コンビニで薬が買える!胃薬や風邪薬はある?種類や薬局との違いも!

薬がすぐにほしい時に、コンビニで買うことができればとても便利です。すべての薬が売っているわけではないのですが、風邪薬も胃薬も種類によっては売っています。コンビニ薬を便利に活用するため、どのような医薬品が売っているかを紹介します。

コンビニで薬が買える!胃薬や風邪薬はある?種類や薬局との違いも!のイメージ

目次

  1. 1コンビニで買える薬とは?
  2. 2コンビニで買える薬・買えない薬の違い
  3. 3コンビニの薬の種類!薬の取扱を決める医薬品分類とは?
  4. 4コンビニと薬局の薬の違い!薬の効き目は?
  5. 5コンビニで買える薬一覧
  6. 6急な発熱!コンビニに風邪薬はあるの?
  7. 7食べ過ぎちゃった日にも、身近なコンビニ薬は便利
  8. 8コンビニで売っている第三類医薬品
  9. 9医薬品を取り扱っているコンビニはどれくらい?
  10. 10まとめ!便利にコンビニ薬を活用しよう!

コンビニで買える薬とは?

コンビニで薬を買ったことはありますか?何でも売っていて便利なコンビニですが薬は薬局で買うもの、コンビニでも買えるかどうかについては、わからないという方も多いのではないでしょうか。実は買えるのです。そして、使い方によってはコンビニ薬は苦しいときの強い味方です。

コンビニの薬販売にイメージが湧かないという場合は、レジ横のドリンク剤を思い出してみてください。実はこれもコンビニで購入できる薬です。では胃薬や、風邪薬もコンビニで買える種類はあるのでしょうか。コンビニで買うことができる薬とできない薬では何が違うのでしょうか?コンビニ薬を便利に活用するため、見ていきましょう。

コンビニで買える薬・買えない薬の違い

コンビニで買うことができる薬と買うことができない薬の違いは薬のリスクの大きさに関係があります。「薬も過ぎれば毒となる」ということわざがありますが、効き目の強い薬は危険性も高いため、コンビニでは取り扱うことができないのです。大きな副作用がある薬は医師や薬剤師の指導のもと使う必要があり、コンビニでは管理することができません。

コンビニの薬の種類!薬の取扱を決める医薬品分類とは?

コンビニ薬で扱えるものと扱えないものがあるのは危険性や副作用の違いによるといっても、どれが副作用が強くどれが副作用が弱いのか、どのように判断、分類され、どのような基準に基づいて販売されているのでしょうか?

答えは2009年に改訂された薬事法の医薬品分類にあります。どの種類に分類されるかによって、販売できるもの、販売できないものに分けられるのです。

医薬品ってどんなふうに分けてるの?

医薬品は、医療用医薬品、要指導医薬品及び一般用医薬品に分類されます。医療用医薬品は、医師が診断した上で出す処方箋に基づいて出されるため、お店で自由に購入するわけには行きません。お店で購入できる薬が一般用医薬品です。要指導医薬品は一般用医薬品と医療用医薬品の間に位置していており、お店の見えるようなところには置いておらず、薬剤師の適切な指導がなければ購入することができません。

一般用医薬品は、「第一類医薬品」「第二類医薬品」「第三類医薬品」の3つに分類できますが、この分類により、販売できる資格が変わってきます。販売時の情報提供をだれが行い、説明が義務かどうかという2点により、分けられています。
 

「第一類医薬品」では、薬剤師による情報提供が義務です。「第二類医薬品」は薬剤師または登録事業者による情報提供の努力が必要になります。一方で「第三類医薬品」情報提供は不要です。また、「第三類医薬品」はネットでも販売できます。

しかし、効き目が強い第一類医薬品は薬剤師さんのいる薬局で説明を聞いて購入しなければなりません。「ロキソニンS」などの薬が欲しくても土日は薬剤師さんがいないから購入できなかったといった経験があるかたも多いのではないでしょうか?

コンビニ薬はずばり何類?

