インドカレーは高カロリー？ダイエット向きな理由と効果的な食べ方

ピリっとしたスパイスが効いたインドカレーは刺激を求めているときにおすすめのメニューです。バリエーションも豊かで美味しい味が魅力です。インドカレーにはライスやナンがつきものです。糖質制限ダイエットをしている人にとってインドカレーのカロリーは気になる要素の一つです。

インドカレーのカロリーやダイエットの効果について紹介します。インドカレーの選び方や注意点、健康や美容への効果、食べ方の注意点などを紹介します。

最近は日本でも人気のインドカレーは、専門店が続々とオープンするほどの人気ぶりです。スパイシーな味が魅力の一つですが、インドカレーにも種類があります。そしてインドカレーの気になるカロリーや糖質について説明します。

インドカレーの特徴は日本のカレーと異なり、とろみがありません。また、日本のカレーがじっくり材料を煮込み寝かせることで美味しさが増すのに対して、レシピの調理が簡単である特徴を持っています。そんなインドカレーは6種類に分類されます。

肉系のインドカレーは、キーママターとマトンドピアザです。キーママターはラム肉とグリンピースを使った代表的なインドカレーです。マトンドピアザは、マトンと玉ねぎを使ったインドカレーです。スパイシーな中にまろやかさがあるカレーです。

次に濃厚系インドカレーです。ムルグマッカーニとパニールマッカニがあります。ムルグマッカーニは、バターチキンのインドカレーです。豊かな風味の香りが特徴のインドカレーです。パニールマッカニはバターとチーズを使ったインドカレーです。まろやかな味で食べやすいのが特徴です。

最後にヘルシー系インドカレーです。アルパラクとダールカレーがあります。アルパラクは、じゃがいもとほうれん草が入った栄養満点のインドカレーです。ダールカレーは豆類を豊富に使ったインドカレーです。ベジタリアンは豆でたんぱく質を肉の代わりに補充しています。

ムルグマッカーニは、バターチキンを使用したインドカレーで、風味と香りが豊かなインドカレーです。インドカレーの中でも定番の種類です。バターチキンカレーのカロリーは約360kcalです。そんなにカロリーが高くないと印象を受けますが、ライスやナンはカロリーに計算されていません。

ライスやナンを加えることで日本のカレーと同等、それ以上のカロリーになってしまいます。決して低カロリーなメニューではないのがインドカレーの特徴です。

インドカレーの糖質は一人前で11gです。インドカレー単体で見ると低糖質なのが特徴です。しかしインドカレーと一緒にライスやナンを食べるとその分の糖質やカロリーが加算されます。ナンと一緒に食べた場合の糖質は80gになってしまいます。約8倍です。

脂質も高めなのがインドカレーの特徴です。もちろんインドカレー単体ではそんなに脂質も多くないのですが、ライスやナンを一緒に食べると脂質が急激に増加します。

インドでは北と南で代表的なカレーが異なります。北インドでは油が多く肉を使うインドカレーが主流です。ナンと一緒に食べることが一般的です。一方南インドでは、油が少なめで豆や野菜を具材としたインドカレーが主流です。ライスまたはパンを一緒に食べるのが一般的です。

カロリー面では北インドの方がカロリーが高めです。油や肉を使用していることに加えてナンがカロリーを押し上げています。そのため1000kcal近くになることも少なくありません。一方南インドはカロリーが控えめなカレーです。しかし他のメニューと比較するとカロリーは高めなので決して低カロリーとはいえません。

インドカレーはダイエット向きのメニューと言われています。カロリーが高く、糖質も高いメニューなのにどうしてダイエット向きなのでしょうか？その秘密はインドカレー独特のスパイスなどがダイエット効果をもたらしているためです。

インドカレーにはスパイスと呼ばれる香辛料が豊富に含まれています。インドカレー独特の味や風味はこのスパイスが生み出しています。スパイスは健康や美容に効果的で、体を温める効果があります。内臓の活動が活発になり、代謝が良くなるためダイエット効果を生み出します。

