柏餅の由来を紹介!こどもの日に食べる意味やちまきとの違いとは?

柏餅をこどもの日に食べる由来とは一体何なのでしょうか?実は柏餅に柏の葉を用いるのには、ちゃんとした意味があるのです。この他にも地域によっては、こどもの日にはちまきを食べることもあります。柏餅ではなくわざわざちまきを食べるのにもちゃんとした意味と由来があり、そのために関東では主に柏餅を、関西ではちまきを食べるというのです。柏餅の由来やこどもの日に食べる意味の他、柏餅とちまきの違いについてもまとめてみました。

柏餅の由来を紹介!こどもの日に食べる意味やちまきとの違いとは?のイメージ

目次

  1. 1柏餅の由来について詳しく知りたい!
  2. 2柏餅の由来
  3. 3ちまきの由来
  4. 4柏餅とちまきの違い
  5. 5柏餅は関東だけ?
  6. 6柏餅は葉の巻き方で味が違う
  7. 7柏餅の由来は子孫繁栄を願ったもの!

柏餅の由来について詳しく知りたい!

柏餅といえばこどもの日に食べる和菓子として定着していますが、その由来は一体どういうことなのでしょうか?柏餅をこどもの日に食べるようになった由来について調べてみました。

柏餅の由来

柏餅とはそもそもどんな由来で生まれた和菓子なのでしょうか?柏餅そのものの由来からまずは見ていってみましょう。

柏餅とは?

柏餅とは、柏の葉でさまざまな餡の入ったお餅を包んだ和菓子です。柏の葉で包んだお餅だから柏餅、というのが、その名の由来というわけです。柏の葉で包まれたお餅には、粒餡やこし餡、味噌餡などその中身もさまざまです。そんな柏餅をこどもの日に食べる意味とは何なのでしょうか

子供の日に食べる意味

柏餅が生まれたのは意外に遅く、江戸時代の1700年代後半のころです。その後参勤交代で全国に広まったと考えられていますが、1930年代ごろまで柏の葉で包んだ柏餅は関東を中心に食べられていました

柏餅がこどもの日に食べられるようになった由来は、「子供が生まれてくるまで親が生きていられるように」「跡継ぎがきちんと生まれて家が途切れず、子孫が繁栄するように」と縁起を担いだためです。ではなぜ柏餅が子孫繁栄の縁起の良いお菓子と考えられたのでしょうか?

柏の葉を使う意味

柏餅が子孫繁栄の縁起の良いお菓子とされた理由は、実は柏餅に使われている柏の葉に由来があります

柏餅に柏の葉を使うようになった由来は、柏の葉は新しい芽が出てくるまで古い柏の葉が落ちないことから、先に紹介した子孫繁栄につながる縁起の良い植物と考えられたためです。そのため子孫繁栄の縁起物である柏の葉で、縁起物のお餅を包んだ柏餅は、誕生当初から縁起の良いお菓子とされたのです。

柏餅が縁起が良いものとされたのにはこの他にも説があります。その中のひとつが、柏の葉で包んだ見た目が、神社のお参り時に行う柏手に似ているというものです。そのため子供の成長祈願にふさわしい縁起の良い食べ物とされ、こどもの日に食べられるようになったと言われています。

もうひとつの説としては、柏の葉を防腐剤代わりに使ったことからきた、というものです。柏の葉で餅を包めば腐らないことから、「良好な状態で長く続く」おかげで子供が健康でいられると、柏餅を食べることで願掛けをしたとされています。

地域によって呼び名が違う?

疑問に感じる女性

柏餅は地域によってさまざまな呼ばれ方をしている和菓子でもあります。一般的な柏餅の他にも、「しばもち」や「かからだご」、「おまき」に「だんご」、「いばらもち」、さらには地域によって「ちまき」と呼ぶ地域もあるのです。

柏餅にさまざまな呼ばれ方がある由来は、ひとつには柏の木の少ない地方では異なる葉で代用していたことが原因と言われています。柏の葉が輸入されるようになってからは、柏の葉で包む柏餅が主流となったのです。

ちまきの由来

柏餅は関東地方を中心にこどもの日に食べられていますが、ちまきは関西を中心に日本全国で食べられています。そんなちまきがこどもの日に食べられるようになった由来とは一体何なのか調べてみました。

ちまきとは?

ちまきとは、もち米やうるち米、米粉(べいこ)などで作ったお餅や、もち米そのもの笹などの葉に三角形や円錐形に形作ってからイグサなどで縛り葉ごと蒸したり茹でたりして加熱した食べ物を指します。

地域によってさまざまなちまきがあり、主に関西地方から北九州地方では和菓子化したお餅のちまきが多く中部から関東地方を含む東の地域ではおこわなどの三角ちまきが主流となっています。

こどもの日に食べる意味

ちまきがこどもの日に食べられるようになった由来は、中国の楚の有名な詩人である屈原の命日に、投身自殺した川にちまきを投げ入れて供養していたものが、後に親戚や知人にちまきを配る風習に変わり、この風習が日本に伝わったことが発端です。

ちまきを食べる習慣が日本に伝わったのは、平安時代のことです。この当時の日本の政治の中心は関西だったため、後々関東で柏餅が生まれたあとも、長く親しんできたちまきを食べることが多いのです。