だいたいのコンビニには薬剤師はいません。なので、コンビニで第一類医薬品を取り扱うことができません。しかし、特に義務のない第三類医薬品はコンビニでも扱うことができ、都道府県の試験に合格した登録販売者がいれば第二類医薬品は取り扱うことができます。

それでは、具体的にはどのような種類のものが買えるのでしょうか?ドリンク剤やビタミン剤などで第三類医薬品や医薬部外品にあたるものは、多くのコンビニにあります。一般的な風邪薬や漢方薬、胃薬は、第二類医薬品が多いですが、登録販売者が必要なため、すべてのコンビニに売っているわけではありません。そのため、第三類医薬品は多くのコンビニで、第二類医薬品は資格者のいる一部のコンビニで取り扱っていることになります。

ローソンの薬販売事情

ローソンでは薬局を併設している店舗が多く展開されており、ローソンの店内から薬局に足を運べるシステムが作られています。そのため、日中などで薬剤師が在中している場合は第一類医薬品、登録販売者が居れば第二類医薬品を購入することができるでしょう。

深夜の時間帯になると薬剤師がいない場合には購入できない薬もあるため、コンビニで薬を買いたいという方は日中の薬局と併設されたローソンに足を運ぶのが得策です。薬局が併設されていないローソンでは、通常のコンビニとしての営業となるため、第三類医薬品以下の薬の販売に留まる傾向にあります。

セブンイレブン・ファミリーマートの薬販売事情

ローソンでは薬局が併設されているお店が多いですが、セブンイレブンやファミリーマートはどうなのでしょうか?セブンイレブンとファミリーマートにも薬局が併設されているお店はあるものの、ローソンと比べると店舗数が少ない傾向にあります

そのため、セブンイレブンやファミリーマートの多くは第三類医薬品以下を扱う店舗として認識されているようです。

コンビニと薬局の薬の違い!薬の効き目は?

当たり前のようですが、コンビニで扱っている薬も薬局で扱っている薬も同じ薬の効き目に違いはありません。そして、取り扱いの薬の種類についても、明確に分類と説明義務、説明者に基づいているため、薬剤師がいない薬局では、第二類医薬品を扱うことのできるコンビニと取り扱える商品は変わりません。

コンビニと薬局の違いというよりはどのような資格者が管理しているかというところによるのですね。ちなみに、薬局と一体型になっている薬剤師が常駐しているコンビニでは第一類医薬品だけでなく要指導医薬品や処方薬の取扱がある場合もあります。

コンビニで買える薬一覧

コンビニで買える薬①ベンザブロック滋養内服液

ベンザブロック滋養内服液は体力が落ちてしまっているときの栄養剤として、コンビニで購入ができる商品の一つです。風邪の引き始めに感じる身体の怠さに効き目を持っているので、風邪の引き始めでも仕事が休めないという方から支持を得ています。

オレンジ風味で飲みやすく、手軽に飲むことができるのでコンビニでサッと購入して飲む方も少なくないでしょう。カフェインを配合していないので、眠くなりにくいという特徴も持っています。

コンビニで買える薬②ルル滋養内服液ローヤル

ルル滋養内服液ローヤルもベンザブロックと同様に、風邪に引き始めに適している栄養剤の一つです。8種類の生薬を配合しているので、消耗した体力の向上に繋がることでしょう。1本あたり36kcalとなり、カフェインも配合されていないので日中でも安心して飲むことができます

コンビニで買える薬③トラベルミンサポート

トラベルミンサポートは5歳から飲むことができる、車酔いに適した医薬部外品の一つです。子どもでも服用がしやすいようにドロップタイプになり、甘いサイダーの味が魅力です。

車で出かけたときにまず目に留まるコンビニで販売されているので、急に乗り物酔いになってしまったときでもすぐに購入できるでしょう。ドラッグストアが見つからない場合の応急処置として、コンビニの酔い止め薬を購入する方は少なくありません。

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急な発熱!コンビニに風邪薬はあるの?

