2019年03月14日公開
2024年09月08日更新
水太りの原因は?水太りする人の特徴や解消方法15選!
水太りは水不足や代謝不良など意外な原因で起きることを知っていましたか?一般にダイエットがうまくいかない人は水太りするタイプか、脂肪太りするタイプに分かれると言います。原因がよくわからず水太りやむくみに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?今回は多くの人を悩ませる水太りについて徹底的に調べてみました。水太りしやすい人の特徴と原因を解説し、水太りを解消する方法を厳選して15個ピックアップしています。また、水太りを解消するのにおすすめの食材についても紹介していますので、チェックしてみましょう!
目次
水太りに悩まされている人が増えている!
摂取カロリーと消費カロリーのバランスに気をつけて、余計な脂肪がつかないよう努力しているのになかなか思うように痩せない!という人はいませんか?あなたが痩せないのはもしかしたら脂肪ではなく、水太りが原因かもしれません。
水太りは水不足や代謝不良から起きるむくみが原因でなってしまうと言われています。今回は水太りの特徴やなりやすいタイプ、また水太りとむくみを解消するための方法や、水太り予防ができる食材について解説していきます。
水太りの原因とは?
ダイエットがうまくいかない原因が脂肪ではなく水太りにあると言われても、今一つピンと来ないかもしれません。実は水太りの一番の原因はむくみにあり、むくみは水不足や代謝不良など意外なことが原因で起きると言われています。
本項では水太りの原因を詳しく解説していきます。水太りを効率的に解消するためにしっかりチェックしましょう!
水太りタイプと脂肪太りタイプに分かれる
水太りは一般的な肥満とは原因が異なります。通常食べ物から摂取したカロリーが、消費するカロリーを上回った時、余ったエネルギーが中性脂肪として蓄えられ肥満になります。これを脂肪太りタイプと言います。
一方水太りタイプとは、カロリーコントロールをしているのに水分排出がうまくいっておらず、腰回りや二の腕、ふくらはぎがぶよぶよとしている、またはむくんでいるような状態になっている人のことを指します。
代謝が悪い
水太りは新陳代謝の低下によって起こります。体内に摂取された水分は正常であればリンパや血管を通って必要量が吸収され、余剰は体外へ排出されます。
しかし、新陳代謝がうまくいかなくなると、この体内の循環が滞り、体内に留まってしまい水太りやむくみを引き起こしてしまうのです。
むくみ
水太りになっている人の最大の特徴はむくみです。ふくらはぎを指で押さえてみると跡がつくなどむくみの特徴が出れば、脂肪太りではなく水太りの証拠です。
新陳代謝が低下し、リンパの流れが滞ることで余分な水分が体外へ排出されなくなり、むくみの症状が出てしまうのです。
塩分の摂りすぎ
水太りしやすい人の特徴、タイプのひとつに、塩分を摂りすぎていることがあります。通常スーパーなどで販売されている塩は、塩化ナトリウムが多く含まれており、水分を体内に溜め込む性質があります。
また、塩分を摂りすぎることによって水不足を感じ、大量に水を飲んでしまうこともむくみを引き起こし、水太りに繋がってしまうというわけです。
お酒の飲みすぎ
日常的にお酒をよく飲むタイプも、水太りしやすいと言われています。アルコールには一般的に利尿作用があるため、むしろ水不足になって体内に水分を溜め込む水太りとは無縁のように思います。
しかし、実際には過度な利尿作用はかえって水を欲してしまい、水を多く摂取しすぎてしまうのです。また、アルコールによる酔いのせいで水分の調節機能が低下してしまうことも原因の一つです。
水不足も原因に
水太りになりたくないからと水の摂取を控えるのは逆効果です。前項や前々項で解説したことと共通しますが、私たちの身体は水不足に陥ると自然に水を多く欲するようにできています。
水不足が水太りの原因とは意外に聞こえるかもしれませんが、水不足が水への飢餓感を強め、体内により多くの水分を溜め込もうとしてしまうことを覚えておきましょう。
水太りする人の特徴やタイプ
