ごぼう茶ダイエットの効果・効能は？成功するやり方と飲み方も！

最近メディアでも話題になることの多いごぼう茶ダイエットですが、やり方や摂取量、副作用について知っているでしょうか？手軽にできるごぼう茶ダイエットには、成功するためのやり方や気をつけるべき注意点があります。ここでは、健康や美容にも良いと言われるごぼう茶について詳しく調査しました。

お茶というと緑茶や紅茶のように茶葉から作られるイメージがありますが、ごぼう茶はその名の通りごぼうから作られています。ごぼう茶ダイエットとして有名なごぼう茶は、ノンカフェインの飲み物としても人気があります。また母乳の出を良くし乳腺炎を予防する効果もあるため、授乳中の女性におすすめの体に優しいお茶としても認知度があるようです。

ごぼう茶ダイエットを行うと一言で言っても、ごぼう茶には様々な種類のものがあります。まずは市販のごぼう茶の種類について見ていきましょう。市販されているごぼう茶の種類には、大きく分けてささがきタイプ、ティーバッグタイプ、粉末タイプ、ペットボトルタイプの4種類があります。ささがきタイプは、ごぼうをささがき状にしたものを袋詰めにして販売されています。

ティーバッグタイプは、紅茶などと同じようにお湯を注ぐだけで簡単に作れる種類です。粉末タイプは、ごぼう茶を粉末状に加工した種類のお茶で、熱湯に溶かして飲むとごぼうの栄養を効果的に摂取できます。ペットボトルタイプは、自分で作る必要がないので作る時間のない方や外出先での飲み物としておすすめの種類です。

ごぼう茶ダイエットを成功させるには、その味も気になるところです。ごぼう茶は、ごぼうの香ばしさが心地よく、ほうじ茶のような風味が感じられるのが特徴です。ごぼうを煮出した煮汁のような味と言うのがわかりやすいかもしれません。普段からごぼうを良く食べる方ならなじみのある味ですが、中には独特の土臭さや風味が苦手な方もいるでしょう。

ごぼう茶ダイエットとしてごぼう茶を飲み続けるなら、クセを控えた市販のごぼう茶をチョイスするのもおすすめです。ごぼう茶の中には、黒豆やルイボスティーがブレンドされた種類のものもあります。毎日美味しく飲み続けることで、ごぼう茶の効果効能を取り入れつつ、ごぼう茶ダイエットを成功させられるでしょう。

続いて、ごぼう茶ダイエットの効果効能について詳しく紹介します。ごぼう茶には様々な種類の栄養素が含まれています。ごぼう茶ダイエットにおすすめなだけでなく、美容や健康面においてもごぼう茶は魅力的な飲み物です。効果効能をしっかり押さえておくと、ダイエットの成功率も高めることができるでしょう。

ごぼうは、食物繊維が豊富な野菜です。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があり、どちらの食物繊維も含有しているごぼうは非常にバランスの良い野菜と言えます。水溶性食物繊維は水に溶けるタイプの食物繊維で、便を柔らかくして便秘を解消する効果があります。水分を含んでゲル状になり、胃から小腸への移動が緩やかになるため、食後の血糖値の上昇を防ぐ効能が期待できます。

また水溶性食物繊維には体内の有害な物質を排出する効果もあるので、コレステロールの吸収を抑えるとも言われています。一方、不溶性食物繊維は水に溶けずに水分を吸収するタイプの食物繊維です。水分を閉じ込めて便の容積を大きくすることで腸の動きを活発にします。便秘の解消を促すとともに整腸作用もあるのが不溶性食物繊維の特徴です。ごぼう茶ダイエットは便秘を改善することでダイエットを成功させる効果も高めてくれます。

ごぼうには、アルギニンという必須アミノ酸が含まれています。ごぼう茶ダイエットを行うと代謝が良くなると言われるのは、このアルギニンの働きがあるためです。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促し、傷の治りを良くするといった効能があります。

成長ホルモンには食欲を抑える作用があり、このホルモンが増えることによってごぼう茶ダイエットの成功率が高まると考えられます。また脂肪の代謝促進や筋力アップの作用も期待できるため、プロポーションが気になる方にもおすすめです。

