コンビニで買える胃に優しい食べ物は？消化の悪い食ベ物も紹介！

体調が優れない時、ストレスで食欲が沸かない時は、胃に優しい食べ物が欲しくなるのではないでしょうか？コンビニには、調理済みの胃に優しい食べ物が数多く販売されています。

本記事では、コンビニで買える胃に優しい食べ物を主食やおかず、お菓子などに分けてまとめました。メニュー選びのポイントや消化に悪い食べ物もあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

普段何気なく選んでいるコンビニ商品ですが、体調が悪い時はできるだけ体に負担をかけない食品を選びたいものです。まずは、コンビニを訪れる際におさえておきたいポイントをチェックしましょう。

胃に優しい食べ物とは、ずばり消化の良い食べ物のことです。食品が胃に入ると消化酵素によって分解され、小腸で栄養が吸収されて大腸へと不要なものが送られます。その際、胃の中にとどまる時間が短い食べ物ほど消化が良いとされています。

逆に消化に時間がかかるのは、食物繊維と脂肪の多い食品です。コンビニで胃に優しい食べ物を選ぶ場合は、ごぼうや海藻、肉類などを避けることをおすすめします。同じ肉類でも、脂身のすくない鶏むね肉、ささみ肉は胃に負担をかけません。

胃腸に良いイメージのある食物繊維ですが、体調の優れない時に食べると下痢や便秘を引き起こす場合があります。コンビニ商品に記載されている栄養成分表示を確認し、脂質や食物繊維が少ないものを選ぶようにしてください。

胃腸が弱っている時は、消化に良い調理法や味付けがされたコンビニ商品を選ぶことも重要なポイントです。

チェック項目としては、油の使用量が少ない、食材が小さくカットされている、やわらかく火が通っている、あっさりとした薄味であることなどが挙げられます。

手軽に野菜が摂れる料理として、コンビニでサラダを買う方もいるでしょう。しかし、生野菜は消化するのに時間がかかるものが多くあります。胃腸の調子が悪い時は、加熱調理されたコンビニ商品を選ぶようにしましょう。

ここからは、コンビニで購入できる胃に優しい食べ物を紹介します。定番のおかゆやうどんのほか、意外なメニューもランクインしています。どれもコンビニで手軽に購入できるものばかりのため、ぜひ参考にしてください。

胃に優しい食べ物でまず思いつくのが、おかゆではないでしょうか？おかゆは消化時間が2時間ほどと短く、胃もたれしにくいといわれています。コンビニではレトルトパウチのおかゆが手に入るため、いざという時のために買い置きしておくのもよいでしょう。

おかゆだと味気ないという方は、雑炊はいかがでしょうか？しっかり味付けされているので、風邪で味がわからない時にも食べやすいです。コンビニごとにテイストが異なり、好みに合わせて選べるのもメリットです。

コンビニの定番商品、おにぎりも胃腸に良い食べ物として知られています。おかゆには劣りますが消化時間が2.5～3時間と短く、体調の悪い時に食べても胃に負担がかかりません。脂質が少ないうえ、油を使う商品が少ないのも魅力でしょう。

選ぶ際に気をつけたいのは、マヨネーズや魚卵、揚げ物を使ったおにぎり、チャーハンやオムライス系のこってりとしたおにぎりは避けるということです。

これらには油分が多く、消化に時間がかかって体調が悪化する恐れがあります。おすすめは、シンプルな塩むすびや鮭、梅干しなどの具材です。

意外かもしれませんが、コンビニで買える蒸しパン、フランスパンも胃に優しい食べ物に分類されます。蒸しパンは口あたりが良いので、子供の体調が悪い時にも重宝するでしょう。たまご蒸しパンなど、具材の入っていないものがおすすめです。

バターを使わないフランスパンも、胃に優しい食べ物です。こちらはチーズやマヨネーズ、クリームなどが入っていないものを選ぶのがポイントです。

胃腸に良い食べ物として、うどんを思い浮かべる方もいるでしょう。炭水化物が多く、食物繊維の少ないうどんは胃に負担のかけにくい食べ物です。

コンビニでは、冷凍やインスタントのうどんが気軽に手に入ります。天ぷらやカレー、わかめなどが入っていないものを選ぶと、消化もスムーズです。

だしでコトコト煮込んだおでんは、いまやコンビニに欠かせない商品のひとつです。おでんの中でおすすめの具材が、やわらかく煮た大根やはんぺんなどです。だしも薄味のものが多いため、食欲がない時でも食べやすいでしょう。