一般に水太りしやすい人には生活パターンに、共通する特徴的なタイプがあります。自分が水太りをしているかどうか判断するために、それぞれの特徴や生活タイプをチェックしてみましょう。
当てはまる事項が多いほど、水太りしやすいタイプと言えます。また、水太りを解消するためには止めるべき習慣でもあるので、水太りに悩まされている人は要チェックです。
夕方になると靴がきつくなる
水太りしている人は、その多くが足がむくむ症状を持っています。朝履いた靴が夕方になるとむくんでキツくなる、という人も多いようです。これは長時間のデスクワークや、立ちっぱなしの仕事などリンパの流れが滞り、水分が足に留まってしまうからです。
運動不足
運動不足もまた水太りしやすい人の特徴の一つです。適度な運動は新陳代謝を良好にし、余分な水分を体外へ排出する作用があります。運動を日常的にはしないタイプ、座り仕事が多く、休日も家で過ごすことが多いという人は要注意です。
味の濃い食事が多い
普段の食事は外食が多いタイプ、あるいは濃い味付けの食べ物が好きな人も、むくみや水太りしやすい人の特徴の一つです。
塩分の過剰摂取がむくみを招くことはすでに述べましたが、濃い味付けが好きということは塩分・糖分が多いということでもあります。体内の水不足を必要以上に感じ、水を多く飲んでしまうことに繋がるほか、塩分の性質上体内に水を溜め込んでしまいます。
冷え性
女性に多い冷え性タイプも水太りしやすい人の特徴です。体が冷えることで血行が悪くなり、リンパや血の巡りが悪くなります。血行が悪くなると老廃物や水分を体外へ排出しにくくなるため、むくみや水太りを引き起こします。
便秘持ち
もう一つの水太りしやすい人のタイプは普段から便秘がちな人です。便秘によって体内に老廃物や悪玉菌が増殖してしまうと、むくみや血行不良を引き起こします。
便秘がちな人は水不足であり、腸内環境が良い状態にありません。腸は代謝機能を担う肝臓とも密接に関係があると言われ、腸内環境が悪いと正常な代謝にも影響してしまうのです。
水太りを解消する方法【生活】
水太りを解消するためにはどのような方法があるのでしょうか?ここからは生活習慣でできる解消方法と、普段摂取する食材を使って解消できる方法に分けて紹介していきます。本項では生活面で工夫できる水太り解消の方法をピックアップしています。
水は1日2L飲む
水太りを解消、予防するためには適度な水分補給が必要です。体内が水不足に陥ると、体が体内に水を溜め込もうとしてしまいむくみに繋がってしまうからです。
目安としては1日当たり2リットル程度の水を、こまめに補給するようにするといいでしょう。デトックス効果も期待でき、血行が良くなります。ただし、基礎代謝が低下し、体に冷えがあるタイプの人は要注意です。水の飲みすぎがそのままむくみになってしまうので、量の加減が必要です。
リンパマッサージ
顏周りや足など水太りによるむくみが気になる場合は、リンパマッサージが有効です。代謝不良により全身の循環が滞っている状態を、リンパを流すことで解消する方法です。
リンパは体内の老廃物をろ過し、体外へ排出する役目を担っています。リンパの流れにそってやさしくタッチするようにマッサージすることで、むくみを解消することができるでしょう。
エステに行く
エステに行ってプロの手を借りるのも、水太りに有効な手段です。プロの手によるリンパマッサージなどの施術は体を温め代謝を上げるほか、マシンで脂肪細胞を破壊して燃焼排出を促すことが可能です。
実は、エステでは脂肪は減らないと言われています。しかし、エステに行くことで体内の循環が改善し体が温まるので、水太りで悩んでいる人には効果が期待できるのです。
ふくらはぎの筋トレ
ふくらはぎは体の血行を良くするために重要な部位です。ふくらはぎの筋肉を鍛えることで、心臓から流れてきた血液を再び上半身に戻しやすくなり、水太り解消に効果的です。
ふくらはぎの筋肉トレーニングには、「カーフレイズ」という踵を上げ下げする体操がおすすめです。参考画像のように立ったまま行っても良いですし、デスクワークの合間に座ったまま行っても良いでしょう。
ウォーキング
適度な運動は全身の血行を良くしてむくみの解消、水太りの解消に繋がります。ウォーキングなら普段スポーツをする習慣がない人でも日常に取り入れやすいのではないでしょうか?
