クミンパウダーの使い方やアレンジレシピ!ワンランク上の料理に!

クミンパウダーは、カレーに使われることで有名な香り高いスパイスです。ここではクミンパウダーの使い方やアレンジ料理、効能について詳しく調査しました。クミンホールとの違いや簡単に作れるレシピもあるので、初めてクミンパウダーを使うという方も必見です。クミンには様々な栄養素が含まれており、ダイエット効果もあると言われています。この機会に、クミンパウダーについて是非知識を深めてください。

クミンパウダーの使い方やアレンジレシピ!ワンランク上の料理に!のイメージ

目次

  1. 1クミンの特徴から見てみよう
  2. 2クミンパウダーの使い方と注意点
  3. 3クミンパウダーのアレンジレシピ
  4. 4クミンパウダーの栄養素と効能
  5. 5クミンパウダーで料理上手に!

クミンの特徴から見てみよう

クミンはカレーに欠かせないスパイス

自宅で料理する際、どんなスパイスを使っているでしょうか?カレーライスでなじみのあるクミンですが、実は様々なアレンジ料理が楽しめる万能スパイスです。ここではクミンパウダーに焦点を当てて、レシピや効能について詳しく紹介します。クミンホールとの違いにも触れているため、料理好きの方は必見です。

クミンパウダーは色んな栄養素を含むスパイスで、体に嬉しい効能があることでも最近注目を浴びています。料理にスパイスを使ったことのない方も、この機会にぜひクミンについて知識を深めてみてはいかがでしょうか?

クミンはどんな植物?

クミンはセリ科の植物で、クミンホール(クミンシード)と呼ばれる種子をスパイスとして使用します。原産国はエジプトで、現在はインドからヨーロッパにかけてが主な産地となっています。はるか昔から人々に親しまれてきたクミンは、料理や薬用として使われるほか、美容やまじないに用いられることもあったようです。

クミンの特徴

クミンの特徴は、何と言っても独特の強い香りにあります。また辛味やほのかな苦味もあり、これがカレーなどのインド料理やエスニック料理、メキシコ料理に欠かせないものとなっています。一般的にクミンパウダーは、香りづけに利用されることが多いスパイスです。辛味や苦味があるとはいえ、料理の味を左右するほどのものではありません。

クミンパウダーとクミンホールの違い

クミンと一言で言ってもクミンホールやクミンパウダーなど、販売されている種類によって使い方に戸惑いを覚える方もいるでしょう。クミンホールとクミンパウダーの違いは加工法の違いにあります。一般的にクミンホールと呼ばれるものは、クミンの種子を乾燥させて作られます。一方クミンホールを粉末状に加工して作られるのがクミンパウダーです。

クミンホールは、料理の前に油を加えて熱し、香りを出してからレシピに利用されます。クミンパウダーは使いやすいようパウダー状になっているため、食材に練りこんだり料理の途中に使用したりと、使い勝手が良いのが魅力です。

クミンパウダーの使い方と注意点

クミンはどんな料理に使える?

クミンパウダーの香りをかぐと、カレーを思い出す方も多いでしょう。それもそのはずクミンは、カレーパウダーにも利用されるスパイスのひとつです。それでは、カレー以外にどんな使い方が楽しめるのでしょうか?おすすめの使い方が、風味づけに利用するという方法です。有名な使い方を挙げると、ハンバーグのタネにクミンパウダーを加えるという方法があります。

また野菜炒めの仕上げに少量加えると、香り豊かな炒め物に仕上がります。食欲がないときや夏バテの際は、スープに少しクミンパウダーを加えるのもおすすめです。本格的な使い方に挑戦するなら、クミンパウダーを使ったカレーにクミンライスを合わせるという食べ方も良いでしょう。

1日の摂取量

色んなアレンジが楽しめるクミンパウダーですが、実はダイエットにも効能があると言われています。気になるクミンの摂取量は、1日3gが目安です。大体クミン小さじ1杯が3gなので、料理の目安に覚えておくのもおすすめです。

特にダイエットにクミンパウダーを用いる場合は、一度に大量に摂取するのではなく、少量を長期にわたり摂取することが大切です。美味しい料理を楽しむためにも、クミンパウダーの利用はほどほどにおさえておきましょう。

クミンに副作用はあるの?

虫メガネを使ってハテナをのぞく手元

クミンパウダーを利用する上で気になるのが副作用でしょう。栄養素が豊富で様々な効能があるクミンですが、セリ科の植物にアレルギーを持つ方は注意が必要です。またクミンに含まれる成分にアレルギーがある方も、副作用が起きる可能性が高いと言われています。

クミンはスパイスなので、妊娠中、授乳中の女性も摂取は控えるようにしましょう。クミンなどスパイスアレルギーの症状には、蕁麻疹や喉のかゆみなどがあります。最悪の場合、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため、クミンパウダーを使った料理を食べて何か変わったことがあれば、すぐ医師に相談してください。

保存する際の注意点

クミンは比較的長期保存しやすいスパイスです。では、保存する際に気をつけるべきポイントはあるのでしょうか?クミンは光と湿気に弱いスパイスです。そのためクミンパウダーを保存するときは密閉容器に入れ、直射日光が当たらない暗室で保管するようにしましょう。

