コンビニで頭痛薬は入手困難!イブやロキソニンが無い理由は?代用品も

コンビニで頭痛薬を購入することができるか解説します。頭痛薬や生理痛対策になるイブやロキソニンが無い理由や代用品を紹介します。また、セブンイレブン、ローソン、ファミマのコンビニにおける医薬品販売の現状や購入できる商品を見ていきましょう。

コンビニで頭痛薬は入手困難!イブやロキソニンが無い理由は?代用品ものイメージ

目次

  1. 1コンビニで頭痛薬はまだまだ手に入れにくい
  2. 2コンビニでは第1類医薬品の頭痛薬は入手困難
  3. 3コンビニにイブ・ロキソニンなど頭痛薬が無い時の代用品
  4. 4コンビニでも薬が買えるようになった理由
  5. 5近くのコンビニで頭痛薬が買える日も遠くない!?

コンビニで頭痛薬はまだまだ手に入れにくい

手のひらに乗った薬

毎日の生活の中で突然、頭痛に見舞われることがあります。そのようなときに、頭痛薬で症状を和らげることが、一番の解決法といえます。しかし、普段さまざまな商品が手に入るコンビニで頭痛薬を購入しようとしても、手に入らないことがあるでしょう。

そういったコンビニで頭痛薬が手に入れにくい理由を紹介します。また、各コンビニにおいて、どこまでの医薬品が売られているかということや、頭痛薬の代用品について解説します。

コンビニでは第1類医薬品の頭痛薬は入手困難

毎日のように利用するコンビニでは、ちょっとした小物類を買い足すということも、多いでしょう。軽く甘いものを購入したり、充電コードを購入したりと、幅広いものを手にすることができます。しかし、そんなコンビニでも第1類医薬品である、頭痛薬の入手は困難といえるでしょう。

コンビニではどこまでの医薬品を売っている?

コンビニの外観

では、コンビニの医薬品はどこまで売られているのでしょうか?薬における第1類医薬品や第2医薬品という分類を紹介するとともに、コンビニで購入できる医薬品を紹介します。

第1類医薬品

頭痛薬の多くは第1類医薬品に分類されます。第1類医薬品の販売は非常に厳しい決まりがあり、コンビニで販売しているところは少ないといえるでしょう。第1類医薬品は薬剤師がいることが絶対となっています。

また、第1類医薬品は薬局や薬店での販売となっており、コンビニと薬局が併設されているようなタイプでないと購入することができません。頭痛薬の定番であるロキソニンは、第1類医薬品なので、コンビニでは手に入らないといえます。

第2類医薬品

第2類医薬品は少しだけ条件が緩和されます。同じ頭痛薬でもイブは、第2類医薬品となります。こちらは、薬剤師ではなく登録販売者が居て、一定基準を満たしていれば販売することが可能です。そのため、販売するお店が増えてきています。

第2類医薬品は、使用上の注意をしっかりと口頭やPOPで説明し、場合によっては専門家に相談するように薦める必要があります。ただし、指定第2類医薬品の場合は、カウンターから7mの範囲内の棚に置く必要があります。頭痛薬以外では一般的な風邪薬や解熱鎮痛薬、胃腸薬が含まれます。

第3類医薬品

第3類医薬品は湿布やビタミン剤が含まれます。販売時のルールは第2類医薬品と同様で登録販売者が必要です。整腸薬なども含まれており、頭痛薬とは違って気軽に購入することができます。

大手コンビニの医薬品販売の現状

24時間営業の看板

このように頭痛薬の定番であるロキソニンをコンビニで購入することは難しいですが、イブなどの第2類医薬品は販売されているところが増えています。そういったセブンイレブン、ファミマ、ローソンなどの大手コンビニの医薬品販売の現状を確認してみましょう。

セブンイレブン

コンビニ店舗数ではトップのセブンイレブンですが、それでも頭痛薬を始めとした医薬品の販売はなかなか進んでいません。しかし、セブンイレブンの特徴として、第1類医薬品をコンビニで受け取り可能という特徴があります。

これは、セブン&アイブループのインターネットサイト「オムニ7」で注文した医薬品が対象となっています。そこではロキソニンやイブを注文することが可能となっているので、おすすめです。

ファミマ

ファミマの場合は登録販売者の採用を増やして、医薬品を取り扱える店舗を拡大しています。その店舗数は年々増加しており、2013年の段階で100店を超えています。また、コンビニとドラッグストアが一体となった店舗を増やしているので、医薬品の購入がしやすくなっています。取り扱いがある店舗を公式サイトで検索することが可能です。

ローソン

ローソンは医薬品の販売に力を入れており、2019年現在で170店舗が医薬品を販売しています。医薬品を扱う店舗では医薬品の単価が高いこともあり、店舗の売上が伸びているという状況となっています。

他のコンビニと同じようにドラッグストアと一体化させたり、薬局と併設させて販売しているわけです。ローソンもファミマと同じく、取り扱い店舗を公式サイトで確認できます。

コンビニにイブ・ロキソニンなど頭痛薬が無い時の代用品

普段から近くのコンビニで頭痛薬が購入できるか確認しておいた上で、手に入らなかったときの代用品も知っておきましょう。イブやロキソニンなどの頭痛薬が無いときの代用品を紹介します。

頭痛の緩和におすすめは?