ごぼう茶に含まれるカリウムは、細胞内の塩分量を調節する働きのあるミネラルの一種です。細胞の浸透圧や水分の維持、調整に欠かせない栄養素で、塩分を摂り過ぎたときにはミネラルの働きにより塩分の排出が可能となります。女性に多いむくみは、余分な体液が体に溜まり腫れぼったくなる状態を言います。

水分や塩分を摂り過ぎるとむくみの症状が出やすくなり、それを改善するにはミネラルが欠かせません。ごぼう茶ダイエットで十分なミネラルを摂取すると、むくみ予防にもつながります。むくみが原因で太ることもあるため、夕方になると足がむくむと感じる方にもごぼう茶ダイエットはおすすめです。

ごぼうの皮には、サポニンというポリフェノールの一種が含まれています。サポニンを摂取すると、血栓ができにくくなったり毛細血管の血流が良くなる効能があります。手先や足先の冷えに効果的と言われており、冷え性対策としてもごぼう茶は有効と言えるようです。また、ごぼうに含有しているイヌリンにも冷えを改善する効果があります。

ごぼう茶の効能には、アンチエイジングや美容に嬉しい効果もあります。ごぼうに含有するポリフェノールのサポニン、クロロゲンには抗酸化作用があります。体内の老化やサビを防いでくれるため、シワやシミの予防効果が期待できるのです。サポニンは、ごぼうの皮に多く含まれています。料理に使う場合は皮をこすり洗いすることが多く、せっかくの栄養素が効果的に摂取できません。

しかし、ごぼう茶は皮の栄養素も一緒に取り入れることができるので、ダイエットや美容によりおすすめと言えるのです。サポニンとクロロゲンには美白効果もあるようです。また食物繊維の効果で腸の調子が良くなると、肌荒れの解消などの美容効果も期待できます。

アルギニンやサポニンには免疫力をアップさせる効能もあります。アルギニンは、免疫細胞であるマクロファージの働きを良くする効果が期待できます。またサポニンは、免疫機能の働きを担うナチュラルキラー細胞を活性化する効能があると言われています。体内に入った細胞やウイルスに対する抵抗力が向上することでインフルエンザや風邪などを引きにくくすることが可能となるのです。

ごぼう茶ダイエットには、健康や美容に良い栄養素が豊富に含まれていることがわかりました。ここからは、ごぼう茶ダイエットを成功に導く効果的なやり方、飲み方について紹介します。摂取量の目安やごぼう茶を作るときの注意点などもあるため、ごぼう茶ダイエットをこれから始めるという方にもおすすめです。ごぼう茶ダイエットのやり方をマスターし、是非ダイエットも成功させましょう。

美容にも良いごぼう茶ですが、ごぼう茶ダイエットのやり方として最適な摂取量はどのくらいなのでしょうか？基本的に、ごぼう茶の摂取量に上限などはないようです。ただし、大量に飲みすぎると副作用が出たり具合が悪くなることがあります。副作用は体質にもよりますが、常飲するよりは摂取量を決めて飲む方が良いようです。

摂取量に関しては、ごぼう茶ダイエットを始めてすぐの場合、1日1杯程度で様子を見ながら飲むのがおすすめです。問題なければ摂取量を増やし、1日2～3杯程度の摂取量で続けてみましょう。摂取量には気を配りつつ、効果的にごぼう茶ダイエットを行いましょう。

ごぼう茶を作るときは、気をつけたい注意点があります。それが、ごぼうのアク抜きはしないということです。ごぼうのアクと呼ばれるものは、美容やダイエットに効果的なポリフェノールのクロロゲンです。クロロゲンは空気に触れると黒ずむため、アク抜きが行われます。しかし、アク抜きするとせっかくの栄養素が失われることになります。水溶性の栄養成分も流出してしまうため、アク抜きは行わないようにしましょう。

ごぼう茶ダイエットは継続することで徐々に効果があらわれます。摂取量の様子を見ながら1日2杯程度飲めるようになったら、飲み忘れを防ぐためにも朝と夜にわけて飲むことをおすすめします。またコーヒーや紅茶代わりに3時のおやつタイムに飲むやり方も効果的です。タイミングを決めておくと毎日ストレスなく続けられるようになります。少なくとも1日1回は飲むようにしてダイエット効果を高めましょう。