逆に胃に負担がかかるのは、食物繊維が豊富なこんにゃく、油で揚げた厚揚げ、がんもどき、餅巾着などです。卵も半熟にするならは問題ありませんが、固ゆでにすると消化しにくくなるので注意が必要です。

コンビニで人気の野菜スープやポタージュも、消化に良い食べ物の代表格です。特にやわらかく煮た人参や大根、キャベツ、ブロッコリーなどを使ったスープがよいでしょう。ごぼうやれんこんは食物繊維が多いので、胃腸が優れない時はおすすめできません。

同じ根菜でも、かぶやかぼちゃは胃に優しい野菜です。これらを使ったポタージュは、手軽に水分と栄養が摂れます。コンビニで見つけたらぜひ購入してみてください。

卵料理で胃腸に良いのは、コンビニでも人気の茶碗蒸しです。だしが効いているので満足感が高く、つるりとした喉ごしで飲み込みやすいのもポイントです。

食欲がない時は、無理に具材を食べる必要はありません。定番具材のしいたけやしめじですが、食物繊維が多く消化に悪い食べ物のひとつです。

きのこが入っている場合は、あえて残すことをおすすめします。もちろん温かい方が負担がかかりにくいので、レンジなどで温めてから食べましょう。

豆腐は、消化吸収が抜群に良い食品として知られています。その8割以上が水分でできており、良質なたんぱく質が摂れることから、水分や栄養補給の意味でもおすすめです。

冷たいままだと負担がかかるので、軽く温めてから食べるようにしてください。薬味や具材は避け、調味料だけで食べるとなお安心です。

脂身の少ないサラダチキンも、消化に良い食べ物に該当します。先述した商品より胃の中にとどまる時間はかかりますが、肉類の中では圧倒的に体への負担が少ないです。

最近は、そのまま食べられるほぐしサラダチキンも販売されています。他のメニューにトッピングするなら、こちらもおすすめです。

コンビニでお菓子を購入する機会も多いのではないでしょうか？実は、デザートやお菓子の中にも胃腸に良いものがあります。ここでは、おすすめのお菓子を4つピックアップしました。ぜひ選択肢のひとつとして覚えておいてください。

デザート、お菓子の中でまずおすすめしたいのがフルーツです。果物は消化に良いものが多く、脂質もあまり含まれていません。コンビニだと、バナナや白桃のフルーツパウチがおすすめです。

りんごはそのままだと消化に時間がかかるので、すりおろしてから食べましょう。なお嘔吐感がある場合は、クエン酸を含む柑橘類は避けてください。胃が刺激されて、体調が悪化する可能性があります。

プリンとゼリーも、胃腸に良いお菓子のひとつです。これらのお菓子には、消化に悪い油分があまり含まれていません。つるんと喉ごしが良いので、喉が腫れて飲み込みにくい時にも活躍します。

基本的にフレーバーなどは問いませんが、寒天が入ったお菓子には注意が必要です。なぜなら寒天は食物繊維が豊富で、消化に時間がかかるためです。ゼリーを選ぶ際は、特に気をつけてください。

善玉菌が豊富なヨーグルトは、乳製品の中でも特に胃腸に良い食べ物です。コンビニでは豊富な種類のヨーグルトが売られているため、体調に合わせて選ぶとよいでしょう。

脂質が気になる場合は無脂肪や低脂肪のもの、栄養を摂りたい場合はたんぱく質を多く含むものがおすすめです。冷えから胃腸を悪くしている方は、ホットヨーグルトにした方が負担がかかりにくいです。