風邪薬の多くは第二類医薬品、指定第二類医薬品に分類されています。指定第二類医薬品は、第二類医薬品の中でも特に注意を要するもののことです。これらは登録販売者のいるコンビニでも取り扱うことができます。「バファリン」や「エスタックイブ」「新コンタック風邪総合」なども指定第二類医薬品にあたります。これらの風邪薬がコンビニで手に入るとすると、急な発熱などで、緊急時に利用するにはとてもいいです。

それでは、登録販売者のいないコンビニでは風邪対策は全然できないのでしょうか?第三類医薬品は副作用がとてもマイルドなものなので風邪薬ではなかなかありません。しかし、龍角散やうがい薬など喉のケアの薬は一部第三類のものもあります。さらに「パブロン」や「エスタックイブ」にはドリンク剤が存在します。こちらは、医薬部外品に当たりますので、コンビニでの遭遇率も高いようです。

食べ過ぎちゃった日にも、身近なコンビニ薬は便利

食べ過ぎ、飲みすぎで胃腸の調子が悪いとき、コンビニ薬は役立つのでしょうか?「ガスター10」など、第一類医薬品も胃薬にはありますが、「第一三共胃腸薬」や「太田胃散」「大正漢方胃腸薬」などよく知っている第二類医薬品も多く、登録販売者がいるコンビニでは購入することができます。

よくお酒を飲む方は利用の経験があるかもしれませんが、コンビニの胃薬と言えばドリンク剤ではないでしょうか。「ソルマック胃腸液プラス」や「ヘパリーゼ」などは第三類医薬品に当たります。また、胃薬にはコンビニに向けた商品もあり、「太田胃散」は医薬部外品でコンビニでも購入できる医薬品を出しています。登録販売者のいないコンビニであっても、ちょっとした胃痛に対応することはできそうです。

コンビニで売っている第三類医薬品

コンビニでは第三類医薬品は取り扱いがある場合が多いです。一番副作用がマイルドな分、効き目も弱いものが多いですが、夜に薬局がしまった後など、言ってみると辛い症状を緩和できる場合もあります。たとえば、ドリンク剤、パップ剤、目薬などは第三類にあたります。

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また、医薬品と化粧品の間にあたる医薬部外品は深夜のコンビニでも購入できます。整腸薬、鼻づまり改善薬、うがい薬、のど清涼薬など根本的な解決に結びつかなくても、一時的に上手に使うことがいいのではないでしょうか?

医薬品を取り扱っているコンビニはどれくらい?

薬局まで行かなくてもコンビニで医薬品が買えるならば、とても便利ですが、一体どれくらい医薬品を扱っているコンビニはあるのでしょうか。実際あまり見たことがない人もいるかと思います。一番多いのはローソンで約170店舗で販売しています。セブンイレブンでは約40店、ファミリーマートでは50店舗がドラッグストア一体型の店舗を展開しています。

ローソンは一番力を入れていて今後2021年までに900店舗を目標にしているということです。しかし、現在のローソンの店舗数が1万3000店舗ということで、絶対数に比べてみると数が少ないので、なかなか見かけないように感じます。

まとめ!便利にコンビニ薬を活用しよう!

コンビニでも医薬品は買えることがわかりました。コンビニはどこにでもあり、駅から離れた住宅街などにもあるため、いざというときにドラッグストアより近くにあることも多いと思います。どのような薬を扱っているかはそのコンビニに登録販売者がいるかどうかによります。

第二類医薬品を扱っているコンビニはまだまだ少ないですが、コンビニは営業時間が長いため、早朝から深夜まで医薬品を購入できる場合もあり、薬局以上に心強い存在にもなり得ます。病気になってから医薬品取扱のコンビニを探すのはちょっと大変かもしれませんが、ふとコンビニに入った時にそのコンビニでは、どんな種類の薬を扱っているか普段から気にしてみるといいかもしれません。胃薬や風邪薬も種類によっては購入が可能です。

第二類医薬品はコンビニによって置いてある場合、置いてない場合がありますが、第三類医薬品はコンビニで利用することができます。飲み過ぎや、喉の痛みなどに夜になってしまうと困りますが、近くのコンビニで病院にいけるまでの間の時間を凌ぐというのもひとつの手かもしれません。

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