トレビスはイタリア生まれの野菜!栄養・食べ方やレシピも紹介!

皆さんはトレビスというイタリア野菜を知っていますか?おしゃれなカフェのサラダなどに入っていることがあり目にする機会も増えてきたとはいえ、我々日本人にはまだあまり馴染みのない野菜かもしれません。紫キャベツに見た目が似ているため違いがわからない、という人も多いと思います。そんなトレビスですが実はとても栄養バランスに優れた野菜なのです。今回は旬や選び方、美味しい食べ方やレシピについて詳しく紹介していきます。

トレビスはイタリア生まれの野菜!栄養・食べ方やレシピも紹介!のイメージ

目次

  1. 1トレビスは葉脈のコントラストが美しいイタリア野菜!
  2. 2トレビスの栄養について
  3. 3トレビスの選び方と保存方法
  4. 4トレビスの食べ方おすすめレシピを紹介
  5. 5トレビスの味や色味を料理にして楽しんでみよう!

トレビスは葉脈のコントラストが美しいイタリア野菜!

皆さんはトレビスというイタリア野菜を知っていますか?初めて聞いた、という人も多いかもしれません。それほど私たち日本人にはあまり馴染みのない野菜です。それでも最近はカフェやレストランのサラダに入っていることも多く、知らずに食べていることがあるかもしれません。その見た目ははパッと目を引く色鮮やかな美しい野菜です。

赤紫色に白い葉脈のコントラストが美しいイタリア野菜のトレビスですが知っていくととても魅力的な野菜であることがわかります。今回は見た目が華やかなトレビスについて詳しく紹介していきます。選び方から、美味しい食べ方、レシピを紹介、これを見ればきっとトレビスの魅力に気づくはずです。

トレビスとは?紫キャベツとの違い

トレビスと紫キャベツは一見するとそっくりで違いがわかりません。紫キャベツと違いはなく同じ仲間だと思っている人も多いのですが全く別の種類になります。その違いは紫キャベツは軸も含め玉全体が紫色ですがトレビスは葉脈が白くコントラストがはっきりしているという違いがあります。

紫キャベツも切ると白い芯や葉脈が見えますが切らなければ紫色です。紫キャベツはキャベツの仲間なのでもちろん味もキャベツです。やや硬く若干苦味がありますが基本的にはキャベツの味がします。一方トレビスはキク科でチコリと同じ仲間になります。紫キャベツが葉が硬いのに対し、葉が柔らかいという違いがあります。

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イタリア野菜であるトレビスの歴史は以外に古く記述は古来よりあります。古来は薬として利用されてきました。現在の栽培方法が定着したのは15世紀ごろといわれ、イタリア北部ヴェネト州が発祥とされています。

日本には1980年頃からイタリア野菜として輸入され始めました。日本で栽培されていた当初は苦味が強く輸入品の方が品質がいいといわれていました。それでも今現在は岡山県や鹿児島県、北海道や長野県で栽培され品質も申し分ないものが出荷されています。

トレビスの味や食感や旬の時期は?

それでは味や食感はどのようなものなのでしょうか?紫キャベツは葉が硬めですがキク科であるトレビスは赤レタスと呼ばれることもあって味、食感共にレタスに近く芯はサクサクした食感、葉先は柔らかくしっとりとしています。レタスに少し苦味があるような味で噛むと苦味の中にも甘さも感じられます。見た目の美しさに加え、この苦味がいいアクセントになりサラダなどに人気です。

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旬の時期は日本では11月から3月頃までが収穫時期となっています。旬では冬野菜ということになります。しかし旬といっても今では6月から10月にも栽培できるサイクルになっていて旬以外の時期でも収穫できるようになっています。また輸入も含めると年中流通しているので旬を気にすることなく購入できます。イタリア野菜ということで主な輸入国はイタリア、またはアメリカからも輸入されています。

トレビスは種類が豊富

見た目が華やかでおしゃれなイタリア野菜、トレビスは実は種類がとても豊富です。紫キャベツにそっくりなものから一目で違うとわかるものまで実にさまざまあります。キオッジャは丸か楕円形で紫キャベツにそっくりです。よく間違われるのがこのキオッジャです。タルティーボは丸まっておらず、葉は小松菜などのように伸びています。白い幅の広い芯が葉先まであり、紫の柔らかい部分が少なめです。

トレビーゾは葉が厚く、タルティーボと同じように芯が葉先まであります。紫の柔らかい部分も多く白菜に似ています。プレコーチェは芯が細めで紫の部分が多く形が楕円形でラグビーボールに似た形をしています。カステルフランコは白っぽい葉が特徴的な珍しい品種です。17世紀に生まれた品種で苦味が少なくレタスに味が似ています。このように同じトレビスでも品種によって色や形が違う面白い野菜です。

Thumb紫キャベツ(赤キャベツ)とキャベツの違いは?選び方と保存方法も | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

トレビスの栄養について

トレビスは少量ずつバランスよく栄養を含む

トレビスは栄養バランスがいい野菜です。100g当たりカロリーは18Kcal、炭水化物3.9gと少なくヘルシーです。特別多い栄養素はありませんが全体的にバランスよく含まれているオールマイティーな野菜です。苦味の元であるエスクレチン、ラクチュシン、ラクチュコピクリンという聞きなれない名前の栄養素は肝臓での消化機能を高めてくれます。