基本的に、ごぼう茶は好きなタイミングで飲んで問題ありません。ただし、ごぼう茶ダイエットを成功させるためにおすすめなのが、空腹時か食事中に飲むやり方です。ごぼうに含まれる食物繊維は、体内に入ると水分を吸収して満腹感を得やすくする効果があります。

また食事中に飲むと、余分な栄養分や糖質が吸収されにくくなります。ごぼう茶ダイエットはタイミングを見極めて飲むことで間食や余計な食事を防ぎ、太りにくくする作用が期待できます。

健康や美容にもおすすめのごぼう茶は、簡単に自分で作ることができます。手間は少々かかりますが、自家製のごぼう茶は安全面においても安心です。作ったごぼう茶は、ヤカンでじっくり煮出して栄養素を抽出するのがおすすめです。ティーポットにお湯を注いで蒸らすだけでも美味しいので、是非試してみると良いでしょう。ごぼう2～3本を使った自家製のやり方は下記の通りです。

1. 土つきのごぼうは、土を落とす程度に水洗いします。注意点として皮が剥がれないように気をつけましょう。
2. 皮つきのごぼうを、ピーラーでささがきにします。水にはさらさず、そのままザルなどにのせて天日干しにします。夏場は半日～2日、冬場は3～7日程度を目安に乾燥させます。
3. フライパンを中火で熱し、2のごぼうを乾煎りします。焦げないように少なめの量を入れ、焦げる直前まで5分前後炒めます。
4. 乾煎りしたごぼう茶は、しっかり冷ましたら完成です。容器に入れて乾燥剤を加えると湿気を防いで保存できます。

手作りできるごぼう茶ですが、ごぼう茶ダイエットを行う際は副作用や注意点に気をつけないといけません。健康や美容にもおすすめのごぼう茶は、香ばしく飲みやすいためつい飲み過ぎてしまうこともあるでしょう。ですが茶葉から作られる緑茶や紅茶とは異なり、ごぼう茶は野菜から作られるお茶です。そのため大量に摂取すると体にも悪影響を及ぼす恐れがあります。ごぼう茶ダイエットに気をつけるべき注意点と副作用を紹介します。

1つめの注意点、副作用が、ごぼう茶の飲み過ぎによる下痢や腹痛です。原因として挙げられるのがイヌリンの大量摂取です。冷え性に効果的なイヌリンですが、体内で消化することができません。そのため、ごぼう茶を大量に飲むと消化不良になり、場合によっては下痢や腹痛を起こすと言われています。

更に注意点、副作用の原因となるのがサポニンです。通常の摂取量であれば問題ありませんが、胃腸の弱い人や免疫力が下がっている人がごぼう茶をたくさん飲むと、同じように下痢になるケースがあります。

2つめの注意点、副作用が、ごぼう茶の飲み過ぎで起こる口の乾きやめまい症状です。これは、ごぼう茶に含まれる抗コリン作用が原因です。抗コリン作用は胃腸薬などにも活用されるものですが、副作用として口の乾きや目のかすみ、眠気によるめまいなどがあります。ごぼう茶を飲みすぎると副作用である便秘になることもあるため、ダイエットとは逆効果になる恐れも出てきます。

3つめの注意点、副作用が菊アレルギーによる悪影響です。ごぼう茶は一般的にアレルギーはほとんどなく、摂取に関しても問題ないとされています。ですが菊アレルギーを持つ方には、ごぼう茶中毒という症状があります。アレルギー反応が出ると、肌のじんましんや息苦しさ、頭痛、発熱など様々な症状があらわれます。最悪の場合、アナフィラキシーショックを起こし、呼吸困難や意識低下など命に関わる恐れも出てきます。

これらの副作用はまれですが、ごぼう茶を飲んで症状が出たときは、すぐ医師に連絡をしてください。またキク科の植物であるヨモギやブタクサにアレルギーがある方も、じんましん症状が出るようです。体質の有無がわからない場合にも、ごぼう茶の摂取は少量から始めることをおすすめします。

ごぼう茶ダイエットは、健康だけでなくアンチエイジングや美容効果も期待できるダイエット方法です。ノンカフェインで香ばしい風味がするごぼう茶は、自分で作ることができるのも利点と言えます。飲み過ぎには注意が必要ですが、正しいやり方で継続すればダイエットの成功率も高まります。便秘やむくみ、冷え性に悩む方にもおすすめなので、是非ごぼう茶ダイエットに挑戦してみてください。