2018年12月25日公開
2024年08月26日更新
牛脂とは?料理での使い方や代用できるもの・簡単レシピを紹介!
牛脂を皆さんは料理に活用していますか?牛脂は、ステーキを焼く際やすき焼きなどに使用しているという方が多いかと思いますが、実は色々な料理レシピに使用することができます。今回の記事では、レシピへの簡単な使い方や牛脂の気になるカロリーや、どこの部位なのかについても紹介していきます。また、牛脂とラードとの違いや何で代用できるのかについても紹介していきますので、牛脂についてどこの部位かなどを詳しくチェックしていきましょう。
タダでもらえる牛脂はどんな食材?
牛脂は、お肉を購入したときにただでもらえる食材として、みなさんも一度はもらったことがあるのではないでしょうか?しかし、牛脂はお肉を焼くときにしか使ったことがない、という方が多いのではないでしょうか?ところが、牛脂は実は様々な使い方ができ、レシピにも色々な使い方が出来るという食材になっています。今回は、身近なのにあまり知らない、牛脂の使い方や料理への使い方を見ていきましょう。
牛脂は牛の脂を食用に精製したもの
それでは、まず最初に牛脂とはどのようなものなのかをチェックしていきましょう。牛脂とは、そのまま牛の脂を精製したという食用油氏のことになっています。またの名を「ヘット」とも言います。牛脂の見た目については、みなさんお肉屋さんや、スーパーの食料品売り場などで見たことがあるかと思いますが四角い形でスーパーなどにおいてあることが多いです。
牛脂の栄養成分やカロリー
それでは、続いて気になる、牛脂の栄養成分やカロリーなどについて見ていきましょう。牛脂というと、なんとなく脂の塊だから体に悪いのかも、と思う方も多いかと思いますが、牛脂にも栄養があり、効能を期待することもできます。牛脂の主要成分は、オレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸となっており、抗酸化作用や意外にも胃もたれや胸焼けなどを防止してくれるという効果があるのだそうです。
ただ、牛脂はやはり脂ですから大量に取るとカロリーなどの取りすぎとなってしまいますし、飽和脂肪酸が多く含まれていますので取りすぎには注意しましょう。牛脂は色々な料理に活用することができますから、適量をレシピなどに活用して、おいしく楽しんでみてください。それでは、気になるカロリーについても見ていきましょう。
牛脂のカロリーは、7gあたり約66キロカロリーほどであると言われています。7gというのは、牛肉についてきたり、スーパーなどでただでもらうことが出来る牛脂ほどのサイズです。100gあたりですと940キロカロリーほどとなっていますが、一度にそれほど大量に取らなければさほど気にするほどのカロリーではないかと思われます。では、牛脂とは一体どこの部位を使用しているのでしょうか?
牛脂はどの部位を使っているの?
牛脂はどこの部位を使用しているのかというのは、知らないという方も多いのではないでしょうか?牛脂はどこの部位かというと、腎臓の周りについている脂のことなのだそうです。牛の脂の中では最も有名な脂であり、熱に溶けやすいという点と、癖がなくうま味があるということが特徴となっています。ですので、料理に活用することが出来るというわけです。
牛脂の料理での使い方や代用できるもの
牛脂はどんな料理に使えるの?
それでは、部位に続いて牛脂はどのような料理に使えるのか、使い方を見ていきましょう。皆さんおなじみの使用法としましては、ステーキなどを焼くときに使用したり、すき焼きをするときなどに使う、という使用法かと思います。しかし、その他にも牛脂は様々な料理に活用できます。例えば、チャーハンで一緒に炒めたり、ハンバーグをひき肉と一緒にこねることで、簡単にジューシーな仕上がりに仕上げることができたりします。
牛脂がないときに代用できるもの
それでは、続いては牛脂がないときに、何か代用できるものはないのかを紹介していきます。すき焼きで牛脂の代わりを探しているということでしたら、お肉に脂が乗っていればそのまま焼いてしまっても大丈夫だそうです。そうではないときは、どのようなものが代用として使用できるのでしょうか?まず、サラダ油やバターなどが代用品として使用できます。
これらの油なら、いつも家にあるという方が多いのではないでしょうか?使用しやすいという点が、バターやサラダ油を牛脂の代わりに代用するときのメリットになります。他に牛脂の代わりに代用できるものとしては、ラードをおすすめします。ラードは、皆さん知っての通り豚の脂のことです。牛脂と同じ肉の脂となっていますので、サラダ油を使用したときとはまた違った味わいを楽しむことができます。
おすすめの保存方法
それでは、続いては牛脂のおすすめの保存方法について見ていきましょう。牛脂のおすすめの保存方法は、冷蔵庫で保存しておくことです。冷蔵よりも、冷凍したほうがより長持ちしそうな気もするのですが、冷凍してしまうとたしかに長持ちはするのですが、牛脂の水分が抜けてしまい、コクも一緒になくなってしまうのだそうです。そうなるとあまり牛脂を使用する意味がなくなってしまいますので、保存は冷蔵がおすすめです。
それでも、長期間保存をしておきたいという方は、やはり冷凍保存が良いでしょう。1階に使用する量を小分けにして、冷凍保存すると賞味器期限を延ばし、使用する時にも便利に使用するとこが出来ます。ラードとは違い、賞味期限が比較的短いとされていますので、冷凍した場合でもできるだけ早くに使用するようにしましょう。
牛脂とラードの違いとは?
