。
- 全体的に火が通ったらAの調味料を加えて汁がなくなるまで煮詰めたら出来上がりです。
れんこんのシャキシャキとした食感が美味しくて、箸が止まらないおすすめのレシピです。具材は、お好みで、アレンジしても美味しくできるので、ぜひ作ってみましょう。
れんこんチップス
- れんこん適量
- 揚げ油適量
- 塩適量
- 酢水適量
- れんこんは皮を剥いて薄くスライスします。
- スライスしたれんこんを酢水にしばらくつけて、アクを抜きます。アその後、ザルにあけて水気を切ります。
- 揚げ油を170度にして、2のれんこんを揚げます。泡が少なくなり、色ついてきたら油から取り出しましょう。
- 揚げたてのレンコンに塩をお好みでかけたら完成です。
おやつやお酒のおつまみにもなるレシピです。少し色ついた所で油から出すことで、予熱で丁度良い色になります。
れんこんつくね
- 鶏ひき肉300g
- れんこん200g
- 塩小さじ1/3
- しょうが1片
- 片栗粉大さじ1
- ごま油大さじ1
- 酒大さじ1
- Aみりん大さじ2
- A砂糖大さじ1
- Aしょう油大さじ2
- れんこんを水でよく洗い、皮を剥きましょう。半量を3mm幅にスライスして、残りの半量は厚手の保存袋に入れて麺棒で細かく砕きましょう。
- ボウルに砕いたれんこんと鶏ひき肉、みじん切りにしたしょうが、塩、片栗粉を入れて粘りが出るまでよく混ぜます。
- 2を平らな円形に整えて、スライスしたれんこんを貼ります。
- フライパンにゴマ油を引いて熱し、3のれんこんの面を下にして並べて中火で焼きます。焼き目がついたら裏返しをして、酒を加えて蓋をして、中弱火で5分ほど蒸し焼きにします。
- 蓋を開けてAの調味料を加えて、照りが煮詰めたら完成です。
シャキシャキの食感が楽しめるつくねのレシピになります。常備菜にもなるので、お弁当のおかずの一品としても手軽に入れることができるので、ぜひ作ってみましょう。
れんこんのきんぴら
- れんこん300g
- こんにゃく150g
- ごま油大さじ1
- A鷹の爪1本
- A砂糖小さじ2
- Aしょう油大さじ1と1/2
- A酒大さじ2
- Aみりん大さじ2
- いりごま大さじ1
- 酢適量
- 水適量
- れんこんの皮を剥いて、一口大に切り酢水であく抜きをします。こんにゃくは軽く湯とおしして、一口大に切ります。
- 強火で熱したフライパンにごま油を入れて、輪切りにした鷹の爪を入れます。れんこんを加えて炒めます。炒めたらこんにゃくを加えて炒めます。
- 火が通ったら、Aの調味料を加えて煮詰め、照りが付いたら、最後にいりごまを振りかけたら完成です。
ピリ辛のれんこんのきんぴらのレシピは、れんこんの食感が味わえるレシピになっています。酢水でれんこんのあく抜きをすることで、黒くなることなくきれいに仕上がるので、あく抜きは必ず行いましょう。
筑前煮
- 鶏もも肉250g
- こんにゃく1枚
- れんこん1節
- にんじん1本
- ごぼう1本
- ゆで絹さや4~5枚
- A酒大さじ2
- Aみりん大さじ1と1/2
- A水100ml
- しょう油大さじ3
- こんにゃくは一口大に切り、下茹でしましょう。ごぼうは2~3cm幅の斜めに切り、れんこんは半月切りにして、水にさらします。にんじんは乱切りにしましょう。
- 鶏肉は室温に戻します。余分な脂を取り除き、フォークなどで数か所穴をあけて、一口大に切りましょう。
- 鍋に油を熱し、鶏肉を入れて、中火で表面の色が変わるくらいまで炒めます。
- 3にこんにゃくと野菜を入れて全体に油が回るように炒めます。
- 4にAの調味料を入れて蓋をしてに立てます。煮立ったら蓋を取りしょう油を入れます。落し蓋をして、弱火で20分程煮ましょう。
- 煮汁が少なくなるまで煮込みます。最後にお好みで絹さやを散らしたら完成です。
冷めても美味しいレシピになっています。昔から親しまれている料理の1つで、根菜が入ることで、さらに美味しくなります。常備菜としても保存することができます。
れんこんの栄養と効果
れんこんにはどのような栄養と効果があるのでしょうか?れんこんに含まれる栄養と効果について詳しく紹介します。
ビタミンCで風邪/ガン/老化の予防
れんこんに含まれる栄養の1つに、れんこんの中には豊富にビタミンCの栄養を含んでいます。レンコンの中のビタミンCは1節あたり、レモン1個分のビタミンCが含まれていると言われていてます。また、ビタミンCは熱に弱いとされていますが、れんこんに含まれるビタミンCはデンプン質で守られているので熱にも強いと言われています。
ビタミンCには、風邪予防、がん予防、老化予防効果、疲労回復もあり、その他にも、抗酸化作用などもあります。
ポリフェノールで消炎止血作用
れんこんに含まれている栄養の1つポリフェノールの1種タンニンという成分には、消炎、収れん作用、胃の負担を軽減したり、血圧下降作用、止血作用などがあります。
れんこんを粉にしたコーレンなどを使うことで、咳が治まる効果などもあるので、れんこんを取り入れ上手く栄養効果を活用しましょう。
花粉症にも効果あり
れんこんに含まれている栄養素の中には花粉症にも効果があるものが含まれています。れんこんにはアレルゲンに反応するIgE抗体を抑制する働きのタンニンという栄養素が含まれていて、花粉症の症状を抑える働きがあります。
れんこんには腸内環境を整える働きがあるので、腸内環境が整うことで、花粉症の症状を抑えることができ餡巣。
れんこんの旬は長くて味わいも様々!
れんこんの旬について詳しく紹介しましたが役に立てたでしょうか?れんこんは色々な所で栽培されています。栽培される地域によって特徴や収穫時期、旬が異なってきます。
旬の美味しい時期ならではのれんこんを美味しく味わい、れんこんに豊富に含まれる栄養をしっかり摂りましょう。