中でもクミンシードは、消化を促進する働きがあります。インドカレーは高カロリーですが、消化を素早く行う事で余計な体脂肪を抑制することができます。

日本ではウコンと呼ばれるターメリックはスパイスの一種です。ターメリックは血糖値コントロールと脂肪燃焼に強い効果を持っています。甘いものの欲求を抑える効果も持っています。

ターメリックにはクルクミンが含まれています。この栄養成分は強い抗酸化作用や抗炎症作用を持っています。クルクミンは美容には欠かせない成分で、肌荒れやくすみなど細胞のダメージによるトラブルの防止など美容面で高い効果を発揮します。

カロリーが高いメニューは腹持ちが良いのが特徴です。インドカレーも腹持ちが良く、ダイエットに大敵な間食を防止する効果を持っています。ダイエット中は一食のカロリーを減らすよりも間食や夜食など食事外摂取を防止し、健康的な食事をする方が効果的です。

糖質制限ダイエットと言われるように糖質を抑制することはダイエットでとても重要です。日本のカレーにはじゃがいもが定番ですが、イモ類は糖質が多い野菜です。一方インドカレーはほうれん草など糖質の少ない野菜で構成されているのが特徴です。

ココナッツオイルはインドカレーの隠し味として利用されています。ココナッツオイルにダイエット効果があることは科学的にも証明されており、サプリメントなどにも活用されています。ココナッツオイルは腹持ちをよくする効果もある為、間食も防止できます。

ココナッツオイルはダイエットや健康だけでなく美容にも優れた効果を発揮します。代謝が良くなるため肌の活性化など美容面にも効果を表します。

インドカレーには6種類あります。どれも美味しいカレーなのですが、ダイエット中には効果的な食べ方をしたいものです。注意点としてはカロリーよりも糖質にこだわることが大事です。糖質が低いインドカレーの選び方を行いましょう。一緒に食べるライスやナンにも注意点があります。

インドカレーは肉系、濃厚系、ヘルシー系があります。北インドでは肉系、南インドではヘルシー系が主流です。糖質が低いインドカレーはヘルシー系です。インドカレーの種類による選び方が重要なポイントです。ダイエット中の選び方はヘルシー系にするようにします。ダールカレーは豆類が中心であるため選び方としてはおすすめです。

インドカレーをダイエット中に食べる場合にはナンを注文しないのが注意点です。カロリーや糖質はライス以上です。そのためインドカレーはナン抜きの選び方にします。できればカレー単体がベストですが、ライスを付けるのにとどめておきます。糖質を抑えるための最大の注意点です。

いくら美容や健康に良いスパイスが入っているからと言って食べすぎも注意点です。食べ過ぎれば、消化効率が落ち、代謝にも影響を及ぼし、結果として体脂肪になってしまいます。当然食べ過ぎればその分カロリーや糖質を摂取することになるためダイエットにはマイナス影響しか与えません。

ダイエットに烏龍茶が良いことは一般的です。烏龍茶には脂肪の吸収を抑えてくれる働きがあります。インドカレーを食べる際には烏龍茶を一緒に飲むことがおすすめです。インドカレーの脂肪の吸収を抑止してくれます。

インドカレーのサイズを選ぶ際には、ライスの量を少なくすることがベストです。お腹を満たしたいのであれば、インドカレーの量を増やすべきです。ライスは糖質が含まれているため、糖質制限ダイエットの妨げになります。

インドカレーの魅力はスパイスによる豊かな風味です。夏バテ予防や健康にも効果的です。そんなインドカレーは高カロリーであるためダイエット中の食べ方には注意点があります。インドカレーにはナンやライスがつきものですが、これがカロリーや糖質を引き上げる要因になります。

インドカレーは食べ方に注意して食べれば、ダイエットにも効果を与えます。ダイエット中でも健康や美容に良いインドカレーを食べ方に気を付けて美味しく食べましょう。