クミンパウダーのアレンジレシピ

ビールが進むお手軽おかず「本格タンドリーチキン」

クミンを使った本格タンドリーチキンのレシピを紹介します。混ぜて焼くだけの簡単レシピなので、クミンパウダーを購入したらまず挑戦してみると良いでしょう。美味しく作るコツは、材料を混ぜ合わせたら冷蔵庫でしっかり寝かせることです。たくさんのスパイスが必要ですが、一度作ったら病みつきになる美味しさが味わえます。2人分のレシピの材料、作り方は下記の通りです。

  • 鶏もも肉700g
  • おろし玉ねぎ1/2個分
  • Aヨーグルト200g
  • Aレモン汁大さじ2
  • Aおろし生姜2.5cm分
  • Aおろしにんにく2片分
  • Aパプリカパウダー大さじ1
  • Aコリアンダーパウダー大さじ1
  • Aクミンパウダー大さじ1
  • Aターメリックパウダー大さじ1/2
  • Aチリパウダー大さじ1
  • Aカルダモン大さじ1/2
  • A塩大さじ2/3
  • バター100g

  1. ボウルに鶏肉とおろし玉ねぎを入れて混ぜあわせ、1時間ほど漬けておきます。Aを別の容器に入れてよく混ぜます。
  2. 漬け込んだ鶏肉の水気を取り、大きめにカットして表面に包丁で何本か切れ目を入れます。ジッパー付き保存袋にAのスパイスと鶏肉を入れ、空気を抜いて冷蔵庫で1~2日間寝かせます。
  3. 2の鶏肉を取り出してスパイスをぬぐい、バターを塗ります。予熱していないオーブンを250度に熱し、20~25分加熱したらレシピの完成です。

作り置きしてアレンジ万能「手作りのサルサソース」

クミンパウダーのアレンジとしてサルサソースを作るのもおすすめです。隠し味にクミンを使うと、簡単にワンランク上のサルサソースが作れます。好みでパクチーを入れても美味しく仕上がるでしょう。4人分のレシピの材料、作り方は下記の通りです。

  • 完熟トマト大1個
  • 玉ねぎのみじん切り大さじ1
  • おろしにんにく小さじ1/2
  • オリーブ油大さじ1
  • 塩こしょう少々
  • クミンパウダーひとつまみ

  1. トマトは水洗いし、ヘタを取ってみじん切りにします。
  2. ボウルに1のトマトと他の材料を全て入れ、混ぜ合わせます。冷蔵庫で1時間ほど寝かせたらレシピの完成です。

クミンパウダーの栄養素と効能

豊富なビタミン

ここからは、クミンパウダーの栄養素や効能について見ていきましょう。まず、クミンに多く含まれる栄養素にビタミンがあります。ビタミンAやC、E、KにビタミンB群など、あらゆるビタミンを含有しているのもクミンの特徴です。シミやそばかすを予防し肌の健康を保つ美容効果や、代謝を促すダイエット効果など、様々な効能がクミンには期待できます。

豊富なミネラル

クミンパウダーには健康の維持に欠かせない栄養素、ミネラルも含まれています。含有するミネラルには、カリウムやマグネシウム、鉄分、亜鉛、カルシウムなどがあり、種類は多岐に渡ります。カリウムは細胞内の浸透圧を調整する働きがあり、塩分の過剰摂取に関わる高血圧予防にも効能が期待されています。他のミネラルには心臓や骨、歯などの健康を保ち、貧血を予防する効能もあります。

リモネン

意外に感じるかもしれませんが、クミンには柑橘類に多く含まれるリモネンも含有しています。リモネンはクミンパウダーの香り成分のひとつで、脳のα波を出しリラックス効果を与えてくれます。ストレスを緩和させたり免疫力を高める効能もあるため、イライラしているときにもおすすめのスパイスと言えるでしょう。

クミンにだけ含まれるクミンアルデヒド

クミンパウダーの香り成分のもうひとつがクミンアルデヒドです。クミンアルデヒドはクミンにしか含まれていない香り成分で、リモネンと同様リラックス効果や鎮静作用、消化器官の働きを促す効能が期待できます。

このことからもわかるように、クミンは香りをかぐだけでも癒し効果を感じることが可能です。そのため、ストレスを感じているときは料理にクミンを使うほか、アロマとして精油を使っても同様の効果が期待できます

抗酸化物質の植物ステロール

クミンには、植物ステロールという栄養素も含まれています。植物ステロールは体内の老化やサビを防ぐ抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できます。またコレステロールが体内に吸収されるのを抑制するため、ダイエット効果も期待できるようです。ある研究では、クミンを摂取するグループと摂取しないグループで実験を行ったところ、クミンを摂取するグループは体脂肪が10%も減少したという結果があります。

クミンパウダーで料理上手に!

クミンパウダーは、あらゆる料理にアレンジのきく万能スパイスです。強い芳香を活かしてカレーにしたり風味づけに使ったりと、レシピの工夫が楽しめるのも魅力のひとつです。毎日摂取するとダイエット効果もあると言われているので、体重が気になる方は一度試してみてもよいでしょう。是非、この機会にクミン料理に挑戦してみてください。

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