頭痛の女性

まず、頭痛の緩和におすすめなものからチェックしましょう。頭痛には様々な種類があり、風邪から来るものや群発頭痛のように、原因が特定できないものもあります。病院に行くまでの間の緩和として、以下のもので頭痛薬の代用とすると良いでしょう。

カフェイン飲料

カフェインは頭痛に対して効果があるといわれています。これはカフェインが血管を収縮させる働きがあるからです。また、市販の頭痛薬の中にも、カフェインが含まれていることもあるでしょう。ただし、カフェインは利尿作用もあるので、飲みすぎると体内の水分が失われるため、注意が必要です。

カフェイン飲料の代表的なものはコーヒーや紅茶、緑茶などが挙げられます。コンビニではノンカフェインのものから、カフェインが多いものまで幅広く販売されています。

ナッツ

ナッツも頭痛薬の代わりに利用できる食べ物です。ナッツにはマグネシウムが含まれていて、筋肉の緊張をほぐして血管の流れを改善してくれます。血管の流れが悪くなると頭痛になりやすいため、ナッツがおすすめです。

大豆製品

ヘルシーでダイエットにおすすめな大豆製品ですが、カルシウムや鉄分、イソフラボンやマグネシウムなど栄養が豊富です。また、必須アミノ酸のバランスがよく、トリプトファンが頭痛を抑える効果があると考えられています。

イワシの缶詰め

イワシはオメガ3脂肪酸という成分が、豊富に含まれています。頭痛は血管が拡張して炎症することによって起きることがあり、オメガ3脂肪酸の抗炎症作用が効果があるといえるでしょう。

生理痛の緩和におすすめは?

お腹が痛い女性

頭痛薬と同じく、生理痛の薬が必要となることがあるでしょう。ただし、先程のセブンイレブンやファミマなどで購入できる第2類医薬品や第3類医薬品では、効き目が弱いようです。もし、生理痛がひどい場合は他の緩和方法も試してみましょう。

カイロ

生理痛の原因はホルモンの作用や冷え性、便秘などによって引き起こされます。そういった場合は、血液の循環が滞ることで生理痛がひどくなると考えられており、カイロで温めることがおすすめです。

カイロでお腹や腰を温めることで血流がアップし、リラックス効果も得られるので、生理痛がひどいときに試してみましょう。カイロは高温のタイプも増えているので、寝るときは付けたままにしないようにしましょう。

温かいスープ

身体を温めるという意味で、温かいスープがおすすめです。ローソンなどで温かいスープがたくさん販売されています。たんぱく質や鉄分、ビタミンB群が摂れるものがおすすめです。そのため、緑黄色野菜や魚、レバーに大豆などが含まれるスープが代用品として良いでしょう。

コンビニでも薬が買えるようになった理由

このようにセブンイレブン、ファミマ、ローソンなどのコンビニで薬が買えるようになってきました。様々なサービスを展開する上で、付加価値を増やすという目的があったといえるでしょう。とはいえ、ここまでコンビニでも薬が買えるようになった理由は何なのでしょうか?

医薬品から医薬部外品への移行

お薬手帳とくすり

まず、取り扱える商品が増えたことがきっかけといえます。以前まで医薬品に分類されていたものが医薬部外品に移行されて、種類が増えています。例えば龍角散やソルマックなども、医薬部外品となったことで購入しやすくなりました。

今では当たり前になったリポビタンDなども、1999年に規制緩和されるまでは医薬品扱いだったのです。そういった流れを受けて、コンビニで買える医薬部外品商品がどんどん開発されているといえるでしょう。

登録販売者制度の導入

男女の薬剤師

  第1類医薬品 第2類医薬品 第3類医薬品
商品例 ロキソニン イブ ビタミン薬・整腸薬
質問がなくても行う情報提供 義務 努力義務 不要
相談があった場合の応答 義務 義務 義務
対応する資格者 薬剤師 薬剤師/登録販売者 薬剤師/登録販売者

2009年に薬剤師とは別に、登録販売者制度というものが導入されました。この資格があれば第2類医薬品、第3類医薬品を販売することができます。薬剤師の資格を取得するのは厳しい条件がありますが、登録販売者であれば挑戦しやすいものとなっています。

2015年に制度が新しくなり、学歴や実務経験の制限も撤廃されています。ただし、登録販売者として単独で売り場に立つには、直近5年間に2年以上(月80時間以上)の実務経験が必要になります。こういったルールはあるものの、登録販売者制度の導入で販売しやすくなったといえるでしょう。

近くのコンビニで頭痛薬が買える日も遠くない!?

薬と人形

コンビニで頭痛薬を入手するのは困難ということについて紹介しました。セブンイレブンやファミマ、ローソンではイブなどの頭痛薬が購入できる場所が増えていることも確認できたでしょう。また、頭痛薬だけでなく生理痛の薬も購入することができます。

とはいえ、まだまだ頭痛薬が購入できる店舗数が多いとはいえません。今後も頭痛薬を中心とした医薬品が扱える店舗は増えていくことが考えられるので、近くのコンビニで購入できる日も遠くないと言えるでしょう。

Thumbコンビニで痛み止めは購入できる?頭痛や生理痛の市販は?応急処置方法も紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

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