同時に胆嚢を正常に機能させてくれ、血圧や血糖値を下げてくれるともいわれています。他にもアミノ酸やビタミン、カロテン、カルシウムがバランスよく含まれています。特に多く含まれる栄養素が次に紹介するカリウムとポリフェノールの一種、アントシアニンです。

余分な塩分を排出するカリウムが多い

カリウムは人間にとってなくてはならない栄養素です。カリウムは細胞内の浸透圧や酸アルカリ平衝を保ってくれます。ナトリウムを排出してくれ、ナトリウムの取りすぎによる血圧上昇に効果があるといわれています。その他、心臓や筋肉の働きを調整するという大事な役割があります。

ポリフェノールの一種アントシアニンにも注目

また紫色の色素に含まれているポリフェノールの一種、アントシアニンも多く含まれている栄養素です。アントシアニンは赤ワインやブルーベリーなどにも多く含まれ目のサプリメントとしてもおなじみです。目の疲れやピント調節機能に効果的といわれています。また抗酸化作用が高い栄養素としても知られ、老化を防止するアンチエイジングの強い味方です。

トレビスの選び方と保存方法

詳しい特徴や栄養素を紹介してきましたが次は美味しいトレビスの選び方を紹介します。合わせて保存方法も詳しくみていきましょう。

美味しいトレビスの選び方

それでは美味しいトレビスの選び方をみていきましょう。葉先が乾燥して少しかさついたようになっているものは鮮度が落ちています。また丸い品種は葉がしっかり巻いていて綺麗な球体になったものがおすすめです。選び方としては、手に持った時しっかり重みを感じて葉先がみずみずしいものを選びましょう。

トレビスの保存方法や保存期間は?

保存方法はラップで包んで冷蔵庫(野菜室)へ入れましょう。トレビスはとても繊細ですぐ乾燥してしなびてしまいます。ぴったりとラップで包んで保存すれば1週間ほど持ちます。湿った新聞紙で包んで保存する方法もあります。カットして保存したものは2〜3日持ちます。

トレビスの食べ方おすすめレシピを紹介

加熱すると苦味が増すので子供には不向き

トレビスの食べ方はサラダしか知らない、という方も多いと思います。そもそもどんな味がするのかわからない、という方もいるでしょう。トレビスは生で食べても火を通しても美味しく食べられます。苦味が料理のアクセントになり美味しいのですが子供には不向きです。加熱すると更に苦味が増すので子供にはおすすめできない食べ方です。

サラダなどの生での食べ方がおすすめ

食べ方としてはやはりサラダなど生で食べるのがおすすめです。緑に紫のコントラストが美しくテーブルが華やかになるでしょう。今回は加熱せず生で美味しいレシピとほろ苦さを楽しめる加熱調理するレシピを紹介します。

イタリア野菜を使ったシンプルレシピ「シーザーサラダ」

定番のシーザーサラダが更にワンランクアップする、色鮮やかなサラダのレシピです。材料は二人分です。

  • レタス3枚
  • プリーツレタス3枚
  • トレビス3枚
  • ゆで卵一個
  • ベーコン40g
  • オリーブオイル大さじ1
  • クルトンお好みの量
  • カッテージチーズ40g

  1. 野菜はよく洗い、水気を切ったら食べやすい大きさにちぎります。
  2. ゆで卵はくし切りにし、ベーコンは細切りにしてからオリーブオイルで炒めます。
  3. 野菜を盛り付け、卵、ベーコンを上に乗せたらカッテージチーズとクルトンを乗せます。
  4. シーザードレッシングをかけて出来上がりです。

イタリアでも人気のレシピ「トレビスのリゾット」

  • トレビス一個
  • 玉ねぎ1/2個
  • ベーコン2枚
  • 米3/4カップ
  • 白ワイン大さじ2
  • チキンスープ(固形キューブ2個をお湯で溶かしたもの)4カップ
  • 粉チーズ大さじ1
  • オリーブオイル、バター、塩胡椒各適量

  1. トレビスは切って芯を除き、横1センチ幅にざく切りします。
  2. 玉ねぎはみじん切り、ベーコンは1センチ幅に切ります。
  3. 鍋にオリーブオイル大さじ1と玉ねぎを入れ、1、2分炒めたら米も入れます。
  4. 米を炒め透き通ってきたらワインとトレビス、ベーコンを加えチキンスープを1カップ加えます。
  5. 木べらでかき混ぜながら強火で煮ます。米がスープを吸って水分がなくなり始めたらスープを継ぎ足しながら20分ほど煮ます。
  6. 煮えたらバター大さじ1と粉チーズを加え、塩胡椒で味を整えます。

材料は2人分です。紫が色鮮やかなリゾットです。焦げないよう火加減に注意しながら20分ほど煮てください。米は洗わず煮るのがポイントです。

トレビスの味や色味を料理にして楽しんでみよう!

今回はイタリア野菜のトレビスについて紹介しました。体にとてもいい冬が旬であるトレビスを使って美味しい料理を作ってみてはいかがでしょうか?

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