ラードは豚の脂
それでは、続いては牛脂とラードの違いについて見ていきましょう。先程紹介したとおり、牛脂は牛の脂のことです。そして、ラードは豚の脂のことになります。どのように違いがあるのかというと、ラードは牛脂よりも融点が低く、揚げ物や、炒めものなどに使用でき業務用でも幅広く使用することが出来ます。ラーメンのスープなどに加えられることが多いという違いがあります。
牛脂とラードのそれぞれの特徴
それでは、続いて牛脂とラードの違い、特徴についてです。牛脂はすき焼きステーキを調理する際などに使用されたり、餃子やハンバーグのたねに混ぜて楽しむことができます。また、精製した牛脂は食用の他にも、石鹸やろうそくの原料などにも使用されるのだそうです。軟膏の基材や、潤滑油工業用原料などにも使用されています。
ラードも牛脂と同じように、食用や工業用の油として幅広く使用されているのですが、ラードの中でも奥に背中の部分の脂を「背脂」といいます。背脂は皆さんお馴染みかと思いますが、ラーメンのスープなどにい入れて楽しまれており、背脂を使用することによってコクと旨味をプラスすることができます。また、ラードはガーリックトーストなどに使用するとおいしく楽しむことができます。
また、ラードの賞味期限は牛脂よりも長くなっており、冷蔵庫で約3ヶ月ももつのだそうです。ただ、この3ヶ月というのはあくまで目安となっていますので、変色して品質が変わったものは使用しないようにしましょう。
牛脂とラードでは値段はどちらが安い?
それでは、続いて牛脂とラードはどちらが値段が安いのかについて見ていきましょう。牛と豚というと、なんとなく牛のほうが高いのではないかというイメージがありますが、実は安いのは牛脂の方となっています。なぜ牛脂のほうが安いのかというと、牛脂は必要のない切り落としの部分が使用されており、牛脂にしなければ捨ててしまう部位だから、という理由があります。
牛脂を使ったおすすめ簡単レシピ
続いては、牛脂を使用したおすすめ簡単レシピを紹介していきましょう。牛脂をレシピに使用すれば、簡単に旨味をプラスすることができますのでぜひ活用してみてください。牛脂はお手軽に手に入る調味料でもありますので、早速チェックしてみましょう。
肉汁あふれる「ジューシーハンバーグ」
- 合いびき肉500g
- 玉ねぎ1個
- パン粉大さじ3
- 牛乳大さじ1
- たまご1個
- 塩一つまみ
- こしょう少々
- 牛脂2個ほど
- まずは、玉ねぎをみじん切りにしていきましょう。ラップをしたら、電子レンジで加熱します。加熱したら冷めるまでほおっておきます。
- 続いて、玉ねぎが冷めたら材料を全て入れていきます。牛脂は、握りつぶしながら入れていきます。
- タネが出来たら、手早く成型していきましょう。中央をくぼませたら、少しの油をひいてフライパンで焼いていきます。
- 強火で1分くらい焼き目を付けていきましょう。中火位で蒸し焼きにし、6分ほど蒸し焼きにしたら完成となります。
旨味がアップする「きんぴらごぼう」
- ごぼうひとかけ
- ニンジン5センチ
- 牛脂溶けた状態で大さじ1
- 白ごまひとかけ
- 酒大さじ1
- みりん大さじ1
- 醤油大さじ1
- 砂糖小さじ1
- まず、ゴボウを千切りにしてみずにさらしておきましょう。ゴボウの灰汁を抜きます。
- 続いて、フライパン牛脂を溶かしたら、鷹の爪を加えて先ほどのゴボウと、千切りにしたニンジンとを加えて炒めていきます。強火で炒めていきましょう。
- 全体に油が回ったら、酒、みりん、しょうゆ、砂糖を加えてひと炒めします。
- 味が全体にしみたら完成となります。白ごまを仕上げに振って楽しみましょう。
休日のお昼ごはん「すき焼き風やきそば」
- やきそば1玉
- えのき半分
- 豚肉100g
- モヤシ100g
- 砂糖大さじ1
- しょうゆ大さじ2
- 酒大さじ1
- みりん大さじ1
- 卵1つ
- まず、豚肉を炒めて焼き色が付いたら、えのき、モヤシを入れて炒めていきましょう。
- 続いて、しょうゆ、砂糖、みりん、酒を入れたら焼きそばを入れて炒めていきます。
- 炒めた焼きそばをお皿に盛って、卵を乗せたら完成となります。旨味のある焼きそばを楽しめるレシピとなります。
牛脂を上手に活用しよう!
いかがでしたでしょうか?牛脂はお肉を焼くときにも使用できますが、様々な料理レシピに簡単に使用するとが出来る調味料としても使用できます。牛脂を入れるだけで簡単に旨味を出すことが出来ますので、是非色々な料理に活用してみてください。また、ラードと牛脂の違いをチェックして、料理に美味しく活用しましょう。皆さんも、牛脂をもらった際には是非活用してみてください。