また、日本では5月5日以外にも厄払いの宮中行事として、災厄や病などから人々を守ってくれると信じられたちまきを食べてきました。その宮中行事が子供の健やかな成長を願うという意味で、今もこどもの日にちまきを食べる風習として残っているのです。

名前の由来

ちまきの名前の由来は、主にチガヤの葉を包みに使っていたためと言われています。平安時代の辞書である「倭名類聚鈔(わみょうるいじゅしょう)」には、当時のちまきである「和名知萬木」と書かれた、植物の葉で包んだもち米を灰汁で煮込む作り方の記述が残っています

それから長い年月をかけて、各地で製法の改良や簡略化が進み、関西では京都を中心に和菓子系のちまきも誕生するまでになったのです。

柏餅とちまきの違い

柏餅もちまきもこどもの日に食べる食べ物ですが、いくつもの違いがある似て非なる食べ物であることも事実です。そんな柏餅とちまきの違いをまとめてみました。

葉の違い

柏餅を包む葉は、一番一般的なのが柏の葉です。この他にもサルトリイバラやコナラ、ホオノキやナラガシワの他、柏の葉の図柄を印刷したビニールシートなども使います

それに対してちまきは、名前の由来にもなったチガヤの葉ササの葉、竹の皮やワラなどでも包むことがあります。このように柏餅とちまきでは、包む葉が全く違うのです。

中身の違い

柏餅とちまきでは、中身にもはっきりとした違いがあります柏餅が上新粉ヨモギ餅などを餅の材料としているのに対して、ちまきはもち米うるち米米粉などを餅の材料に使っています。

さらに柏餅では餅の中にこし餡や粒餡、味噌餡などの餡を入れているのに対して、ちまきは和菓子化したものには餡を入れるものもありますが、餡を入れずに黄粉などをかけて食べるものもあります。さらにちまきは三角ちまきのように、中身がおこわになっているものなどさまざまな種類があるのも、柏餅との大きな違いです。

由来の違い

柏餅とちまきの違いは、その由来にもあります。柏餅が柏の葉が新しい芽が出るまで落ちないことなどから、「家系の継続」や「子孫繁栄」などの縁起担ぎが由来であるのに対して、ちまきは中国の屈原の命日に川にちまきを投げ入れて供養した故事が由来です。

このように同じ5月5日のこどもの日に食べる柏餅とちまきには、その素材から由来までいくつもの違いがあるのです。

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柏餅は関東だけ?

柏餅はこどもの日の定番の和菓子と思っていませんか?ですが実際には先に紹介したように、関西には先にちまきが定着していたはずです。実際のところはどうなのかまとめてみました。

関東では柏餅が食べられる

柏餅が生まれた関東地方では、こどもの日の定番といえば柏餅が主流です。柏餅が誕生した当時は武士が政権を握っていた世の中だったため、戦などで命を落とすものも多い時代でした。そのため関東では「家系が途切れることがないように」「子孫が繁栄するように」と縁起を担いだ由来の柏餅が主流となったのです。

関西ではちまきが食べられる

柏餅が関東の主流なら、ちまきは関西の主流です。平安時代に政治の中心だった関西には中国からの文化が真っ先に伝わったため、関西では中国の故事を由来としてちまきが長い時間をかけて定着してきただけでなく、独自の進化も続けてきました

柏餅同様に子供の健やかな成長を願うという点では一緒ですが、柏餅が縁起を担いだのに対して、関西ではちまきの力で厄払いをしているのです。

九州地方では「あくまき」も

柏餅やちまき以外のものをこどもの日に食べる地域もあります。特に宮崎や鹿児島の南九州では、「あくまき」という和菓子を食べるのが一般的です。

このあくまきという和菓子はもち米を灰汁で炊いただけのもののため、そのままでは味が無いので砂糖を混ぜた黄粉や黒砂糖の他、黒蜜や砂糖醤油などをかけて味付けをして食べるのが一般的な食べ方の和菓子です。

柏餅は葉の巻き方で味が違う

柏餅は同じように柏の葉で包まれているように見えますが、本来その葉の使い方で味の違いがわかるようになっています。柏餅の包み方の違いと味の関係についてまとめてみました。

葉の表を外にしているもの

柏餅を包む葉が光沢のある表面を外にして包んである場合は、お餅の中身が小豆餡であることを表しています。小豆餡の柏餅を買いたいときには、ツルツルで光沢のある葉の外側が表に来ていることを確認して買うと良いでしょう。

葉の裏を外にしているもの

柏餅を包む葉がザラザラとして葉脈のはっきりした裏面を表にして包んである場合は、お餅の中身が味噌餡であることを表しています。小豆餡と味噌餡を見分ける手段として、覚えておくと良いでしょう。

ただし老舗の和菓子店でもないと、スーパーなどで売られている柏餅の多くが裏面を表に包む味噌餡包みをしています。あくまで参考までに覚えておくと良いでしょう。

柏餅の由来は子孫繁栄を願ったもの!

柏餅をこどもの日に食べる由来は、子供の健やかな成長と子孫繁栄を願う縁起を担いだものです。そこにあるのは、縁起担ぎでも子供に元気に育って欲しいと願う親の愛情です。柏餅を食べるときにはそんな親の愛情を思い出して食べてください。

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