2019年09月28日公開
2024年09月28日更新
コンビニで痛み止めは購入できる?頭痛や生理痛の市販は?応急処置方法も紹介
コンビニで痛み止めが購入できるのかを調べました。コンビニで販売可能とされている市販薬についてや痛み止めの種類も紹介します。深夜に頭痛、歯痛、生理痛の急な痛みが生じた時の応急処置方法など、知っておくと安心な情報が満載です。
コンビニで痛み止めは購入できるのか?
旅先や病院の診察時間外で頭痛が起きた経験は、誰でもあるでしょう。24時間営業のコンビニで痛み止めが購入できれば、とても便利です。コンビニで痛み止めは買えるのでしょうか?コンビニでの市販薬の取り扱いについて調べました。
2009年の改正薬事法
2009年6月に改正薬事法が施行されました。何が改正されたのか簡単に説明すると、一つは副作用のリスク別に一般(OTC)医薬品が3分類されました。リスクの可能性が大きい順に1類、2類、3類と分けられています。第1類は発毛剤や一部解熱鎮痛剤などで、第2類は風邪薬や痛み止めなどです。第3類は栄養ドリンクや目薬などと、なっています。
もう一つの改正が、第2類、3類の医薬品を薬剤師以外の資格を保有した登録販売者でも販売できるようになったことです。
コンビニで販売可能な市販薬
コンビニで販売可能な市販薬には、具体的にどんなものがあるのでしょうか?第3類にあたる栄養ドリンク剤、目薬や痒み止めなどは、よく目にします。第2類に分類されるものでは、風邪薬や痛み止めがあります。痛み止めには、第1類に分類されるものと第2類に分類されるものがあります。
第1類に分類される痛み止めについては、コンビニでの取扱いができません。有名な「ロキソニン」は第1類にあたります。コンビニでも取扱いが可能な第2類にあたる痛み止めは「バファリン」「EVE」「リングルアイビー」などがあります。普段使用している痛み止めが第2類であれば、コンビニでの販売が可能です。
コンビニでの取扱店は少ない
コンビニの利用客の中で、医薬品を商品として置いて欲しいと望む声は、非常に多いそうです。そうした声があるにも関わらず、薬を扱っているコンビニが少ないのが現状です。ローソンは全店舗に対し、医薬品を扱う店舗が占める割合は1.2%です。セブンイレブンとファミリーマートも全店舗に対し、占める割合は0.5%未満です。
このように、大手3社とも医薬品の取扱いは、少ないです。取扱い店舗数を増やせない理由は、どこにあるのでしょうか?
販売しにくい理由
コンビニでの販売には、登録販売者が必要です。更に営業時間の半分以上、登録販売者を置くことが定められています。コンビニの場合は、営業時間24時間のうち12時間以上は登録販売者を置く必要があります。また、2年間の実務経験が無ければ、1人で販売することができないという決まりもあります。
このように、販売しにくい理由は、医薬品取扱いに必要な人材確保が難しい状況となっているためです。
コンビニ商品での頭痛や生理通の応急処置方法
現在、コンビニでの痛み止めの取り扱いは、少ないことが分かりました。それでは、コンビニで扱っている商品を使って、応急処置をする方法がないかを考えてみましょう。
頭痛は氷で冷やす
頭痛が起きた時に氷で冷やすと、痛みが緩和されます。氷をレジ袋に入れて、その上からタオルを巻いて冷やすのも良いでしょう。頭痛には、肩こりなどから来る緊張型頭痛があります。緊張型頭痛は冷やすよりも温める方が効果的な場合もあるため、症状に合った対処法を選びましょう。
生理痛はカイロで温める
生理痛はホッカイロで温めるのが、良いでしょう。夏場でも生活用品のコーナーにカイロが売っています。腹巻も一緒に購入し使用すると、温めやすいでしょう。
痛みを緩和する飲料
コーヒーや緑茶のカフェインが入った飲み物は、血管を収縮する作用があり、飲むと頭痛が和らぐ効果があります。生理痛の痛みには、スープや紅茶などの温かい飲み物を飲んで体を温めることが大切です。
深夜の痛みはコンビニ商品で応急処置!
痛み止めがない場合に、コンビニで売っている商品を工夫することで、痛みを和らげることが可能なことが分かりました。深夜に歯が痛くなった時に、歯医者は診察時間外ですが、24時間営業のコンビニは深夜も営業しています。氷や冷えピタシートを購入すれば、患部を冷やし痛みを和らげることができます。
痛みには歯痛や頭痛、腰痛のように様々な種類があります。安易に痛み止めに頼るのではなく、どういった原因で起きているかにより、対処することも可能です。コンビニの24時間営業の利点を上手く利用した応急処置の方法を紹介しました。参考にしてみてはいかがでしょうか?