また、温かくすると栄養の吸収率もアップします。お好みで、バナナや白桃、すりおろしりんごをトッピングするのもおすすめです。

コンビニで売られているたまごボーロも、胃腸に良いお菓子といえます。小麦粉や卵、牛乳などが主な原料で、胃腸に負担のかかる油脂があまり含まれていないためです。

優しい甘みで、子供も食べやすいでしょう。口の中でホロッと溶けるような食感ですが、歯ごたえがあるのでしっかり噛んだ方が消化に時間がかかりません。

コンビニでは、胃に優しい食べ物のほかに消化に悪い食べ物も販売されています。それでは、一体どんなコンビニ商品が消化に悪いのでしょうか？誤って口にすると体調が悪化する恐れもあるので、ぜひ参考にしてください。

まず挙げられるのが、コンビニの定番商品であるお弁当です。コンビニ弁当は味付けの濃いものが多く、消化に悪い揚げ物や肉類もたっぷり入っています。体調の悪い時に食べると胃もたれや下痢になることがあるため、注意が必要です。

加えてコンビニ弁当が全体的に野菜が少なく、栄養バランスが悪いのもデメリットです。どうしても購入するなら、脂質が控えめで魚中心のもの、品数が多いものなどを選ぶことをおすすめします。

こってりとしたラーメンも、コンビニ弁当と同じく胃腸に負担をかける食べ物です。製麺に油を使うこと、スープや具材に油分が多く含まれていることがその理由です。さらにラーメンは塩分が多く、胃酸の分泌が増える食べ物でもあります。

消化に良いイメージのあるそばですが、米に比べて脂質、食物繊維が多めです。うどんと比較すると脂質、食物繊維ともに倍以上あり、数値的に見ても胃腸に負担がかかりやすいことがわかります。

コンビニには、数多くのダイエット食品が並んでいます。手軽でカロリー調整がしやすいため、消化に良いイメージを持つ方もいるのではないでしょうか？コンビニ商品に限らず、ダイエット食品には食物繊維が豊富なものが多くあります。

腹持ちを良くする、満足感を高めるなどの効果が期待できますが、体調が悪い時に食べると胃腸に負担がかかります。胃腸の調子が戻るまで、全般的にダイエット食品は避けた方が無難でしょう。

ダイエット食に取り入れられる雑穀米も、食物繊維が豊富で消化に時間がかかります。胃腸が悪いのに食べると、胸やけや膨満感などの消化不良を起こしかねません。雑穀米を使ったお弁当やおにぎりも、避けるようにしてください。

おつまみや小腹が空いた時に人気のナッツも、おすすめできない食べ物のひとつです。ナッツには脂質が多く含有しており、消化に非常に時間がかかります。体調が悪いのに食べると、消化不良を起こす可能性もあります。

ナッツを粉砕してパウダー状にしても、消化にかかる時間は変わりません。アーモンドパウダーなどを使ったお菓子も、食べない方がよいでしょう。

するめいかは、歯ごたえの良さから消化に時間のかかる食べ物です。胃酸過多になりやすく、吐き気や腹痛、便秘を引き起こすこともあるため、調子の悪い時はおすすめしません。

たっぷりの油を使ったスナック菓子も、おすすめできないコンビニ商品に該当します。味が濃くつい食べてしまいがちですが、調子の悪い時はやはり消化不良を引き起こすことがあるからです。

スナック菓子には食品添加物も多く、腸内の悪玉菌が増える原因になるともいわれます。コンビニで買いだめしたお菓子も、体調が回復するまではいったん封印しましょう。

どうしても食べたくなった時は、脂質をおさえたノンフライのものを選ぶようにしてください。

コンビニでは、豊富なラインナップの辛い食べ物が揃っています。本来、辛い物には食欲増進や代謝促進などの効果が期待できます。

しかし体調が悪い時に食べると、胃腸がダメージを受けて胃炎や胃潰瘍になる恐れがあるのです。くれぐれも調子の優れない時は口にしないよう、気をつけてください。喉に痛みがある時も同様です。

コンビニで購入できる胃に優しい食べ物を紹介しました。おかゆやうどん、おでんなど、胃腸に負担のかからない食べ物はいろいろあります。

これらを取り入れて食生活に気をつけると、体調も徐々に回復するでしょう。コンビニでは調理済みの食品が手に入るため、食事が作れない時にも大助かりです。

やわらかい食べ物は咀嚼回数が少なくなりがちですが、消化を促すためにはよく噛むことも大切です。やわらかい食べ物もしっかり噛んで、胃に負担をかけないよう心がけましょう。