普段通勤や通学で電車やバスに乗るところを一駅分歩いたり、休みの日に散歩やショッピングを楽しみながらウォーキングしてみるのもいいでしょう。筋肉が適度について新陳代謝も良くなり一石二鳥です。
湯船にゆっくりつかる
新陳代謝が低下している、あるいは冷え性の自覚がある人におすすめなのが、夜お風呂にはいるときゆっくりと湯船につかることです。
体をじっくり温めることで全身の血行を良くし、リンパの流れがスムーズになります。老廃物や余分な水分が排出されやすくなります。お風呂上りはもちろん、しっかりと水分を補給するのを忘れないようにしましょう。
塩分を控える
先述したとおり、水太りの原因の一つに塩分の過剰摂取があります。水太りしやすい人や、すでに水太りしている人は1日当たりに摂取する塩分量を気にかけるようにしましょう。
外食は一般的に塩分量が多いため、できるだけ自炊するのがおすすめです。また、使用する塩についても、体内に水分を溜め込む性質がある精製塩ではなく、天然塩を使うようにするとより良いです。
水太りを解消する方法【食材】
水太りを解消する方法、続いては食材を使って工夫する方法の紹介です。水太りを解消するためには、体内の循環を良くし、むくみをなくす必要があります。
水分量や塩分量のコントロールができるカリウムを多く含む食材など、自然の食物には体内バランスを整える作用がある食材があります。普段の食事から上手に使って水太り解消に役立ててみましょう。
生姜
水太り解消に役立つ食材、まず最初に紹介するのは生姜です。生の生姜に含まれる成分ジンゲロールは、加熱するとショウガオールという成分に変化します。
ショウガオールは血流を良くする作用があり、むくみの原因となる代謝不良を改善させる効果があります。
玉ねぎ
水太り解消に役立つ食材、続いて紹介するのは玉ねぎです。玉ねぎは体中の毒素を体外へ排出する効果があると言われています。
また、玉ねぎは冷えた体を温め、胃や腸の働きを促進する作用もあります。腸内環境を改善すれば代謝も良くなりむくみ解消にも役立ちます。
きなこ
水太り解消に役立つ食材、続いてはきなこを紹介します。大豆食品であるきなこは健康食材として注目されていますが、むくみ改善にも効果のあるカリウムを大変多く含む食材です。
朝のヨーグルトや野菜ジュースにトッピングしたり、野菜の胡麻和えに加えたりとさまざまな使い方ができるのもきなこの良いところです。加熱の必要がありませんから、好きな時にかけられるよう食卓にきなこを置いておくのも良いでしょう。
黒糖
黒糖もまた水太り解消に役立つ食材の一つです。前項のきなこと同様にカリウムを多く含む食材であり、上白糖100gあたりのカリウムが2mgであるのに対し、黒糖はなんと1100mgもカリウムを含んでいます。
煮込み料理の味付けに黒糖を使えば、コクがあるおいしい煮物ができあがります。水太り防止に普段使う調味料としてミネラル豊富な黒糖を使ってみませんか?
お茶
おすすめの水太りを解消する食材、続いて紹介するのはお茶です。ひと口にお茶と言ってもさまざまな種類がありますが、多くのお茶に利尿作用があり体内の余分な水分を外へ出すことに役立ちます。
なかでもコーン茶は多くのカリウムを含み、余計な塩分と水分を排出するほか、血糖値の上昇を抑えてくれる効果も期待できます。ノンカフェインなので夜に飲めるのも嬉しいお茶です。
アーモンド
アーモンドを始めとしてナッツ類にはカリウムの含有量が高いものが多いです。体内の塩分・水分バランスを調整する働きがあり、余計な塩分や水分を排出してくれるため、むくみ改善にも役立ちます。
カリウムのほかにも豊富なミネラルを含むアーモンドは、小腹が空いたときのおやつに一粒つまむなどダイエット中のおやつとしても最適な食材です。
かぼちゃ
かぼちゃもむくみ解消にはおすすめの食材です。かぼちゃにはスムーズな血行を促すビタミンEが多く含まれており、代謝不良を改善してくれます。同じくビタミンEやカリウムを多く含むアーモンドと合わせてサラダにすればむくみ改善にはぴったりのサブメニューになるでしょう。
アボカド
かぼちゃと同様、アボカドもまたビタミンEやカリウムを多く含み、新陳代謝を促すのに最適な食材です。アボカドには100gあたり720mgものカリウムが含まれています。加熱せずともそのまま生食できることから、普段の食生活にも取り入れやすい食材です。
水太りタイプの人は自分に合った解消法で解決に導こう!
中性脂肪がつかないように気をつけているのに体がブヨブヨしていて締まらない、という人は水太りが原因で脂肪がついているように感じているのかもしれません。
今回は水不足や代謝不良、塩分摂取過多などで起きるむくみ、水太りについて、なりやすいタイプや特徴、原因を詳しく調査しました。水太りになりやすい生活習慣を正し、水太りを解消できる食材を積極的にとって、体内の循環を正常に戻しましょう。